最終更新日:2025/4/3

下花建設(株)【シモハナグループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 設備工事・設備設計
  • 建設
  • 建築設計

基本情報

本社
広島県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

当たり前の暮らしを支える誇りを胸に躍動する、“見えざるプロフェッショナル”たち。

PHOTO

地下~地上でライフラインを支える、三者三様の成長の軌跡。

ひとことで「工事部」といっても土木・建築からマンホール内のケーブル、通信回線まで活躍の舞台は実にさまざま。日々オフィスと現場を行き来しながらそれぞれのプロジェクトを動かす3人の施工管理職に話を聞いた。

<写真左から>
◇工事部 工事二課 三浦 卓也さん(環境設備科卒/2021年入社)
◇工事部 工事一課 佐藤 裕明さん(電気工学科卒/2011年入社)
◇工事部 工事一課 友兼 徹之さん(建築学科卒/2021年入社)

『下花建設』のココが好き!ココが自慢!

現場に立てるまで数年、全体を仕切れるようになるまでさらに数年。一人前になるのに時間を要すからこそ成長意欲が途切れず、常に前向きに挑戦し続けられます。(佐藤さん)
年次も経験もさまざまな人が集まる当社ですが、真摯に懸命に仕事に臨む姿勢は全員共通。そんな仲間と一緒にいると私自身のモチベーションも自然と高まります。(友兼さん)
評価されている実感が持てること。驕らず自信にすればさらなる成長への原動力になります。資格も分かりやすい評価基準になるので、積極的に挑戦したいですね。(三浦さん)

ひと目に触れない地中線工事で、目に見えない安心安全を創造するやりがい。

工事一課では主に地中へ埋設された電線ケーブルの新設や張替工事を行います。といっても、実際に工事作業を行うのではなく、私たち施工管理職が担うのは、計画書類や道路使用許可書の作成、行政機関への申請手続き、協力会社の手配といった事前の段取りと、現場では工事がスムーズに進行する様に、しっかりと工程管理を行うことが仕事です。また、交通規制や騒音等の影響を受ける地域住民・事業社への挨拶回りや告知看板の設置、工事中、万が一にも事故や施工不良が発生することのないよう、現場とその周辺の安全管理を徹底しています。

最近で一番印象に残っているのは広島市内の広域エリアで行った電線地中化工事。小規模の工事なら一日、二日で終わる現場もあるのですが、この案件は「全長約1km、町一帯の電柱を地中化する」というかなり大規模なプロジェクト。どれほど入念に準備を整えて臨んでも地下の状況をすべて把握しきることはできません。想定外の事態も次々発生したのですが、苦労が大きかった分、無事やり遂げたときの達成感はひとしお。地中化工事は景観維持のためだけでなく災害被害抑制のメリットも大きいため、地域の安心安全な暮らしに寄与するやりがいも大きかったですね。

生活インフラを支える地中線のニーズは今後も決して失われるものではありませんから、事業の安定性は非常に高いと言えるでしょう。しかし、その上にあぐらをかいていてはこれ以上の成長発展は期待できません。そのため当社では従来の配電線工事に加え、今後は送電線に関わる、より専門性の高い工事にも注力。従来の地中線工事に比べ規模が大きく、また発注者も異なるため工事の手順だけでなく書類の作り方、協力業者の顔ぶれに至るまですべてが新鮮。入社13年目を迎えた私もとてもワクワクした挑戦者の気持ちで臨んでいます。

一方、入社13年目といえばもはや中堅の域。いつまでも若手気分ではいられません。一昨年には係長職も拝命し、若い後輩たちの手本にならなければという責任感も徐々に芽生えてきました。最近タッグを組む相手は“成長期真っ只中”の入社3年目。知識や経験が増え仕事もどんどん面白くなっていく時期だと思うので、手本を示しつつも本人の自主性を尊重し、ミスや失敗があっても自分がすべてフォローするのだという大らかな気持ちで今後の活躍を見守りたいと思っています。
(佐藤さん) 

未来の大きな飛躍のために、事業領域の垣根を超え経験と学びを積み上げる日々。

当社を志したきっかけは企業説明会。当時完成間近だった建築プロジェクトについて話を聞き、自分もいつか地域のシンボルになるような建築に関わりたいと、入社を決意しました。とはいえ、入社3年目の現在携わるのはいわゆる「建設」の領域とは少し異なっていて、マンホール内に敷設された様々なケーブルに不具合が生じていないかを点検・確認することが主な業務。派手さはなくとも、「暮らしの当たり前」を守る非常にやりがいある仕事です。このように、私の所属している工事一課は幅広くライフラインに関わる工事に携わることができるので、今は施工管理としての実務経験を重ねつつ、念願の1級建築士の取得に向けて勉強にまい進しているところです。

そんな中、自分なりに「存在感を示せるようになった」と感じているのが、当社が導入を推進するDX領域。「Photoruction(フォトラクション)」と呼ばれる施工管理支援クラウドツールも導入され、施工管理業務の効率化が加速し始めています。従来の工事報告書の作成は、必要項目を記入した黒板を施工現場に設置してデジカメで撮影し、データを社内に持ち帰って編集制作という流れで行っていましたが、「Photoruction」を活用すれば現場撮影のみでほぼ完了。ただ、建築土木業界ではベテランであればあるほどデジタルツールに馴染みが薄く、新ツールの扱いについては最若手の私が一歩リード。施工管理職としては「雲の上」の存在の大先輩たちが、3年目の自分に次々と相談を持ち掛けてくれるのです。施工管理の核心的なスキルではありませんが、どんなことでも人に頼られるというのは嬉しいもの。DX化の取り組みは今後も加速度的に進んでいくでしょうから、その活用の先頭に立てるようどんどん挑戦していきたいと思っています。

そんなエピソードからも分かる通り、若手であろうと経験が浅かろうと「認めるところは認めてもらえる」のが当社の魅力のひとつ。現在取り組むケーブル点検業務においても、上司からの指示に対し自分なりの考えを伝えれば、「それもいいかもね。じゃあそうしてみよう」と受け入れてもらえるので、モチベーションが下がることはありません。もちろん経験豊富な上司の知識レベルには到底及びませんが、今後はDX以外の場面でもしっかりと実績を重ね存在感を示せるようになれたらと思っています。
(友兼さん)

失敗から学んだ報・連・相の重要性。学びを行動に変えて、さらなる成長の原動力に。

入社のきっかけは前職での挫折。落ち込む私に当社を勧めてくれたのは、当社と同じシモハナグループの別会社に勤務する実兄でした。以前から度々、恵まれた労働環境について聞かされていたこともあって、真剣に転職を考えるように。努力の甲斐あって2年前、晴れてシモハナグループへの仲間入りを果たしました。

現在所属する工事二課では、戸建てや集合住宅、施設向けの情報通信ネットワークのインフラ整備を請け負っています。メインは新たに回線を通したり、退去時に回線を撤去したりする通信工事。新設の場合は電柱から建物に引き込む際のルートの確認も必要で、業務のウエイトとしては事前調査が7割、現場での施工管理が3割といったところでしょうか。前出の佐藤さん、友兼さんと同じく施工管理職ではありますが、公共施設など比較的規模の大きな施設では協力会社のスタッフと共に施工に加わることもあります。といっても建築土木工事に比べると工事規模は圧倒的に小さいので、新設工事なら1件1時間ペース、撤去だけなら1時間に3件ほど回ることも。任される件数が多いので、あらかじめ受注状況を確認して綿密に計画を立て、同じエリアをまとめて効率的に回るよう工夫しています。

段取りよく回しさえすればそれほど大きな苦労はないのですが、建物内の配線と違って電柱の位置はこちらの都合では変えられないので、どうすれば通信ケーブルをスムーズに引き込めるかのルート設計にはいつも頭を悩ませます。絶対的な正解があるわけではなく、人それぞれ考え方も違うので、今は上司のもとでいろんなことを吸収しながら自分の引き出しを増やしているところです。

そんな私が日々心掛けているのは日々の円滑なコミュニケーション。人と話すのはそれほど得意ではないのですが、コミュニケーション不足が大きなミスにつながることを前職で痛感してきた私にとって、これはもはや必須のスキル。分からないことがあれば何度でも相談し、伝えるべきことはしつこいくらいに連呼。言葉が足りないと思えば身振り手振りを交えることもあります。幸い当社には「自分で考えろ」とか、「同じことを聞くな」などと言う上司はいませんので、「たとえ叱られることがあってもミスするよりずっといい」と、徹底した報・連・相を心がけています。
(三浦さん)

学生の方へメッセージ

企業選択において大切なのは、その仕事に本気で興味が持てるかどうか。専門的知識や資格については入社してからでも遅くはありませんので、長く前向きに成長を続けるためには、積極的に学び挑戦する意欲が持てるかどうかの方がはるかに重要。更に、この仕事は発注者や協力業者、施工現場周辺の住民の方たちなど、人と接する機会も多いので、積極的にコミュニケーションをとろうとする姿勢は大切だと思います。(佐藤さん)

技術職を目指す人が仕事内容に注目するのは当然でしょう。けれど実務経験や資格取得がことさら大きな意味を持つ技術の世界においては、継続できる環境の有無、つまり働きやすさも絶対不可欠。社風や人間関係など一見業務内容とは直接関係なさそうな点においてもしっかりチェックしておくことが大切です。職場見学やインターンシップを通じて実際の現場の雰囲気を体感しておくとよい判断材料になると思いますよ。(友兼さん)

転職を経験した自分が言えることは「会社のビジョン」の大切さです。もちろん興味のある業界や仕事内容が明確ならばそれを目指して突き進むのもありです。でもそれだけでは何年か経った時に「あれ?」と思うことがあるかも。会社のビジョンがしっかりしていれば、仕事で苦労することがあっても「自分は何のために仕事をしているか」を再確認できます。そうすれば自然とモチベーションも上がり成長していけると思っています(三浦さん)

PHOTO
「お客さま第一主義」を支えるのは、社員自身の働きがいと働きやすさ。同社では人づくりと制度環境の両面で誰もが生き生きと仕事に夢中になれる職場づくりに取組んでいる。

マイナビ編集部から

土木・建築業界と聞くと、学生の多くは道路や河川、ビルや集合住宅といった巨大建造物を想い浮かべるかもしれない。確かにそれらが代表的な土木・建築事業であるのは違いないが、ここ「下花建設」の事業領域はそこに留まらない。中でも強みとするのは、地元電力会社グループから受注する電気・通信工事で、上記・佐藤さんによると、目下、配電線工事から送電線の地中管路布設・地中ケーブル張替工事と事業拡大の最中。私たちの生活に欠かすことのできない土木・建築・電気・通信インフラを多面的に支える地域密着型の総合建設会社だ。そんな同社事業の中枢を支えるのは、現場の職人・技能職を管理監督する施工管理者。実際の工事そのものを行うわけではないが、事前に資材・機材や協力業者を手配し工事の段取りを整え、施工中は「安全・品質・工程・原価」の4つの管理をカバー。受注した工事が計画通り安全・確実に遂行されるようトータルマネジメントする、いわば現場の“長”だ。規模によっては協力業者や職人の数も膨れ、責任も大きくなるが、その分ひとつの工事を自らの手で完了させる醍醐味も存分に味わうことができる。ひとことで土木・建築業界といっても、土木なのか建築なのか、電気・通信なのか、あるいはそのすべてを包括するのかによって、担う役割も挑戦の可能性も大きく変わる。まずはしっかりと企業研究を深め、自分が最高に輝ける舞台を見つけてほしい。

PHOTO
当たり前の日常を当たり前たらしめる縁の下の力持ちとして、地域のライフラインを多面的に支える『下花建設』だが、新業態への果敢な挑戦も今なお絶えまなく続いている。

トップへ

  1. トップ
  2. 下花建設(株)【シモハナグループ】の取材情報