最終更新日:2025/7/10

丸紅ロジスティクス(株)

  • 正社員

業種

  • 物流・倉庫
  • 陸運(貨物・バス・タクシー)
  • 海運
  • 空輸
  • 各種ビジネスサービス・BPO

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

センターで培った経験を、現場のマネジメントや多彩な物流ソリューションに活かす!

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成長し続ける中堅・若手社員たちを紹介

丸紅グループの商社系物流会社として国内のネットワークを拡大し、企業に物流ソリューションを提供している丸紅ロジスティクス。異なる部署で活躍中の3人の先輩の話から、同社の仕事のやりがいや仕事術に迫る。

■木村さん(写真左)
ペット関東事業部 境古河物流センター
2022年入社

■中村さん(写真中央)
菓子ソリューション事業部 西日本共配センター
2017年入社

■住友さん(写真右)
ペットソリューション営業企画部 ペットソリューション営業チーム
2022年入社

心掛けていることや自分の強み

「お客様の要望には真摯に応え、スタッフとの連携も意識。両者ともフランクな関係を築くことに努めています」と対話力で現場を切り盛りする木村さん。
「現場では荷物の特性からどれくらいのスピードで積み荷できるかなどの判断力がつき、お客様対応力がアップしました」と語る誠実な姿勢の中村さん。
「尼崎物流センターで業務を学び、今は本社で首都圏を主に新規開拓営業にその経験を活かしています。物流の川上から川下までの提案力を高めたいと思います」と住友さん。

小さな案件から現場をマネジメントできる存在に。共同配送を実現し、お客様からの信頼も勝ち取る。

私の就職活動の時期はコロナ禍で、人の動きが鈍くなった代わりにモノの動きが活発化しているのを目にし、物流業界で社会インフラを支える意義は大きいと感じました。当社は幅広い商材のダイナミックな物流に関わると感じ、入社しました。

最初は野田物流センターで作業の流れを覚え、次第にお客様の要望に合わせた出荷対応を一人でも担うように。2024年からは本格稼働した「境古河物流センター」に異動し、ペットプラットフォーム事業において東日本エリアの基幹センターといえる当センターで、ペットフードやペット用品を扱うメーカーや卸業者様をお客様として、1万坪を超えるスペースでの保管や共同配送サービスに取り組んでいます。

現在、私は2つの案件のマネジメントを担当しています。1つ目は約100坪のスペース、2つ目は約800坪のスペースを使用する案件で、どちらも2~3名程度のスタッフが関わっています。いずれもペット用品としてリードやシーツ、猫砂などの消耗品の保管と箱詰め作業、出荷のための梱包作業などを指示し、適切なタイミングでトラック配送を運送会社にお願いするなど、司令塔的な役割を担当。同時に、発注処理や請求書作成などの事務作業も行っています。

当社が誇る共同配送サービスは少し複雑なこともあり、最初は理解するのに苦労もありましたが、先輩から教えてもらうことで作業手順もスムーズになりました。同業の複数メーカー(お客様)の商品を同じ方面へ運ぶ際に共同集荷・共同配送を行うもので、時に1つのトラックの荷台に5~6社の荷物を一度に運ぶことも。それによって効率の良い配送と無駄の削減=コストダウンも図れ、提案と実践によって近年はお客様の信頼を勝ち取り、自分の成長も感じています。ただすべてが順調ではなく、最初の頃にミスをしたこともあります。イベントに使用する商品が前日に届かず、先輩たちの力を借りつつどうにかリカバリーをして無事に届いた時にはホッとした同時に、自身の仕事の重要さを改めて感じ、これを機に以来同じ失敗はしなくなりました。

今後は先輩のように大型案件を一人で担えるようになり、センターでも最も取引量が多いペットフードも扱ってみたいですし、関東圏から関西圏など違った拠点も経験してみたいと考えています。共同配送に加え物流DX提案など、幅広い視野で現場を切り盛りできる存在に成長したいと思います。
(木村さん)

拠点の立ち上げに参加できたことが貴重な経験に。物流の基礎が身につき、リーダーシップを発揮。

当初は教員を目指していたのですが、より広い視野で企業を見るようになり、元々興味のあった物流業界を志望。丸紅ロジスティクスは商社系物流会社で、課題解決型の会社と聞いてとても興味が湧きました。扱う商品の幅も広く、スケールの大きな仕事ができそうなことも魅力でした。

入社1年目は新人研修の後に当時の営業企画部に配属され、千葉県柏市でスポーツアパレル物流の新拠点の開設に携わりました。1年目から拠点の立ち上げに参加できたのはとても幸運で、非常に印象に残っています。最初は、右も左もわからない状態でしたが、先輩から業務の構築や人員の配置、売上の計画、人をまとめる方策も学んで実践。流れを作る仕事は新鮮で、物流業の基礎を培うことができたと感じます。

その後は全国各地の物流拠点でスポーツアパレルや工業製品など、様々な特性を持つ商品の物流業務を経験し、2年前からは主にお菓子を取り扱う物流業務を担当。2024年からは岐阜県にある西日本共配センターでお菓子の物流戦略に携わっています。共配とは共同配送の略で、複数メーカーの商品を集約した配送方法です。現在は中部圏のお菓子メーカー数社を担当しており、関東圏や関西圏の協力会社に商品を集約することで各地の卸業者に配送を行うほか、全国にあるメーカーから当センターに商品を集約し、中部圏への配送も行っています。お客様に対しては、複数社の商品の積み合わせによってさらなる効率的な輸配送を実現できるよう提案を行っています。

大変なのは荷物の量に波があること。どう予測して運送会社を手配するのか、情報を集めていかに効率的に配送するのか計画を立てるには、経験と知識が必要です。毎日荷物を満たしたトラックが時間通り無事に配送できた時にはホッとします。私の出身は東北なのですが、今扱っている中部メーカーのお菓子が実家近辺に届いていると聞くと、モノがしっかりと流れていることを実感できますし、自身の仕事に意義を感じ、やりがいにもつながっています。

現在は協力会社複数社と連携し、全国の配送をコントロールしています。今後は、もっと荷物の特性から適切な保管や輸送を提案し、メーカー側の物流への意識改革を促すとともに、協力会社とうまく協業して業界をリードできる存在になることが目標。効率化のための戦略をもっと研ぎ澄まし、将来は拠点センター長を目指したいと思っています。
(中村さん)

物流センター勤務で培った人脈も活かし、お客様の課題を解決。川上から川下まで視野を広げた提案営業へ。

物流業界は人々の生活を根底から支えているという認識のもと、働く意義の大きさを感じました。中でも当社は商社系物流企業として国内を中心に規模の大きい仕事に携われると思い、フォワーダーという立場で物流の川上から川下までを見渡し、枠に捉われない提案ができるフィールドに魅力を感じて志望しました。

入社後は、関西エリアの尼崎物流センターでの業務経験からスタートしました。ペットフードがメインながらもコーヒー関連商品や頭髪関連商品など複数アイテムの消費財が集まるセンターで、お客様の要望に沿った保管・配送業務の管理や人員配置を行い、多くの社員やスタッフと親交を深めることもできました。その経験を糧に2024年からは東京本社でペットソリューション事業本部にて営業を担当しています。ペット用商品を全国に迅速かつ効率良く配送したいお客様のニーズに応えるべく、中小も含めたペットフードメーカーや卸売り会社の新規開拓がメインの仕事です。

お客様の物流状況を分析し、現状どこに拠点を置くとより効果的かなどを企画書にまとめて提案。2024年問題でドライバー不足が深刻化し、遠距離配送が難しいなど多くの課題がある中、共同配送をご提案することによりお客様の課題を解決しています。他メーカーと一緒にトラックに積み込むことで台数を削減でき、しかもGHG排出量の削減などSDGs対策にもつながります。またお客様に提案する時には、センター時代で培った経験や人脈を活かして、倉庫の保管スペースや入出庫の際のレイアウトを工夫し、お客様のニーズに合った提案を心掛けています。

新規企業の開拓は簡単ではありませんが、当社の物流の企画提案力、チームの総合力も強い味方に荷主企業と長期的契約を結べる点は大きなやりがいです。またペットは人の心の癒してくれる大切な存在。量販店などでペットフードやその他ペット関連商品を見ると、メーカーと消費者の橋渡しになれていると実感でき、日々のモチベーションとなっています。将来は国内外ネットワークを視野に物流の川上から川下まで一貫した提案ができる営業になっていきたいと思います。
(住友さん)

学生の方へメッセージ

【木村さん】私は学生時代に飲食店のアルバイトで、いろいろな年代層の方と関わっていたため、現在の物流の現場でも幅広い年代のスタッフさんに指示や会話をする時、その経験がとても役立っています。学校やサークルなど、いろいろな方と接して知識や経験を増やしてみてはいかがでしょうか。また、物流業界を志望する人は現場を見るとイメージしやすいので、何かの機会に見学してみてください。

【中村さん】教員から当社に志望を切り替えた経験からいうと、最後まで妥協せず、いろいろな業界・企業にアンテナを張り続けることが大切だと思います。誰もが最初に志望した企業や職に就けるとは限りません。いざという時、最後まで諦めない姿勢でいることで、道は開けます。また、物流現場は人の手が絶対に必要になる業界ですので、多くの人と関わりたい方や、コミュニケーションを取ることが好きな方がマッチするでしょう。

【住友さん】自身の理想とする働き方のスタイルがそれぞれあると思います。有給休暇取得率や残業時間など、ワークライフバランスが取れる制度についても調べておくといいでしょう。物流業界を調べる際のポイントは、自社で倉庫やトラックを保有しているのか、それとも物流戦略の企画立案やシステム構築の提案に強みを持つのか、そのあたりのメリット・デメリットを調べ、自分なりに思い描くキャリアを考えてみてください。

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コスト削減や配送効率化のための話し合いに熱がこもることもあるが、社風は穏やかで和気あいあいとした雰囲気が同社の持ち味。

マイナビ編集部から

丸紅ロジスティクスは前身の会社から40年以上、丸紅グループの強みも活かしつつお客様の物流戦略に合致した最適な物流センターの企画(新設・移設)、設計(倉庫・庫内運用・配送)、運営委託まで一貫したロジスティクスソリューションを提供している。

特に注力しているのが物流のプラットフォーム化。例えばメーカー・卸売・小売の保管倉庫を共同化する「垂直統合」、複数メーカーの荷物を一緒に保管・配送する「水平統合」などを積極的に進めることで効率化と輸送経路削減に果敢にチャレンジ。近年はまたDX推進などのIT技術、SDGs対策につながる環境負荷低減策にも余念がない。ドライバーの労働規制が強まった2024年問題にも対応し、お客様パートナーとしての信頼を高めている。

今回、物流センターでキャリアを伸ばす社員、本社で営業として活躍する社員に話を聞いたが、いずれも若くして大きな裁量を持ち、自分なりに社内外とコミュニケーションを図りながら事業の推進役となる姿が印象的だ。フランクな人柄や対話力が印象的で、多くのスタッフを束ね指導するマネジメント力でも大きく成長する姿が感じられた。同社では、人事評価制度を若手でもキャリアアップしやすい制度に改定するなど、意欲的に働ける環境もまた心強い。現在の物流業界は、デジタル化推進などで他業界をリードできる可能性も感じた。好奇心や提案力、リーダーシップを存分に発揮できる業界ではないだろうか。

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2024年に稼働した境古河物流センター。大勢のスタッフと共にお客様の商品保管から共同配送、EC対応、パッキング、デジタルソリューションなどにも対応しています。

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