最終更新日:2025/6/6

(株)博報堂DYスポーツマーケティング

  • 正社員

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業種

  • 広告
  • イベント・興行
  • 専門コンサルティング
  • 広告制作・Web制作
  • 芸能・映画・音楽

基本情報

本社
東京都

取材情報

事業について伝えたい

多様なソリューションを提案。スポーツの価値を高め、社会課題の解決を実現できる企業

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スポーツの新しい価値創造・発展を目指して

博報堂DYグループのスポーツビジネス専門会社として、事業を展開している同社。DX、マーケティング、そしてグローバルの領域で活躍している先輩社員から、同社の事業について語っていただいた。

■S.Kさん
コンテンツプロデュース本部
2019年中途入社/写真右

■N.Kさん
ソリューション推進本部(取材当時の情報:現在HDYグループ会社へ出向中)
2014年入社/写真中央

■T.Iさん
ソリューション推進本部
2020年入社/写真左

担当する事業の醍醐味は?

スポーツ業界におけるデジタル事業は、まだまだ成長段階で可能性に満ち溢れている世界。最新技術を取り入れながら新しいことにチャレンジできる環境です。(S.Kさん)
広告の目的や見せ方は多様化しており、オーダーメイドの時代。そのストーリーを組み立てるマーケティングが担える役割は、非常に大きいと感じます。(N.Kさん)
メジャー・マイナーを問わず、海外のスポーツコンテンツを開拓できるのもこの仕事の魅力。今後は新しいスポーツの普及に携わっていきたいです!(T.Iさん)

スポーツ×デジタルを積極推進。異ジャンルとの連携も実現させていきたい【S.Kさん】

私の仕事は、コンテンツホルダーやメディアに対して、デジタルコンテンツなどのテクノロジーを活用した課題解決の提案・運用を行うことです。現在は、野球デジタルメディア「BASEBALL GATE」の制作や運営管理、当社でプロデュースするイベントのメディア企画や配信サポート、大会映像を活用したSNS施策など、デジタル領域でさまざまな企画を実現させています。
これまでで特に印象に残っているのは、入社して間もないときに野球の国際大会のライブ配信を手掛けたことです。今でこそそうした媒体は増えてきていますが、デジタルプラットフォーム上での国際映像の生配信というのは当時は新しい試みで、多くの試行錯誤が必要でした。現地スタッフや技術部隊と入念な調整を重ね、何十万人という視聴者に事故なく映像を届けられた際には、大きな安堵感と達成感を味わうことができました。

スポーツビジネス事業におけるデジタル推進は、エンタテインメント事業などに比べると資金面でのハードルも高く、まだまだ発展途上です。しかし当社は、グループの連携力を活かして協賛者の獲得や、プロジェクト全体をオーガナイズできる強みがあります。スポーツビジネスの専門家として、各分野のプロフェッショナルと組んで大きな規模の多様な仕事ができることは、当社で働く醍醐味の一つだと思います。

近年はNFTを活用した次世代型サービスの企画開発を積極的に進めており、2022年にはNFTコンテンツ発行プラットフォーム「PLAY THE PLAY」を運用開始。これはプロスポーツとファンのエンゲージメント強化を目指した取り組みです。ほかにもスポーツ・エンタテインメント・アートなど各分野の情報資産を活用してビジネスを創出する「Hakuhodo DY Play Asset」などのプロジェクトもスタートしています。

私個人としても「スポーツ×音楽」の複合型イベントのアイデアを持っており、今後実現させたいことの一つとして考えています。こうしたアイデアを否定的に受け止める人がいないのは、当社に来て驚いた点の一つ。役職者とも気軽に話せますし、アイデアベースで意見をぶつけ合い、みんなで膨らませていくことができる風土は、当社が誇る文化だと思います。尻込みをせず新しいことにチャレンジし、ビジネスをつくり出す意欲がある人にとっては、非常に面白い会社だと思いますね。

暮らしを豊かにするスポーツの価値を、マーケティングの力で可視化したい【N.Kさん】

マーケティングはイベントプロデュース、プロパティ、アスリート、新規事業開発など各領域に広く携われるポジションで、それぞれのソリューション強化のための戦略立案や独自のデータベースの構築、セールス資料の作成など日々行っています。

以前は、プロパティの部署で、プロモーション企画やライセンスセールスなどの業務をしていました。そのときに行っていた市場分析や、ターゲットを決めて提案をしていた経験が現在の仕事にもとても役立っていると思います。
キャリアの中でターニングポイントになったのは、入社3年目にリーダーとして新しいプロモーション企画を実施したことです。オフシーズンの収益化やファンとのエンゲージメント強化を目指し、特定のスポーツチームと共に新しいプロモーション企画を実施しました。ひとりよがりなアイデアではなく「どのような新しい価値を生めるか」という視点で市場にないものを創造する過程は非常に手応えがありましたし、この仕事を通じて、さまざまなステークホルダーの立場で物事を考える視点が養われた実感があります。

当社は社員のワークライフバランスも大切にしている会社で、私は入社後に産休・育休を取得し、昨年度から仕事に復帰しました。現在は在宅勤務が中心ですが、ミーティングなどコミュニケーションが必要なときには出社するなど、状況に応じて柔軟に働くことができています。自分の裁量で、働く環境を自由に選べることは非常にありがたく、育児と両立しながら新たな領域の学びを深めています。

入社時に抱いていた「スポーツを通じて、人々の暮らしをより豊かにしたい」という思いに今もブレはなく、今後はマーケティング領域で2つのことを実現していきたいです。一つは後世に残るような、社会的に大きなインパクトがある企画や取り組みを創出すること。もう一つは、スポーツの価値をより可視化していくことです。スポーツ協賛企業は多くありますが、協賛の効果は従来イメージや概念的なものが大半です。変化し続けるテクノロジーや社会課題をキャッチアップしながら、目に見えない影響の部分までしっかり可視化し、発信していきたいと考えています。

世界最高峰のレースの日本開催にも貢献。グローバル案件の拡大を目指して【T.Iさん】

私は海外育ちの経歴を生かし、入社以来、グローバル領域の仕事を担っています。ラグビーやサーフィンなど幅広いスポーツの長期的なプロジェクトに関わっており、海外のコンテンツホルダーとの交渉、イベント運営、外国人選手の通訳サポートなどが主な業務です。大半が英語を使った仕事で、海外の方との交渉など、自分の強みを存分に活かせるフィールドを任せてもらっています。

昨秋も自ら手を挙げ、日本で開催された国際大会のプロジェクトに参加。8カ月前から毎月のように権利元との交渉を重ね、本場の大会視察の際には対面交渉や選手への説明を担当しました。相手の国民性に合わせた気遣いをしたり、英語のニュアンスを調整したりと、苦労しつつも円滑にやり遂げられたように思います。
開催当日にはスタート15分前にレースの順番の認識違いがわかり、大きなトラブルにつながりかねませんでしたが、粘り強く交渉をしたことで大事には至らず、無事に関係者の皆さんとイベント成功の喜びを分かち合うことができました。地道な作業も多いですが、イベントが形になっていく手応えや、最後に大きく実るものがあるのが、この仕事の醍醐味ですね。オフにはスタッフ一行を観光に案内して交流することもできたので、来年はさらにスムーズに運営できるだろうと手応えを得ています。

海外とのやりとりは時差もあるので、早朝や夕方の会議が設定されることが多いです。終業後は、スポーツジムで汗を流したり、家族のために料理をするなど、プライベートの時間も充実させることができています。

これから成し遂げたいことは、グローバル案件の拡大です。毎年のように国際的なスポーツイベントが開催されており、その盛り上がりに伴って海外選手の獲得に動くなど、何らかのチャンスがつくれるのではと考えています。また、武道など海外で人気の高いスポーツも、グローバル展開の可能性を秘めているコンテンツだと思います。いろいろなアイデアを形にしながら、将来的には、海外事業の拠点づくりに携わり、日本のスポーツの魅力を世界でもっと広げていくことが目標です。

学生の方へメッセージ

スポーツに関わる仕事を志すにあたっては、さまざまな選択肢があるかと思いますが、当社は広告会社グループの中で多くのソリューションを活用しながら、スポーツビジネスを発展させていく、という点が大きな特徴です。多様な人材力を活かして、革新的なソリューションを提供できますし、社会を広く見ながらメジャー・マイナーを問わず多彩なジャンルのスポーツに関わり、スポーツ市場全体の拡大に貢献できる立場です。

スポーツへの興味は必要ですが、スポーツをした経験がなくても、熱狂的ではなくても、何ら問題はありません。むしろ「スポーツに興味がない人もどう巻き込むか」という視点を持って冷静に考えることができる人に向いた仕事です。語学力を活かせるグローバルな案件も多くありますし、テクノロジーと融合したソリューション開発も今後必要になってきます。ですので、グローバル、デジタル分野に関心がある人にもマッチすると思います。

皆さんが幼少期見ていたスポーツと今の姿が異なるように、将来のスポーツの世界は、あり方も見せ方も確実に変わってくると思います。その変化を楽しみ、未来を予想しながらアグレッシブに対応ができる人にとって、当社は非常に面白い立ち位置の会社といえるでしょう。学生の皆さんと未来のスポーツについてディスカッションできることを、心から楽しみにしています。

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一人ひとりの個性や感性を活かせるフィールドがある会社です。「自分の強みをスポーツの発展にどう活かせるか」といった視点で自己分析をしてみてください!

マイナビ編集部から

博報堂DYグループの一員として、豊富なネットワークと実績を武器にスポーツビジネスを専門に手掛けている同社。イベントプロデュースはもちろん、アスリートキャスティング、デジタルのプロモーション企画・運用、さらに商品化・ライセンス事業やプロモーショングッズ制作まで、幅広い事業を展開している。

取材対象者に共通していたのは、ゼロからイチを生み出すことに意欲的な社員たちの姿勢。スポーツに関わる事業者の課題を解決するため、またより多くの人を巻き込んでスポーツ人気を高めるためのさまざまな戦略を作り上げる立場として、しっかりとしたビジョンを持ってキャリアを積んでいる姿が印象に残った。

スポーツビジネスというと、大規模イベントの運営をしたり、アスリートのマネジメントをして知名度を上げたり、といったイメージがあるが、同社はそうした「点」の活動だけでなく、スポーツの社会的意義を考えながら長期的な目線でソリューションを生み出すことを目指している企業だ。

スポーツチームはもちろん、行政や教育機関、協会組織などとも連携しながら、より良い社会の創造に貢献できる立場にあり、今後も最新テクノロジーを積極的に活用しながら「スポーツコンテンツの価値を上げていくこと」を展望としている。そのためには「広い視点」と「柔軟な思考」が不可欠なため、自身の資質と照らし合わせながら検討してみると良いだろう。

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立場を問わず議論を重ねて互いに高め合えるフラットな社風。主体性を持ってアイデアを構築し、意欲的に発信できる人に適した企業と言えるだろう。

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