最終更新日:2025/4/23

コニカミノルタジャパン(株)

  • 正社員

業種

  • 商社(精密機器)
  • 情報処理
  • 専門コンサルティング
  • 商社(文具・事務用品・日用品)
  • 商社(電子・電気機器・OA機器)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

新しい価値を提供できる仕事。社会に貢献できるから、やりがいも大きい

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自分自身の成長が、お客さまのためになる。

R.Tさん(写真左)
ヘルスケアカンパニー 営業本部 首都圏支社 東京西営業所
2019年入社

K.Sさん(写真右)
センシング事業部 営業部 東日本営業グループ 東京営業所
2019年キャリア入社

コニカミノルタグループの専門商社として、多彩な商材を扱う同社。ヘルスケアとセンシングという全く異なる分野での営業業務に取り組む2人の先輩に、それぞれの仕事の醍醐味などを語っていただいた。

先輩社員が語る、当社の魅力・好きなところ

「当社の営業には魅力的な人がそろっています。良い意味で助け合いながら仕事できる環境ですから、先輩を頼りながら自分を高めていけると思いますよ」(R.Tさん)
「社員の皆さんが親切で面倒見の良いところが魅力で、非常に良い会社だと感じています。オフィスが綺麗なところも気に入っていますね」(K.Sさん)
R.TさんとK.Sさんは異なる事業部に所属するが、異口同音に語ってくれたのは社内の人の良さ。助け合いながら働いていく企業文化が確かに根付いていることが伝わってきた。

医療に貢献したいという想いを叶えられる仕事(R.Tさん)

学生時代に医療経営を専攻していた私は、将来は製薬会社や医療機器メーカーで働いて、医療を支える役割を担いたいと考えていました。当社については大学OBの社員から「魅力ある人がそろっている」と聞いて興味を覚えました。実際、選考に進んでから社員たちが自信をもって自社製品について熱弁している姿を見て、輝いて見えたことが入社を決める後押しとなりました。

以来、ヘルスケアカンパニーの営業として、自社製品の提案に携わってきました。大きく分けると、撮影されたX線画像を処理して蓄積するDR製品と、超音波診断装置の2種類を提案しています。営業はエリアごとに担当を持っており、小さなクリニックから大型病院まで多彩なお客さまに提案を重ねてきました。

いずれも専門性が高い商品ですから、新人時代は自分がわかっていないことさえわからないような状態が続き、医師の意図を汲めず、提案がスムーズに進まないケースが何度もありました。そんな中でも頼りになったのが先輩の存在。何でも気軽に聞ける先輩に支えられたおかげでなんとかステップアップすることができました。

2年目になるとノルマも持つようになりました。ただ、高額商品だけに簡単に販売できるわけではないので、1年間は地道に“種まき”する時間に充てました。更新が必要となるお客さまから順に訪問し、要望があった場合はすぐに連絡をするといった地道な取り組みで信頼を重ねていくと、翌年から種が花となって咲くようになり、ノルマ以上の売り上げを達成できるようになっていきました。

特に自信を持ったのは「X線動態画像システム」というコニカミノルタ独自製品に関して、初めて公的病院に導入を決めた経験です。X線で撮影した画像をもとに動画を作るシステムで、医療の可能性を広げると期待が寄せられているものの、従来は大学病院での採用が主体でした。その枠を飛び出して販売できたことで、医療そのものに貢献できたとの実感が得られました。

私たちの商談相手は医師や放射線技師ですが、その先にいる患者さんに貢献して、医療を支えていきたいとの想いは常に抱いています。大学時代、文系ながらも医療を専攻した時点で、何らかの形で人の健康に寄与したいと考えてきただけに、その想いが叶えられている今、まさに充実感でいっぱいです。

色や光の“ものさし”を提供し、モノづくりを支える(K.Sさん)

前職では工場用機械の営業でしたが、もう少し広い視点から世の中に貢献したいと考えたところ、当社が“センシング”事業で人材を募集していることを知りました。センシング事業部はいわゆる計測器を扱う事業部であり、色や光を測定することで身近なモノづくりの現場を支えられる点に惹かれていきました。実際、自動車、PCやスマートフォンなどの家電、家具、アパレル、食品、人の肌など、あらゆる場所に当社の計測器が用いられており、貢献できる領域の広さに感銘を受けて入社を決めました。

センシング事業部では大きく2種類の計測器を扱っています。一つは物体の色を測る装置。例えば、「青いプラスチックを作ってほしい」という要望を受けたとして、その青が具体的にどんな青なのか、言葉だけで正確に伝える“ものさし”は残念ながら存在しません。しかし、当社の計測器は色を数字として明示化することができるので、モノづくりする際の“ものさし”として有効活用されています。もう一つは光を測る機械で、照明やパソコンなどの画面の明るさや色合いを測定するために活用されています。

営業職はエリアごとに担当を持っており、私は主に神奈川県西部と山梨や長野のお客さまを任されています。文系出身の私にとって、センシング機器は全く未知の世界で、入社当初は学びの部分で苦労しました。ですが、ベテランの先輩が丁寧に教えてくれましたし、キャリア入社の私にも営業同行していただけるなど、周囲に支えられながら基礎を固められました。

私の担当エリアには、自動車や食品など多様なお客さまがいらっしゃいます。自動車で言えば、内装と外装、材質ひとつの違いで必要な測定機や機能は異なっており、だからこそ、お客さまの本質的なニーズを伺い最適な提案を重ねていく必要があります。情報を正確にいただくことが大切ですから、わからないことがあれば知ったかぶりをせずに、素直に教えていただくという姿勢が信頼につながっていくのを感じてきました。

お客さまが多岐にわたっているだけに毎回、新鮮な気持ちで提案できるのはこの仕事の面白みの一つ。身近な生活に役立っていると感じる瞬間も多々あります。コーヒー豆の色合いの検査、人肌の状態から健康を探る研究などにも当社製品がかかわっていますので、世の中に貢献できている実感を得ながら提案に臨むことができています。

中堅社員として後輩たちを引っ張る。2人の先輩のめざす未来像

■現在、東京西営業所では10数名の営業が勤務していますが、私は上から2番目の立場となり、後輩を指導する役割も担っています。新人はわからないことがわからないとはっきりと発信した方が成長しやすいもの。そうはいっても口に出しづらい気持ちもわかりますので、できる限り私から歩み寄って聞くように心がけています。昨今はテレワークの日も多く、質問しにくい部分があるのも見て取れますので、後輩が出社する日は私もオフィスに行くようにして、コミュニケーションが取れる機会作りも意識しています。

エリアの営業という立場は、多様なお客さまの声を知り、医療の最前線の状況を把握できるメリットを有しています。今後、特定製品の販売企画などを作る専門的な部署に異動するかもしれませんが、その際は現場経験を生かした提案を重ねることで、当社のシェア拡大に貢献できればと思っています。新しい情報に関しては、月1回の会議を通して支社で共有できますし、本社の技術との連携もスムーズ。現場目線の新しい取り組みを始めやすい環境にあるということも当社の良さです。魅力的な社員が多いですし、自分のやりたいことが当社とマッチしている方がいれば、ぜひ一緒に働きたいですね。
<R.Tさん>

■先日は大手化学メーカーの社内で、化成品やAIカメラなどの他部門を巻き込んだ展示会を開催しました。2~3年ほど、なかなか懐に入り込めなかったお客さまでしたが、地道な努力が功を奏して展示会開催までこぎつけられたことは大きな自信となりました。また、改めて当社の技術には横の広がりがあることを理解できましたので、今後、他事業部とコラボレーションした提案ができるように自分の視野を広げたいと思っています。

現在は所長代理という肩書も付き、4人の部下を持つ立場になりました。人材育成も私の重要な役割となった中で心がけているのは、対等な関係で接すること。部下が意見を自由に発し、その内容を尊重していくことで、お互いに成長し合えるような関係づくりを大切にしています。知識がなくても入社してから学べるので、コミュニケーションを取るのが好きな方と一緒に働きたいですね。困っている人を見捨てずに支えてきた先輩たちのように、私もしっかりと周囲を支えていきたいと思っています。
<K.Sさん>

研修制度について

入社後はコニカミノルタグループ全体の合同研修に参加していただきます。研修といっても、ロジカルシンキングを身につけるための講座を受けたり、グループに分かれて発表をしたりするなど、内容は大学のゼミのように楽しく学べるものばかり。数年前の開催時には、情報通信白書と経済産業白書を要約し、各グループが順番に発表するという課題に挑戦しました。学びを深めつつ、同期とのつながりもできる有意義な時間です。

その後は営業職とエンジニア職に分かれ、それぞれ実務に特化した内容を学びます。営業職はお客さまに提案するにあたって必要となることを学び、ロールプレイングで相手の課題を引き出す練習をします。もちろん当社が扱う商材の知識を知ることも大切なので、商材一覧が掲載された社内サイトの使い方なども説明します。

研修が終わるといよいよ部署に配属されます。配属後も1年間は先輩社員がメンターとして仕事面からメンタル面までフォローしてくれるので、困ったことがあっても、すぐに相談できる環境です。また、初めのうちは先輩社員に同行しての客先訪問になるので、しっかりと営業フローを学ぶことができます。実務を経験しながら学び成長していきたいという方は、ぜひ当社に興味を持ってみてください。

小関 梓沙さん(人事統括部 人事部 採用グループ)

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営業を支援する体制が万全で、複雑な商材には社内の専門チームがサポートしてくれる環境。商材一覧がわかる社内サイトを活用しながら、安心してお客さまへ提案が可能。

マイナビ編集部から

コニカミノルタグループの専門商社として活躍するコニカミノルタジャパンは、実に幅広い事業領域を有する。取材に応じてくれた2人の先輩は「ヘルスケア」と「センシング」を専門としているが、他にも複合機やプリンタなどの「情報機器」、Webサイト制作やオフィス空間づくりといった「マーケティングサービス」など、部署によって得意分野はガラリと異なる。「新しい価値の創造」との理念のもと、これからも同社は未知なる世界に果敢に挑むことになるだろう。

コニカミノルタグループ内で、商社という立ち位置にいる同社はあくまでも“人”が財産である。だからこそ、社員が自分らしく働ける場所作りには果敢に取り組んできた。「つなぐオフィス」のコンセプトのもと、出社とテレワークをハイブリッドに組み合わせて働ける職場環境の創出などは代表例。場所に縛られない働き方の実現を目指している。

取材に応じてくれたK.Sさんは2024年4月から1か月にわたって育児休暇を取得したという。営業職が長期間休むのは厳しいと思っていたそうだが、周囲が率先して助けてくれたおかげで、子育てに専念できた。制度だけがお題目として存在するのではなく、現実に運用できるように支えてくれる社員がそろっているのは、お互いを思いやり、尊重し合う企業文化が根付く同社らしいところだと感じた。

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オフィス空間の提案も事業の一つだけに、本社内にも機能的で洗練された空間が広がる。開放的なミーティングエリアやリラックスできるカフェラウンジも有している。
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