最終更新日:2025/5/15

元古鉄工(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 建築設計
  • 建設
  • 金属製品
  • 鉄鋼
  • 検査・整備・メンテナンス

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

チームワーク抜群の環境だから、誰もがのびのびと仕事に打ち込めます。

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各部署で自分の長所を発揮しながら活躍する先輩たち!

鉄工事業と建設事業の2本柱で、地元のまちづくりに貢献する元古鉄工。今回はそんな同社で活躍する3名に、それぞれの仕事に対する熱い想いを聞いてきました。

(写真左から、大岡さん・小林さん・金城さん)

●大岡 成行さん
品質管理部 2006年入社
最後の砦として、鉄骨製品のクオリティを守る番人。後輩の教育にも熱心に取り組んでいる。

●金城 虎之介さん
建設部 2017年入社
施工管理職に必要なコミュニケーション力と打たれ強さを持ち、ぐんぐん成長中のホープ。

●小林 祐季さん 
設計部 2019年入社
諦めずに取り組む根気強さが長所。次世代の設計部をリードしていく期待の若手社員。

元古鉄工の魅力を教えてください!

大岡さん「工場内は最新の空調設備やLEDが設けられ、とても働きやすい環境です。また社員同士のチームワークが良く、温かい雰囲気なのも魅力ですね」
金城さん「図面の描き方や現場管理のノウハウなど、イチから丁寧に教えてもらえます。すごく面倒見のいい会社なので、新人も安心してチャレンジできますよ」
小林さん「残業が少なく、設計職は基本的に定時に帰っています。仕事帰りに友達と食事したり、趣味を楽しんだり、プライベートも充実できるのがいいですね」

【大岡さん】品質管理に妥協なし!プライドをかけて“高品質”を守り抜く。

学生時代は建築学科で、鉄筋コンクリート造・鉄骨造の構造などについて研究していました。その知識を生かしたいと思い、教授から紹介してもらった元古鉄工へ入社。転勤がなく、地元の大阪で働けるのも魅力でした。
当社には、建築用の鉄骨を製作する「鉄工事業部」と、建物の設計・施工などを手がける「建設事業部」があります。私はそのなかで「鉄工事業部」内の「品質管理部」に所属。主に工場内の検査業務、検査に付随する報告書類の作成、工程写真の撮影や整理を担当しています。検査業務としては、図面通りにできているか寸法を測ったり、超音波で溶接内部に欠陥がないかを調べたり、見た目がキレイに仕上がっているかをチェックしたりしており、「ほんの少しでも製品の不良を見逃さない」「品質の維持は当たり前、むしろ向上を目指そう」という心構えで取り組んでいます。

そもそも当社は、鉄骨製作における溶接の高い技術力が強み。鉄骨の強度や耐久性はもちろん、仕上がりの美しさにもこだわり、お客様から「元古鉄工の鉄骨はクオリティが高い」と評価を受けています。また鉄骨加工工場には国土交通大臣認定のグレード制度があり、当社はHグレードを取得。こうした高度な生産環境で製品のクオリティを守るために、日々検査を徹底しているんです。品質管理部は「製品を出荷する前の最後の砦」だけにプレッシャーもありますが、その分やりがいも大きいですね。

今後は、当社ならではの技術を若い世代へ引き継いでいくのが目標。今ちょうど世代交代の時期に入り、若手がどんどん活躍し始めて活気があります。そこで定期的にボトムアップのための勉強会なども開催。品質管理の仕事は経験値も大事なので、自分の経験と知識をバトンにつなげていけたらと思っています。

【金城さん】こまめなコミュニケーションが、施工管理を円滑に進めるカギ!

私は「建設事業部」に所属し、施工管理の仕事を担当しています。施工管理とは簡単に言うと、建物を造る工事がスムーズに進むよう管理すること。当社では「鉄工事業部」が製作した鉄骨を用いて、工場や倉庫、商業施設、病院、オフィスビルなどの新築・改修工事を行っています。その工事現場で、工程管理・品質管理・原価管理・安全管理を担うのが施工管理の役割です。工事を発注されたお客様と、現場で手を動かす職人さんの間に立つ“調整役”でもありますね。

今までのプロジェクトで特に印象に残っているのは、1年目の終わりに担当した駐車場のカーポート設置工事。それまでは上司と一緒の現場で学びながら仕事をしていましたが、この時初めて一人で管理しました。小さなプロジェクトにも関わらず、最初は何がわからないかもわからない状態。カーポートの柱の位置をマーキングする際には、図面と合っているかどうか心配すぎて、朝から晩まで何度もチェックしたのが忘れられません。現場の職人さんに教えてもらったり、上司に電話で聞いたりしながら、何とか完成にこぎつけた時は心底ホッとしました。大変でしたが、一人で担当することで責任感が生まれ、自信にもつながったと思います。

この時の経験もふまえ、私は「ほう(報告)・れん(連絡)・そう(相談)」を一番大事にしています。特に施工管理の仕事はお客様とも職人さんとも接するので、こまめなコミュニケーションが必要。時にはベテランの職人さんから注意を受けることもありますが、そんな時は現場から少し離れてコーヒーでも飲んで反省し、また元気よく現場に戻る。落ち込んでも引きずらず、すぐに気持ちを切り替えられるのが私の強みかもしれません(笑)。
今後は建築施工管理技士1級・2級の資格を取得し、より大きなプロジェクトを任されるようになるのが目標です。合格したら資格手当もつくので、モチベーション高く勉強できますね。

【小林さん】膨大なチェック項目をクリアし、完成した時の感動はひとしお!

建築学科で設計を学んだ私は、設計職を希望していました。ただ「設計」と一括りで言っても、注文住宅などの住まいを設計するのか、マンションやビルなど大きな建物を設計するのかで仕事内容は変わってきます。私の場合は、オシャレなデザインのものより、機能性を重視した実用的なものを造りたいと思っていました。そこで、工場や倉庫などの建物を造っている当社を知り、自分に向いているなと感じたのが入社の決め手になったんです。

現在は「建設事業部」の設計部で、主に工場や倉庫などの新築・改修の図面作成、お客様との打ち合わせ、各種申請手続きなどを行っています。大学でも設計は学んでいましたが、仕事として設計を行うと、想像以上に大変。パソコン上では良い図面が描けても、実際にはその土地や気候に合った建物を設計しないといけないため、思ったように自由にはできません。
特に1年目から2年目にかけて携わった「工場兼オフィス」のプロジェクトでは、設計の難しさを痛感。外観のイメージ図を担当させてもらったのですが、「こんなところまで考えないといけないの?!」の連続で、それを難なく手がける先輩たちのスゴさを改めて実感しました。

今、私が心がけているのは、ひとつのプロジェクトに対して要所ごとに整理すること。設計図を描く際に気をつけないといけないことは膨大にあるので、一つひとつクリアしつつ、どこかでしっかり見直すようにしています。根気のいる仕事ですが、飽きずに続けることができるのは私の長所かなと思いますね。そして困難を乗り越えた後には、自分の計画したものが実際にカタチになって建つというやりがいを味わえます。最初に関わった「工場兼オフィス」のプロジェクトでは、イメージ図通りに完成したのを見て感動しました。

学生の方へメッセージ

設計職やものづくりの仕事を志望しているなら、まずは「何を造っているのか」をしっかりチェックしましょう。私が企業研究していた時に「設計」で検索すると、家などの建物だけでなく、船を造っている会社も出てきました。家と船では、同じ設計でも全く違いますよね。
また、長く働き続けることを想定するのであれば、会社の雰囲気はとても大事。就職サイトやホームページを見ていいなと思った企業へインターンシップに参加してみると、「あれ、思っていた感じと違う」なんてこともありました。なので、できるだけインターンシップを活用し、実際の様子を体感してみるのはオススメです。
学生時代は企業のネームバリューや規模に惹かれることもあるかもしれませんが、大事なのは自分がそこで心地よく働けるかどうか。当社はわからないことがあれば気さくに相談できる雰囲気で、仕事で挫折しそうな時などいつも助けられています。そういった観点で企業の業界研究をしてみると、より企業理解が深まるかもしれません。当社でもインターンシップを予定していますので、ぜひ社風を確かめてほしいと思います。
(小林 祐季さん)

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社内は和やかな雰囲気で、新人の教育にも力を入れています。社員旅行やボーリング大会などのリクリエーションも充実しています。

マイナビ編集部から

1966年(昭和41年)の創業以来、55年以上にわたって大阪府門真市の地元に根付いている元古鉄工株式会社。当初は鉄骨加工・組立を請け負う会社だったが、自社の鉄骨を用いた建物の設計・施工も手がけるようになり、現在では「鉄骨加工」と「総合建築業」の2本柱を展開する会社へと成長してきた。

鉄骨加工を担う「鉄工事業部」は、工場や倉庫に用いられる高品質な鉄骨材料を多く製作。品質の高さと生産環境が評価され、国土交通大臣認定工場Hグレードも取得している。一方の「建設事業部」では、工場や倉庫の建築工事に加え、商業施設、病院、オフィスビルといった幅広い建物に携わり、設計から施工まで必要な作業をトータルに行えるのが強みだ。

そんな同社を取材して感じたのは、社員一人ひとりが心地良く働けるあたたかい雰囲気。世代交代のタイミングとあって若手社員も増えており、和気あいあいと活気あふれる職場環境が印象的だった。鉄工や建設というとカタいイメージを持つ人もいるかもしれないが、同社に出会ったらきっといい意味でイメージが覆されるのではないだろうか。各部署で開催されるインターンシップに参加し、リアルな仕事体験とともに職場の空気感もぜひ体感してみてほしい。

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工場では最新の空調設備やLEDを設置。図面のペーパーレス化にも取り組み、現場ではタブレット端末ですべての図面を確認できるようになっています。
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