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最終更新日:2025/5/23
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部署名電子機器事業部 技術開発部 技術管理課
現在、私はゲストエンジニアとして取引先の企業に出向しています。具体的には、ASTIで生産している車載向けコーナーセンサの設計部門に在籍しており、カーメーカー(以下OEM)からの要求仕様に基づき設計を完了させ、製品の量産化までの支援をしています。まず設計完了までの業務では、取引先(出向先の方々)と共に製品仕様検討や評価・検証を実施します。車両毎に要求事項が異なるため、車両毎に回路やパラメータの設定を検討します。また開発日程には何度か試作イベントが存在し、各イベント毎に求められる性能のものを準備しOEMへ納品します。変更内容によっては信頼性試験が必要となり、品質的に問題がないことを確認します。最終的には実車にて問題ないことを確認し、設計完了までのプロセスにおける課題を解決していきます。次に量産化までの支援では、車両開発日程は絶対に遵守しなければならないため、量産直前でトラブル発生とならないように、計画通りに生産準備を完了させることはとても重要になります。ASTIでモノづくりをする上で必要な情報は事前に製造現場と共有し、手戻りを発生させないことを意識しています。
今の仕事のやりがいは大きく2つあります。1つ目は自分の担当している製品が普段の生活の中で見かけることが出来ることです。日々仕事をする上でのモチベーションアップにも繋がりますし、運転者の安全や安心のサポートに携われていることを実感できるので、より強い責任感を持って仕事に励むことが出来ます。2つ目はTiar1とTiar2それぞれの立場で設計に携われていることです。Tiar1とはOEMと直接取引している会社を指し、Tiar2とはTiar1と直接取引している会社を指します。出向先ではTiar1の立場ですが、それと同時にTiar2であるASTIの人間でもあります。Tiar1としてはOEMに対しての責務を果たす上で、時にはTiar2であるASTIにとって厳しい要求をすることもあります。ただASTIにとって不利益やマイナスになり得ることに対して目を瞑ることは出来ないので、そうした場合にはそれぞれの意見を汲み取り、お互いにとっての最善策を見出せるように心掛けています。
私は生まれてから大学までずっと県内の西部地方で過ごしてきました。大学では電気電子工学を専攻していたので、当初は漠然と電気系の地元の企業を志望していました。就職活動をする中でASTIを知り、車載関連から民生産業関連まで幅広い分野の製品を手掛けていて、尚且つ、地元のみならず全国各地の取引先と仕事をしていることを知り、色々な製品、多くの人に携わることができるASTIで仕事がしたいと思い、この会社に決めました。入社以降、民生製品の設計にも携わり、現在では出向として車載製品の設計に携わることが出来ているので、入社前に自分が希望していたことが実現しているため非常に充実しています。
自動車業界では「100年に1度の変革期」と言われているように、車載部品の世界も大きく変わっていくと思います。中でもASTIとして役に立つ分野としては「電動化」が挙げられるはずです。今後その分野に対してASTIとしてどうアプローチしていくかという課題はありますが、ただ、そういったテーマに参画するためには自分自身の知識や技術力を向上させる必要がありますので、設計者のエキスパートを目指し色々なことに積極的に取り組んでいきたいと思います。