企業研究の時期には、自分を見つめ直したり、いろいろな人との出会いの機会を持つべきだと思っています。私事になりますが、学生時代はずっとバレーボールに打ち込んでいました。まわりの友人たちが動き出しても、“なるようになる”と楽観視していたほどです。結局のところ、自分が何をしたいかも明確にできないまま社会に出てしまうのですが、唯一、学生時代の自慢と言えば、下宿所の近所の方と仲良くなったことです。お子さんに勉強を教える代わりにご飯を食べさせてもらったり、将来を始めとする人生相談にも乗ってもらいました。その体験から、私の頭の中には、つねに人と関わる仕事がしたいという思いがあったのです。実際、当社でもいろいろな人と出会い、その人たちとうまくやる方法ばかり考えてきたものです。ですから人間関係で悩んだことは、ほぼありません。
企業研究で、会社の規模や福利厚生などの面ばかりをチェックしている学生の方もいるでしょう。それも一概に間違いとは言えないものの、まずは自分自身のことをよく考え、正しいと思った道を決めてみて下さい。それが実現できそうな会社をホームページや、インターンシップ体験などを通じて探していきましょう。
(取締役 山下匡博)