最終更新日:2025/3/20

社会福祉法人渡良瀬会

  • 正社員

業種

  • 福祉サービス

基本情報

本社
栃木県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

現場を訪れ、利用する人、働く人と接することで見えてくる本当の魅力

PHOTO

やりがいが大きく楽しい仕事だから、自然と笑顔になれる

これからの渡良瀬会を担う入職6~7年目の若手職員たち。3人の先輩に就職活動を振り返ってもらい、企業研究で意識したこと、そして入職してから感じたことなどについて語っていただきました。

和田 久留己(左)
かしわ荘
2019年4月入職

石山 みづ葵(右)
緑ヶ丘育成園
2020年4月入職

高草木 渉(中央)
緑ヶ丘育成園
2020年4月入職

私の目標

ひとつずつ経験を積みながら、いずれ利用者さまを心から笑顔にできる人間になりたいです。(石山さん)
利用者さまと長きにわたっていい関係を築いていくことが私の変わらぬ目標。そのためにも積極的にコミュニケーションを図っていきたいです。(高草木さん)
栄養管理の立場から、もっと現場との距離を縮め、利用者さまにより深く寄り添いながらいい関係づくりを進めていきます。(和田さん)

職場見学で現場に触れたことが就職活動の大きな転機になった~石山さん

短大では保育系の学部で、保育士になるための保育知識や技術を学びました。その一環として福祉施設での実習があり、障がい者支援施設を訪れたことがきっかけで福祉施設での仕事に興味を持ちました。そんな中、学校の先生から「渡良瀬会は歴史もあって環境もいい福祉法人だよ」という評判を聞き、すぐに渡良瀬会の職場見学に参加。そこには利用者さまと職員が活発に接し、常に笑顔と活気にあふれる光景がありました。「こんなところで働いたら楽しいだろうな」と強く感じ、渡良瀬会への入職を志望しました。

保育系学部出身の私にとって、福祉施設での仕事は初めての世界。そのため就職活動では「しっかりした研修体制があるか」という点も重視しました。当法人は施設内で使う福祉車両や用具の使い方、救急や防災の研修、介助技術、デスクワークの基本まで細かなカリキュラムがあり、知識がなくてもしっかりと基礎を身に付けることができました。実践に沿った研修が多いので、経験のない身としてはとても助かりました。とかく不安の大きい入職1年目ですが、手厚い研修やサポートがあったおかげで安心してスタートを切ることができました。

「人が優しい」という風土も入職1年目として大きく助けられた点の一つ。先輩、上司問わずみんなが優しく接してくれ、「分からないことがあればいつでも聞いてね」と常日頃から気遣ってくれるので、すぐに職場に馴染むことができました。人を支え、地域社会に貢献していく仕事だけに、職員も心の優しい人が多く、それがチームワークの良さなどにも現れているんでしょう。有給休暇も入職してすぐに使うことができます。先輩も「遠慮しないで、必要があればどんどん有給休暇を使っていいんだよ」と言ってくれるので、気兼ねなく取得できるのがうれしいです。

自分の就職活動を振り返ってみると、大きな転機になったのはやはり職場見学で実際に障がい者支援施設を訪れたことだったと思います。当初は障がい者支援施設に対して、業務も雰囲気も厳しそうなイメージを持っていたのですが、実際に現場を訪れ雰囲気を肌で感じたことで、そうしたイメージはすぐに払拭されました。「百聞は一見にしかず」とはよく言ったもの。イメージだけにとらわれず、自分の見識を広げる上でも、気になった企業へは積極的に足を運んでほしいと思います。

入職してさらにこの仕事の魅力に気付くことができた~高草木さん

石山さん同様、専門学校では保育学部で保育士になるための勉強をしていました。そんな私の就職活動に大きな影響を与えたのは、2年生の時、施設実習で訪れた渡良瀬会。そこで初めて障がいを持った方々と接し「世の中にはこんな仕事もあるんだ」と興味を持ちました。就職活動中は福祉施設を中心に職場見学を重ね、そこで働く方や利用者さまと積極的に触れ合いました。その中で渡良瀬会は最も職員の方と利用者さまとの関わりが強いと感じましたし、施設全体に笑顔と活気が満ちあふれていることも魅力的でした。もともと私は身体を動かすことが好きだったので、ここならば歩行訓練やレクリエーションなどで利用者さまに接しながら、アクティブに楽しく仕事ができると思いました。

私はインターンシップをあえて利用しませんでした。それは、2年生の施設実習で、福祉施設というやりがいをもって働けそうな場を見つけることができたためです。しかし実習制度のない学科で学ばれている方は、ぜひインターンシップやボランティアなどを通じて、新しい世界へと見聞を広げてほしいと思います。特に渡良瀬会のような障がい者支援の福祉施設は、人々が抱くイメージよりもはるかにポジティブな活気に満ちており、若い世代の職員が活躍する楽しい世界です。そうした“真の魅力”は、実際に現場を訪れてみないと触れることはできません。

一方、就職活動段階では見えない、入職してみて初めて分かる魅力もあります。それは「利用者さまとの触れ合いは、思った以上に自分の心を豊かにしてくれる」ということ。私は普段、行動障がいを持った利用者さまと接しているのですが、いたずら好きだったり時にわがままだったりと、楽しくもありますが対応に困ってしまうこともしばしば。でも怒らずに「○○さんにとっては楽しいかもしれないけど、これはやっちゃだめだよ」と優しく諭すことで、その気持ちが伝わり態度が変わってきます。先日はそんないたずら好きの利用者さまから感謝の言葉をつづった手紙をもらい感激しました。こうした心を豊かにしてくれる出来事が毎日のようにあるんです。

私の勤務する緑ヶ丘育成園は、自然豊かで空気もおいしく、心地よく仕事ができます。そんな環境の中、生活支援業務を通じてもっと深く利用者さまに寄り添い、自分自身の人間性も磨いていきたいと思っています。

「働きやすい環境が整っている」ことも企業研究の大きなポイントの一つ~和田さん

大学では栄養学を専攻し、「健康」と「食」の観点から栄養学や生物学を学びました。実習では病院および保健所での就業体験を通じて管理栄養士の仕事についての見識を深めました。
そんな時、渡良瀬会を見学する機会があり、福祉施設を初めて訪れることに。障がいをお持ちの方と接する仕事は、一人ひとりとコミュニケーションを図る頻度が高く、深く人に寄り添える点に強い魅力を感じました。また、見学の際に職員と利用者さまが笑顔でコミュニケーションを取り合っている場面をいくつも見かけ、自分が想像していた以上にポジティブな雰囲気を感じられたことから、「ここで働きたい!」と思いました。

現在は栄養士として、献立作成、利用者さまの栄養管理をメインとした業務を担当しています。食を提供し、栄養を管理していく重要な仕事なので、調理担当や支援員など現場の方々と連携を密にし、常に安全な食事を提供できるよう細心の注意を払っています。私の勤務するかしわ荘には、さまざまな状態の幅広い年代の利用者さまがいますが、誰もが少しでも食べやすく、食べる楽しみを感じられる食事が提供できるように気を配っています。

当法人はいい意味で上下関係がしっかりしており、接遇マナーを大切にしています。その上で意見やアイデアは上司や先輩に遠慮なくぶつけることができますし、こちらの話にも親身に耳を傾けてもらえます。誰かが困っていれば自然と周囲の人が駆けつけ「大丈夫? 何か手伝うよ」と言ってくれます。そんな風土なので有給休暇も取得しやすく、急な用事が発生したときなどは時間休制度(1時間単位で取得できる有給休暇)も利用可能です。こうした働きやすい環境があることも、職場見学を通じて得ることができた情報。入職を決める上での大きなきっかけの一つになりました。

就職活動では、学外実習やインターンシップ、職場見学といった機会を積極的に利用することで、病院、保健所、福祉施設とさまざまな職場の仕事や雰囲気を肌で感じることができました。当初は考えていなかった福祉施設への就職ですが、結果として自分が一番魅力を感じた渡良瀬会との出会いに結びつきました。選択肢の幅を広げる上で、職場訪問はいい機会です。ぜひ、積極的に利用し、その職場の生の雰囲気を感じるべきだと思います。

学生の方へメッセージ

企業研究を行うにあたっては、法人の規模や給与、ネームバリューだけでなく、ぜひ「働きやすい環境づくりに力を入れているか」という点にも注目してください。当法人では、働きやすい環境づくりのためにさまざまな工夫を行っています。例えば有給休暇。入職してすぐに有給休暇が取得できたり、1時間単位で休みを取得できる時間休制度があったりと、柔軟に使える制度を導入しています。また、利用者様の人数に対し職員の割合を多く設定することで、残業が発生しにくい仕組みを実現。これによって子どもを持つ職員も無理なく家庭と仕事を両立することができ、意欲的に仕事に取り組むことができるようになりました。さらに当法人では全職員が利用できる体育館があり、仕事終わりや休日に身体を動かしてリフレッシュを図ることができます。
こうした働きやすい環境づくりへの取り組みは、文面だけではなかなか見えてこないもの。そこで重要となるのがインターンシップや職場見学などの機会。事業所の風土や働く人々に直接触れ、採用担当者に質問をぶつけるなどして、ご自身なりに「働きやすい環境があるか」を判断してください。〈渡良瀬会事務長 太田 篤志〉

PHOTO
若手職員が多く、活気に満ちあふれているのが渡良瀬会の特徴。幅広い福祉サービスを展開しており、偏りのないトータルなスキルや知識を身に付けられる点も魅力だ。

マイナビ編集部から

「障がい者の自立支援と就労支援、そしてあたたかい家庭のようなくらしを提供することで、障がい者が自立した生活ができるコミュニティを創り上げる」という目的をもって昭和38年11月に設立された渡良瀬会。障がい者に対する理解が低かった時代から積極的に知的障がいを持つ人々と共に歩み、自立に向けた支援を行ってきた。障がいの有無にとらわれることなく、支え合いながら共に暮らす社会づくりの基盤を構築。現在は創立時から運営を続ける「かしわ荘」を筆頭に7つの施設を展開し、地域福祉においてなくてはならない役割を担っている。
今回の取材中、施設内の至るところで利用者と職員が活発にコミュニケーションを取り合い、いくつもの笑顔が広がっていく場面を見ることができた。職員一人ひとりが、義務感からではなく心から利用者とのコミュニケーションを楽しむ。そこから双方の間に信頼が芽生え、渡良瀬会ならではのポジティブな活気や、家庭的な居心地の良い雰囲気が生まれていくのを感じた。施設はいずれも豊かな自然に囲まれている。四季折々の変化を感じながら仕事ができるのも、同法人の魅力の一つだ。

PHOTO
渡良瀬川を望む小高い丘の上に建つ同法人の施設。四季折々の変化を感じることのできる自然豊かな環境の中、地域社会に貢献できる喜びを味わえる。

トップへ

  1. トップ
  2. 社会福祉法人渡良瀬会の取材情報