最終更新日:2025/3/27

東京レコードマネジメント(株)【東京電力グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 専門コンサルティング
  • 情報処理
  • シンクタンク・マーケティング・調査
  • インターネット関連
  • 人材派遣・人材紹介

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

業務内容は多種多様。知識と経験を積み重ね「情報資産管理のプロフェッショナル」へ

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中堅・若手社員3名の挑戦と成長の軌跡

東京・福島・新潟の拠点で活躍中の中堅・若手社員3名に、入社理由や仕事内容、やりがい、今後の目標などについて伺いました。

【写真中央】東京事業本部 RM事業部 RM第三グループ 大向 慧さん(2020年入社)
【写真左】福島支社 福島第一原子力グループ 橋爪 友輔さん(2016年入社)
【写真右】新潟支社 図書改訂支援グループ 山本 龍さん(2020年入社)

社員の休日

「休日は資格取得のための勉強をしたり、サブスクでアニメや映画を見たりして過ごしています。最近は運動不足解消のためにジョギングもしています」(大向さん)
「休日は家電量販店や家具屋でウィンドウショッピングをしていることが多いです。年に数回、家族と一緒に温泉旅行に出掛けています」(橋爪さん)
「小学生の頃から大学卒業まで水球をしていたこともあり、休日はプールで泳いでいることが多いです。有給休暇を利用して東京に遊びに行くこともあります」(山本さん)

【東京】電力会社向けデータベースのヘルプデスク業務へ。IT系業務のスペシャリストを目指す(大向さん)

学生時代は総合文化研究科で、社会学やまちづくりの勉強に取り組む傍ら、図書館司書の資格を取得。「文書管理」をキーワードにして会社選びを進めていく中で、当社の存在を知りました。DXの進展とともに、紙文書からデジタルへの移行が進むと、文書管理に対するニーズもますます高まっていくのではないか。こうした思いもあって入社を決めた次第です。

私が所属しているRM第三グループは、文書管理のルール策定から廃棄までをトータルにマネジメントするコンサルティング業務のほか、紙文書の電子データ化、お客さま先での常駐業務など、当社が受託している業務を幅広く手掛けています。私が主に担当しているのは、電力会社向けデータベースのヘルプデスク業務および保守・運用業務です。電力会社の社員からの「エラーが出てしまってデータを閲覧できない」「データの登録ができない」といった問い合わせに対して、調査・回答するのが私のミッションです。仕事に必要な知識やスキルに関しては、先輩社員に教えてもらいながら実務経験を積み上げていくことで身に付けることができました。

仕事をする上で心掛けているのは“報連相”を徹底することです。入社当初は躊躇してしまう場面もありましたが、今は困ったことや迷うことがあれば、すぐに上司に相談しています。実直で誠実なメンバーが多く、風通しの良い職場なので、いつでも気軽に相談できますし、丁寧にアドバイスをしてくれます。また、自分のアイデアや考えを提案することも出来るのでとても働きやすいです。やりがいを感じるのは、お客さまからの問い合わせにきちんと応えることができたとき。これまでに対応したことのないような問い合わせをいただくこともありますが、難しい課題を解決できたときには大きな達成感を味わうことができます。また、私は入社以来、資格取得支援制度を活用し、ファイリングデザイナーやITパスポート、基本情報技術者試験を取得してきましたが、こうした勉強の成果を活かすことができたときも喜びを感じられる瞬間です。今後の目標は、ヘルプデスク業務など、IT系の業務に関する知見を深めていくこと。エクセルのマクロのスキルに磨きを掛けて、仕事に活かしたいです。中長期的には、先輩方のようなスペシャリストとして活躍できるよう、勉強を積み重ねていきたいと思っています。

【福島】福島第一原子力発電所の図書管理業務を経て、図書の作成・修正業務へ(橋爪さん)

学生時代は機械科で設計や製図の勉強をしていました。父が福島第一原子力発電所で仕事をしていたこともあり、縁あって当社に入社。2016年の入社以来、福島支社の福島第一原子力グループで仕事をしています。

最初の2年間は図書管理業務に従事。発電所内で日々発生する図書・文書をシステムに登録し、電子化した上で関係各所に配布する仕事に携わりました。廃炉や汚染水、処理水対策が進められている福島第一原子力発電所では、建物や設備、機械などの図面や取扱説明書、各種工事の依頼書や報告書など、毎日何百件もの文書が生み出されます。配属当初はどのような種類の図書・文書があるのかも全然わからず、戸惑う場面も少なくありませんでしたが、上司や先輩に質問・相談しながら仕事を進めていくうちに少しずつ理解できるようになりました。やりがいを感じたのは、自分の成長を実感できたとき。一日に処理できる文書の量が目に見えて上がったときには達成感がありました。

入社3年目の2018年からは、福島第一原子力発電所で使われる図書を作成・修正する業務に携わっています。具体的には、配管の流れや弁、計器の位置を記した「配管計装線図」及び、発電機から電源盤、コンセントに至る電気の流れを示した「単線結線図」と呼ばれる図書に変更が発生した際は東京電力の指示に従ってCADデータを修正していく仕事です。イメージとしては、同社の社員なら誰でもわかるようなフォーマットに揃えていく感じです。「配管計装線図」や「単線結線図」は「重要登録図書」と呼ばれており、一つの間違いが重大事故につながる可能性もあります。こうした事象をゼロに抑えるため、ダブルチェックを欠かさず行うようにしています。納期通りにCADデータの修正を完了できたときや、私の提案を受け入れていただき、お客さまに感謝いただけたときには、大きなやりがいを感じられる仕事です。今後の目標は、チームリーダーのように、皆から頼りにされる人材になることです。知識やスキルに磨きを掛けていきたいと思っています。

【新潟】支社長の話に魅かれて入社。柏崎刈羽原子力発電所の各種図面の改訂に取り組む(山本さん)

出身は新潟で、学生時代は経済学部に所属し、地域活性化に向けた活動や簿記の勉強に力を入れていました。当社の存在を知ったのは、学内説明会に参加したのがきっかけです。その時新潟支社長が登壇し、事業内容や仕事のやりがいについて説明してくださったことから興味を持ち、入社を決めた次第です。面接などで対応してくれた先輩社員の気さくな人柄、話しやすい雰囲気も魅力的でした。

私の所属している新潟支社の図書改訂支援グループは、柏崎刈羽原子力発電所の図面を、CADを使って改訂する業務に取り組んでいます。具体的には、上の記事で橋爪が話している「配管計装線図」「単線結線図」のほか、「計装ブロック図」や「機器配置図」「埋設物管理図」といった図面に対して、工事内容に合わせた改訂を実施。東京電力からの修正指示と、工事報告書をはじめとする関連図書を照らし合わせ、整合性について確かめたうえでCADデータを修正していきます。CADについては当グループに配属されて初めて使ったのですが、本当に面白いです。最初のうちは苦労しましたが、上司や先輩のアドバイスもあって比較的スムーズに覚えることができましたし、きれいな線を引けるのが楽しいです。

このように原子力発電所の機器に関する図面を改訂していくのですが、私たちは実際の設備を見ることはできません。関連図書を確認するとともに、工事担当者との打ち合わせの際にわからない部分を質問するなどして、設備に対する想像を膨らませながら改訂作業を進めています。心掛けているのは、どうすれば効率的に作業を進められるのかを常に考えて仕事に取り組むこと。メンバーと試行錯誤しながら最適な方法を提案し、満足できる結果を得られたときや急なスケジュール変更などに対して、臨機応変に対応できたときは大きな達成感を得られます。現時点での目標は、原子力発電所の設備や機器に関する知識に磨きを掛けること。社内検定制度で「原子力検定」を取得しましたが、より一層努力を重ねていきたいと思います。

学生の方へメッセージ

【大向さん】
就職活動にあたっては、絶対に譲れないポイントを一つ決め、それを軸にして会社選びを進めることが大切だと思います。ちなみに、私が重視したのは「働きやすさ」。当社はワークライフバランスを実現できるという意味でも、人間関係に恵まれているという意味でも、非常に働きやすい会社です。

【橋爪さん】
私が所属している福島第一原子力グループの事務所は、福島第一原子力発電所の敷地内にあります。お客さまと対話を通して、自分の意見を伝えるチャンスもたくさんあるので、やりがいを持って仕事に取り組むことができる環境です。また、資格取得支援制度が充実しているのも大きな魅力です。自らの知識・スキルの向上が、お客さまへの貢献度につながっていることも見えるので、モチベーションを保ちながら働くことができます。

【山本さん】
私は小学生の頃から大学卒業まで水球をやっていました。当時の監督の言葉で、印象に残っているのが「100%の力でがむしゃらにやることも大事だが、80%の力で物事をこなし、残りの20%の力で周囲の状況を冷静に眺めるようにしたほうが結果がついてくる」というものです。就職活動でも同じことがいえるのではないでしょうか。会社選びでは大変な思いをすることもあると思いますが、自分を見つめ直しながら、頑張ってください!

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東京電力のグループ企業として、重要な情報資産の管理を手掛けてきた東京レコードマネジメント。そのノウハウを広く一般企業にも提供していこうとしている。

マイナビ編集部から

東電および関連会社の文書管理を手掛けてきた同社だが、近年は外部に向けた営業にも力を注いでいる。2019年に営業部を新設し、2020年から本格的な外販活動に着手。什器メーカーとアライアンスを組んでオフィスの移転、リニューアル、ダウンサイジング化に合わせて紙文書のデータ化などに取り組み始めた。働き方改革、リモートワークの導入などにより、この分野の需要については、今後も手堅い推移が予想される。一方、従来までの既存文書の保管ばかりでなく、廃棄ニーズへも対応を図るなど、既存取引先に向けたニーズの深掘りにも取り組んでいる。同社の強みは、大規模企業だけでなく町の税理士事務所など、小ロットのオフィス需要にも対応している点だ。

一方、3.11の震災を契機に、BCP(事業継続計画)という観点から、記録情報のハンドリングが企業・公共機関にとって、重要なテーマとなっている。近年では、河川の氾濫により図書館の古文書が水浸しになるなど、自然災害による記録情報の損壊報告が増加しつつある。またコロナ禍の影響を受け、同社の果たす社会的役割は、ますます大きなものとなっていくだろう。デジタル化への流れと、紙文書による保管・保存が重視される領域への対応。それぞれのニーズに柔軟な対応を図りながら、今後も、文書管理のエキスパートとしての発展が期待される企業だと感じた。

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働き方改革の一環としてフリーアドレス化された本社オフィス。文書管理ノウハウを活用して整えられた生産性向上が見込めるこのワークプレイスを視察に訪れる企業も増加中。

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