最終更新日:2025/4/26

(株)ファイブグループ

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 外食・レストラン
  • 食品

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

“楽しい”から始めれば、すべてうまくいく!

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18年で急成長を遂げた秘密を知りたくて入社しました。

スタッフが楽しんで働くから、お客様も楽しい。人のつながりを重視した接客スタイルで売上を拡大し、現在は22ブランド120店舗超を展開。強さの秘密、仕事やキャリアについて、採用担当に語っていただきました。

宮崎 満衣さん
人事部 主任
国際学科卒/2021年入社

宮崎さんの1日

出社後はメールやSNS、1日のスケジュールを確認し、そこからは説明会と面接のオンパレード。繁忙期以外は18時に退勤し、お店へ飲みに行くこともあるそうだ。
どんな人も輝ける場があるから理想像は設定していない。「入社前は不安そうにしていたのに、今やすごくキラキラとして楽しそうに働いている社員が当社にはたくさんいます」
店舗見学へ引率する際、店長から相談を受けることも。「自分らしさを発揮しきれていない社員がいれば、どうすれば輝かせることができるか、持ち帰り人事部内で相談します」

ありのままの私を認めてくれるから、自分らしく働ける。

学生時代はキャビンアテンダントを目指して語学力を身につける学部に所属しており、卒業生の約7割が航空業界やホテル業界に就職していました。しかし私の代はコロナ禍の真っ只中。私も内定取り消しに遭い、業界を広げて接客サービスの会社を見ていたところ、当社に出会いました。「“楽しい”でつながる世界をつくる」というのが当社の企業理念。正直「この理念、ちょっと怪しくない?」って思ったんです(笑)。内定取り消しに遭ったのだから、もう失うものはありません。どんな会社か暴いてみるのも面白そう…そんな軽い気持ちで面接に臨みました。

ところが人生というのは不思議ですよね。面接で素晴らしい人に出会ったことで、私は大きく舵を切ることになりました。内定取り消しに遭ったことを面接で伝えると、たいていの会社は同情を示すだけで終わるところを、当時採用を担当していた面接官は「確かにそれは大変だったけど、それがあったから当社に来てくれたってことはご縁があったんだね。間違っていなかったんだよ」と言ってくれ、驚くほど私の人生を知ろうとしてくれたんです。そのままの自分を認めてくれた気がして「この人の下で働くんだったら、この会社も悪くないな」と思い、入社を決めました。

当社のキャリアは店舗で現場を知ることからスタートします。3年以内に人事で働くための成長ができるよう、最初の配属先は採用担当が選んでくれました。当社では採用担当が、それぞれの成長にとって最適な配属先を考え、そのブランドの営業担当にプレゼンするんです。多様なブランドを展開している当社だからできることかもしれませんね。だから自分が採用担当となった今では、好きなこと、今までに頑張ったこと、辛かったこと、将来の夢など、いろんな話をしてほしい、ありのままの自分を話してほしいと面接時に伝えています。一人ひとりに合った成長の第一歩を丁寧に選んでいきたいからです。

ただ、採用担当が配属先を決めるのは初回だけ。以降は自分でやってみたいことを探し、手を挙げてキャリアを開拓していきます。店舗異動やブランドチェンジは上司や人事に相談。本社職へのジョブチェンジも、社内公募があれば可能です。手を挙げる勇気さえあれば、たいていのことは叶う会社。私は2年半で4店舗を経験した後、社内公募で人事に異動しました。

「売上=支持率」。お客様の「また来たい」をつくれたか、今日は何人のファンをつくれたかで評価します。

最初の配属先は「串屋横丁」でした。40代男性が集まるもつ焼き屋さんです。飲食店でアルバイトをしたことがなかったので、全てが新鮮でしたね。はじめは慣れるのに精一杯でしたが、人事へ異動するまでに店長の仕事を経験しておきたいと思っていたので、当時の店長の後ろを付いて歩き「数字はどう管理しているんですか?」「シフトの組み方は?」と質問攻めにしていました(笑)

1年半後「串屋横丁」での学びはある程度吸収したと思えたので、他ブランドの店舗も経験してみたいと思い、異動希望を出して「ガブ飲み処 鬼ぞりゴリラ」へ。ここはアパレルと居酒屋を融合させたようなブランドで、大学生のお客様が多いお店です。アメリカンでノリが良く、ブランドによってこうも雰囲気が違うのかと驚いたことを覚えています。同じブランドでもう1つ店舗を経験した後、店舗責任者に昇格し、「洋風居酒屋 Pecori(ダイニング ペコリ)」を任せられました。

現場時代に一番やりがいを感じていたのは、アルバイトの成長です。多様な性格、背景を持つアルバイトスタッフが、徐々にチームに加わり、ファンづくりに貢献していく。就職などで店舗を卒業するときは「ラストラン」で祝います。SNSなどを通じて最終出勤日を常連さんにお知らせし「よかったら会いに来てやってください」とアナウンスするんです。一人のためにお店の全ての席が埋まったり、ウェイティングができたり、プレゼントをくださったり…喜んでいるスタッフの姿を見ると、この店の責任者でよかったと心から思いましたね。

社員も同様ですが、当社の評価指標は数字ではありません。「売上=支持率」と考え、アルバイトも、お客様の「また来たい」をつくれたか、今日は何人のファンをつくれたか、何人に名前を覚えてもらえたかなどで評価します。各人の性格や成長スピードに合わせて育成していくため、関わった全てのスタッフに思い入れがあるんです。本気で向き合うので、スタッフ同士の仲もすごく良いですね。プライベートでごはんを食べに行ったり飲みに行ったりすることもしょっちゅうです。シフトに入っていない日に飲みに来るアルバイトも多いですね。働いていない日も賄いを値引きで食べられるので、それを食べながら話すことも。お店を好きになってくれたんだなとうれしくなります。ちなみに社員は、月2,000円で休みの日を含め食べ放題です。

キャリアパスは十人十色。福利厚生も充実。誰かの真似をする必要も、やめる選択肢もありません。

入社して2年半が過ぎた頃、採用担当の公募がありました。現場がとても楽しかったので迷いましたが、面談を経て希望を叶え、それから1年が経ちます。会社説明会・内定式・入社式の企画運営、選考の実施、店舗見学の調整・引率が現在の主な仕事です。

今は企業理念が嘘ではないと分かります。キレイごとをキレイごとのままにせず、人と本気で向き合うのが当社。現場経験をもとに話をすると、言葉の重みが違うと思うので、私の言葉でファイブグループの良さを伝えるようにしています。「本当にそうなんですね!」と学生さんの顔がキラキラと輝くのを目にすると、この仕事をしていて良かったと実感しますね。私の面接を担当した当時の採用担当からは「体験してきたことを発信し、学生の気持ちに寄り添っていけば大丈夫。教えることは特にないし、誰の真似をする必要もないよ」と今も見守っていただいています。

今後は新入社員の入社後のフォローにも関わっていけたらと思っています。何かあれば気軽に相談に来てもらえるような窓口作りや、チームに若手社員を加えて新入社員が話しやすいようにしたり、体調やライフイベントの悩みについて話せるメンターやアドバイザーを揃えていきたいですね。特に女性から「出産して戻ってきている方って、どのくらいいますか?」といった質問を受けることが多いんです。長く働き続けてほしいので福利厚生制度も充実させているのですが、相談しやすい環境整備の必要性も感じています。

例えば、育休後は勤務時間コースを月140時間に変えて復帰し、朝9時から15時までの勤務にして1日6時間勤務で幼稚園の送り迎えをしている方がいます。また、店舗から本社にジョブチェンジして働き続けている人も。当社は希望が叶いやすく、ライフイベントがなくてもキャリアチェンジを試みる社員はたくさんいます。「貢茶 Gong cha(ゴンチャ)」の店長をしていた同期は、戦略に興味を持ち、戦略特化の部署に挑戦したり、料理長に挑戦した人も「おもてなしコース」というサービスコースに進み、行動心理学的な観点からお客様サービスを考えるプロフェッショナルを目指すなどキャリアの道筋も幅広いです。

働きがいをもって楽しく働き続けることができたら、仕事の質は高まり、お客様にもより良いサービスが提供できます。これからも“楽しい”を全力で味わえるよう全力でサポートしていきたいです。

学生の方へメッセージ

学生のみなさんへは自分が「愛されている」と感じる会社を選ぶことをおすすめします。これは私の経験に基づく就職活動のアドバイスです。私は面接で当社の採用担当に興味を持って向き合ってもらったことがきっかけで入社を決めました。おかげさまで楽しくのびのびと、自分らしく働かせてもらっています。

20世紀が技術発展の「モノ」の時代だとしたら、21世紀は「ヒト」の時代だと、代表の坂本は言っています。だとすれば、人と人とがつながる場を提供する飲食業はこれからも必要とされ続け、発展していくことでしょう。“楽しい”でつながれるなら、なおさらです。社員もアルバイトも、世話焼きで人懐こい人が集まっているから、当社の職場環境は居心地が良いです。みんなニックネームで呼び合い、私は「みやまい」と呼ばれています。「宮崎さん」と最後に呼ばれたのはいつだったか覚えていないくらいです(笑)。店舗時代のアルバイトスタッフから誘われ、以前働いていたお店に飲みに行くことも多いですね。

私たちは、どこの会社よりも人を愛し、人に愛される会社であることを目指しています。自分が認められ愛されている環境で仕事を楽しむことができれば、その“楽しい”で人とのつながりが生まれます。そしてその楽しさは人との関わりのなかで連鎖していくことでしょう。ここには、充実した毎日があふれています!

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「私の口から伝えたいことがたくさんあります。少しでも興味を持っていただけたら、私に会いに来てください。あなたのことも教えてもらえたらうれしいです」と宮崎さん。

マイナビ編集部から

首都圏を中心に、22ブランド120店舗を超える飲食店を運営している(株)ファイブグループ。多くのブランドを展開している点が、最大の特徴だろう。企業理念は「“楽しい”でつながる世界をつくる」。20代の若年層が集うお店、リーズナブルな大衆居酒屋、デートに使えるお店、家族で楽しめる店…多様なブランドが揃っているので、あらゆるシーンでの需要に応えることができ、どんな人にも、足を運びたくなるお店を見つけてもらえるのが強みだ。

社員もこのメリットを享受できるのがうれしい。性格も能力も目標も人それぞれ。多様なブランドやお店から自分に合った職場環境を選べるというのはありがたいことだろう。また、挙手する勇気さえ持てば、たいていの希望は叶うとのこと。ワークライフバランスも実現でき、例えば勤務時間は月140時間、180時間、215時間から選択が可能。それに収まるシフトを作成するのは店長の義務であり、3ヶ月連続でオーバーすれば店長は降給となる徹底ぶりだ。自分らしい働き方や仕事の楽しみ方を、ここなら見つけられるかもしれない。

コロナ禍によって一時的に人との“つながり”が断たれ、その大切さを再認識したという宮崎さん。お話を伺う中で、まずは同社の社員が自分自身で“楽しさ”を選び、社員が楽しみながら働くことによって、お客様へもその“楽しさ”が伝播し、幸せを感じられる場の提供へとつながっているのだと実感することができた。


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『GPTW(働きがいのある会社)』1位、『ストレスフリーカンパニー』2年連続受賞、『健康経営優良法人』認定など外部評価も多数。キレイごとでないことが伝わる。

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