最終更新日:2025/4/18

社会福祉法人恵和

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 福祉サービス

基本情報

本社
神奈川県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

利用者さまに寄り添い、誰もが幸せに暮らせる社会を目指す

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知的障がい者支援に携わる、3名の先輩たちの軌跡!

知的障がいがある方々とそのご家族を支える、多彩な福祉事業を展開している「社会福祉法人恵和」。幅広い活躍のフィールドが広がる同法人で活躍する先輩たちに、仕事のことやキャリアのことを伺いました。

■「恵和青年寮」副施設長
 佐野 友亮さん(写真右)
 2007年入職

■「恵和青年寮」生活支援係長
 早坂 亮さん(写真左)
 2017年入職

■「恵和めぐみ」支援員
 高橋 優花さん(写真中)
 2018年入職

先輩職員たちの横顔

グループホーム、通所施設、入所施設と、3つの施設でキャリアを積んできた佐野さん。現在は「恵和青年寮」の副施設長として、施設運営や職員のマネジメントに携わる。
経験を重ねるごとにできることの幅が広がり、大きく成長を遂げた早坂さん。「恵和青年寮」の生活支援係長を任されている今は、地域とも積極的に関わっている。
福祉の知識ゼロで入職してきた高橋さん。2つの施設で、軽度から重度までの知的障がい者の方々と向き合うことで経験を積み、スキルを磨くことができたという。

グループホームや通所施設を経て入所施設の副施設長に!目標は関わる人々を幸せにすること

入職前から「障がいを持つ方々が社会で活躍するための手助けがしたい」と漠然と感じていたのですが、そんななか“ノーマライゼーション”という言葉に出会ってこの世界に飛び込みました。“ノーマライゼーション”は「障がいの有無にかかわらず、すべての人には自分らしく幸せに暮らす権利がある」という考えです。最終的に待遇面の魅力も加わり、恵和に入職しました。

最初の配属先は、地域で暮らす知的障がい者の方々が通う「えみ」でした。ここではさまざまなレクリエーションやイベントを通して、社会参加に向けたトレーニングを実施しています。利用者さまにもっと社会参加の機会を提供したいと考え、カレンダーを製作して販売する取り組みを行ったこともあります。紙をすくところからすべて手作りという、大きなチャレンジでした。

「えみ」で3年程働いた後、グループホームの「やわらぎ」へ異動。軽度から重度までの知的障がいがある利用者さまの暮らしをサポート、主に日常生活の介助や外出時の付き添いなどを行っていました。入職当時から「利用者さまと社会の接点を増やしたい」と考えることが多かったので、情報共有による業務効率化、チーム支援の体制強化の実現に尽力してきました。少しずつですが、「お酒を飲みに行きたい」「お墓参りに行きたい」といった、お一人おひとりの希望を叶えることができています。

13年目からは「恵和青年寮」の副施設長として働いています。マネジメントをするうえでも、職員のできること、できそうなことにフォーカスし、積極的にチャレンジの機会を与え、一人ひとりの自立を応援しています。職員が新しいことにトライし、やり遂げることは私としてもうれしい事です。利用者さまを幸せにする仕事を通して、職員たちも幸せになれると実感しています。

この仕事を通して「できないことではなく、できること、できそうなことに注目する」という考えが身につき、人生が豊かになりました。究極の目標は、知的障がいがある方々が、自分らしさを大切にしながら、地域に溶け込んで暮らせる世の中にしていくことです。極論を言えば、「恵和青年寮」のような施設がいらなくなるような社会にしていきたいと考えています。非常に高い目標なので、職員たちと一体となり、一歩ずつ前に進んでいきたいと思っています。

〈佐野 友亮さん〉

5年目で生活支援係長に抜擢!施設外の方々との連携を通して、地域にも貢献

もともとは児童養護施設で保育士として働いていたのですが、発達障がいの子どもたちのケアで悩むことが多く、本格的に障がいについて学びたいと考えるようになりました。入所施設から通所施設、放課後等デイサービスまで、知的障がい分野に特化した多彩な福祉事業を展開している点に魅力を感じて、幅広い経験を通してスキルアップしていけそうだと感じ当法人に転職しました。

私が配属されたのは、「恵和青年寮」。重度の知的障がいがある利用者さまが多く、食事や入浴、排泄などのサポートを行う身体介助を経験しました。1年目はマニュアル通りに仕事をこなすだけの毎日でしたが、2年目に入って仕事に慣れてくると、利用者さまお一人ひとりの個性や好みを尊重したケアができるようになり、成長できたと感じています。

3年目には主任に昇格し「利用者さまのために自分は何ができるか」に加えて「チームで何を実現できるか」を考えることがミッションになりました。例えば、法人の事業計画を自分の言葉に置き換えて目標を立て、メンバーたちと意識を共有するようにしました。また、「やりたい」という声に合わせて、積極的に役割を与えるようにするなど、職員たちのモチベーションアップに力を注ぎました。

積極的な取り組みが評価されたのか、5年目からは「恵和青年寮」の生活支援係長を任されています。管理する範囲が広がり、7名いる主任と密にコミュニケーションを取りながら職員50名のマネジメントを担当。また、施設外の方々と連携する機会も増えてきました。ケースワーカーたちとワンチームになり、知的障がいがある方とそのご家族に寄り添って、短期入所の利用相談に乗ることもあります。施設内のことだけでなく、地域にも目を向けられるようになったことにも成長を感じています。

私の夢は、知的障がいがある方々が自分で人生を選択できる仕組みをつくることです。障がいの有無に関係なく、自分の人生の主役は自分だと思うんです。人から与えられる人生ではなく、誰もが自らの意志で人生を切り拓いていける社会をつくっていきたい。実現にはまだまだ時間がかかりそうですが、当法人の仲間たちとなら、いつか必ず実現できると信じています。

〈早坂 亮さん〉

利用者さまの自立をサポート!さまざまな個性と触れ合うことで自らも成長

私は保育学部出身で、もともとは幼稚園教諭を目指していたのですが、実習で障がい者施設を訪問したことをきっかけにこの世界に興味を持ちました。障がいのある方々と実際に触れ合っていく中で、職員と利用者さまが楽しそうにしている姿に惹かれて当法人を志望しました。手厚い教育制度が整っていたことや、休日が多かったことも決め手のひとつとなりましたね。

入職後は、知的障がいがある方々が暮らす「恵和青年寮」に配属されました。車イスの方や言葉を発することができない方など、比較的重い障がいを持つ利用者さまのサポートを行う施設で、特に食事や入浴、排泄の介助は初めての経験でした。お一人おひとりによってケアの方法も異なるのですが、1カ月間つきっきりで先輩が指導してくれたおかげで、不安が安心に変わったことを覚えています。

現在の職場である「恵和めぐみ」は、軽度の知的障がい者の方々が共同生活を送るグループホームです。男女42名が利用されており、年齢層は10~70代までとさまざまですね。「恵和青年寮」と違って、身の回りのことを自分でできる方が中心で、利用者さまの自立を支援する施設に位置付けられます。当初はどこまで手を差し伸べるべきか悩みましたが、自分でやれることはできるだけやっていただくなど、支援しすぎないことの大切さを学べたと思います。

私の役割は、利用者さまたちの自主的な行動を引き出すことです。利用者さまが主体となって旅行やBBQといったイベントを企画・運営する自治会活動があるのですが、企画を考える際に「みんなはどうしたいの?」と誘導したり、全員が自分の意見を発信できる雰囲気づくりに努めています。一番印象に残っているのは、社会経験がまったくない状態で入所された方が、自分でバスや電車に乗って外出できたこと。利用者さま同士で助け合う関係性もできていて、とてもうれしい気持ちになりました。

「恵和青年寮」と「恵和めぐみ」という異なる2施設を経験し、多くの学びを得ることができたと感じています。さまざまな個性の利用者さまと触れ合うことで、私自身が大きく成長させてもらえました。今後の目標は、さらに知的障がいへの理解を深めていくこと。そして、利用者さまたちに深く寄り添い、知的障がいがある方々の可能性を伸ばすお手伝いをしていきたいです。

〈高橋 優花さん〉

「恵和」の魅力を紹介!

当法人では生活支援員のほか、看護師や栄養士も活躍しています。各分野のプロが一体となって利用者さまの快適な暮らしをサポートする性質上、看護や栄養に関する知識を学ぶこともできるのが大きな特徴だと言えるでしょう。また、月9日休みで、夏期特別休暇と年末年始特別休暇があり、年間休日は115日。有給も取得しやすく、オンとオフのメリハリがつけやすいのも魅力です。〈佐野さん〉

私が入職を決めた理由でもあるのですが、入所施設から通所施設、放課後等デイサービスまで、知的障がい者支援に特化した多彩な福祉事業を展開している点が魅力です。幅広い経験を積むことができるので、キャリアアップにふさわしい環境です。上下の垣根がなく、夢を語り合える仲間と一緒に働けるのも当法人の魅力だと感じています。〈早坂さん〉

当法人の一番の魅力は、先輩たちのあたたかい人柄です。質問をすれば必ず手を止めてしっかり向き合ってくれますし、折に触れて『頑張ってるね』とほめてくれるような環境です。人間関係で苦労したことは一度もありません。また、産休・育休を取得して復帰し、子育てと両立しながら働いている先輩も多数います。当法人でなら、ライフステージが変化しても安心して働けます。〈高橋さん〉

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新人向けの研修のほか、2年目と3年目の若手向けの階層別研修も用意。また、外部からアドバイザーを招いた勉強会もある。スキルアップに役立つ外部派遣研修も多数。

マイナビ編集部から

横浜市保土ケ谷区を拠点に、知的障がい者支援に特化したさまざまな福祉事業を展開している「社会福祉法人恵和」。入所施設、通所施設、グループホーム、放課後等デイサービス、相談支援事業所などを運営し、70年以上にわたって知的障がいがある方々とそのご家族を支え続けてきた。

長年培った育成ノウハウがあるので、福祉や障がいの知識ゼロからでも安心してキャリアをスタートできる環境。実際、中途採用で入職した職員を含め、約半数が福祉系学部以外の出身者だという。1~3年目までは年次ごとの研修が用意されており、外部派遣研修や勉強会も開催されている。スピーディに成長していける環境なので、4年目で主任に抜擢された先輩も。そこから先も、係長や課長を目指しながら、長期的にキャリアを形成していける。

職員の主体性を尊重する風土が根づいているのも、同法人の大きな特徴だ。“やらされ感”がないからこそ、高いモチベーションで仕事に打ち込める。できないことをとがめるのではなく、できることを伸ばそうという育成スタイルも特徴。若手のうちから自分らしさを発揮し、自信を持って活躍できるだろう。

また、今回の取材を通して感じたのは、利用者さまのことを想う職員たちの強い気持ち。「自分が利用者さまの立場だったら」と考えながら行動できる方なら、知識ゼロからでも大きく成長できるはずだ。

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「恵和青年寮」では、若手職員が中心となって活躍している。コミュニケーションがスムーズで、何でも気兼ねなく話せるオープンな雰囲気だから、すぐ打ち解けられるだろう。

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