最終更新日:2025/4/28

(株)スクイズ

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基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

チームで創り上げるクリエイティブなテレビの現場は、想像以上に楽しい!

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それぞれの夢を持って業界に飛び込んだ、若手ADたちの日々を紹介

キー局のバラエティを中心に、数々の人気番組の制作を手掛けるスクイズ。ADとして日々どのような環境でどのような仕事に携わり、どのような未来を描いているのか、入社1~2年目の社員たちにお話を伺いました!

【写真右】岩瀬 照さん(2023年中途入社)
アシスタントディレクター(AD)

【写真左】 木下 富貴さん(2024年入社/体育学部卒)
アシスタントディレクター(AD)

スクイズの好きなところは?

「今年から動画チャンネルの制作に関われており、幅広いチャンスがある会社です。プロデューサーでもある社長は顔が広く、芸能人の方からの相談も多いんですよ!」岩瀬さん
「おもしろくて面倒見の良い先輩が多いところです。番組制作に情熱を持っている人も多く、元気に楽しく仕事をしていこう!というポジティブなムードの会社です」木下さん
「上の立場の人に、言いたいことを言いやすい雰囲気も当社の魅力」と二人。入りたい番組の希望にも耳を傾けてくれ、仕事を通じて自分の可能性を探っていける環境だそうだ。

できることが広がるほど毎日が楽しくなる。ディレクターを目指して成長中!/岩瀬さん

映画や舞台を観るのが好きだったこともあり、コンテンツ制作に携わりたい思いを持って当社に入社をしました。

入社後はずっとレギュラー枠のバラエティ番組にADとして参加しています。長尺のゴールデン帯の番組ということもあり、制作は5つの制作会社で分担しながら進めています。自分たちの班が担当する回の放送予定日の約3ヶ月前には番組の企画が決定し、情報のリサーチをスタート。具体的な構成や内容を詰めていきながら、取材交渉やアポイント取り、許諾申請、収録で必要な備品の調達などにも同時並行で取り組みます。そして放送日の1~2ヶ月前には街頭ロケや収録をスタートし、撮れた素材の編集作業を行って放送日を迎える、というのが大まかな流れです。

全体の流れを把握してからは、優先順位を考えて効率的に動けるようになった実感があります。「ディレクターの意図を汲み取り、それをいかに効率良く形にできるか」を日々追求していますが、そこにとどまらず、視野広く全体を見て気づいたことや意見を積極的に発信することも心がけていますね。

収録現場の準備や、当日のオペレーションを考えるのもADの役割です。限られた時間で準備をし、大勢の人を巻き込みながら撮影を成功に導いていく過程は「イベント会社の仕事をしているみたいだな」と感じることも。難しい条件下で成功させられたときには、手応えも大きいです。

放送前のラスト1ヶ月は追い込みで慌ただしくなることもありますが、精神的に辛いと思ったことは一度もありません。私はモノづくりの過程そのものが楽しいと感じるタイプで、編集のアイデアを巡らせながら撮影をしたり、良い素材が撮れたりしたときに一番ワクワクします。最近は撮影した素材と編集のつながりが見えてきて、入社時よりさらに楽しさが増していますね。

担当番組とは別に、今春からはタレントさんのYouTubeチャンネルの制作にも参加しています。ロケからラフの編集まで幅広く担当しており、毎週20分程度のものをアップしているので毎日何かしらの編集作業をしている状況です。ラフで編集したものをディレクターに直してもらって公開するのですが、修正箇所を間近で見させてもらうことが、良い勉強になっていますね。編集ソフトを扱うスキルも、この1年でかなり高められているように思います。

多くの視聴者に届けられる、テレビ番組制作ならではのやりがいを実感!/木下さん

長らくスポーツをやってきたので、大学では体育教師を目指して教職課程を取っていました。ただ、いざ就職活動の時期になり、「せっかくなら若いうちに興味のある世界に飛び込んでみたい」と思い、テレビ業界に注目。特に好きだったバラエティ番組を手掛ける制作会社を探すなかで、見つけたのが当社です。「女性の社長でかっこいいな、アットホームな雰囲気もいいな」と魅力を感じて入社を決めました。

入社後の約3ヶ月間は当社内で準備をしました。取材依頼メールや企画書の書き方など、ひと通りの実務を研修で学んでから、先輩たちの担当番組を見学。エキストラなどの軽いお手伝いをしながら、「ADは現場でどう動いているか」という目線で、制作現場の様子を見せていただきました。

そして7月から正式にゴールデン帯のレギュラー番組に入り、班の一員として動くように。最初は業界用語がわからず、周りのスタッフの皆さんとスムーズに意思疎通ができない場面もありましたが、この3ヶ月でだいぶ理解が深まり、現場の雰囲気にも慣れてきました。

担当回の放送日の約3ヶ月前から班の全員で準備に取り組んでいますが、細かい企画の担当者はローテーションで役割分担をしています。先日は、初めて担当企画を持たせてもらえることに。具体的には「100家族300人前後の一般の方を集めて、食品の試食会を開く」という企画で、分刻みでスケジュールを組みつつ、企業の対応にも動きました。

他番組のADにも手伝ってもらい、大規模なイベント運営に近い大変さがありましたが、トラブルなく2日間の収録を完走できたときには、達成感がとても大きかったです。「全体にうまく指示を出せるだろうか」とドキドキしっぱなしでしたが、学生時代、ソフトボール部で中心となる役割を担っていた経験も多少は役立ったように思います。

また、放送後にはSNSで反響を確認し、「視聴者の方々はちゃんと見て、楽しんでいてくれるのだな」という手応えも得られました。家族や友人たちから「エンドロールで名前を見たよ!」と連絡をもらえたことも嬉しかったです。自分たちが数ヶ月間かけて作り上げたものを、こんなにも多くの視聴者に見てもらえるのだなと、番組制作の仕事のやりがいを実感しました。

二人のそれぞれの目標/職場風土について

【岩瀬さん】
YouTube動画の編集に携わるようになり「早くディレクターになりたい」という意欲が強くなっています。この業界でチャンスを掴むのに、決まったルートはありません。新企画の立ち上げ、番組の改編時期、スタッフが異動するタイミングなどで声をかけてもらえることもあるらしく、チャンスに備えて普段から演出のアイデアをできるだけ溜めています。

先日もテレビ局の新番組募集に企画書を提出しました。結果はダメだったのですが、年齢や業界歴関係なくチャンスをいただける環境なので、どんどん挑戦したいです。

YouTube動画はサムネイルの影響も大きく、企画内容も含めてどのようなものが視聴者に受けるのか、反応を見ながら手探りで試行錯誤を続けています。自分で映像を編集してわかることは非常に多いです。もともとテレビっ子ではない分、新鮮な発想も出せていると思いますが、他の人の演出方法を知りたいと思い、番組やコンテンツを見る目が大きく変わりました。

1年半この仕事をして、テレビの影響力の強さを改めて感じています。今はオシゴトを楽しく紹介する番組を担当しており、番組を見て「この職業に就きたい」と思う人が増え、その業界全体を潤せる可能性もあるな……とやりがいが沸きますね。関わった番組の放送を自分でも見られ、日々の仕事の成果をわかりやすく実感しやすい業界だと思います。

【木下さん】
この半年で学んだのは、責任を持って動く姿勢です。たとえば100家族を集めようという企画で進んでいるときに、ADが人を集められなければ企画を成立させられなくなってしまうので、思うように進まないときも、絶対にやり遂げるぞという気持ちが必要です。先日、参加者の皆さんを集めた際には、収録に関心を持ってもらえるよう、自分から明るく積極的に話しかけていくことを心がけました。学生時代、ずっと飲食のアルバイトをしていた経験も役立ったように思います。

その一方で、「細かいところまでしっかり責任を持って確認しなければ」と感じた出来事もありました。編集時の確認作業での出来事なのですが、私が見落とせばオンエアに載ってしまっていた可能性があるのだなとヒヤリとし、以後、肝に銘じています。

今後の目標は、どんな立場であれ、面白い番組をつくれるメンバーの一人になること。現時点では、どちらかというとチーム全体をまとめていく仕事に適性や興味を感じています。

学生の方へメッセージ

【岩瀬さん】
スクイズは社長のモットーのもと、「面白いもの、良いものを一緒につくろうよ!」というマインドが浸透している会社です。仲間たちと明るく元気に、協力しあって番組づくりに向き合っており、公私を問わず、よく一緒にご飯を食べながら仲を深めています。モチベーションの置きどころは人それぞれ違いますが、目的や夢を持って飛び込むならば、どの役割を担うにしろ、これほど楽しい業界はないと思いますね。なんとなくの華やかなイメージだけで決めるのではなく、ADが日々どのような仕事をしているのか、しっかり情報収集してから決断することが、長くこの世界で活躍していくための第一歩になると思います。

【木下さん】
ADはとにかく動き回る仕事というイメージがあり、ハードワークを覚悟の上で入社しました。しかし実際は想像していたより、体力的にはかなり楽でした。収録前と放送前の数日間は慌ただしくなりますが、それ以外はメリハリのある生活ができています。時には土日に出社したり、午後に出社して夜遅くまで働いたり、といった日もありますが、もともと夜型なので、生活リズムはむしろ自分に合っていると感じます。 リサーチや編集作業でPCに向き合っている時間も結構長いのですが、PCの扱いについては先輩たちが一から優しく教えてくれるので心配は無用です。私もPCへの苦手意識があったのですが、実践を通じて徐々に使いこなせるようになってきました!

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現場で走り回っているイメージが強いADの仕事だが、情報のリサーチや取材交渉、動画編集まで、多様な仕事をマルチタスクに担う。単独で街頭インタビューに出向くことも!

マイナビ編集部から

テレビ制作会社とひと口に言っても、手がける番組の幅や得意なジャンル、社風などは、各社それぞれにカラーがある。スクイズはバラエティ番組や音楽番組に強い会社で、実績にはキー局各社の人気番組がずらりと並ぶ。視聴者を楽しませる番組作りに日々携わっていることもあってか、社内にも「楽しんで仕事をしようよ」という朗らかではつらつとしたムードがあり、若手も肩肘を張らずに発言できる社風だ。

また今回の取材では、「近年は芸能人YouTubeチャンネルの立ち上げや制作も自社主導で行っている」というトピックを伺うことができた。プロデューサーでもある顔の広い女性社長の手腕もあってのことだそうだが、普段は東京キー局の社内に常駐し、知名度の高い人気番組に携われる一方で、小規模な制作現場で動画編集のスキルも磨ける。メディアミックスの時代において、いろいろな仕事を経験でき、幅広い可能性を持てることは同社で働く魅力の一つではないかと感じた。

現場で良い働きをし、積極的に人脈作りややりたいことの発信を続けていれば、いかようにもチャンスを得られるテレビ業界。今回の取材を通じて、ADはさまざまな可能性を秘めた仕事であることを再認識させてもらった。心から楽しみ、無理なく没頭できる仕事をしたいなら、興味のある仕事に就くのが一番。バラエティが好きな人や「心から楽しいと思える仕事がしたい」という人に、一度は検討してみてほしい企業だ。

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まもなく設立20年を迎える同社。ベテランも若手もバランス良く在籍しているため、経験豊富な先輩たちに学びつつ、同世代の仲間たちとも支え合って成長できる環境だ。

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