MHIパワーエンジニアリング(株)【三菱重工グループ】

在学中は環境エネルギー工学を専攻し、エネルギー系の研究室に所属していました。将来は再生可能エネルギーに関する仕事に就きたいと考え、いくつもの企業の会社説明会に参加。しかし、ほとんどの企業は人事の方が話すのみで、実際の仕事に携わる先輩社員から直接お話を聞く機会はありませんでした。そんな中で当社だけが詳しい仕事内容を教えてくださり、その仕事に携わる先輩方に気になることを質問できました。最も具体的に再生エネルギー（廃棄物発電）の説明をしてもらえたこと、これが私の入社動機です。また、お会いした先輩方の人あたりの良さも入社を決める後押しになりました。

環境プラント部プロジェクトグループは、廃棄物処理プラントの新設工事、延命化工事、アフターサービス業務などの総合プラントエンジニアリング業務を手掛けています。私は廃棄物プラントの中でも特にごみ焼却施設、産業廃棄物処理施設、汚泥再生処理施設、リサイクル施設に関する新設・延命化の引合、基本計画業務を担当しています。基本計画ではお客様の要望をもとにプラントの大きさや能力、薬品の使用量などの大枠を決め、それに伴う設計・計算を進めていきます。基本計画で導き出した数字が建築・電気・機械など詳細設計を担うチームに引き継がれるため、責任は重大。ものづくりのスタートラインに立つ役割を担っています。

お客様からの要求に対して自分の知識と先輩方の知識・経験を合わせて応え、お客様のお困りごとを解決できた時にやりがいを感じます。これは1～2年目に経験したことですが、古くなったプラントのリニューアル工事を依頼された際、温室効果ガス排出抑制に伴う国の補助金を得たいというご要望をいただきました。交付要件を満たすには一定のCO2削減率をクリアしなければならず、その計算を私が任されたのです。試行錯誤しながら基本設計を進め、結果的に計算通りの削減率を実現。補助金も支給され、お客様からは「CO2を削減でき、施設も費用を抑えて新しくできた」と喜んでいただき、私も大きなやりがいを感じることができました。

学生時代にエネルギー系の研究をしていたので、それに関する知識はありましたが、逆にそれ以外は社会人になってから携わるものばかりでした。廃棄物処理プラントの新設、延命化には多岐にわたる知識が必要なため、まだまだ学ぶことがあると感じています。現在も実務を通じて知識を習得するほか、様々な資格取得を目指して勉強中。今後は「公害防止管理者」「ボイラー技士」を取得し、最終的には最高難度の「技術士」の資格を取りたいと思っています。そして、将来は一人前のエンジニアになり、新入社員の皆さんのお手本にしてもらえるような技術面・人間性の両方で優れた人材になることが目標です。

就職活動では固定観念にとらわれず、自分の手で情報収集し実際に足を運び、これだ！と思う道を選び、一度きりの人生を思いっきり楽しんで欲しいです。私はあまり大学のサポートが受けられないなかでの就職活動だったので、苦労しました。九州から夜行バスで上京して説明会をハシゴする…なんてこともありましたね。しかしその結果、当社と出会うことができました。学生の皆さんに伝えたいのは、当社の働きやすさです。当社は休日も多く、残業も少ないので定時後のプライベートも充実できます。私は定時後にまつげパーマや美容室、ネイルと自分磨きの時間に充てたり、休日は趣味のアウトドアを謳歌しています。