最終更新日:2025/4/28

社会福祉法人和敬会

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 福祉サービス
  • 幼稚園・保育園
  • 教育
  • 財団・社団・その他団体

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愛知県

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仕事・キャリアパスについて伝えたい

人を思いやり、成長できる和敬会での日々

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それぞれの場所で活躍する3人の先輩たち

子どもや高齢者向けの幅広い福祉事業を展開する和敬会。個性を生かし、伸ばせる職場がきっと見つかります。児童養護施設、特別養護老人ホーム、デイサービスセンターで働く先輩たちの様子をのぞいてみましょう。

(写真左から)
■ 竹下和澄実/特別養護老人ホームまどかの郷/2017年入職
■ 山本真銘/デイサービスセンター寿楽荘/2022年入職
■ 山田真望子/八楽児童寮 順の家担当/2021年入職

私が思う和敬会の魅力

「職員向けの教育制度が充実しています。外部研修に参加する機会があり、自分の仕事を客観的に振り返るいい機会です。働きながら学び続けられます」と山田さん。
「まどかの郷の職員は、みんなお年寄りと関わるのが好きでいつも楽しそうです。施設は豊かな自然に囲まれているので、穏やかな気持ちで働けます」と竹下さん。
「一歩一歩前進できているのは、職員同士の信頼関係が強い職場環境があってこそ。先輩たちに私の仕事ぶりを見守ってもらえていると感じることが多いです」と山本さん。

すぐそばで子どもたちの成長を見守り、背中を押せる

私は学生時代、保育の分野を専門に学びました。実習で児童福祉施設を訪れたのがきっかけで、子どもたちと生活を共にする施設の仕事をしてみたいと思ったんです。そのなかでも和敬会を選んだ理由は、Webサイトで目にした八楽児童寮の様子が、私のイメージにぴったりだったから。小規模な施設で数人の子どもが暮らす小舎制を導入しているのが八楽の特徴ですが、その家庭的な雰囲気に惹かれて入職を決めました。

私たち児童指導員の仕事は、一言でいうと子どもの親がわりのようなものです。炊事や洗濯、掃除などの家事をしたり、学校で必要な書類の準備をしたり、一緒に遊んだり、相談にのったり…。一年目はフリー職員として複数の家を回って経験を積みました。先輩からどうすれば効率よく家事ができるかを教えてもらったりしながら、徐々に自分なりのやり方を確立。現在は「八楽児童寮 順の家」を担当し、小学校から高校生まで5~6人を、他の職員と連携して見守っています。
小舎制の児童養護施設では、子ども一人ひとりとのやりとりを重視できるのがいいところ。その子の得意、不得意なことはなにか、どんな考え方や行動をするのか、これからどうしたいと思っているのか。生活を共にしながら、とことん関わって知ることができます。年齢も性格もそれぞれ違い、子どもによっては自分の感情を上手く表現できない場合もあるので、どう声をかけたらいいかと考え込むこともある。それでも、じっくりと子どもたちと向き合えるからこそ、少しずつ成長するきっかけがつくれます。子どもたちの成長を後押しし、誇りを持って前に進んでいく姿を見られるのが、私のやりがいです。高校卒業をきっかけに退所した子どもから連絡をもらい、就職してがんばって働いている話を聞いたり、以前に比べ穏やかになって成長した姿を見ると、グッときますね。また、八楽では週一度スーパーバイザーに相談する機会があるので、悩んだときも一人で思い詰めることがありません。それに、先輩たちがいつでも親身に話を聞いてくれ、安心して業務に取り組めます。

今後の目標は、仲間たちと協力しながら、子どもたちが進学、就職まで笑顔で過ごせるように支えたい。「ここで育てられてよかった」と思ってもらえる場所にしたいですね。また、後輩も増えてきたので、積極的に交流してこの仕事が"続ければ続けるほど味が濃くなる仕事"だということを伝えていきたいです。(山田)

老人ホームの入居者さんと過ごす毎日が一番の楽しみ

私が和敬会に入職したのは2017年。もともとおばあちゃん子で、高齢者の方と過ごすのが好きだったこと、また、幼いころから身近な存在だったことが、和敬会を選んだ理由です。入職してからずっと「特別養護老人ホームまどかの郷」で働いています。まどかの郷には3つの棟がありますが、それぞれの棟で暮らす入居者さんの数は30名ほど。20代前半から50代までと、幅広い年代のメンバーと一緒に、真面目に、ときにはプライベートの話などもしながら、楽しく業務に携わっています。

おもな日々の仕事は、入居者さんたちの生活のお手伝いです。朝起きてから夜眠るまでの、起床、食事、入浴、排泄、就寝などのサポートを行います。それぞれができること、できないことが異なりますし、なかには認知症の方も。入職当時はうまくコミュニケーションがとれずに戸惑うこともありましたが、経験を積み、その人に合わせたサポートや接し方ができるようになってきたと思います。入職前は、介護について経験も知識もほぼありませんでした。それでも、今日まで不安なく働いてこられたのは、そばについて業務を丁寧に教えてくれた先輩たちのおかげ。例えば、お風呂で入居者さんが体を動かすのをどうサポートすればいいか分からず、最初は苦手意識があったんです。けれど、先輩たちの動きを見て、徐々にお互いに負担の少ないやり方が理解できるようになりました。日頃から和気あいあいと和やかな職場なので、質問もしやすいですね。感染症対策や認知症など、業務に関する勉強会が頻繁にあるのも役にたっています。
入居者さんたちと過ごす時間は、本当に楽しいです。以前、少し疲れて一息ついていたら、ふいにあるおばあちゃんが私の頭をポンポンとして「大丈夫?」と声をかけてくれたことがありました。申し訳ないと思いつつも、気にかけてもらえているのがすごくうれしかったですね。お世話をしながら、私自身もたくさんの癒しや元気をいただいています。

数年前からは、私も若手の指導を担当する立場になりました。まだまだ未熟な部分もありますが、後輩が気軽に相談できる存在でいたいです。和敬会では、将来のキャリアもさまざまな選択肢があります。リーダーを目指すもよし、現場でがんばり続けるもよし。私はまずはこのまま現場の仕事を極めていきたいですね。毎日のふれあいを大切に、ステップアップし続けます。(竹下)

利用者のみなさんが笑顔になれる場所をつくる

私は「デイサービスセンター寿楽荘」で利用者さんのお手伝いを担当しています。寿楽荘は地元の施設で、中学生の頃に吹奏楽部で演奏に来たことがありました。そのときに感じた職員さんと利用者さんの信頼関係の強さが印象的だったのが、入職のきっかけです。日々の仕事は、午前中の送迎から始まり、入浴や昼食の介助、午後のレクリエーション、おやつの提供、夕方の送迎、利用者さんの帰宅後の掃除までが基本的な流れ。これらの業務は一年目に先輩からOJTで教わりますが、和敬会ではさまざまな研修を受ける機会があり、多くの知識を身につけることができます。上司や先輩が若手職員に対して、おすすめの研修を案内してくれることもありますね。私も外部のレクリエーション研修を受講して、障害をお持ちだったり認知症の方でも楽しめる企画や声かけの仕方などを学びました。ちなみに寿楽荘では、運動系、脳トレ系といったみんなで盛り上がれるものから、外の自然を生かしたお花見や紅葉狩りなど、さまざまなレクリエーションを実施しています。定番の内容も飽きないようにアレンジしたり、利用者さんとおやつをつくることもあるんですよ。

デイサービスの利用者さんは、自分でなんでもできる方も多いです。80歳くらいから100歳を超える方もいらっしゃいます。それぞれに必要なお手伝いをして、「ありがとう」と言っていただけるのが、私の日々のモチベーションにつながっていますね。少しずつ関係が深まって名前を覚えてもらえたり、最初はデイサービスに行きたがらなかったけどそのうち「あなた面白いから今日も来ちゃった」と言ってくださる方がいたり、うれしい瞬間がたくさんあります。声をかけ続けて、笑顔になっていく姿が見られるのも、大きなやりがいです。

実は、入職前は人と接するのがあまり得意ではありませんでした。そんな私も、介護の仕事を通して、他者との距離の取り方やコミュニケーション能力を高められていると思います。心がけているのは、利用者さんの言っていることを否定したりしないことと、言葉づかいに気をつけること。周りには経験豊富なメンバーがたくさんいるので、私も少しでも追いつけるようにさらにスキルアップしていきたいですね。(山本)

学生の方へメッセージ

和敬会の特徴であり強みのひとつは、地域に根ざす社会福祉法人であることです。近年、子ども食堂や親子パン教室といった取り組みを行っていますが、何十年も前から夏祭りや小学校の体験学習などで、地域の人たちとのつながりを築いてきました。子どもや高齢者向けの施設をいくつも運営しながら、地域にも取り組みのフィールドを広げてきたのです。職員の中には、子どもの頃から和敬会の施設を知っていたという人もいます。こうした積み重ねがあるからこそ、職員は“和敬会だから”できる多彩な仕事のチャンスを得ることができます。例えば、地域と関わるイベントの企画や、法人内でのさまざまな業務へのチャレンジなど、可能性は無限です。

相手に心を差し伸べる行動であるなら、柔軟なやり方が許される環境であることも魅力。利用者さんに楽しんでほしいと、レクリエーションで居酒屋やスイーツビュッフェを企画した職員がいます。老人ホームの入居者さんの希望を聞いて、外食や日帰り旅行の企画を立てる職員もいます。福祉や介護の仕事というと、日常生活のお手伝いだけを想像する人も多いでしょう。もちろん間違いではなく、大切な役割です。ただ、きっとそのイメージの枠を超える、多種多様なやりがいのある仕事に和敬会で出会っていただけると思います。(採用担当/太田みなみ)

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入居者さん、利用者さんと接する中で「なにを必要としているか」を丁寧に汲み取ることが大切です。心に寄り添う姿勢が、本当に相手に喜んでもらえるアイデアを生みます。

マイナビ編集部から

「心を、差し伸べよう。」を理念に掲げ、福祉事業を展開する和敬会。70年を超える歴史を刻む法人ながら、力を入れている取り組みについて聞くと、時代の変化に沿って積極的に新しいチャレンジがされていると分かる。子ども食堂の運営、親子パン教室の開催などの取り組みからは、地域とのつながりを大切にする想いも垣間見えた。採用担当の太田さんによれば、新型コロナウイルスによって社会が大きく揺らいだのを受けて、自分たちのあり方を問い直したという背景もあるようだ。こうした話からも、和敬会には現状に満足することなく、そのときどきでなにをすべきか考え、実行できる風土があるのだと感じた。そして、こうした取り組みの根底にあるのが「心を、差し伸べよう。」という言葉だ。とにかくなにかやればいい、という話ではない。自分たちが次にしようとしていることは理念に合っているか問う。そんな姿勢が根づいている組織は強い。理念に共感できる人であれば、みんなで同じ方向を目指し、納得のいく働き方ができるのではないだろうか。

加えて、若手職員の成長を促す仕組みも整っている。実践経験を積みながら、能力向上や資格取得のための多彩な研修を受けられるのは魅力的だ。福祉の世界で自分の可能性を広げたい人には、ぜひ和敬会をチェックしてもらいたい。

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入居者さんや利用者さん、ご家族、職場の仲間に、心を差し伸べるのが和敬会のスタイル。人を思いやり、相手のためにできることを真摯に考えられる力を高められます。
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