最終更新日:2025/4/4

社会福祉法人聖隷福祉事業団

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 福祉サービス
  • 医療機関
  • 幼稚園・保育園
  • サービス(その他)

基本情報

本社
神奈川県、静岡県

取材情報

福利厚生・施設を紹介したい

地域社会への貢献には、職員にとっての働きやすい環境が欠かせません。

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大規模法人だから、できることがあります。

100周年を目前に控えた聖隷福祉事業団。事業方針の中に「ディーセント・ワーク(人生と両立できる働きがいのある仕事)の推進」を掲げているように、働きやすさの向上に向け、さまざまな取り組みを実践しています。

(写真左から)
★渡辺 亮さん/人事企画部採用課/2024年入職
求人広告の営業から転職。全国転勤や休日が取れない等の心配がなく、これまでのスキルを活かし活躍がしたいと入職。
★坪井 菜美さん/人事企画部採用課/2013年入職
新卒で入職後、未経験から介護職を経験し、介護福祉士資格を取得。結婚や出産を経て、2019年から採用課へジョブチェンジ。現在は時短勤務で業務にあたっている。
★安間 聖さん/人事企画部採用課 課長補佐/2010年入職
建築業界から転職し、入職後は病院での事務職からスタート。静岡県および関東エリアで経験を積み、2年前に希望を提出し浜松に戻ってきた。

私が感じた事業団の魅力

安心して働くには待遇面の充実は不可欠です。豊富な福利厚生は大規模法人ならではの魅力ではないでしょうか(安間さん)。
出産時、医療見舞金の制度が役立ちました。事業団からの補助でほぼ自己負担がなく、とても助かりましたね(坪井さん)。
オンとオフのメリハリがつけやすい職場であり、質問や相談も遠慮なくできる環境です。その上で昇給が毎年あり、各種の手当も充実している点も魅力ですね(渡辺さん)。

個々の将来ビジョンが実現できる、多彩な制度・福利厚生が整っています。

当事業団の福利厚生が充実しているのは、職員が健康で働くからこそ、利用される皆様へのサービスを提供できると考え職員を「財産」だと考えているからこそだと思っています。職員に実施した調査の結果、数ある福利厚生の中で最も人気が高かったのは「医療見舞金」です。これは指定病院での医療費・薬代等の補助制度で、一部の自己負担部分を除き、実質無料で治療や手術などを受けることができます。

働く上では4月、7月、12月と年3回支給される「賞与」もモチベーションにつながります。
自身の思いを伝える機会としては、「自己申告制度」があり、毎年8月にアンケートを実施し、今の業務について、キャリアアップや異動の希望についてを各職員に尋ねます。現場の状況などもあり、すべてが叶うわけではありませんが、できる限り、希望を尊重してもらえる環境であることは間違いありません。私自身も希望を出し、その希望に沿った異動をした経験があります。自己申告をすることで、これまでのキャリアを振り返り、将来のキャリアを考える良い機会にもなるはずです。

もちろん、仕事における悩み等も見逃しません。上司や先輩による日々のコミュニケーションに加え、目標参画システムというものが用意されています。これは事業団目標を各事業部、施設、職場、個人の順に展開していきます。個人目標を設定する際、中間、振り返りと3回にわたり上長と面談を実施し、達成度を見ていきます。その際に相談事も含め、何でも気軽に話せる機会を設けています。

その他、近年はDX化の推進にも力を入れています。引越等の届出、年末調整などはすべて自宅からWebでできるようになっており、業務においてもペーパーレス化を進めています。2023年にはシェアードサービスセンターを立ち上げ、給与計算や社会保険等の手続きを本部で一括して行えるようにもなりました(安間さん)。

一から学び、ライフスタイルが変わっても安心して働くことができます。

みなさんへの安心材料としては、「プリセプター制度」があります。これは事務職以外の専門職の新人に教育・相談係の先輩職員が付くもので、その日の振り返り、進捗状況の確認、仕事やプライベートの相談等に乗ってくれます。部署にもよりますが、比較的年齢の近い先輩がサポートするケースが大半です。当事業団のプリセプター制度は2年目以降も継続していく点が特徴です。それにより、誰に相談していいかわからない不安が解消され、プリセプター自身もこれまでの振り返りや、後輩への指導の仕方等を学ぶ良い機会になっていると思います。

学びと言えば、介護職や看護職などの「資格取得支援制度」も好評です。特に介護職の場合は無資格で入職するケースも多く、介護福祉士実務者研修を働きながら受けることができます。聖隷の介護職員として勤務することで、受講費用が無料になり、取得後は給与もベースアップします。ちなみに給与は、年1回の「定期昇給」が基本です。ポストを上げるには人事考課シートがあり、職場からの推薦と登用試験を実施しています。介護職を例にすると一般職員から係長(施設の場合は職場長)→課長補佐→課長(施設長)といったキャリアを目指すことが出来ます。

その他、個人的には「育児短時間勤務」もお勧めです。30分単位で1時間半まで取得でき、朝の出勤を遅らせる、早めに帰るなど、各自の希望に合わせて使うことができます。私の場合は現在、9時から16時30分までの勤務をしており、本来より1時間短縮しています。また、これは一部エリアのみとなりますが、病院勤務の職員枠がある保育園や院内保育を実施している病院もあります。

私は法人の規模と職場の雰囲気に惹かれて入職しました。未経験から介護職を経験し、育休取得後に採用課へと部署異動をし、異なる職種・部署を経験できることも魅力の1つです(坪井さん)。

希望するエリアで、ワークライフバランスを充実させつつ活躍できます。

職員に人気の福利厚生としては、「JTBベネフィット」も見逃すことはできません。こちらは映画や食事、テーマパーク等がお値打ちに利用できるもので、私も映画鑑賞などによく利用しています。120日(半日休も含む)の年間休日や有給が取得しやすいことも魅力です。連休の取得も可能なので、私は妻と旅行などに出かけています。育児休暇は最長で3年間取得できます。もちろん勤務中にお子さんが急に体調を崩された時などは、みんなが「お互い様だから」と快く早退させてくれます。その他、「人間ドック」に関しては、家族も含めて費用の一部補助があり、「慶弔」についても制度が整っています。

みなさんにとっては、同期の多さも魅力となるでしょう。毎年400~500名ほどが入職するので、親しくなるのはごく一部かも知れませんが、同じエリア内で働く仲間とは結束力も生まれますし、慣れない環境での仕事において励ましあえることは心強いのではないでしょうか。

私は出身地である関西に住み、介護施設内の事務所で勤務していますが、介護スタッフの方たちと顔なじみになり、施設ごとで歓送迎会があるなど、この環境はとても気に入っています。将来的に異動はありますが、「地域・地区採用」なので、希望しない限り遠方に行くことはありません。学生時代に福祉や介護を学んでいない職員も多いですが、研修制度が整っていて、スタッフ数も多いので、フォローしてくれる人がたくさんいる点も安心材料です。

高齢者の施設だけでもさまざまな形態があり、さらには障がい者支援や、医療現場での介護など、多くの経験を積むことができますよ(渡辺さん)。

学生の方へメッセージ

「地域社会に貢献したい」「子どもの頃にケガをして、そこからリハビリに興味を持った」など、福祉や介護、医療の世界への志望動機はさまざまです。人を支える仕事だけに、大変な面もありますが、患者様や利用者様からダイレクトに感謝の言葉をいただける、その喜びは、きっとみなさんの想像以上のものがあると思っています。まずは、いろいろな職場を見てみましょう。きっと新たな発見があるはずです(安間さん)。

学生生活を満喫するとともに、アルバイトやボランティアなどで幅広い世代の方と接することが、この業界では役に立ちます。もちろん現場を見る機会があれば、それをもとに自分の考えも固まり、エントリーシート対策にもなるでしょう。当事業団なら学部学科は不問ですし、入職後の自己申告制度を利用し、様々な職場を経験できます。その点は、かなり大きな魅力だと私自身は感じています(坪井さん)。

就職活動では、あなたが何を求めているかが大切です。たくさんお金を稼ぎたい、プライベートを充実させたい、人の役に立ちたいなど、自分が一番幸せになることを考え、それを軸にしていきましょう。この業界の魅力としては、人の人生に不可欠なサポートができる点です。私も祖父母が施設に入り、ケアマネージャーや介護職の方と接したことで、この業界に関心をもち、入職の決めてのひとつとなりました(渡辺さん)。

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段階的にスキルや知識を習得していく「ラダー」を導入している。これにより今の自分の立ち位置がわかる上、施設等を変わり、次のステップに進む指標にもなる。

マイナビ編集部から

「困っている人の力になりたい」という創設者の思いからはじまった聖隷福祉事業団。100年近い歴史の中で国や地域社会から信頼を得るとともに、働きやすい環境づくり、人材を育てるノウハウの蓄積にも努めてきた。

福利厚生面に関しては、3名の話からも十分に伝わったに違いない。一方、人材育成に関しては職員のレベルに合わせ、新入職員研修、2年目研修、中堅研修、マネジャー研修、リーダー研修など階層別のものを、集合研修として実施している。いずれも職種や施設等にかかわらず集まるため、その場で横のつながりを深めることができ、その点も重視しているそうだ。他にも介護で言えば、移乗の仕方や新しい制度などについて職場ごとの勉強会で学び、各施設の取り組みを発表する法人内部の学会もあるとのこと。

時代の変遷や社会情勢に合わせ、制度や体制を見返し、変化し続けてきた同事業団。そうした環境を誰もが誇りに感じており、「家族や友人に紹介できる」と胸を張る職員も多く、実際、親子や兄弟、姉妹で働くケースも少なくないそうだ。

こうした環境の中で、ぜひ次の100年を担う人材をめざしてみると良いだろう。

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研修では講義や演習に加え、グループディスカッションも大切にしている。そこには学ぶ人自身の発見を通じた成長と、チームワーク力の習得という大きな目標がある。

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