最終更新日:2025/4/2

日揮触媒化成(株)

  • 正社員

業種

  • 化学
  • 石油
  • 環境・リサイクル
  • 化粧品
  • 半導体・電子・電気機器

基本情報

本社
神奈川県
PHOTO
  • 5年目以内
  • 化学系
  • 技術・研究系

そうだ 触媒、創ろう。

  • K・N
  • 2020年入社
  • 鳥取大学 大学院
  • 持続性社会創生科学研究科
  • 石油精製触媒研究HTC研究グループ
  • 水素化処理触媒の研究開発

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 研究をメインにする仕事
  • 高品質・高性能にこだわる仕事
  • 豊富なアイディアを活かす仕事
現在の仕事
  • 部署名石油精製触媒研究HTC研究グループ

  • 仕事内容水素化処理触媒の研究開発

入社から現在までの仕事内容を教えて下さい

 私は2020年に入社して以降、石油精製触媒研究所HTC研究グループという部署で仕事をしています。なかなかピンと来ない言葉だと思いますが、HTCとは「水素化処理触媒」を意味しています。原油からガソリンや軽油、化成品(プラスチックなど)などを製造する石油精製プロセスの主役であり、工業的に世界中で使用されています。私の主な仕事は、国内外で使用される水素化処理触媒の新規開発・設計です。研究職といっても、部内でコツコツ研究を進めることだけでなく、他部署や社外の人とも仕事します。例えば、新触媒の工業化や拡販となると、研究グループが営業部や製造部の橋渡し役となり、綿密な連携が求められます。顧客や大学との共同で開発を進める仕事、学会発表や特許出願など、仕事内容は多岐に渡ります。このように、開発業務だけでなく、幅広い仕事ができることが研究職の魅力の1つだと思っています。自分が主体で担っている開発業務に関しては、"先輩の指示通りに動く"という訳でなく、自分の考えやアイディアを主軸として開発業務を進めています。若いときから自分のアイディアをもとにやりがいのある仕事ができることが、当社の魅力の一つであると感じています。


当社に入社を決めた理由は何ですか?

 私は学生時代に触媒化学を専攻していたことから、培った経験や知識を活かして仕事がしたいことが就職活動における主軸でした。事業内容や企業規模、給与水準、福利厚生の充実さなど、全体感を持って企業研究をしていると、当社にたどり着きました。当社の会社説明会の中で、研究開発に注力していることから他社と比較して研究員の比率が高く、研究職志望の私にとって好印象でした。また、企業選びには仕事の内容や給料水準以外の側面も重要です。例えば、当社は過去に赤字経営がなく安定した会社であること、利益率が他社と比較して高い水準であるという特徴から、当社は長い目で見て安心して働ける会社だと感じました。加えて、辺境地に所在しがちな化学メーカーですが、当社北九州事業所は比較的都市部に立地しており、魅力な街であることも理由の一つです(お酒とグルメが豊富な福岡県は私にとって宝庫)。このように、広い視野で就職活動をしていく中、縁があって当社に入社を決めました。


当社の仕事のおもしろさは何ですか? また一番うれしかったことは何ですか?

 ベタですが、研究職なのでやはり自分の研究開発品が工業化され、顧客への納入に繋がることが一番やりがいを感じるポイントだと思います。通常、水素化処理触媒は数十~数百トンスケールで生産され、フレコンバッグに詰められた触媒がいくつも工場内に並びます。その景色に自分が開発に携わった製品があると、微力ながらも「世の中のためになったなぁ」と物思いにふけることがあります。これが研究職の醍醐味の1つだと思います。
工業触媒の研究開発は学生時代のようなラボスケールとは違ったおもしろさがあります。例えば、学生時代はビーカースケールである一方で、会社だと大容量の容器で調製、のようなケースが多く、スケールのギャップに入社早々驚きます。それに付随し、生産設備の制約上、調製方法や特性の制御が一筋縄で行きません。つまり、アカデミックな研究では”良い触媒"だとしても、工場で作れなければ意味がありません。このように、単なる"良い触媒"の研究だけでなく、"どのように工場で作るか"を考える仕事も重要です。これは、学生時代には経験できなかった会社での研究職独特の面白さだと感じています。


当社の雰囲気はどんな感じですか?

 「風通しがいい会社」、何度も聞いた胡散臭い言葉。私も当社に入社して数年経ちますが、いわゆる「風通しがいい」と感じています。まず、当社は大手企業ほど従業員数が多くなく、社内で面識がない人が少ないことから、部署内外問わず仕事の相談をしやすい雰囲気だと感じています。研究職という観点でお話しすると、当社は研究者各人の個性が尊重される環境で、若手・ベテラン問わず主体的な人が活躍している印象です。当社の研究グループに配属された新入社員はOJTが終了すると、徐々に重要な開発案件を担います。これまでの技術や知見を踏まえて仕事を進めるものの、以降の開発の方向性は担当者の意見やアイディアが尊重されやすいと感じています。具体的には、学生時代の専攻が当社の事業内容と乖離していても、逆にその異分野での専門性を活かして開発に繋げた人も多くいます。このように、「自分のアイディアで積極的に開発がしたい」という方は、当社はおすすめかと思います。紹介は以上となりますが、これまでのご紹介が皆さんの企業選びの一助になれば幸いです。


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