最終更新日:2024/11/14

デリカSFグループ[グループ募集]

業種

  • 食品
  • 給食・デリカ・フードビジネス

基本情報

本社
福岡県

取材情報

記事で読む社会科見学

おにぎりや弁当、惣菜などの製造を通して、九州の食を支える

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ホールディングスの柱である製造3社の若手社員にインタビュー

大手コンビニの食品製造を九州全域で担うデリカSFホールディングス。今回は、グループを構成する3社の若手社員に、仕事の魅力ややりがい、商品・サービスへのこだわりについて聞きました。

■双葉産業(株) 総務部
池田夏美さん(写真中央) 2020年新卒入社

■(株)デリカフレンズ 生産管理部
河内智典さん(写真左) 2020年新卒入社

■(株)惣和 製造部
平川健二朗さん(写真右) 2020年中途入社

これからの課題と目標

外国人の従業員も多いので、社内のルールを全員にわかりやすく伝える仕組みを作ることが今後の課題。そのためにも、現場を知る努力を続けていこうと思っています/池田
基本的な業務を先輩のサポートなしにしっかりこなせるようになること。企画書の作成なども、責任を持って一人でやりきれるような確かな知識を身につけたいです/河内
今はまだ自分の担当工程を見ることで精一杯ですが、今後はもっと広く現場を管理できるようになりたいですね。先輩に負けないように早く成長したいと思っています/平川

【総務】壁のない親しみやすい対応で、誰もが働きやすい職場環境を支えていく

双葉産業は、おにぎりや寿司、弁当などを製造し、福岡県と大分県のコンビニに出荷する食品メーカー。社内には、品質管理部、生産管理部、製造部、総務部があります。

品質管理部とは、工場内の衛生管理や従業員の体調管理、食品の微生物検査や食品表示の作成などを行う部署。生産管理部は自社開発の商品の企画書を現場に合わせた形に見直すなど、生産体制を整える部署。当社では商品開発職も生産管理部に含まれます。そして、調理や包装など、実際の作業工程を担うのが製造部で、人事や経理、備品管理といったバックオフィス業務は総務部が行います。

私たちが製造する商品は、本部が開発した全国統一のもの、自社で開発したもの、デリカフレンズなど他社の工場と共同で開発したもののいずれかで、自社開発と共同開発の商品については、商品企画のメンバーが開発を担当します。開発する商品の詳細が決まったら、それに合わせて原材料を調達し、下処理や計量を行い、調理の工程に入ります。調理ができたら盛り付けと包装をし、品質チェックを終えたものから順次出荷作業に入る、という流れで進んでいきます。

私は入社以来、総務部に所属しており、工場内で使用する手袋やエプロン、帽子など備品の管理と、従業員の労働時間の管理、従業員からの質問や相談を受ける窓口業務を担当しています。手袋やエプロンは扱う食材によって使いわけますし、工場内には500人ほどの従業員が働いていて当然サイズも異なりますから、各サイズの在庫を切らさないよう注意深く発注し、管理するようにしています。

この仕事をしていて一番うれしいのは、従業員が相談してくれた問題を解決できたとき。年次や立場、経験を問わず、いろいろな人と話すことが多い部署なので、いろいろな人と話すことが多い部署なので、これからも、壁のない親しみやすい対応を心がけていきたいと思います。(双葉産業/池田)

【生産管理】各部署と連携を取りながら、食の安心安全の確保を担う。

おにぎりや寿司、弁当などを製造し、大分県以外の九州全域に出荷しているのが当社、デリカフレンズ。工場は筑後、佐賀、鹿児島にあり、私は筑後工場で生産管理に従事しています。

主な業務は、商品企画チームが開発した企画書を、工場に合わせて見直し、現場に落とし込むこと。工場で使う機械にはそれぞれに特性があり、同じように動かしたからといって同じ味になるわけではありません。自分の工場の機械に合わせて、「この機械でこの味を出すなら、この工程はもう少し短い方がいい」と判断し、ライン担当者とともに試作を重ねて筑後工場オリジナルの企画書を完成させます。その数は時期によって異なりますが、多いときで週5品くらい。夏休みなどの長期休暇中は新商品が多く、私たちも忙しい日々が続きます。他には、新商品には完成形を示したトッピング図というものがあるのですが、それを工場内の従業員が現場で見やすいように書き換えることも重要な業務です。

商品開発のメンバーから「こういう工程が必要な新商品を開発しようと思うのだけど、それがこの工場でできるかどうか教えてほしい」といった相談を受けることもありますし、製造現場からは「使用する調味料の名前が似ていて間違いやすいので、企画書の表記方法を変えてほしい」という依頼もよく受けます。このように、他部署とも連携を取りながら、現場がスムーズに作業できるための環境づくりを行うのが、私たち生産管理の役割です。

企画書をつくる際、使用する食材を一つでも間違ってしまうと、食物アレルギーなど、命に関わる問題が起こりかねません。ですから、普段から、食に関わる者としての責任をしっかりと自覚し、何事もミスのないよう慎重に進めることを強く意識しています。(デリカフレンズ/河内)

【製造】作業工程と作業のルールを徹底管理し、九州全域に美味しい食を安全に届ける。

大手コンビニで販売しているサラダや惣菜、軽食などを製造しているのが私たち、惣和。当社で製造した商品は、九州全域の2,300店以上の店舗に出荷されています。

私は、調理と包装で構成されている製造部門で調理を主に任されていて、惣菜用の食材を釜で煮たり、フライヤーで揚げたり、オーブンで焼いたりする工程の担当。実際の作業はパート従業員が行っていて、私は生産コントロールや、パート従業員のモチベーションやスケジュール管理などを担っています。

製造で最も重要なのが、進捗管理。商品の出荷時間が決まっているので、私たちは、その時間に合わせて、現場の状況を見ながら調理の順序などを決めていかなければなりません。人によって異なる作業の精度やスピードなども考慮しながら、どうすれば出荷に間に合うか、日々最善のスケジュールを考えています。日中の勤務のときは社員も多く、業務を分担できるのですが、夜勤のときは人が少なく、普段担当していない工程まで広く見なければならないので、経験の浅い私には少し大変ですが、逆に学べるチャンスだと思って前向きに取り組んでいます。

仕事をする上で大切にしているのは、守らなければならないことをしっかり守ること。食品製造工場では、手袋やエプロンの使いわけなど、ルールが細かく決まっているので、それをきちんと頭に入れ、守っていない人には臆することなく注意するようにしています。現場の動かし方がとても上手な先輩が身近にいるので、これからもその先輩を見ていろいろなことを学んでいきたいと思っています。

繁忙期は少し残業もありますが、休日はきちんと取れます。社長との距離感も近く、現場に差し入れをしてくれることも。働く環境はもちろん、人間関係にも福利厚生にも不満はなく心地よく働けていると思います。(惣和/平川)

企業研究のポイント

会社見学では、社内の雰囲気や社員の人柄だけでなく、帽子のかぶり方やエプロンの付け方など、ルールが正しく守られているかも確認すること。食品製造の場合は、工場内を見るだけでその会社の思いや姿勢など、わかることがたくさんあると思います。そして、これは食品業界に限ったことではありませんが、総務系の仕事を希望する人は、学生時代に簿記やPCスキルを身につけておくといいですよ。(池田)

これから業界研究イベントなどに参加する機会も多いかと思います。そのときは、ブース内での対応だけでなく、学生がいないときにブースの中の社員がどんな様子でいるかこっそりチェックしてみてください。気を張っていないときにこそ、社内の雰囲気や人間関係が見えるものだと思います。(河内)

仕事の内容も大切ですが、長く働くためには、そこがどんな環境かを知ることも大切です。給料や休暇など、聞きづらいな…と思うことほど重要ですから、社員の方に遠慮せず質問するべきだと思います。夜勤がある仕事は大変だと思う人もいるかもしれませんが、その分、給与にも反映されますし、成長スピードも早くなると思います。自分が何に重点を置くかをしっかり決めて、やりたい仕事ができる最善の環境を探してください。(平川)

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社内の雰囲気や空気感を知りたいなら、工場見学などを利用して、社員がどんな様子で会話をし、仕事を進めているか、自分の目で確かめてください。

マイナビ編集部から

大手コンビニで販売する食品の製造を手がけるデリカSFホールディングス。おにぎりや寿司、弁当の製造を担っているのが「双葉産業」と「デリカフレンズ」の2社で、双葉産業は福岡県と大分県に、デリカフレンズは大分県を除く九州全域に商品を出荷している。福岡県内に工場を持つ「惣和」は、サラダや惣菜、軽食を製造し、九州全域に出荷。九州で暮らす多くの消費者に、安全・安心の食を届けている。また、災害時には各社迅速に協力し融通するなど、グループならではの連携も。24時間365日、途切れることなく食を提供し続けることで、人々の暮らしを支え、当たり前の日常を守っている。

今回取材に協力してくれた、会社も職種も異なる3人に共通していたのは、「自分が携わった食品が店頭に並び、それを手に取ってくれるお客様を見たときが一番うれしい」と言っていたこと。今や誰の生活にも欠かせないコンビニだけに、そうした喜びの瞬間を毎日味わえることが、高いモチベーションにつながっているそうだ。

同じ志を持つホールディングス内の企業ではあるが、各社それぞれ特徴や社風が異なるため、まずは足を運んで確かめること。九州のいずれかを拠点に、食を支える仕事に就きたいと思う人なら、きっとここだと思える環境が見つかるはずだ。

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製造を担っているのは、誰もが一度は手に取ったことがある大手コンビニのお弁当や惣菜など。多くの消費者に届くものだけに、やりがいも十分ある。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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