(株)ジョイン【パレスグランデール・オワゾブルー山形・平安典礼・フローリスト平安】

葬祭ディレクターとして、亡くなられた方を病院や施設にお迎えに行き、ご家族の方々とお打ち合わせを行い、準備を整えてご葬儀を終えるまでの仕事を担当しています。

フューネラルは大切なご家族様の最期の時に立ち会う仕事なので、精神的に厳しい時もありますが、思った以上にいろいろな人に出会えますし、思った以上にいろいろなご家庭があって、たくさんの気づきを得ることができます。
また、ご家族の方の要望も多様化し、複雑な家庭環境の方もいらっしゃいます。さらにコロナ禍になってからはすべてが変わりました。それでもお客様から最後に、「いいお葬式だった。無事に終わってよかった」と言っていただけることが一番のやりがいです。

葬儀屋さんと聞くと、年配の男性をイメージする方が多いのか、若手の頃にはお打ち合わせに行くと驚かれることがよくありました。ただでさえ、お客様にとっては慣れないご葬儀なのに、担当者が女性ということで、余計に不安にさせてしまっていると感じる場面が多々ありました。実際に喪主を務めた方から「あなたで大丈夫なの？」と言われたこともあります。その時は、普段以上に相手を不安に思わせないような対応を心掛けました。そのおかげか最後に「最初あんなこと言って悪かったね」と言っていただけて、とてもほっとしたことを覚えています。

お客様の話にしっかりと耳を傾けることです。大切な方が亡くなられ、ご葬儀をする忙しさでいっぱいいっぱいな中で、家族や友人には「話せない」「言えない」ことがあるお客様も大勢いらっしゃいます。まったくの赤の他人である私どもに、ついポロっと漏らしてしまう「弱音」や「本音」の心の声をすくい上げられるよう心掛けています。

やりたい仕事が決まっていない方はもちろんですが、やりたい仕事が決まっている方も、まずはいろいろな会社を見てみることが大事だと思います。思いがけない自分の興味を発見するかもしれません。