最終更新日:2025/5/2

(株)内藤ハウス

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 建設
  • 建材・エクステリア
  • 建築設計
  • ホテル・旅館
  • 住宅

基本情報

本社
山梨県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

地域の豊かな未来をさまざまな角度から支えていく

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営業、施工管理、ホテル事業。それぞれの立場から見た内藤ハウス

山梨に本社を構える内藤ハウスでは、建物の設計から工事、販売に至るまで総合的に関わっている。さらにはホテル運営も手掛けるなど事業の裾野は広い。営業、施工管理、ホテルスタッフの3人に話を聞いてみた。

小林 勝樹さん
仙台支店
法学部政治行政学科卒/2014年入社

井口 萌ゆ実さん
本社工事部
工学部建築基盤計画科卒/2020年入社

濱野 真悟さん
城のホテル甲府
法学部政治行政学科卒/2020年入社

先輩のオフタイム・職場について

安定した経営基盤をもち、技術力のある会社として、当社は信頼されています。だからこそ私のような若い営業も、頑張れば大きな案件に携われるのだと思います。
小学校からバレーボールをプレーしてきた井口さん。今でも社会人チームのセッターとして活躍しており、週2、3回は練習に出かけているそうだ。
濱野さんは高校時代からハンドボールに熱中。社会人チームにも所属しており、月1回ほど汗を流している。休日は映画鑑賞や温泉などに出かけてリラックスしているそうだ。

【小林さん】誠実な姿勢で接すれば、必ず伝わる

私が内藤ハウスを就職先に選んだのは、地元である山梨の有名企業で、全国に支店があり、県外で多様な経験を積むチャンスがあることに魅力を感じたからです。入社直後の2カ月は本社で研修を受け、その後は営業職として働いています。営業の仕事は、お客さまの要望を伺い、提案することから始まり、見積書の作成から設計部や工事部への業務指示、案件が始まるまでの打合せの進行から、工事中は関係各方面に働きかけるなど、いわば工事全体の旗振り役です。ゼネコンや地方自治体、設計事務所など、営業先も多岐にわたり、それぞれお客さまのニーズに合わせた提案を行います。例えば役所などの場合、建物の大きさや収容人数、用途ぐらいまでしか決まっていない段階でプランを求められ、こちらが最適だと考える間取りや配置を提案するケースも珍しくありません。

内藤ハウスで働いて気付いたのは、営業は単にモノを売ってそれで終わる仕事ではないということです。建物が建った後も、お客さまとずっとお付き合いを続けていくことが営業の役割です。工事の計画段階からアフターフォローまで、社内で最も長くお客さまと接し、自身の人間性を評価していただくことで信頼関係を築かなくてはなりません。私はもともと口下手で、最初の頃は全体の進行も緊張してうまくこなせませんでした。2年目に初めて担当した案件でも失敗続きでしたが、無我夢中に精一杯頑張り続けたことで、誠実に努力している姿勢が伝わり、担当の方に気に入っていただけました。

仕事がスムーズに進められるようになったのは、上司のアドバイスで事前準備を徹底するよう心掛けてからです。打合せ前日に、その内容をあらかじめ想定し、必要な資料を用意することで、お客さまの質問にも的確に答えられるようになりました。現在課題だと感じている、建築に関する知識不足を克服し、社内外の信頼を得て、「彼に任せておけば大丈夫」と信頼される営業になりたいです。

【井口さん】プレハブ、RC造、立体駐車場。施工管理者として多様な案件を経験

大学では建築を専攻し、就職活動では山梨県に貢献できる施工管理会社を探しました。当社に関しては県内でも名前を知られている企業ですので安心感を覚えましたし、得意とするプレハブ建築などは自社工場で生産した上で、設計も施工も自社で完結するなど、総合的に技術力を持っている点にも魅力を感じて入社を決めました。

所属する本社工事部では、当社の得意分野であるプレハブ、システム建築、立体駐車場はもちろん、一般在来建築なども含めた幅広い建物の工事を手掛けています。最初はプレハブの工場兼事務所の施工管理を担当。大学でも施工管理について学んだとはいえ、座学と実践では異なる面も多く、専門業者の方々が話す専門用語もわからないような状態でした。そんななかでも心掛けたのは、すぐに質問をすること。聞けば丁寧に答えてくれる人ばかりでしたので、現場の中で基礎を身に付けられました。

1年目後半からは公共機関のRC造の建物の新築工事に関わりました。一部には重量鉄骨も用いられており、図面の数もかなりあったので対応には一苦労させられました。大学で勉強したコンクリートに関しても、気温によって固まり方に差異が生じるのを間近にして、臨機応変な対応が不可欠なのだと痛感させられました。協力会社の数も多く、コミュニケーションには工夫が必要でしたが、雑談などもしながら積極的に関わっていくことで、人と人との関係を構築していくのがスムーズな仕事につながりました。直近では立体駐車場の工事現場にいました。このときから図面のチェックなどにも深く関わるようになり、業者同士のスケジュール調整などにも乗り出しました。上司に頼ってばかりだった自分も、主体的に行動を繰り返すことで、少しずつ成長を遂げられたと感じます。

ここまで異なる3つの物件に携わりましたが、何もなかった場所に少しずつ建物が出来上がり、無事に完成したときの充実感は大きいと感じています。次の案件としては大掛かりなシステム建築に取り組むことになっています。今度は工程管理までより深く入っていくことになるでしょう。しっかりと経験を積み重ねていきたいと思っています。1級建築施工管理技士の資格も目指していますが、取得後は自分が所長として現場を仕切れるように頑張りたいです。

【濱野さん】城のホテルのフロントとして勤務。山梨の魅力発信活動にも挑む

大学時代の4年間、山梨県内のペンションでアルバイトをしていたのですが、お客さまを楽しませるのが性格に合っていると思うようになり、就職活動ではホテル業界を志望の一つにしました。内藤ハウスに関しては、両親が県内のスパや都内のビジネスホテルを利用しており、なじみのある施設でした。また、私が社会に出る時期に甲府市内に「城のホテル」がオープンすることになっており、その立ち上げに関われる点に魅力を感じて入社を決めました。

城のホテルは全175室のビジネスホテル。地元の和紙で内装を整えたり、山梨県内の企業とコラボしたイベントを開催するなど、山梨県の魅力の発信にも尽くしています。私は入社以来、この城のホテルのフロントとして接客サービスの提供、部屋の割り振りなどに取り組んできました。全てが初めての体験で接客の難しさを感じてばかりでしたが、経験豊富な上司たちが丁寧にお客さまに対応している姿を見て学びながら、少しずつ自分を高めていきました。

山梨の魅力を発信するべく、ジュエリーや伝統工芸品などの名産品に関して、フロントで案内することもあります。名産品を探していたお客さまに紹介したところ、「すごいよかったよ」と喜んでくださって、後日、口コミサイトでもお褒めの一言を書いてくださったときはうれしい思いに包まれました。

並行して各種イベントの運営、公式SNSでの投稿などを通して、山梨県の良さを発信する活動にも携わってきました。城のホテルのイベントで最も盛大なのは11月の「山梨ヌーボー」。県内のワインを楽しんでもらうために、事前準備をはじめ、当日の料理提供やお客さまのご案内などにも携わりました。SNSでは、おすすめのカフェに行って動画を撮影し、自分で編集したものを投稿したりしています。

2月23日の富士山の日にちなんだイベントは、私の企画が採用されました。フロントに富士山の絵を飾るとともに、富士山グッズを販売し、SNSでの大々的なキャンペーンを実施。自分が中心となって準備をしていくなかでは、他のスタッフと自分の考えに違いがあることもあり、丹念に話し合って問題解決していくのが大切だと感じました。

多くの人と関わりながら山梨の魅力を発信できる城のホテルで働くのは、やりがいにあふれています。これからも山梨の情報を世の中に広げていけるように力を尽くしていきたいと思っています。

学生の方へメッセージ

若いうちから活躍したいと考えている人には、内藤ハウスは最適な会社です。経営基盤も安定しているので、安心して自分のやりたいことに挑戦できると思います。私が勤めている仙台支店は、社内の雰囲気はとても良く、皆で協力しながら業務を行っています。相談することも多いのですが、いつも上司は親身になってアドバイスをしてくれます。(小林さん)

企業を知るには、実際にその場所に足を運ぶのが一番。インターンシップなどに参加して自分でしっかりと判断するのを意識しましょう。私は北海道の大学に通っていましたが、地元の山梨に帰って就職するつもりでしたから、帰省のときに重点的に企業を訪問できるようにスケジュールを組んでいました。もし東京など別地域の企業も目指していたとなると予定を組む難易度が高いと思いますので、大学とは別の地域での就職を考える場合、スケジュール調整をしっかりと行ってください。(井口さん)

私が就職活動に関して動き出したのは、他の人に比べると少し遅めの大学3年生の終わりごろ。早く業界を調べていた友人は、どんなスキルや資格が必要になるかまでイメージして進めていました。早く動くに越したことはないので、企業研究や情報収集は計画的に進めることをおすすめします。(濱野さん)

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甲府市にある「城のホテル」などのホテル経営も手掛ける。JR甲府駅からほど近く、甲府城本丸跡に隣接する同ホテルは、山梨の良さを発信する拠点としても機能する。

マイナビ編集部から

山梨県に本社を構える内藤ハウスは現在、北は宮城、南は福岡にまでネットワークを広げる総合建設会社として盤石の基盤を築き上げている。得意とするプレハブ・システム建築を中心に官民を問わない案件を受注しており、創業から50年以上にわたって赤字決算はゼロ。売上高も200億円を超えるなど、数字面の安定性も折り紙付きだ。

とはいえ、今の座にあぐらをかくことはない。新技術の研鑽にも励んでおり、次世代型建築物「MATCH-Grid」などが誕生している。自由闊達で和気あいあいとした雰囲気の社風で社員間の距離も近いから、新しいアイデアも自然と生まれやすい土壌にあるのがよくわかる。専門性が問われる仕事も多いが、上司が部下をフォローする文化も根付いているから、キャリアが浅いうちから不安なくチャレンジできるのも同社らしいところだろう。

社員にとって働きやすい環境づくりにも注力。先日は女性の施工管理者が産休・育休から復帰したが、限られた時間でも働けるように事務職から始めてもらい、お子さんが安定したら施工管理に戻っていけるように配慮したという。コンパクトな組織だけに本人に寄り添った形でのキャリア形成ができるのだ。ちなみに首都圏は自社専用の社宅、他のエリアは借り上げ社宅を提供しており、ワンルームなら本人負担は5,000円。暮らしの支援も手厚い企業である。

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プレハブやシステム建築といった分野で実力を発揮する内藤ハウス。大学との共同研究で次世代型建築物「MATCH-Grid」を編み出し、より意匠性と耐震性を極めている。

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