最終更新日:2025/4/13

コープさっぽろグループ【生活協同組合コープさっぽろ/(株)エネコープ/(株)トドック電力/コープフーズ(株)/北海道ロジサービス(株)/(株)コープトラベル/(株)コープ・パートナーズ】[グループ募集]

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 生活協同組合
  • 食品
  • 物流・倉庫

基本情報

本社
北海道

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

出産・子育て経験も業務に生かしながら、地域の暮らしを支える仕事を続けられる環境!

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育休→職場復帰を3回繰り返し、キャリアアップも果たせました。

「北海道で生きる事を誇りと喜びにする」をテーマに、北海道の生協として暮らしを支える事業を展開するコープさっぽろ。子育てを経験し、店舗のマーケティングを担う社員に、働き方とこれからを聞きました。

生活協同組合コープさっぽろ
マーケティング部 グループ長
山田 奈々さん(中央)/2007年入社

私のシゴトスタイル

オンラインのコミュニケーションツールを社会で使っているので、チャット形式で会話はできますが、私は対面で目を合わせて話し、温度感を共有することも大切にしています。
入協2年目に採人事担当となり、会社説明会で学生さんと楽しく話をしたのがいい思い出。組織の説明などを懸命に行い。責任ある仕事を任せてもらえたことも印象的でした。
育休明け後も、同じ部署でメンバーも一緒でしたが、業務内容が変わり、新卒の頃のようなフレッシュな気持ちになりました。一つひとつ初心にかえり、仕事を学んでいます。

3人の子を出産し、産休・育休を経て職場復帰。子育ての事情を理解してくれる職場なので助かっています。

現在はマーケティング部という部署に所属し、産休・育休を経て職場復帰して3年目になりました。業務内容をひとことで言うと、コープさっぽろが全道に展開する店舗のマーケティングです。お客様のニーズに応え、売上を伸ばしていくための取り組みを担っています。たとえば、食品メーカーの提案を受け、複数のフレーバーを持つソーセージ商品を全種類購入するとポイントがもらえるというキャンペーンを実施し、拡販を図るとともに、購買の傾向を分析するといったこともその一つです。そのキャンペーンが店舗で実施可能かを検討し、バイヤーなどとも綿密な打ち合わせを行って実現させていくと同時に、結果を踏まえて効果的な販促方法を検討するといったことが私の仕事となります。

私は、2007年に新卒でコープさっぽろに入協しました。初年度から2年目の秋まで店舗で食品部門を担当し、その後、人事部に異動して2年ほど人事担当を務めています。その間に結婚し、第1子を出産して産休・育休を取得。10カ月ほどで職場に復帰し、同じ人事部で労務・福利厚生関連の業務に就きました。第2子の出産はそれからおよそ3年後のこと。再び産休・育休を経て次に給与関連の業務を担って約5年。そこで第3子の出産、そして現在の部署で仕事を再開したというのがこれまでの業務経歴です。第1子の出産の際は、職場復帰後の自分が想像できず、不安もありました。けれども、わからないことは会社に聞けましたし、復帰後は時短勤務ができたので、少しずつ仕事の感覚をつかめました。理解ある仲間と環境に迎えていただけたことが、、大きな安心感となりました。

同じく第1子の時は、子どもが小学校に上がるまでが時短制度の対象でしたが、現在は小学校6年生までと延長され、とても助かっています。私は現在、1日6時間・週30時間という時短勤務なので、家のことも無理なくこなせています。家事で感じたストレスは仕事をすることで発散できますし、その逆もあって、とてもバランスが取れていると私は実感しています。3人の子どもがいると、熱を出して早退するといった頻度が高くなりますし、今はコロナで急に学級閉鎖になることもあります。けれども、そうした事情に上司の理解が深く、在宅勤務や半日休暇を申し出ても、すぐに対応いただけるので、とても働きやすいですね。

上司に勧められてグループ長に昇進。子育てをしながら、キャリアも積めることを後輩に示していきたい。

一つ前の所属である給与関連の部門の時に、初めてグループ長へと昇進。今のマーケティグ部でも、同じく現場をまとめるグループ長という立場で勤務しています。私は仕事と家庭を無理なく両立して働ければいいと当初は考えていて、正直、キャリアアップに積極的ではありませんでした。ですが、自分自身のチャレンジでもあり、子育てをしながらキャリアも積める姿を後輩に見せたい、良き前例になれたら、という思いもあり挑戦することにしました。それまでとは違う大変さも感じましたが、前向きに挑めば可能性も発見でき、今の自分の自信にもつながりましたね。

とはいえ、子どもが小さい今は、この立場で精一杯という部分もありますが、階段を一つ上がれたことで、その先のことも考えるようになっています。あと10年もして、3人の子どもたちの手が離れていく時には、次のステップをしっかりと目指せるよう、準備期間をいただいているような感覚もあるんです。経験が豊富で、業務遂行能力の高い上司と業務で直接、やりとりする機会も増え、自分が理想とする姿が少しずつ見え始めたと言ってもいいかもしれません。産休・育休を3回、しっかりとらせていただいた分、会社にはより貢献していきたいと日々思い、こつこつとスキルアップを目指すことで、将来につなげていきたいと考えています。

道内106店舗のスーパーの運営をはじめ、生活に関わる多様な事業を展開しているコープさっぽろ。子育て支援も大切なテーマとなっており、具体的ではありませんが将来、3人の子どもを育てたという経験を生かせるような仕事を、ここでできればという夢も私は持っています。育児について、仕事と子育ての両立について等々、多くのことを伝えていけたらと考えているんです。店舗運営を盛り立てるマーケティング部では、どうしても【売る側】の視点でものごとを捉えがちになります。それは、ある意味で当然なのですが、自分も一組合員であり、一主婦であることを忘れず、そこから、どのようなサービスがあれば助かるか、何をしてくれたら嬉しいかといった感覚も大事にしていかなくてはと、最近、強く思うようになりました。

「人の良さ」が、コープさっぽろへの入協を選んだ決定打。個性豊かな職員が多様な意見を発信する環境です。

生まれ育った北海道で働きたい。食べることが好きなので、食に関わる分野で、かつ、人と接することができる仕事がしたい――。私は、これらを就職活動の軸にして、関連する企業の説明会に出向き、面接を受けました。いくつか、内定もいただくことができましたが、そのなかでコープさっぽろを選ぶ決定打となったのが「人の良さ」でした。人事担当の方々の人柄もそうですが、最終面接で当時の専務が、満面の笑顔を浮かべながら「一緒に働きませんか!」と気持ちを前面に表して誘いかけてくださって。説明会での最初の出会いから、誰にお会いしても心地よさを感じ、働きやすそうだなという印象を強く受けたことを覚えています。ちょうど、新卒採用を本格化させてきた時期で、「チャンスがたくさんある」という呼びかけにも、入社意欲が高まりました。

働いている職員の個性も豊かな組織です。全道に店舗があって、年齢層も幅広く勤務しています。入社したばかりの若手、結婚してまもない職員、私と同じ子育て中の方など。しかも、つながりが強いんですね。マーケティング部として、オンラインのコミュニケーションツールを用いて店舗での施策などについて発信すれば、函館からも、網走からでも即、レスポンスが返ってくるなど、みんな一つなんだと実感ができます。地域による店舗運営環境の違いなど勉強になることも多いですし、多様なものの見方や意見を参考にしながら新たな取り組みを考えたりできることが、コープさっぽろの一番の強みだと感じます。

入社から15年ほどが経ち、振り返ると最初は仕事も、結婚や出産に関しても不安だらけでしたが、自分の経験をもとに学生のみなさんに伝えたいのは、闇雲に不安にならなくても大丈夫だということ。社会では、自分が思っている以上に働くための制度や仕組みが整っており、また、自分はこうしたいという思いを伝えていけば、環境はきっと変わっていきます。それは、私が現場で実感してきたことです。そのためには与えられたものを受け入れるだけでなく、自分自身の考えをしっかり持って、発信(アピール)していくことが大切。そうすれば、変えていけることも多くあります。興味のある分野が見つかったら、あまり考え過ぎずに、「まずは飛び込んでみよう!」くらいの気持ちで望んでほしいですね。

学生の方へメッセージ

コープさっぽろでは、育児・介護・看護休暇制度、育児・介護の時短勤務制度を充実させるなど、職員がそれぞれのライフステージに合わせて無理なく働ける環境づくりに継続して取り組んでいます。そうした背景もあり、女性が多く活躍する職場となっています。その典型が、私が所属するマーケティング部で、部長ほか数名の男性以外は、すべて女性職員です。独身の方から子育て真っ最中のお母さんも在籍するほか、私がペアを組んで仕事をしている職員は、ひと通り子育てを終えられた、経験豊富な先輩です。産休・育休で職場を離れても、大切な仕事の仲間として迎え入れる風土があります。むしろ、子育て経験がプラスになるという考え方があるんです。店舗の運営を考えれば、普段の生活のなかにたくさんのヒントがあり、女性ならではの視点も大切であることは、マーケティング部としても認識し、大切にしていることです。ちなみに、ペアを組んでいる先輩には、子育ての悩みなども聞いていただき、精神的にも支えられています。そうした話が、新たなサービスのヒントとなることもあるんです。女性が働きやすい職場は、男性も働きやすいはずですし、育児の分担なども自然にできるようになると思います。コープさっぽろの職場環境として、そうした部分にも目を向けてほしいですね。

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学級閉鎖になった時など、在宅勤務にさせてもらうことがあります。育児にも専念しつつ、資料作成などは集中して行えるというメリットを最大限に感じます。

マイナビ編集部から

消費者自らの手で、食を中心とした暮らしの問題を解決し、安心・安全な生活を守っていく。コープさっぽろは、こうした考えのもと、1965年に設立された組合員組織だ。組合員が主人公となり、地域の生活を主体的に支えるというスタイルは、行政とも民間企業とも異なるユニークなものといえる。
こうした体制のもと、北海道内に展開する109店舗(2024年11月20日現在)のスーパーの運営を柱としながら、宅配事業の「トドック」、電力・灯油・ガスなどのエネルギー事業、共済事業、トラベル事業、物流事業など、生活に関する幅広い事業を手がけていることが特徴だ。
多様な業務があることから、さまざまなスキルを身につけて成長することが可能な環境といえるだろう。買い物が困難な地域で運行するおまかせ便「カケル」、高齢者向けの配食サービス、出産・子育て支援の一環としてベビーケア製品を無償で送る事業など社会貢献活動にも取り組んでおり、自分がやりたいことを、入協後に見つけていくこともできそうだ。
社員一人ひとりが、それぞれの事情に合わせて安心して働けるようにするため、地元からの転勤がない地域限定総合職という制度が設けられているほか、入協にあたって50km以上の引っ越しが発生する場合に旅費・引っ越し業者費用の支援・住宅補助を行う制度などが設けられている。奨学金の返済を支援してくれる制度もあり、不安なく働けることも大きな魅力だろう。

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生活協同組合市民生協を前身に、創立から59年目を迎えたコープさっぽろ。組合員数は全道で200万人あまりとなっており、店舗の売上高は道内のスーパーでトップクラスだ。

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