セントラルソフト(株)

私が現在携わっている仕事は、登記に関する手続きをインターネット上で行えるシステムの設計・構築です。始めに言っておくと私の仕事はいわゆる、プログラミング言語を使ってスクリプトを作る仕事、ではありません。私の具体的な業務は、ソフトウェアの設定を考えることです。製品設計とか呼ばれたりします。私の携わるシステムは多くのソフトウェア製品が関わっています。その一つ一つの設定に対して、必要なのか不要なのか、デフォルト値でいいのか変更しなければならないのか、システム全体の目的や運用を見据えて、考える必要があります。
設定値が決まったら、ソフトウェアのインストール手順や設定値変更手順などの手順書を作成し、実際にシステムを構築していきます。手順書に従って、サーバや端末を準備し、各ソフトウェアをインストールし、さらに必要なら設定を追加・変更します。完了したら、きちんと出来ているかテストを行ないます。
このような私の仕事分野は業界的にはIT基盤と呼ばれます。目立たないけれどシステムの根幹となる仕事です。なにぶん考えることばかりで大変ですが、私は縁の下の力持ちタイプなので、結構楽しみながら仕事しています。

この会社では、あまり年齢の壁が感じられません。例えばリモート呑み会でも若手から年配まで多くの社員が集まり、各部署の業務のことや最近はまっていることなどについて楽しくおしゃべりしています。ノリがいい人が多いです。
というのも、この会社では新入社員を先輩社員が支援する制度が多くあり、会社に慣れていなくても気軽に相談できるような雰囲気があるからです。社員旅行をはじめとした会社のイベントが多く、年次を越えて交流する機会が多いことも魅力の一つです。

この会社に決めた理由は、私がシステムエンジニアとして成長が出来そうだと感じられたからです。私はこれまで情報分野の勉強を一切やってこなかったですが、面接の際に、情報系の知識は全くないです、と正直に答えたところ、やる気さえあれば後はこちらで育て上げます、と返答をもらい、この会社に入社を決めました。
実際、この会社の新人研修はとても分かりやすく、知識が身に付くものでした。新型ウィルスの影響でPCを支給されてのオンライン研修となりましたが、３か月間みっちりと教えていただきました。もちろん、その時の知識は現場に配属されてからすぐに役立つものばかりでした。
新人研修のほかに、この会社では通信教育にも力を入れており、WordやExcelの使い方からマネジメントの研修まで、興味があることを幅広く学ぶことができます。通信教育は無料というわけにいきませんが、優秀修了すれば会社が金額を大部分負担してくれます。
このように、全く情報に関わらなかった学生がシステムエンジニアとして大きく成長できる土壌があることが、この会社に決めた大きな理由です。

私はインドア派寄りですがたまに無性に出かけたくなることがあり、そんなときには自転車で遠出して、日帰りの旅をしています。もちろん自転車はただのシティサイクルなので手とお尻が結構痛くなりますが、自分の知らない風景や興味のある場所をぶらりぶらりと寄り道しながら行けるのがとても好きです。自転車だと、駐車場も必要ないし、急な旅程変更にも対応できるのが強みです。
座ってばかりの仕事なので、身体を動かしてストレス発散に努めています。

まずはシステムエンジニアってどんな仕事を手掛けるのか研究をしましょう。PCを使って仕事をしている人たちみんながみんな、プログラミング言語を扱っているというわけではありません。私のように、システムを構築する人もいれば、稼働中のシステムで発生したエラーの対処をする人もいます。それによって、仕事内容や業務形態も全く違うものになるでしょう。なのでまずは、自分がどのように働いていきたいのかを想像してみてください。そこから、どんな業務をしてみたいか考えてみましょう。そして興味がある技術も大事です。Javaをはじめとするプログラミング言語、サーバに搭載されるOS、ネットワーク関連の機器、最近ではクラウドについての知識を持っている人も重宝されます。これらがある程度固まっていれば、会社選びや面接での自己アピールもかなりやりやすくなるはずです。