最終更新日:2025/4/10

(株)全農長野計算センター【JA全農長野グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 情報処理
  • ソフトウエア

基本情報

本社
長野県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

ITの力で、JA全農長野グループの多彩な事業活動を支えています。

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高いスキルを持つエンジニアへ。育てる体制も万全です。

長野県JAグループの経済事業を担うJA全農長野。その業務で用いるシステムや、ネットワークの構築を手がけるのが(株)全農長野計算センターである。今回は大きな使命感のもと技術力の向上に励む社員に話を伺った。

(写真左から)
★K.N.さん/DX推進室/2022年入社
子どもの頃から年賀状の作成などでパソコンに親しみ、大学の企業情報学部を卒業後、新卒で入社。システムの保守運用業務を経て、2024年からは新技術の導入を検討する部署へと移った。

★T.Y.さん/企画管理部開発課 係長/2022年入社
長野県出身。関東の大学を卒業し、東京のIT企業で8年ほどシステムエンジニアとして勤務した。子どもの誕生を機にUターン転職で入社。入社後1年ほどでシステム開発部門の係長を任されるまでになった。

私たちの仕事スタイル

自分の考えを相手にわかりやすく伝えるよう努めています。そのため、お客様対応をしていた保守運用時代の経験は、今の業務に役立っています。(K.N.さん)
システム開発で大切なのは、お客様との認識の相違がないようにすることです。打ち合わせの際も、お客様が理解されていないと感じたら、すぐに確認しています。(T.Y.さん)
プロジェクトで開発業務を進めるのはもちろん、システム導入後の開発と保守運用とのやり取り、サーバが変わる場合のネットワークエンジニアとの連携なども欠かせません。

チャンスの多い会社。私は入社3年目で新技術を扱う部署に抜擢されました。

私はリンゴ農家の家庭に育ち、大学では情報系を学びました。当社ならITと農業のどちらにも関わることができると思ったのが入社の決め手です。入社前にイメージしていたのは、黙々とパソコンに向き合う毎日でしたが、実際に働いてみて気付いたのは、パソコン作業のほかにある、仲間やお客様などとコミュニケーションを取る機会の多さでした。

私が入社した年はコロナ禍だったこともあり、入社後1か月ほどは、オンラインでITの基礎やコミュニケーションの取り方などの研修を受けました。その後はOJT研修で、ホストコンピュータを監視し、不具合などの対応を行う保守運用の業務を学びました。最初の頃は、障害を発見してもうまく先輩に伝えられなかったのですが、私は習うより慣れろというタイプ。どの時間に何が動いているかをメモに取ることで、不具合の要因を学んでいきました。先輩たちもとても親切で「あの障害は君のせいではなく、プログラムの使い方が悪かったと思うよ」と、何度も励ましてくださいました。

ちなみに保守運用の部署では、計算業務の受託や「パソコンの調子が悪い」「メールが届かない」などのご相談にお応えするヘルプデスクのような業務も担っています。それらを行う上では、お客様の業務内容への理解も欠かせません。私自身は1年目に監視を中心に行い、2年目にはお客様からの「こんな処理をしたい」「こういったデータが欲しい」という依頼に対応する作業も行いました。

そして今年からは、新技術の活用を目指すことを目的としている、DX推進室に異動となりました。現在は、生成AIを用いてどんな仕事ができ、どんなメリットがあるのかを調べており、出張の申請など煩雑かつ複雑な仕組みを効率化させるために、まずは自社内での利用を視野に入れています。導入後には社内の意見をまとめ、効果の検証までを行う予定です。

また、日々実現に向けて試行錯誤を繰り返すとともに、若手のエンジニアによる意見交換会などの外部研修にも参加し、そこで得た情報を社内にフィードバックしています。部署のメンバーは、私を含めて3名。みんなで協力し合い、テーマである生成AIの活用に取り組んでいきます。
(K.N.さん)

社内での開発案件に加え、お客様との距離の近さに魅力を感じています。

私は中途入社で、前職でもシステム開発に携わっていました。ただ、使うプログラミング言語は今と異なり、前職はお客様の開発現場での業務が中心でした。さらに、以前は仕様書に基づく設計がメインだったのですが、今はお客様との打ち合わせから参加します。課題やニーズを伺い、自ら必要な機能や要求を要件定義としてまとめる段階から携わるので、開発スキルはもちろん、コミュニケーション力や折衝力も向上したと思っています。

入社後まずは、圃場(農地)の生産物の状態を入力・管理するシステムやJA全農長野の各部署からの情報を発信するシステムなどを手がけていました。最近はローコード開発と呼ばれる手法で、ソースコードをできるだけ書かず、視覚的な操作でプログラミングをしたり、データベースの設計を行う手法がトレンドなので、それを使うことが楽しみでもあります。

現在所属する開発課では、業務系と言われる、お客様の業務効率化を図るシステムの開発を行っており、お客様が気付かないような意外な機能を持つシステムを考え、提案していくことがエンジニアとしての腕の見せどころだと思っています。お客様から「便利になったよ」など、ダイレクトな反応をいただけることが、仕事のやりがいですね。

また、活動の場が社内のため、安心して仕事に臨むことができ、帰属意識も生まれます。そうした自分にとって恵まれた環境のもと、現在はパッケージソフトなどを使わず、新規のシステムを一から開発し、そのプロジェクトリーダーのような立場を任されるまでに成長しました。そして、これまでの実績が認められ、入社から1年ほどで係長のポストに就くことができました。

現在、同じ部署には6名ほどのメンバーがいますが、部下というよりも、みんなが横並びの関係だと思っています。スキル面に関しては、個々が思うように伸ばしていってくれればかまいません。私は、お客様との接し方などを中心に指導をしているので、打ち合わせに同席してもらい、私が見本を示してメンバーにも実践してもらう。そうしたスタイルで育成に努めています。
(T.Y.さん)

エンジニアとしての将来設計も描きやすい環境です。

以前の保守運用の頃は、お客様からの相談事を解決し、ご満足いただくことが喜びでした。今は最新の技術トレンドについてじっくり学び、自分のスキルにしていくことが楽しみです。部署は私が入社した時期にできたばかりのため、会社からの期待も高く、生成AIに詳しい上司とともに、外部セミナーなどにも参加しつつ、見聞を広げている段階です。

また、少数精鋭の職場なので風通しも良いという点や、JA全農長野と同じ建物に当社があることで、お客様との連携が取りやすい点も気に入っています。実は私が入社した時に、新卒の同期はおらず、最初は少し心細い気がしていました。ベテランのエンジニアも多く、話しかけるのにも躊躇したほどです。でも、実際は話好きの方ばかり。話題を振れば盛り上げてくれる明るい職場です。

今後の目標は、今年度中を目安に生成AIを用いたシステムを自分の納得できる形でリリースすること。そして将来的には、常に最新の動向を取り入れた上で、自分なりの考えを持って開発に挑んでいきたいと考えており、それが私の理想とするエンジニア像です。
(K.N.さん)

私は2024年2月に2人目の子どもが誕生し、1か月ほど育休を取得しました。休んでいる間も上司と電話で連絡を取り合ったり、私の担当業務を部署の仲間たちが手伝ってくれたため、スムーズに復帰することができました。育休により、家族と一緒に過ごす時間が持てた上、それまで忙しい日々が続いていたこともあり、自分としてもリフレッシュすることができ、とても良い選択だったと思っています。

もちろん日常的にも完全週休2日制で、ワークライフバランスが充実しやすい環境であることは言うまでもありません。オフィスも快適で居心地が良く、同じビル内にお客様がいるので距離が近く、仕事がしやすいと感じます。この会社に入ってから、一度もストレスを感じたことはありません。

そうした中、私の場合はプレイングマネージャーという立場であり、今後も開発業務は続きます。昨年手がけたシステムの改修依頼などもすでに来ており、まずはそれを確実に対応し、より使い勝手の良いシステムにしていくことが今の目標です。
(T.Y.さん)

学生の方へメッセージ

就職活動の際には、自分の目で会社を確かめることが一番です。オフィス環境や一緒に働く先輩などを見る機会があれば、積極的に参加しましょう。また、学生時代に情報系を学んでいない人は、教育・研修体制にも着目してみてください。当社の場合なら文系出身者をはじめ、入社後に初めてプログラミングを学んだという先輩も少なくないため、安心してチャレンジできる環境です。

社会に出ると、自分とは考え方の違う人と一緒に仕事をするケースが多々あります。学生時代のアルバイトやゼミ、部活やサークルなどでいろいろな人と会話をし、コミュニケーションの取り方を身に付けておけば、社会人になってから役に立つはずです。
(K.N.さん)

当社は総合職としての採用であり、IT分野の中でシステムの開発から保守運用、ネットワークの構築など、さまざまなスキルを習得できます。生成AIやロボットが事務ワークを行うRPAなどの最新技術に触れられる点も、大きな魅力です。

私が後輩に望むのは、好奇心が旺盛で、任されたことに積極的に挑む姿勢です。できないこと、わからないことがあっても、ポジティブな気持ちだけは忘れないようにしてください。就職活動では、うまくいかないこともあるでしょう。けれど、自分を見つめ直す絶好の機会と考え、良い意味で就職活動を楽しみながら、残りの学生生活を満喫してください。
(T.Y.さん)

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仲間意識が強く、部署の垣根を超えて仕事の相談をし合ったり、休憩時間には談笑で盛り上がることも。平均勤続年数15年という数字からも、居心地の良さがわかります。

マイナビ編集部から

IT企業ごとに業務系、ネットワーク系、制御・組込系など、手がける分野が異なる上、会社としての成り立ちや人材育成などの面でも、各社それぞれの考え方、特徴がある。

今回、(株)全農長野計算センターの取材で感じたのは、長く働くことのできる環境の大切さだ。例えば、同社の取引先はJA全農長野とそのグループ企業。自らもグループの一員として、近い立場でお客様の事業への貢献ができる点は大きな醍醐味だろう。当然、技術面を中心とするエンジニアからの提案もしやすい。案件は社内開発であり、個々の成長を上司やプロジェクトリーダーなどがしっかりと見守ってくれる。長野市の中心街に本社があり、転勤がない点もうれしい限りだ。

また、新入社員に対してはOJTの期間を長めに設け、2年目以降は手をあげれば行きたい研修・セミナーなどに参加することができ、資格取得もバックアップしてくれる。何よりJA全農長野グループという安定基盤のもと、農業をはじめとする地域の発展に貢献できる点は見逃すことができない。

ITの世界に興味があっても、どんな視点で会社選びをすれば良いかわからないという方は、このように各社のセールスポイントに着目することで、自分に向いている環境が見つけやすくなるに違いない。

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社員全員がワンフロアで働き、フリーアドレスを採用している。新しいシステムのテストを行う際は、まわりの仲間たちに意見を聞いて回るエンジニアの姿も見られるという。

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