最終更新日:2025/4/25

ニダック(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 金属製品
  • 機械
  • 鉄鋼
  • 機械設計
  • プラント・エンジニアリング

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

目指すは「グローバルニッチのトップ企業」。高い鋳造技術で、世界のモノづくりに貢献

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多彩なフィールドで活躍する若手社員の本音

世界が認める鋳造技術で、幅広い業界のモノづくりを支えている「ニダック」。文系・理系を問わず、多様な人材が活躍できる環境が広がっています。そこで、若手3名に入社のきっかけや仕事内容などを伺いました。

★研究技術部
油井さん(写真左)
 2020年入社/機械工学専攻修了

★営業技術部
長谷川さん(写真右)
 2023年入社/機械設計科卒

★管理部
大和田さん(写真中)
 2023年入社/総合政策学部経営学科卒

多彩なフィールドで活躍する先輩の日常

「製造現場の効率化に向けて、現場の要望を吸い上げ、試作と試験の繰り返し。正解がない仕事なので失敗も多いですが、挑戦のしがいがあります」〈油井さん〉
「製造現場にも寄り添った設計ができるよう、高萩工場へ出向いた際は、現場の方々の声を聞いいています」〈長谷川さん〉
「社員の給与計算というルーティン業務のほか、新卒採用も担当。説明会の参加者に向けて、会社の紹介を行っています」〈大和田さん〉

【油井さん/研究技術部】製造現場の課題を解決!製品の品質を支え、会社の利益に貢献できる仕事

大学院では、金属結晶に着目した磁性体に関する研究に携わっていました。会社選びでこだわったのは、学生時代の経験を活かすことができ、製造現場の近くで働けるかどうか。そんななか、モノづくりの現場と近い距離で研究開発に携われる当社に興味を持ちました。実際に工場見学をした際、研究技術部員が現場で作業している姿を見て、自分が理想とする職場だと感じたのです。半世紀近い歴史がある安定企業だった点も、入社の決め手になりました。

最初の1年間は、製造・品質管理・検査部門をまわり、モノづくりの流れを一通り経験。2年目から、お客さまのニーズに合わせた新しい材料の研究開発を行う研究技術部で働いています。お客さまが使用している製品の劣化や不具合を調査し、品質をブラッシュアップしていくことも仕事の一つ。また、自社の製造現場の課題解決にも携わるなど、多方面からモノづくりに関われるのが特徴です。

現在、主に担当しているのは、製造現場の効率化を実現するプロジェクト。回転している鋳型に溶かした金属を流し込み、遠心力を利用して円筒の鋳物をつくる「遠心鋳造」では、鋳造後に金属の表面にできる“黒皮”と呼ばれる皮膜を除去する作業が発生します。製造プロセスを改善することで、6時間かかっていた作業時間を4時間に軽減させることができました。

一番印象に残っているのは、2年目に製品の不良率を半減できたことです。製造部門と連携しながら不良が出る原因を突き止め、製造プロセスを一新。正解がないなか、トライ&エラーを繰り返していくのは大変でしたが、結果が数字で表れたときには大きな達成感を味わえました。当社のクオリティを支え、会社の利益にも貢献できる仕事なので、やりがいは無限大です。

研究技術部では、チームプレーでプロジェクトを進めていきます。そのため、若手でも製造プロセスを一新するような、スケールの大きな仕事に携われるのが魅力です。志望理由にもなったように、現場に近いところで働けるのも特徴。また、悩んでいたら他部署の先輩でも「大丈夫?」と気にかけてくれるような職場です。今後の目標は、工場の自動化を実現させること。製造におけるCO2削減など、時代のニーズに合った取り組みにも積極的に挑戦していきたいです。

【長谷川さん/営業技術部】研修を通して鋳物の面白さを体感!ゼロからつくった自転車工具は宝物

学生時代は、機械設計について学んでいました。完成形は同じでも、図面作成のプロセスは人それぞれ。その点に面白さを感じて、設計の仕事がしたいと思いました。当社を選んだ理由は、工場見学に訪れたときのこと。溶けた金属が型に流し込まれて製品になっていく、ダイナミックなモノづくりに圧倒されました。また、社員が口々に「品質」という言葉を使っていたことが印象的。この会社でならこだわりのモノづくりに携われると思い、入社を決めました。

営業技術部は、お客さまのニーズに耳を傾け、品質とコストパフォーマンスを両立できる製品の設計を行い、図面や仕様書を作成する部署。それらをもとに製造がスタートするので、重要な役割を担っていると言っても過言ではありません。

研修では、入社して最初の2ヵ月間は、営業技術部で書類の書き方や図面の管理方法といった基本的なことから業務を覚えていきました。その後半年間、設計をするうえで欠かせない製造の仕組みや流れを理解するために、高萩工場で研修を行いました。型をつくる、金属を溶かす、溶かした金属を型に流し込む、熱処理をする、機械加工を施すなど、製造のほぼ全てのプロセスを体験しました。工場での研修を通して学んだことは、現場・現物・現実といった“三現主義”の大切さ。現在、営業技術部での業務にも研修での学びが活かされています。

工場での研修を通して、鋳物の奥深さを知れたことも大きな収穫です。金属の種類や成分によって特性は異なりますし、製品のできは湿度に左右されることもあります。「なぜこうなるのか」といった先輩の説明を聞きながら知識を吸収していくうちに、鋳造の面白さが理解できてきました。うれしかったのは、自分がつくりたいものを設計し、製造まで経験させてもらえたことです。私は自転車が趣味なので、自転車用の工具を製作。実際につくってみたら図面通りにいかないことが多く、さまざまな発見がありました。ちなみに、その工具は一生の宝物です。

現在は、本格的に営業技術部で業務に取り組んでいます。私が目指しているのは、お客さまだけでなく製造現場にも寄り添った設計をすること。現場の方々から「わかりやすい」「つくりやすい」と思ってもらえるような図面を引くことを心掛けています。

【大和田さん/管理部】新卒採用と給与計算を担当!本社、工場を問わず、人が魅力の会社だと実感

就職活動では特に業界を絞らず、地元で働ける事務職を中心に企業研究を進めていました。そんななか出会ったのがニダックです。調べていくと、海外との取引実績が豊富なグローバル企業であることがわかって驚きました。高い安定性を誇っており、将来性も期待できそうだったので、志望意欲がより高まりました。最終的な決め手は、採用担当者の親しみやすい人柄です。常に学生目線で話を進めてくれ、「こういう人と一緒に働きたい」と思い、当社を選びました。

管理部では、会社のあらゆる業務を担っています。社員の労務管理から給与計算、経理、備品・消耗品の管理、採用など業務領域は幅広いです。私は主に新卒採用と社員の給与計算に携わっています。

新卒採用では、学生の皆さんの前で会社の説明を行っています。入社2年目のため、就活生と近い目線で接することができる、これが私の強みと考えています。学部学科によって学んでいることが異なるため、誰もが理解でき、且つ当社に魅力を感じてもらえるような説明ができるよう努めています。

志望理由にもなった会社の雰囲気のよさを、入社後さらに強く感じています。管理部はベテランの先輩ばかりですが、「わからないことがあったら遠慮なく聞いて」と言ってもらえるので、声をかけづらいと感じたことは一度もありません。温かい雰囲気の職場なので、とても良い環境で仕事に取り組めています。また、入社前は「工場で働く方々って、話しかけづらいんだろな」と勝手なイメージを持っていましたが、気さくな先輩ばかりで印象が180度変わりました。会社説明会で学生に説明するために、金属や製造の知識を得ようと工場に行くと、皆さんやさしく熱心に教えてくれます。

今後の目標は、さらに知識とスキルを磨き、「大和田だから、この仕事を任せたい」と思ってもらえるようになること。ゆくゆくは、すべての部署から頼られる人材へと成長したいと思っています。

学生の方へメッセージ

なかなかやりたいことが見つからない方は、自分に向いていることや得意なことをおさらいしてみましょう。そうすることで、やってみたい仕事のヒントが見つかるかもしれません。会社選びの際は大手企業と中小企業の違いを理解し、どちらで働きたいのかを考えてみることが大事。それぞれにメリットとデメリットがあるので、しっかり比較検討してみてください。

当社についてリサーチを行うなら、「技術を売っている会社」である点に注目してもらいたいです。オーダーメイドの完全受注生産で、品質とコストの両面からお客さまの期待を超えるモノづくりを追求。その結果が、50年にわたる実績につながっているのです。

また、当社はグローバルに活躍しているモノづくり企業。売上の半分を海外市場が占めており、私たちが手掛ける製品は世界中の人々の快適な日常を支えています。当社の製品や鋳造という製法についてイメージが湧かない学生さんは、ぜひ工場見学に訪れて仕事の魅力に触れてみてください。

私たちが必要としているのは、自分で考えて積極的に新しいことにチャレンジしていける方。個人プレーではなくチームプレーで進めていく仕事なので、一体感あるモノづくりがしたい方や、コミュニケーションスキルを活かして活躍したい方にも最適です。

〈管理部/磯田さん〉

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技術・研究、営業技術、営業、品質管理など、多彩なフィールドを用意。文理問わず、活躍できる環境だ。タイミング次第だが、入社1年目で海外出張を経験した先輩もいる。

マイナビ編集部から

オーダーメイドの特殊鋼鋳造品メーカーとして、50年の歴史を誇る「ニダック」。BtoBメーカーなので、その名前は一般にはそれほど知られていない。けれども、同社が手掛けた鋳物製品は、石油プラントや製紙パルプ工場の製造設備の部品、船舶用スクリュー周りの部品などとして使われている。

食品・飲料・化学品・アパレルなど、さまざまなアイテムの製造現場で使われている、遠心分離機用の部品を手掛けているのも特徴。150名規模ながら、高い鋳造技術を武器に、人々の暮らしに身近なモノづくりを支えている会社なのだ。

世界17カ国と取引を行っており、同社の技術力は海外からも高い評価を獲得している。「グローバルニッチのトップ企業へ」というスローガンを掲げ、今後も海外展開を加速させていく。グローバル市場の開拓によって、同社はさらなる飛躍を遂げていくだろう。 

今回の取材を通して感じたのは、社員ファーストの社風。油井さんや長谷川さんのインタビューを通して、技術職のメンバーに対する手厚い教育体制が整っていることがよくわかった。また、大和田さんのインタビューから伝わってきたのは、会社全体で新人を大切に育てる会社だということ。この7年ほど、大卒の定着率が100%という事実も、同社の働きやすさをしっかり証明している。

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年間休日に加えて有給休暇を取得しやすい環境なので、オンとオフのメリハリをつけて働くことができる。男性の育休取得実績があるなど、福利厚生を利用しやすいのも特徴。

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