JFEスチール(株)西日本製鉄所【保全職・生産技術職】

製鉄所は各工場でオペレーター、制御部、設備部の人たちが協力して鉄を作っています。制御部は操業に不可欠なさまざまな装置の新設、更新、保守、メンテナンス、故障対応などを行う部署です。私の担当グループでは、パソコンを用いて電気設備（PLC）や計測設備（計測器）と情報のやり取りを行っています。人間で言うところの頭脳の役割を担当しており、操業をする上では欠かせない重要な役割です。業務ではハード・ソフト保全業務を行っており、機器の定期交換やトラブル対応、プログラム改造による業務改善を実施しています。プログラム改造では一歩間違えると製造停止や品質異常に繋がるので見直しを何回もすることを徹底しています。

大学ではC言語などのプログラミング技術や電気・電子回路についてハードウェアに関する技術を身に付けていました。せっかくなら大学で学んだことを活かしたいと思い、職場を探していたところ、担当だった先生にＪＦＥスチールを勧められ、会社のインターンシップへ参加させてもらいました。インターンシップでは、学校で習ったことをフル活用できる職場であり、職場方針が「プログラム改造により工場の収益に貢献する」ということだったので、自分にぴったりの職場だと感じました。また、大手企業なので、福利厚生も充実していて、ここでなら自分の力が発揮できると思い入社しました。

私が学生時代に力を入れたことはハードウェアについての学習（CADや基板作成等）です。ものづくりが得意だったこともあり、日々の勉強や練習の積み重ねで2級電子機器組立て技能士を大学3年の時に取得しました。またプログラミングに関しても学習していたので、卒業の成果物として、装置を制御・情報を取得した際に表示できるようWEBアプリケーションをグループで制作することで、ハードウェアだけでなくソフトに関しての知識向上にも努めました。最後に学校生活以外では、ホッケーの社会人チームに所属し少し歳の離れた先輩方と行動していくことでコミュニケーション能力向上に繋がったと思います。

部活動は卓球部、スキー部、バレーボール部、バドミントン部等他にも多くあるようです。私はサークルの活動は特にしていませんが他部署の月３回程度主催されるレクリエーション活動に時間が合えば参加しています。活動内容は、体育館内のスポーツなのでバレーやソフトバレー、バドミントンなどです。また福利厚生ですが、実家から会社まで20km離れている場合は比較的費用が掛からず社員寮に住むことが可能となっています。社員寮には食堂があり、定食が安く食べれることができます。独身の家賃補助は出ませんが結婚した際はかなり会社が負担してくれるのもかなり強みかと思います。

私の学校は、就職活動に力を入れている学校ということもあり、倉敷地区・福山地区どちらかに二週間仮配属するインターンシップ制度がありました。書面のみでしか見たことのない仕事風景や想像しかしたことない状況からその二週間では職場の雰囲気・環境を実際に見ることができました。深くとまでは言えませんがどのような業務を通常行っているのか、工場の見学、また二週間社員寮にて住み込み生活だったのでこの会社・職場に配属されることでこのような感じのことをするという想像ができるようになりました。インターンシップへの参加は就活を通して一番自分のためになったことかと思います。