最終更新日:2024/11/8

東京発電(株)(東京電力グループ)

業種

  • 電力
  • 設備工事・設備設計
  • 検査・整備・メンテナンス

基本情報

本社
東京都

取材情報

記事で読む社会科見学

クリーンエネルギーに特化した発電事業を通して広く社会に貢献!

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入社6年目の社員が語る東京発電の魅力!

東京電力グループの一員として、クリーンエネルギーに特化した発電事業を展開している東京発電。その最前線で活躍する社員に、入社の動機や仕事内容、同社が「知られざる優良企業」である理由などを伺いました。

群馬事業所 工務課
松平照芳さん(2019年入社)
理工学部 電気電子情報通信工学科卒

東京発電の魅力

水力発電所を中心に、風力・マイクロ水力発電所など、さまざま発電所の維持管理を経験できる。そのほか、発電所の建設や改修に携われる機会も。
社会インフラを支える仕事に携われるのが同社の醍醐味。また、地球にやさしいクリーンエネルギー事業に関われることも、大きな特徴となっている。
同社は働きやすい職場づくりにも注力している。良好なワーク・ライフ・バランスや手厚い福利厚生が魅力的だ。ちなみに、平均勤続年数は18年以上と定着率も高い。

「地球にやさしい発電」によって、多くの人々の役に立てる点に強くひかれて入社

大学では、理工学部に所属。次世代の太陽光発電を開発する研究に取り組んでいました。そもそも、電気の世界に興味をもつようになったきっかけは、東日本大震災での経験。当時高校生だったのですが、電力不足で世の中が混乱している様子を目の当たりにして、電気の重要性を強く感じたのです。

学校で学んだ知識を生かせることから、就職活動では迷わずエネルギー業界を志望しました。ただ当初、大学院への進学を視野に入れていたこともあり、スタートがかなり遅れてしまったんです。その後、多彩な就職活動を展開するなかで、「東京発電」と出会うことができました。

本格的に就職活動を展開するまで、当社の存在は知りませんでした。ですが、企業研究を深めていくうちに、志望意欲がグンとアップしたのです。一番魅力に感じたポイントは、クリーンエネルギーの水力発電を中心に「地球にやさしい発電」で豊富な実績を誇っていたこと。自然エネルギーによってライフラインを支え、多くの人々に貢献している点に強くひかれました。

約100年以上の歴史があり、東電グループの一員という安定基盤も、志望理由のひとつ。発電所の建設から運転、保守、点検までのワンストップサービスを手掛けていて、技術者として幅広い経験ができる点にも魅力を感じました。

最終的な決め手は、採用担当者の人柄を通じて、温かい社風が伝わってきたことです。スタートが遅かったので、私の就職活動期間は実質1カ月程度でした。説明会や面接をハシゴするなど、とても慌ただしかったのですが、私のためだけにマンツーマンの説明会を開いてくれるなど、常に私のスケジュールを最優先してくれたのです。就職活動生ファーストの姿勢から、「人」を大切にする会社だということが強く伝わってきました。

入社後の1カ月間は、社内での新人研修に参加。社会人マナーや業界知識、会社の事業内容やルールについて学びました。その後、東京電力の新入社員との合同研修で、1.5カ月間ほど電気に関する専門的な知識を習得。実際の電気設備を使って模擬点検などを行う実践的なカリキュラムで、基礎スキルをしっかり磨くことができました。学んだ知識をアウトプットするテストもあり、緊張感をもって取り組めたのが良かったです。

クリーンエネルギーの普及を通して、環境保全やエネルギー自給率アップにも貢献

私が初期配属された埼玉事業所 事業推進グループは、水力発電所などの維持管理を手掛けています。発電設備の点検やメンテナンスを通して、発電所の安定稼働を支える仕事に携わっていました。配属されたばかりの頃は、右も左もわからない状態。しばらくの間は先輩について、仕事の流れやノウハウを身に付けていきました。

当時、最初に担当したのは、メーターや計測器の数値を確認して、設備の異常の有無を調べる巡視です。次に、発電設備をストップさせて部品の劣化などを調査する点検にも携わるようになりました。ポンプを動かすモーターのシャフトや、川から汲み上げた水からゴミを除去する装置のチェーンまで丁寧にチェック。地道な作業ですが、点検をしっかり行うことで発電設備のトラブルを未然に防ぐことができるのです。

10月頃には、発電機などの性能を確かめる大がかりな試験にも参加し、報告書の作成にも関わりました。不具合が発生した場合のトラブル対応も重要な仕事のひとつ。自分たちで直せない場合は、メーカーに依頼して修理の段取りを行います。そのほか、絶縁工具の性能テストなど、発電所で働く方々が安全に作業できる環境づくりにも携わりました。新人のうちから、幅広い業務を経験できたことで、大きく成長できたという手応えを感じています。

私たちのミッションは、発電所の「当たり前」を支えること。埼玉事業所では11の発電所の維持管理を担当しており、発電される電力量は事業所のディスプレイに表示されます。その数字を目にするたびに、やりがいを実感することができます。それは、自分の仕事が電気の安定供給の一翼を担い、地域に貢献できていることを再確認できるからです。

当社は約100年にわたりクリーンエネルギーの普及に尽力してきました。近年は、風力やバイオマスといった再生可能エネルギーの分野でも強い存在感を発揮。地球にやさしい発電方式によって、環境保全に大きく寄与しています。また、エネルギー資源の乏しい日本において、当社の事業はエネルギー自給率アップの一助にもなっているのです。

さらに、未利用エネルギーを活用するための独自のマイクロ水力発電は、全国の地方自治体や水道局などで活躍。電気の自給自足を促すことで、施設のランニングコストの削減にも役立っています。このように、当社はライフラインを支えるだけでなく、さまざまな形で社会に貢献しているのです。

広く世の中に貢献している当社は、働く私たちにとっても「優良」な企業

クリーンエネルギー事業を通して広く世の中に貢献している当社ですが、社員にとっても非常に「優良」な企業です。資格取得の表彰制度がそのひとつ。例えば「電気主任技術者」の資格を取得すれば、表彰金として最大15万円が支給されるのです。資格取得に向けてモチベーションを高めることができ、とてもありがたく思っています。

借上社宅制度も大きな魅力となっています。当時私は、埼玉県で一人暮らしをしていたのですが、12畳ほどの広さの1Kに、月5,000円の自己負担で住んでいました。しかも洗濯機・冷蔵庫・レンジ・ベッド・炊飯器・カーテンなどは会社が揃えてくれたので、スムーズに一人暮らしをスタートさせることができました。

また、完全週休2日制で年間休日が120日以上あり、有給休暇も取りやすいなど、当社はワーク・ライフ・バランスが良好。おかげで、学生時代から続けている音楽活動を継続することができています。

歴史がある企業でありながら、フランクな社風も魅力のひとつです。300名規模の会社ということもあって、社員全員の顔と名前が一致。社内イベントでプロ野球観戦に行った際、隣に座った役員が私のことを覚えていてくれ、「今度一緒に食事に行こう」と声をかけてくれたのです。想像以上に経営陣との距離が近いことに、とても驚きました。

私の同期はほとんどが高卒メンバーで、歳が4つ離れていることもあって、入社した頃は馴染めるのか心配でした。けれども、新人研修中の週末に一緒に車で海に行くなど、すぐに打ち解けることができたのです。配属先がバラバラなので、全員で集まる機会はなかなかありませんが、SNSでマメに連絡を取り合って近況報告や情報交換を行っています。私にとって、高卒メンバーの存在は大きな刺激になっています。なぜなら年齢で見たときに、高卒と大卒では4年分の実務経験の差がついてしまうからです。彼ら以上に頑張って、早く年相応のスキルを身に付けなければ、という気持ちで仕事に向き合っています。

今の目標は、早く一人前になって水力発電所の維持管理のことなら何でもこなせるようになること。また、「電気主任技術者」の資格取得に挑戦するなど、積極的にスキルアップを図っていきたいと考えています。

企業研究のポイント

企業研究を行う際は、まず業界事情を把握することが大事ではないでしょうか。例えば、「エネルギー業界を志望」と一言で言っても、当社のようにエネルギーをつくる会社もあれば、つくられたエネルギーを世の中に届ける会社もあります。発電方式ひとつとっても、さまざまです。業界の事情や仕組みをしっかり理解してから企業研究をしたほうが、より自分が理想とする会社や仕事を見つけやすいと思います。なぜその会社を選んだかをアピールする際に、説得力も強まるでしょう。

また、どんな社会人生活を送りたいかをイメージして企業研究を行うことも大切です。私の場合は、就職しても音楽活動を続けたいと思っていたので、休日・休暇制度が会社選びのひとつの軸になりました。オンとオフのメリハリをしっかりつけて働ける会社なら、充実した社会人生活を送れると思います。

ちなみに、良好なワーク・ライフ・バランスを実現できる当社には、趣味を存分に楽しんでいるメンバーが多数います。先輩のなかには、社会人になってからスノーボードをやり始めて、インストラクター資格まで取得した人も。当社でなら、仕事もプライベートも存分に楽しむことができるでしょう。

〈松平照芳さん〉

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写真はプライベートの1コマ。一人ひとりの存在感が大きく、社会インフラを支えるという共通目標のもと、強い一体感で仕事に打ち込んでいる。

マイナビ編集部から

クリーンエネルギーに特化したエキスパート集団として、90年以上の歴史を誇る同社。水力発電所を中心としたエネルギー施設の建設から運転、保守、点検までのワンストップサービスによって、社会インフラを支えている。東京電力グループの一員として長年培った高い技術力や、景気に左右されにくいビジネスモデルで、強固な経営基盤を確立しているのも特徴的だ。

仲間と協力しながら進めていく仕事なので、チームワークは抜群。発電設備の巡視は2人1組で行うので、日々の業務を通して先輩との関係性を深めることができるだろう。オープンな社風で、何でも気軽に質問できるのも魅力的。「『質問していいのかな?』と緊張することなく、わからないことはどんどん聞けるので安心」と、松平さんも語ってくれた。

働きやすい環境も、同社の魅力のひとつ。年間休日120日以上と1年の3分の1が休日になるほか、有給休暇も取得しやすいという。「入社1年目で10日以上有給を取得した」という松平さんの話からも、そのことがよくわかった。

家賃の多くを会社が負担してくれる借上寮・借上社宅制度や、年間5万円分のポイントが付与されるカフェテリアプラン、毎月約半額の本人負担で7,600円分の食券が支給される昼食食券補助など、手厚い福利厚生も見逃せない。

このように、東京発電には知られざる魅力がいっぱい。自身でもさらに情報収集を行い、ぜひ同社への理解を深めてもらいたい。

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プロ野球観戦やスキーなど、他のエリアで活躍する仲間と交流できる社内イベントが多数。事業所単位でもコミュニケーションを深める「文体行事」が随時開催されている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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