最終更新日:2025/3/21

山梨トヨタ自動車(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 商社(自動車関連・輸送用機器)
  • 専門店(自動車関連)
  • 損害保険
  • リース・レンタル

基本情報

本社
山梨県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

「親しみある上品さ」を身にまとうべく、自己研鑽し続ける

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若手の個性を尊重しながら、成長を丁寧にバックアップ

山梨県内で80年近く活動し続ける山梨トヨタ自動車(株)。3人の先輩たちが学生時代の経験をどのように活かして、ディーラーとしての使命を全うしようとしているのか、話を聞いてみた。

山口 一弥さん(左)
営業職
経済学部経営学科卒/2022年入社

相原 由來さん(右)
営業職
国際政策学部国際コミュニケーション学科卒/2024年入社

大久保 桃花さん(中央)
店舗アシスタント
法学部政治行政学科卒/2021年入社

先輩たちから一言!

「知識については入社してから身につけられるチャンスがたくさんあります。先輩にも話しかけやすい職場ですから、安心して学び続けられると思いますよ」(山口さん)
「『親しみある上品さ』を体現する社風で、ともに働くスタッフに対しても謙虚に、上品に接する人ばかり。とても働きやすい職場だと感じています」(相原さん)
「好きなものを見つけて、チャレンジする学生生活を過ごしてください。その中で自分が何をしたいのか、自然と道が広がっていくと思います」(大久保さん)

【山口さん】世代を超えてコミュニケーションをとった経験が活きている

小学校5年生からサッカーを始め、高校まで部活動で汗を流していました。大学に入ってからはサークルでプレーするとともに、母校のチームで子どもたちに教えていました。コーチとして、子どもたちや保護者のみなさんと接していたのですが、同年代以外との交流を通じて、多様な視点を身につけることができ、視野が大きく広がる経験となりました。

地元・山梨の企業というところと、1946年設立の長い歴史から、県内のディーラーをリードしている印象があったので、自分の力を試したいと入社を決意しました。以来、営業としてお客様とのコミュニケーションの最前線に立っています。

新規開拓の場合、基本的にはショールームにいらしたお客様に対して、長期的な視点でご提案をしながら契約を獲得していくことになります。かつてはトヨタの高級車に特化していた当社ですが、現在は全車種を販売しているので、幅広い知識が欠かせません。お客様の考え方も十人十色で、臨機応変な接客が求められるのが難しいところですが、ベテランの先輩のおかげで、豊富な経験に基づくノウハウをみっちりと学ぶことができました。

自信が持てるようになったのは1年目の冬、ある法人の社長に自家用車をご提案したこと。お客様が知りたいニーズを細かくキャッチした上で、わかりやすく説明するのを心がけていると信頼してくださり、後日、社用車のご提案にも繋がりました。こうした世代の異なるお客様とコミュニケーションする上では、コーチとして保護者のみなさんと接した経験が大いに活きていると思います。地元に近い店舗で勤務しているので、かつて指導していたチームの保護者が、クルマを購入してくださるという嬉しい経験も。人と人との信頼関係を末永く結んでいく大切さを、身に染みて感じています。

最近では、ベテランの先輩2人が定年退職したのをきっかけに、私が担当するお客様も増え、いっそう責任が重くなったと感じています。まだまだ経験は浅いものの、先輩のように冷静に接客する能力を身につけ、これからさらに自分を磨き上げていきたいですね。

【相原さん】コロナ禍での学生生活で、多くの物事を吸収

大学1年次にコロナ禍が直撃し、ほぼオンラインでの講義になりました。2年次からはキャンパスライフを満喫すべく、大学生協の学生員会に入り、その運営に取り組んでいました。ほどなくして委員長に指名されるとともに、関東・中部エリアの学生員会を統括する組織にも参加。各学校の取り組みの共有や、交流会・セミナーの開催に励みました。

専攻は観光学だったので、企業研究は旅行関係を中心に行っていたものの、一方でクルマに興味があり、人と話すことが好きなので、最終的には県内のディーラーを志望しました。当社はトヨタブランドを長きにわたって支え続ける確かな基盤を持ちますが、そこに甘んじることなく挑戦し続ける姿勢に共感したのが、決め手になりました。

入社後1ヶ月の新人研修では、業務の基礎を学びました。14名の同期とともに学んだおかげで横の繋がりが育まれたのが、これから働く中での大きな安心材料となりました。トヨタ車の高級ブランド「レクサス」の専門店に配属にされてからは、メンターの先輩の指導を受けながら、一つひとつ学び続けているところです。まだまだできることが少ないながらも、来店されたお客様へのご案内などを任されるようになりました。

仕事の中で活きているのは、コロナ禍で過ごした学生時代の経験です。まさか学校に行けない事態になるとは思わず、以来、どんなトラブルがあっても想定内だと捉え、落ち着いて対応できるようになりました。また生協の委員会活動では、非常に多くの学生の声を取りまとめたことでコミュニケーション力が高まりましたし、会議では幅広い年齢層の人と接することも多く、言葉遣いなどの基本を学べたのもよかったです。

入社後も、引き続き多くのことを学び続けています。当社では「親しみある上品さ」のポリシーのもと、ハイレベルな接客を実践しており、身なりや言動のみならず、一つひとつの所作にまで気を配っています。先輩に一度教えてもらったことを次のお客様に実践して、上手く接客できたときにはやりがいと楽しさを覚えます。

新人ならではの“がむしゃらさ”を武器に、これまで2件ほどのご契約を獲得することができました。しかし、それは先輩の手助けあってのこと。これからは保険の知識なども深めながら、少しずつできることを増やしていきたいと思っています。

【大久保さん】学生時代の多くの人との関わりが、店舗アシスタント業務に活きている

私が学生時代に力を入れたのは、4年間続けた結婚式場でのアルバイトでした。最初の2年間は披露宴会場での給仕に携わっていましたが、3年目以降は料理をお出しするタイミングなどを調整する、進行役を任されました。ハレの日を迎えるお2人がどのような進行をしたいのか、事前にしっかりヒアリングするとともに、式場内のさまざまな立場の人と連携し、要望を実現していく役割です。おかげで、多様な考えを持つ人と分け隔てなく接し、物事を円滑に進めるという力を身につけることができました。

企業研究中はブライダル産業も視野に入れたのですが、コロナ禍もあり別の道を探るようになりました。“結婚式のように、人生で何度も味わえない瞬間に立ち会いたい”と、ハウスメーカーやディーラーに絞っていきました。当社を選んだのは「親しみある上品さ」をサービス方針に掲げているように、魅力的で輝きを放っている先輩が揃っている点に憧れたからです。

私は「フォルクスワーゲン」専門店の店舗アシスタントとして、販売サポートを行ってきました。お客様のお出迎えやお茶出し、電話対応のほかにも、書類作成やお金の管理、イベントの企画、店内装飾など、多種多様な仕事に取り組んでいます。

実は配属から3年間、所属店の店舗アシスタントは私一人だけでした。それでも、わからないことがあると営業や他店舗のスタッフにも聞きながら、日々挑戦を重ねていくことで、自然と問題解決能力が高まっていった気がします。またアルバイト時代に、何度も披露宴での不測の事態を経験したおかげで、どうすればうまくいくのか、全体の空気を読みながら作業することもできました。

店舗アシスタントとしてのやりがいは、お客様が「ありがとう」と笑顔で帰宅される姿を見た瞬間にほかなりません。以前はお客様の笑顔を無理に引き出そうとしていた気がしますが、今は自然な笑顔を導き出せるようになってきたと思います。少しずつ「親しみある上品さ」が実践できるようになったのかもしれません。

最近1年目の後輩が入り、初めて教える立場を経験しています。今もまだ手探りですが、教えることで、自分の成長に繋がるような手応えも感じています。より過ごしやすいショールームを作れるように、後輩とともにこれからも頑張っていきたいですね。

学生の方へメッセージ

企業研究ではホームページや情報サイトの確認、IR分析といった“机上の勉強”も重要ですが、それ以上に大切なのは、やはり実際に足を運ぶことです。特に店舗を構えているサービス業の場合は、実店舗に行くことをオススメします。雰囲気を肌で感じ取ることで、見学会の席、すなわち「会議室だけ」ではわからないことが、きっと見えてくるはずです。その会社を選んだときに自分が働く現場をあらかじめ確認しておくことは、入社後のミスマッチを防ぐことにも繋がります。

当社は「トヨタ」だけではなく、「レクサス」「フォルクスワーゲン」のブランドも取り扱っており、さまざまなニーズのお客さまがご来店されるため、「親しみある上品さ」をテーマに、上品で節度ある対応を心掛けています。また当社は、山梨県全体に店舗を構えていますので、ぜひお近くの店舗にお越しいただき「親しみある上品さ」を体感してみてください。

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人事担当者のみなさん。「さまざまな企業を研究することを心がけてください。その上で当社の取り組みや理念に興味を持っていただければ幸いです」とメッセージを送る。

マイナビ編集部から

山梨トヨタ自動車(株)は1946年の設立以来、県内でトヨタ車の販売に力を尽くしてきた。現在はトヨタ、レクサス、フォルクスワーゲンの専門店を合計13店舗展開するほか、中古車販売の拠点も設けるなど、クルマが生活の足として欠かせない県民のニーズに細かく応えている。

取材中、先輩たちの言葉で印象的だったのは、接客ポリシーとして掲げる「親しみある上品さ」。同社のルーツは高級ラインの専門店だっただけに、接客の基礎として上品さを挙げる一方で、ディーラーは長きにわたってお客様とお付き合いする以上、親しみやすい関係性を築かねばならないとの思いが込められている。今回、3人のスタッフと人事担当者に話を伺ったが、柔らかで相手のことを気遣って話す言葉の一つひとつから、まさに「親しみある上品さ」が垣間見えた。

スタッフがハイレベルな接客ができるように、教育体制の充実にも取り組んでおり、配属先で2年にわたり先輩スタッフが指導する「IG制度」、月に1回若手が集まってさまざまなテーマを学ぶ「3年間研修」などを用意。3年間研修に関しては、講師は卒業生である4年目のスタッフが務めるのだが、先日、大久保さんも講師として接客術などを教えたという。教えるために、学んできたことを整理したおかげで、さらなる成長のきっかけを掴んだそうだ。まさに“人が育つ”環境が連鎖しているのがよくわかる取材となった。

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山梨県内で78年もの長い歴史を紡いできた同社。お客様に満足していただける店舗づくりはもちろん、スタッフがプライドを持って働ける職場環境づくりにも余念がない。
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