最終更新日:2025/6/9

(株)アビスト【東証スタンダード市場上場】

  • 正社員
  • 上場企業

業種

  • 機械設計
  • ソフトウエア
  • 自動車・自動車部品
  • 家電・AV機器
  • 受託開発

基本情報

本社
東京都、愛知県

取材情報

事業について伝えたい

研修で基礎を固めて、いざ就業先へ!万全のフォロー体制のもと、成長していく社員たち

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好きな分野で、技術を磨きながら成長していく若い力

多種多様な業界に向けて、幅広い領域にまたがる技術を提供しているアビスト。その強さの源泉は、どこにあるのか? 同社ならではの密度の濃い研修を軸に、モノづくりへの熱い想いを3人の若手に語っていただいた。

(写真左から)河合さん、長谷川さん、増田さん

■河合 俊樹(2023年入社/トヨタ支店/機械設計開発職)
■長谷川 梓(2024年入社/名古屋支店/システム・ソフトウェア開発職)
■増田 航(2024年入社/第一東京支店/電気・電子回路設計職)

アビストで活躍する先輩たち

【河合さん】趣味は、最近始めたというゴルフ。地元の友だち、同僚らとラウンドすることが目標で、休日になると打ちっ放し場などで腕を磨いているとのこと。
【長谷川さん】学生時代のアルバイトでは、細やかな作業が求められるキッチンを担当。趣味はゲームをプレーすることで、RPGやシューティングなど幅広く楽しんでいる。
【増田さん】中学・高校とテニス部に所属。今も体力づくりのため、毎朝10kmのランニングは欠かさない。大学時代は塾講師として算数、数学、物理などの講義を担当。

【河合さん】3D-CADを駆使して、好きなクルマづくりに没頭。知るほどに、仕事の奥深さが見えてきた

大学時代、学生フォーミュラという自動車を作る活動をしていました。当社に目を向けたのも、自動車関連の仕事を多く手がけていたため、その設計に関わることができると判断したからです。私の場合、すでに大学1年生の頃から、なんらかの形でクルマに関わりたいと考えていました。何社か選考を受けましたが、アビストに決めた理由は、業務レベルの高さと研修が充実している点に惹かれたからです。しっかり学びながら、無理なく業務に入っていけると思いました。

現在、携わっているのは3D-CADを使った自動車シートの開発業務です。設計にあたっては耐久性、一つのポジションを取った時のドライバーの状態、衝突時のショックなど、考慮しなければならないポイントが数多くあります。また、法規面でも守らなければならないルールがたくさんあります。
設計図が完成すると、次は試作品を作ってのチェック作業へと入っていきます。実際に座ってみて、そのホールド感を確かめたりもします。設計を微妙に変えただけでも、ハンドルを切った時のドライバーの肩やわき腹の動きが、大きく変わってくるのです。こうして改良点を見つけ出しては、何度もトライ&エラーを重ねていくわけです。現在、私が担当しているシートについても、すでに4年間も試行錯誤が重ねられてきたとのことです。

実際に仕事をして、まず衝撃を受けたのは開発スピードの速さでした。学生時代に想像していたより、はるかに速いペースで次のフェーズに進んでいくので、最初は少し戸惑いを感じました。
しかし、新人研修がしっかりしていたため、業務を進める上で困ったことはありませんでした。技術的なところでは、3D-CADの使い方について詳しく学ばせていただいたことが、実践の場で大いに役立っています。そこで身につけた断面でモノを考えるという習慣が、仕事を進めるベースになっていると実感しています。また、職場ではアビストのチームとして業務を請け負っているため、身近にいる先輩になんでも尋ねることができます。

数年先には、いま取り組んでいるシートを搭載した自動車が完成して、世に出ることになるでしょう。自分が作ったクルマが、街中を走るシーンを早く見てみたいですね。また、これからさらに多くの知識・ノウハウを吸収して、リーダーとしてチームの仕事を回せるようになっていきたいと考えています。

【長谷川さん】やりたかった仕事を担当。大学で身につけた知識を活かし、ECU基盤の開発に取り組む

学生時代から、将来的には自動車づくりに関わる仕事をしたいと考えていました。さまざまな会社を訪問するなか、当社に決めた理由は親しみやすい社風でした。選考段階から、採用担当の方の対応がとても丁寧で、ざっくばらんな雰囲気を垣間見ることができました。また、業務内容においても、大学の卒業研究を通じて学んだ知識が活かせると思いました。卒業研究では、無線操縦のプログラムについて掘り下げていたのですが、当社においてもプログラムを使った自動車制御に取り組むチャンスがあると判断したからです。

入社後、研修を終えると、6月から現在の職場に配属。希望がかなって、電気自動車を制御する情報系ソフトウェアの設計を手がけています。いわゆる、ECU(※)基盤の開発業務と呼ばれるものです。業務に携わり始めて半年が過ぎ、ようやく仕事に慣れてきたところですが、最初は分からないことが多かったですね。まず、仕事先では自動車に関わる専門用語が飛び交いますが、最初はほとんど理解することができませんでした。メモを取って、一つひとつ調べながら覚えていきました。

しかし、職場における業務の進め方などについては、戸惑うことなく入っていくことができました。研修で学んだことで、特に役立っているのが、バージョン管理システムに関する知識です。これは、ソフトウェアをチームで開発する際、各メンバーが行った変更点を他の人に受け継いでいくために使用されます。その利用ノウハウを学んだことが、業務の最前線で大いに活かされています。
ほかにも研修を通じて、いろんなことを身につけることができました。組み込みソフトの実習では、実際に基盤をパソコンにつないで、そこにプログラムを入れて動かしてみたりもしました。温度などがディスプレイに表示されたときに、なんともいえない面白さを感じたのを覚えています。

現在、いろんな仕事を経験しながら、自分の中にノウハウが蓄積されていくことに喜びを感じています。経験値を高めると、過去の仕事を思い出しながら、よりスムーズに仕事を進めることができるようになります。将来、自分が関わった車両が完成した姿を見た時、さらに大きな感動が得られるのではないかと思います。

※ECU:Electronic Control Unit(エレクトロニック・コントロール・ユニット)の略称で、車両に関わるあらゆるシステムを制御する装置の総称。

【増田さん】コスト、性能などを幅広く検討。日進月歩で進化する、自動車づくりの最前線に立つ実感

当社に目を向けたのは、正社員として会社に所属しながら、いろんな現場で経験を積むチャンスが広がっていたからです。好きな自動車の分野で幅広い業務に取り組みながら、いつもフレッシュな気持ちで仕事と向き合っていくことができると思いました。また、採用担当者との会話からも、堅苦しくなく、親しみやすい社内の雰囲気が伝わってきました。

現在、取り組んでいるのは、大学で学んだ回路設計の知識を活かすことのできる、電気電子部品まわりの設計業務です。たとえば、自動車に装着されているランプ類にも、さまざまな回路が搭載されています。私たちのミッションは、簡単に言うなら、この部分での価値改善ということになります。コスト削減や機能向上など、価格と性能の両面から、より良いモノづくりをめざして見直しを加えています。したがって、仕事を進める上では部品やコストについての幅広く、詳細な知識を身につけていく必要があります。まだまだ、学ぶべきことは山積されていますが、今は少しずつ知見を深めていくプロセスにやりがいを感じています。また、当社ではこうして早い段階から担当業務が与えられるので、おのずと挑戦心がかきたてられます。

研修はトータルすると11月半ばまで続きましたが、7月の途中からは、配属までの土台作りといった位置づけでした。私の場合ですと、実践を通してオシロスコープや電流計など装置類の使い方を学んだり、掘り下げたい内容を自由に勉強する時間をもらったりしました。こうした研修を行いつつ、実際の仕事も少しずつ担当しながら、11月の本配属をむかえました。
また、研修では車両ランプの回路設計に取り組む機会もあり、そこで各部品の役割や機能などについて詳しく知ることができました。ここで得た知識は、今の仕事に取り組む上でも、大いに役立っています。その他、敬語の使い方やメールでのやりとりの仕方なども、実務に直結した研修内容でした。なにより、同じように電気を学んできた同期社員と一緒に研修を受け、意見交換をしながら切磋琢磨できたことも、楽しい思い出となっています。

当面の目標は、目の前の仕事をしっかりこなして、周囲から信頼される存在になることです。そして、充分な実力をつけた後、さらに大きなプロジェクトに取り組んで、思い通りの設計ができるようになっていきたいと考えています。

学生の方へメッセージ

当社では、個々の適性に合わせて最長1年間の研修を実施しています。3~4カ月の基礎研修を終えた後は、これまでに請け負った業務をモデルとした実践的な仕事に取り組みながら、スキルを磨いていただきます。さらに技術的な研修だけでなく、社会人マナーや営業スタッフへの同行、電話応対の仕方などについてもきめ細かくお教えしています。電話で話すことに慣れていない方もいますので、こうした研修を行うことでスムーズに仕事に入っていただければと考えています。
以前まで、当社では専門的な学科で学ばれている方を対象に募集を行っていましたが、研修内容を見直し充実させることで、設計開発に興味のある方を広く募集できるようになりました。現状の教育内容に満足することなく、毎年研修内容のブラッシュアップを重ねることで、安心して設計者としての第一歩を踏み出していただけるよう努めています。
このように研修内容の充実・整備に取り組んだ結果、社員からは「不安が軽減された」「同期社員との絆が育まれた」という声や「現場で物怖じすることがなくなった」という声が聞かれるようになりました。先輩や上司からも「情報共有が今まで以上にできるようになり、即戦力として期待が持てる」と評されています。
設計開発に少しでも興味をお持ちでしたら、説明会に参加をしてみてください。皆さまと研修でお会いできることを楽しみにしています。

(教育管理部門/湯田光紀)

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きめ細かな教育研修により、新人のテイクオフをしっかりバックアップしている同社。新たな研修制度を導入して以来、すでに2期生となる社員が最前線で活躍している。

マイナビ編集部から

今回、アビストへの取材を通して強く感じたのは、新人育成にかける、同社の並々ならぬ意気込みであった。そのきっかけとなったのは、新社長の就任だったとのこと。拠点ごとに異なる教育、お客さまの要求に応えるだけの教育では、時代のニーズに応えていくことはできないと判断。拠点単位の教育から、全社的な視点で新人教育のあり方を見つめ直すようになったという。さらに、その指導内容についても、年々、新しい課題を設けて実施されているとのことである。ちなみに、今年からは納期意識の醸成、マクロなどのOffice操作というテーマを付加。現場の声に応えながら、柔軟な対応を図っている。エンジニアアウトソーシングの分野で、取引先から多大な信頼を獲得している背景には、こうした人を育てることへの真摯な姿勢があるように思えた。
一方、社員間の交流を促進する制度にも力を注いでいる。たとえば福利厚生の一環として、同社では「チーム力向上支援」という形で、年2回の補助金を支給しているとのこと。社員同士で懇親会を開いたり、工場見学に出かけたり、カーレース観戦を楽しんだり、チームごとに趣向を凝らした交流を行っているそう。先輩と後輩、上司と部下が仕事以外の場でも交流がもてるようサポートしている。さらに、社内のサークルにも補助金を出すなど、タテヨコのつながり、部署を越えたつながりを促進することにも力を注いでいる。

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エンジニアを育てることに、全力を挙げて取り組む同社。学生時代の専攻分野と直結していなくても、興味があれば幅広い領域の仕事に取り組むチャンスが広がっている。

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