最終更新日:2024/11/21

社会福祉法人 安曇野福祉協会

業種

  • 福祉サービス

基本情報

本社
長野県

取材情報

学生時代の学び・経験、どう活かせている?

70年以上の歴史を誇る社会福祉法人で、理想のキャリアを叶える!

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高齢者・障がい者・児童の分野で幅広く経験が積めます。

長野県安曇野市で、高齢者福祉・障がい者福祉・児童福祉に取り組む「社会福祉法人 安曇野福祉協会」。地域に根ざした8つの施設を運営し、さまざまなニーズに応えています。

今回は、社会福祉学部や子ども発達学部を卒業した先輩職員3名にインタビュー。学生時代に力を入れて学んだこと、入職の理由、大学の学びと現在の仕事との関わり、入職後の新たな気付き、今後の目標について、語っていただきました。

●荒井 彩夏さん/写真右 
特別養護老人ホーム常念荘/2021年入社/社会福祉学部出身

●望月 陽太さん/写真左
特別養護老人ホーム豊岳荘/2019年入社/社会福祉学部出身

●小川 美由紀さん/写真中央
障害者支援施設アルプス学園/2018年入社/子ども発達学部出身

「社会福祉法人 安曇野福祉協会」の魅力

「利用者さんの笑顔とありがとうが、大きなやりがいです。当法人は介護員同士はもちろん他職種とも仲がよく、なんでも相談できる環境が整っていますよ!」(荒井さん)
「大病を患った際、施設長含め周囲のサポートに助けられました。大学の学びだけではなく、すべての人生経験が生かされるのが福祉の仕事だと思います」(望月さん)
「職員のチームワークがよく、常に情報共有をしながら利用者さんのために働いています。利用者さんのうれしそうな表情が、仕事のモチベーションです!」(小川さん)

大学で学んだ「受容と共感」を大切に、利用者さんの話に耳を傾けています。

小さい頃から福祉に興味があり、「なぜいじめが起こるのか」「なぜ児童虐待はなくならないのか」などを、よく考える子どもでした。その答えを求めて社会福祉学部に進学。児童福祉を中心にさまざまなカリキュラムを履修しましたが、高齢者施設の実習では、言葉の裏に隠された思いや行動の背景を知ることの大切さを学びました。表面上の理解ではなく、仕草や表情などからもその人を深く知ることは難しくもあり、楽しく感じたのを覚えています。

ほかにも、学生時代は、プライベートで障がい者向けヘルパーのアルバイトを経験。同世代の利用者さんの介助を通して、障がい者も私たちとなんら変わらぬ生活をしていることを知りました。企業研究では地元に貢献したいという思いから、安曇野市周辺の福祉施設を調べることに。その中で高齢者・障がい者・児童福祉の分野で、幅広く経験が積める当法人に惹かれました。コロナ禍で施設見学は叶いませんでしたが、法人本部にて直接、話をきく機会をもらいました。その際に先輩職員の親切でやさしい人柄に触れ、入職を決心しました。

現在は特別養護老人ホームの介護員として、食事や入浴、排泄などの介護を行っています。施設には元気な方もいれば寝たきりの方、認知症が進む方もいらっしゃいます。一人ひとりと目線を合わせてお話をしていると、「自宅に帰りたい」と言われることも。大学で学んだ「受容と共感」を大切に、否定も肯定もせずありのままを受け入れることで、安心してもらえるよう心がけています。この仕事で避けて通れないのが、看取りです。入職するまではつらいイメージしかありませんでしたが、最後まで利用者さんのためにできることを考え、明るく接する先輩職員の姿に、そのイメージは払拭されました。

さらに介護技術を究めるため、現在は介護福祉士の資格取得をめざしています。その後、ケアマネージャーの資格にも挑戦し、学生時代に取得した社会福祉士の資格と合わせて、家族への支援にも力を入れたいと考えています。
(荒井 彩夏)

相談員やマネジメントなど幅広く経験し、最後は大好きな現場に戻りたい!

大学では過疎化や高齢化など地域を取り巻く問題に興味を持ち、地域福祉を中心に学びました。特別養護老人ホームの実習の際、指導係の職員からいただいた「年齢や立場が違っても、相手の気持ちを考えて」というアドバイスは、いまでも大切にしています。同世代の同じようなパーソナリティが集まる大学はとても楽しいものでしたが、一方で年齢もバックグラウンドも異なる人々が集まる地域の青年団や消防団の経験を通して、広い視野を養うことができたと感じています。

企業研究では、これまでの実習先やボランティアで知り合った方からネットワークを広げ、希望の施設を探しました。その中で高齢者、障がい者、児童と多岐にわたる事業所を運営する当法人と出会い、ここであれば幅広く経験が積めると思い、入職することに。現在は特別養護老人ホームの介護員として、利用者さんの日常生活をサポートしています。実習先でいただいたアドバイスを胸に、自分が同じ介護・支援をされてうれしいかを問い続けながら、日々業務にあたっています。ほかにも大学で取得した社会福祉士や介護職員初任者研修は、仕事に大いに役立っていますよ。

いまの私があるのは大学での学びのおかげでもありますが、入職2年目に大病を患ったからでもあります。当時、障がい者福祉の事業所でてんかんという病気を持つ利用者さんを支援していたのですが、薬の副作用で精神的に不安定でした。てんかんについては大学でも学び、頭では理解しているつもりでしたが、小さな薬でこんなに不安定になるものなのかと不思議に思っていました。しかし、大病をきっかけに私も同じ薬を飲むことになり、はじめて同じ立場に立つことができました。それ以来、より深く利用者さんのことを考えることができるようになりました。

今後はケアマネージャーや精神保健福祉士の資格取得に挑戦し、施設の運営にも携わってみたいと思います。そして視野を広げた上で、再び福祉の現場に戻って来るのが目標です。その理由は、「現場の仕事が楽しい」からです!
(望月 陽太)

養護老人ホームで学んだ知識は、障害者支援施設でも大いに役立っています。

楽しいこともつらいことも支えてくれた小学校の担任に憧れ、教師をめざしていた私。福祉にも興味があったため、どちらも学べる大学に進学しました。大学では国語や道徳の授業を一から計画することに楽しさを覚えると同時に、福祉の学びにも夢中に。障がい者の行動の一つひとつに理由や背景があることを知り、それを理解して最適な支援につなげることに大きなやりがいを感じていました。そんな中、友人の誘いで障がい者を支援するサークルに参加。一緒に外出したり、バスケを楽しんだりすることで、個々の違いはあれど楽しい気持ちは共有できると体感しました。

教員ではなく福祉の仕事を選んだ理由は、より近い距離で子どもたちと接したいと思ったからです。中でも児童福祉だけでなく、高齢者福祉や障がい者福祉でも経験が積める当法人に惹かれ入職を決めました。現在は障害者支援施設で自閉症や知的障がいを持つ利用者さんの食事や入浴、排泄などの生活支援のほか、日中の活動をサポートしています。季節のイベント、散歩やドライブなどは、私にとっても楽しみの一つです。利用者さんには言葉が話せる人もいれば、表情で気持ちを伝える人もいます。どちらも本当の気持ちを汲み取れるような関係の構築ができているのも、大学での学びがあったからだと実感しています。

入職して6年半は、養護老人ホームで利用者さんの日常生活における支援を行っていました。入職したばかりの頃、介護福祉士の資格取得をめざす私を支えてくれた施設長をはじめ周囲の先輩方には本当に感謝しています。当時学んだ介護の知識は、高齢化が進む障害者支援施設でも大いに役立っています。これまでは高齢者福祉と障がい者福祉で経験を積んできましたが、今後は放課後等デイサービスなど児童に関わる仕事にも挑戦したいと思っています。そんな夢が描けるのも、幅広く事業を展開する当法人のおかげです。
(小川 美由紀)

企業研究のポイント

世の中に数多くある職種の中から福祉の仕事を希望する、もしくは候補の一つにあげている学生のみなさんには、できるだけ多くの施設に足を運んでほしいと思います。WEB上での情報収集も大切ですが、入職前後のギャップを避けるためには現場の空気感を感じることが必要です。実際に施設の雰囲気を肌で感じた上で、そこで働く姿を想像してみてくださいね。当法人の施設にお越しいただいた際は、ぜひ職員の表情や利用者さんへの接し方に注目してください。職員や利用者さんに声をかけて、直接交流もできます。そこから職員同士の仲のよさ、利用者さんの笑顔を感じてほしいと思います。

福祉とひと言で言っても、高齢者福祉から障がい者福祉、児童福祉までさまざまです。さらに職種も介護員、生活支援員、ケアマネージャー、施設運営と多岐にわたります。幅広く事業を展開する当法人は、いろいろ経験してみたい方はもちろん、やりたいことが一つに絞れない方にとっても最適です。働きながら目標を見つけることもできるので、将来の可能性が広がりますよ!
(人事担当/内山 あや)

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年間休日や産休・育休、資格手当など充実した福利厚生のおかげで、長く働き続けられるのも魅力。職員同士の距離も近く、困っているとすぐに手が差し伸べられる。

マイナビ編集部から

1953年に養護老人ホーム安曇寮の前身となる養老院の運営からスタートした「社会福祉法人 安曇野福祉協会」。それから70年以上にわたり、高齢者福祉・障がい者福祉・児童福祉の分野で地域を支える歴史ある社会福祉法人だ。現在は特別養護老人ホーム、障害者支援施設、児童福祉施設、相談支援センターなど、8つの施設を運営している。

今回インタビューに応えてくれた望月さんや小川さんのように幅広く経験を積むこともできるが、荒井さんのように一つの道を究められるのも魅力。職員一人ひとりのキャリアステップを叶えるため、同法人では定期的に上長との面談を実施。仕事の悩みはもちろん、将来についても話し合うことで、理想のキャリアに伴走してくれる。今回は福祉系学部出身者へのインタビューだったが、同法人には未経験で入職した職員も大勢活躍している。望月さんは「趣味に夢中になった経験も、何かにつまずいた経験も、人生におけるすべての経験を生かすことができるのが福祉の仕事です。」と教えてくれた。

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福祉系学部出身者はもちろん、さまざまな経験を積んだ職員たちが活躍する同法人。仕事を通して広い視野を養い、一人の人間として大きく成長できる環境だ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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