最終更新日:2024/9/6

富士薬品グループ【薬剤師職】(セイムス調剤薬局/ドラッグユタカ/アメリカンドラッグ)[グループ募集]

業種

  • 調剤薬局
  • ドラッグストア
  • 薬品
  • 医療機関

基本情報

本社
埼玉県、東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

薬剤師を経験したからこそ活躍できる、次のキャリアの面白さ

  • 薬学・医療系 専攻の先輩

PHOTO

多様なキャリアを生かして働く環境がある

調剤薬局やドラッグストアの運営、医薬品の研究開発・製造など、薬を軸に多様な事業を展開する富士薬品グループ。薬剤師の経験を生かすキャリアの選択肢も多彩です。新たなフィールドに挑む先輩に話を聞きました。

◆亀田 健さん(写真左)
(株)富士薬品
薬剤師ソリューション部 調剤マネジメント課 係長
2009年入社 薬学部卒業

◆堀口 静香さん(写真中央)
(株)富士薬品
人事総務統括部 人事部 主任
2017年入社 薬学部卒業

◆河村 美奈さん(写真右)
(株)ユタカファーマシー
人事部 人事・労務課
2020年入社 薬学部卒業

富士薬品グループの魅力

「社員の気持ちや意欲を受け止め、どんどんチャレンジさせてくれる会社です」と亀田さん。さまざまなチャンスがあり、可能性を自分からつかみにいける。
「薬の研究や製造現場に関われるチャンスがあるのが当社の魅力です。研究所や工場の採用を通して店舗に並ぶ薬に関する知識がより深まり、勉強になります」と堀口さん。
「社員が幸せでなければ、患者様を幸せにすることはできないと考えている会社。キャリアアップやライフプランに対するサポートが豊富です」と河村さん。

本部に籍を置き、薬局長の経験や現場の意見を生かして店舗の業務をバックアップ

現在は富士薬品の薬剤師ソリューション部で仕事をしていますが、このポジションに就くまでは薬剤師として現場に立っていました。私が入社したのは、2020年に富士薬品と合併したスマイルドラッグ。12年間に2つの店舗で業務を経験しました。

フレンドリーな先輩たちに育てられ、その先輩たちが確かな知識で患者様の病気や生活と丁寧に向き合う姿を目にするうちに、薬のことや疾患のことなどを学びつづける大切さを知りました。また、患者様の気持ちを受け入れ、尊重しながら、服薬や生活の指導を行う力を磨くようにも努めていました。

そんな経験を重ねて管理薬剤師としての力をつけ、薬局長の職も経験しました。調剤薬局というと静かな空間をイメージする方が多いと思いますが、私が目指したのは活気のある薬局づくり。スタッフみんなが思うことがあるなら、縮こまらずに何でも言える環境にしたかったんです。意見を聞いた上で、一緒に考えていこうという関係を理想としていました。

調剤薬局で勤務しながら、いずれは現場以外の仕事も経験してみたいと思っていたときに、勤務先が富士薬品と合併することに。そのタイミングで私は本部へ異動しました。今配属されているのは、各地のエリアマネージャーが仕事をしやすいように情報を伝える部署で、薬局運営の総合的な視点が求められます。富士薬品のさまざまな部署をつなぎ、連携できる環境をつくるのも私の仕事。行政とのやり取りなども担当しています。

仕事では、現場をまわるエリアマネージャーや薬局の業務、人の流れをイメージしながら一つひとつの指示を出すことを心掛けています。こういうとき、店舗での経験がダイレクトに生きていると感じますね。マネジメントに加え、最近では広報に関する取り組みも行っています。ドラッグストアにある調剤薬局の魅力、使い勝手のよさを地域の皆さんに知っていただけるよう、SNSなどを活用して情報を発信。少しずつ成果が出てきたと実感しています。

私たちが現場に出す指示は、店舗の薬剤師だけでなく患者様にも影響を及ぼすことになります。その責任を自覚しつつ、店舗やスタッフの課題を細部まで見通しながら、活気ある環境をつくっていくことが今の私の役割です。
【亀田さん】

学生一人ひとりに寄り添いたい。店舗で培った接客スキルを採用に生かす

入社後は富士薬品の薬剤師として調剤単独店やドラッグストア併設店、内科や小児科の門前薬局などさまざまな店舗を経験しました。今も心に残っているのは患者さまのご自宅に訪問して服薬指導や服薬支援を行う“個人在宅”の仕事。残薬整理や一包化の提案など、きめ細かいケアを経験できました。患者さまから電話で「待っているね!」と言われたときは心から嬉しかったです。また、ある店舗で調剤室に新しいシステムを導入したとき、現場が混乱したことがありました。私は別店舗で使ったことがあったので、サポートに徹しました。そのとき感じたのは、知っているかどうかは優劣ではなく、情報を持っているか否かの差だということ。フラットな立場で教えて、分からないことは教えていただく姿勢を大切にしました。そんな経験もあり、自分は管理職よりサポート役が向いていると思いました。

転機は6年目にやってきました。突然人事部の採用課へ異動の打診があったのです。採用課は説明会など人前で話すことが多い仕事。私でいいのかと不安でしたが、周囲の方のサポートや、説明会の前には課長が同席してくださり、説明会を実演してフィードバックもいただきました。「大丈夫だよ!」と背中を押していただいたお陰で学生の前でも安心してお話できました。今は業界研究やOTC講座も担当しています。振り返ると店舗時代にさまざまな世代の方に接してきたので、話すスキルも自然と身に付いていったのかもしれません。

現在は主任に昇進し、薬剤師だけでなく工場や研究所の専門職の採用にも関わっています。工場のある富山県での工場見学インターンシップや説明会も行っています。薬がどうやって作られているのか、どんな環境で開発されているのかを知ることができ、とても良い経験となっています。今大事にしているのは、学生一人ひとりに寄り添った声掛けです。学生時代の自分を思い出し、面接前に「頑張ってね」とこまめな声掛けをするようにしています。店舗時代のように相手の立場に立った丁寧なサポートを心がけています。

今年行われた入社式では、学生として出会って関係を築き、富士薬品の一員になった方もいました。この1年を振り返る意味でも感慨深かったです。本部での仕事をして、会社の考え方への理解も深まりました。将来現場に戻ったときにも「やっぱり富士薬品は良いよね」と思われる職場を作りたいと思います。
【堀口さん】

ドラッグストアだからできる患者様への幅広いアプローチ。傾聴力が欠かせません

私は学生時代の実習で、ドラッグストアの業務を経験しています。そこで病院の薬局とは異なる患者様のニーズや、OTC薬という身近な薬で人の役に立つ仕事を知りました。そこで、ドラッグストアの薬剤師に絞って就職活動を行いました。

ユタカファーマシーでは、ドラッグストアのスタッフと調剤薬局の薬剤師が連携し、助け合いながら日々の仕事をしています。また、本社見学では先輩が後輩を親身にサポートしていることがわかり、大きな魅力を感じて入社を決めました。

最初に配属されたのは、調剤薬局を併設するドラッグストアの調剤部門です。覚悟はしていましたが仕事はなかなか大変で、自分の力と知識の不足を痛感する毎日でした。そんなある日、怪我をしたお父さまを連れたご家族がいらっしゃったのです。

お父さまは病院嫌いで、ご家族のやっとの説得でドラッグストアまでは来てくださいました。私たち薬剤師は医師ではないので、怪我の診察はできません。しかしできる限りのヒアリングをして、市販薬で最適と思われるものを提案し、これで改善されなければ必ず病院に行ってくださいね、と念を押しました。コロナの感染を心配して病院に行きたがらない方が多い現在の状況で、薬局が果たす役割や責任の大きさを改めて心に刻む一件となりました。

また、薬剤師には薬の知識を伝える力だけでなく、患者様の話をよく聞く力も求められるのだと実感しました。患者様に「話を聞いてくれてありがとう」と言われることは、私にとってのモチベーション。患者様の生活に寄り添い、信頼される薬剤師でありたいと思っています。

2021年4月からは、現場を離れて人事部の業務に携わっています。人事部の社員は、仕事に不安を感じていた入社直後の私に電話をかけるなどして気づかってくれました。あのときに支えてもらったうれしさを、私も後輩たちに還元していきたいですね。学生の気持ちを理解できる身近な存在として、採用の業務に向き合っていこうと考えています。

これから学ばなければならないことがたくさんありますが、さまざまな個性や志望理由を持つ学生と真摯に接し、ユタカファーマシーで活躍できる人を見つけていきたいです。
【河村さん】

企業研究のポイント

企業研究では情報をいかに集めるかが勝負です。情報が足りず、入社後にギャップを感じてしまうと、仕事を続けていくのが辛くなってしまいます。まずは情報をどんどん集めて取捨選択をしていきましょう。そして気になる会社があれば、深く知るために会社見学やインターンシップなど対面のイベントに参加してみてください。これだと思った会社のイベントには積極的に参加し、社員とコミュニケーションをとって気になることがあればどんどん質問してください。そうしたなかで、「自分はこの会社でこういった働き方をしたい」というイメージが描けるといいと思います。コロナが5類になってから対面のイベントが増えてきています。富士薬品グループでも店舗見学やオープンカンパニーを実施していますので、興味がある方はぜひ参加して社員と話してみてください。

将来のキャリアがなかなかイメージできない方は、入社後のキャリアの選択肢が多い会社に注目していくのがいいと思います。富士薬品グループでは本部と現場のどちらのキャリアにも挑戦できる環境があります。入社後に自分のキャリアを考える研修があり、働きながら興味のあることを探して挑戦できます。自己実現できる会社と出会えるよう頑張ってください!
【堀口さん】

PHOTO
自分がやりたいことや興味があることを伝えるとしっかり汲み取ってくれる。それが富士薬品グループの魅力。自分らしいキャリアを描けるフィールドが用意されている。

マイナビ編集部から

2030年に創業100周年を迎える富士薬品。製薬会社でありながら、調剤薬局・ドラッグストア、配置薬販売、通信販売といった販売チャネルを全国に持つ富士薬品グループ。全国どこでも同じサービスや商品を同じ価格で提供できることが大きな強みとなっている。そして約90年かけて築いた約300万件の配置薬の顧客データも財産である。しかしこれまで配置薬、ドラッグストア、通信販売の顧客データは別だったという。そこで昨年DX戦略本部を立ち上げ、顧客情報の一元管理を進めているとのこと。数十年にわたる薬の使用状況やお客様の様々な情報のデータベースができればさらなる強みとなるだろう。

取材は終始和やかな雰囲気で進み、取材後には堀口さんを上司の方が労う場面も。あたたかな社風が伝わってきた。「富士薬品の社員はおおらかな人が多いとよく言われます」と上司の方は笑顔で語る。面倒見がよい先輩ばかりなので安心して働ける職場と話す堀口さん。

実は堀口さんは面接時に採用に興味があると伝えていたとのこと。当初は引っ込み思案な性格で、自分は向いていないと感じていたそうだが、人事部は堀口さんの薬局での患者様はじめ、人に向き合う姿勢を評価し、異動を打診したという。今では採用課の若手メンバーの中心人物として活躍している。堀口さんのように薬剤師からキャリアチェンジして活躍する社員も少なくない。自分らしい働き方を叶えたい方にぜひ注目してほしい会社だ。

PHOTO
医療用医薬品の自社開発の開発にも力を入れており、薬をつくる物質の化学合成から着手する。2013年には「トピロリック錠」、2020年には「ユリス錠」を世に送り出した。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

トップへ

  1. トップ
  2. 富士薬品グループ【薬剤師職】(セイムス調剤薬局/ドラッグユタカ/アメリカンドラッグ)の取材情報