最終更新日:2025/6/20

(株)セクタエンジニアリング

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 建設コンサルタント
  • 建築設計
  • 建設
  • 設備工事・設備設計
  • 住宅

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

日々新たな知識を吸収し、唯一無二のスペシャリストへ

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スケールが大きく生活に欠かせない“道路をつくる”仕事とは?

土木のスペシャリストとして、公共事業で多くの実績を有するセクタエンジニアリング。着実に1歩ずつ成長を続ける先輩社員に、入社の決め手ややりがい、目標などについて話を伺った。

■大前 星成さん(写真下左)
技術1課(積算)/2022年入社/建築学科卒
■坂東 秀一郎さん(写真上中央)
技術2課(設計)/2022年入社/工学部都市創造工学科卒
■吉村 芙優さん(写真上左)
技術1課(積算)/2019年入社/国際英語学部卒

先輩から一言!

夢は変わっていくもの。最初から積算をやりたいという人は少ないと思いますが、毎回、違う仕事で新しい発見があり楽しいです。夢や居場所を見つけたい人におススメです。
説明会などに参加して、仕事内容だけでなく、雰囲気や社風などを感じることも大切。「ライフラインを支える仕事」のように、キーワードを決めるといいと思います。
全国の工事案件を担当する中では、それぞれの地域環境を考慮することも求められ、幅広い知識が身に付きます。日々新たな発見があるから、毎日が新鮮です。

【大前さん】一人ひとりの思いに寄り添い、適材適所で得意を伸ばせる

【入社の決め手は?】
建築学科を卒業後、しばらくは音楽活動などをしていました。その中で自然とPCスキルが身に付いたことからIT系の会社に就職をしたのですが、ライフワークバランスの充実を考えたときに転職を考えるように。社内の雰囲気や社員の人柄が良く、一人ひとりの思いを汲んでくれる当社の魅力に惹かれ入社を決意。私は「プライベートの時間をしっかり確保したい派」なので、残業も月10時間以下に抑えていますが、「しっかり働いて稼ぎたい派」の人の意向をくみ取ってもらうこともできます。

【入社して苦労したことは?】
道路やトンネルなど公共工事にかかる費用を基準書を用いて積算するのが私の仕事。工事に必要になる機械や材料、人員を確認しながら進めていきます。建築の知識やPCスキルなど、これまでの学びが役立つ場面はあるものの、土木ならではのスケールの大きさ、重機の種類の多さなど、最初は覚えることが多く、図面をもとに頭の中でイメージするのも、慣れないうちは苦労をしました。ただ何でも聞きやすい環境があるので、わからないことはすぐに聞いて、疑問をつぶしていくことで自然と覚えていくことができましたし、現場見学の機会があったのもよかったですね。

【やりがいを感じるのはどんな時?】
携わったものが完成し、目に見えるものとなった時です。それは道路のように巨大なもので、かつ誰もが使う生活に密着したものなので、達成感が大きいです。特に印象に残っているのは、私が住んでいる近くの橋の改修に携わったときのこと。積算した通りに、工事が進んでいく様子を目の当たりにして、自分の仕事の重要性を再認識できました。

【社風を表すエピソードを聞かせて】
実は最初の仕事は社長と組んだものでした。皆さんは「え?新入社員と社長がペアを組むの?」と驚かれるかもしれませんが、当社では役職や社歴に関係なく、誰もが意見を交わして真剣に議論できるのが特長。社長にもわからないことや疑問点はどんどん質問し、「こうしてみてはどうか」という提案も行いました。当社の仕事は同じものが二つとないので、同期との“競争”や“レベル差”もありません。適材適所で、得意なことを伸ばしていけるのも魅力です。

【坂東さん】ライフラインを支え、この先もあり続ける仕事

【大学での学びを活かせる場面は?】
大学では都市創造工学科で、構造力学やエネルギーの仕組みなど幅広く学んできました。ライフラインを支える仕事に就きたいと、当社に入社して実際に道路設計などを担当しています。基本的な知識やCADの操作は、大学での学びが活かせていると感じています。ただ大学で学んだのはあくまでも基本であって、実際の道路設計ではより深い知識や経験が必要になります。例えば、水路を考慮して道路の勾配をどうするか、ガードレールをどこにどのくらい設置すればいいのか。さらに市町村によって条例も異なり、規格基準も頭に入れておく必要があります。

【成長を感じる瞬間は?】
2年目を迎えて知識も経験も増えたことで、作業スピードが上がってきたと感じています。1年目は先輩がマンツーマンで、一つずつ細やかな指示やアドバイスをしてくれていたのですが、最近では先輩に聞かなくても進められることが増えてきました。とはいえ、道路づくりはすべてオーダーメイド。地形も目的も自治体のルールも異なるので、疑問が尽きることはありません。当社のように先輩との距離が近く、何でも聞ける環境があることは成長に欠かせないものだと実感しています。

【道路設計の面白さ、やりがいとは?】
“道路をつくる”というライフラインを支える仕事をしていることにやりがいを感じます。日本全国はもちろん、世界中どこでも、この先もあり続ける仕事だと思います。日々のことでいうと、街を歩いていても、「ああ、これ今自分がしている水路の構造と似ている」とか、「こういうことを考慮して、このカタチになっているんだな」とか、以前とは違う観点で見るようになりました。毎日、新鮮な気持ちで街を歩けて面白いです(笑)。

【今後の目標は?】
今は先輩のサポートがメインで、部分的に任されたものを設計しているのですが、早く一から全体を設計できるようになりたいですね。それに向けて、まずは自分の担当部分をきっちり仕上げ、また道路構造資料などを見て勉強することで経験値を上げているところです。

【吉村さん】年次、経験に関係なく、未知への挑戦を楽しめる人なら活躍できる

【“道路づくり”を志すようになったきっかけは?】
土木や建設とは全く関係ない国際英語学部で、車の運転もしない私が“道路”に興味を持つきっかけとなったのは、ミャンマーの貧困地域にフィールドスタディーに行った時のこと。現地の同世代の方と交流する中で「今、必要なものは何?」と尋ねてみました。てっきり「学校」や「教科書」と返ってくると思っていたら「道が欲しい」の言葉。作物を市場に売りに行くのに悪路だと時間がかかり作物が傷むからきれいな道が欲しいと。そこから生活の基盤となるインフラ整備に興味を覚え、道路をつくる仕事に就きたいと思いました。

【知識ゼロからの挑戦を支えたものは?】
もともと未知なことにワクワクする性格なので、なんとかなると思い入社。不明なことや疑問を放置せず、とにかくわからないことはすべて先輩に質問して、一つひとつ理解していく。この繰り返しで、1歩ずつ前に進んでいきました。次第に質問の回数も減り、5年目を迎える今では工事全体を通した積算を任されることも増えてきました。

【自分の仕事の成果を実感する場面は?】
入社1年目の時に北陸新幹線の工事案件に携わることがありました。たまたま福井に出かけ、まさに自分が積算した橋梁を見かけた時は、自分の仕事がカタチになっていると感無量でした。ほかにも現場見学で、自身が積算するために頭の中でイメージしていた重機や作業者の動きが現実として目に見えた時にも、自身の役割を全うできたんだというやりがいを感じます。

【誰でも活躍できる?】
建設と聞くと、力仕事を思い浮かべるかもしれませんが、私たちがしている積算業務はデスクワークがメインなので、年次に関わらず誰でも活躍できる環境です。また、車の免許や専門的な知識がなくても新しいことにチャレンジして、知識を自ら吸収していこうという気持ちさえあれば大丈夫です。小さなことでも何でも聞きやすい環境があるので、積極的に声をかけて知識も経験もたくさん増やしていくことができます。

学生の方へメッセージ

私たちが手掛ける土木の仕事は、景気の影響を受けにくいのが特長。コロナ禍をはじめとする感染症や大災害など、未曽有の事態が続いた昨今の状況下でも、会社の業績や、私たち社員の生活も安定しており、これは当社の大きな強みでもあると改めて感じました。

道路の設計・積算が私たちのメインの事業ですが、中でも積算はイメージがつきにくいと思います。単なる見積とは違い、さまざまな積算資料を用いて適切な基準額をはじき出すのが私たちの役割。税金が投入される公共工事も多いため、誰もが納得のいくものであると同時に、地域の状況や条例にも合致していることが求められます。幅広い知識が身に付き、また自分の生活にも直結する道路の裏側を知れる楽しさもあります。

自分が担当した道路の工事現場に行く時は、本当にワクワクしますよ。私自身、印象に残っているのは、京都市内を貫通するトンネルの現場。シールド工法の積算事例が少なく、非常に苦労をしたのですが、実際に工事が始まり、現場で直径20mもの円盤が土壁を掘削しながらトンネルを構築していく様子は圧巻でした。「この道路をつくるのに携わったんだよ」と家族や友人に自慢話ができるのもこの仕事の魅力です。真面目でコツコツ、わからないことにもぶつかって取り組んでいくことができる人にぜひ仲間になってほしいです。一緒に前に進みましょう。
(技術部 白井貴哉さん/2007年入社)

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完全週休2日制やノー残業デーの設定など、働きやすい環境づくりに取り組みながら若手を育てることにも注力しており、着実にステップアップできる環境がある。

マイナビ編集部から

誰もが使う生活インフラである道路、その整備計画の端緒から設計や積算という形で関われること。さらに工事が始まった後も、現場見学などを通して、自身のシミュレーション通りに進んでいく様子が見られるのは、セクタエンジニアリングの醍醐味といえるだろう。国家的事業といえる規模の大きい公共工事をメインフィールドとしているだけに、使われる重機の種類や工法も多岐に及び、また日々技術革新が行われるため、常に自身の知識をアップデートしていくことが求められる。決して簡単な仕事ではないが、だからこそ挑戦しがいのある仕事でもある。

国際英語学部という全く土木とは関係のない学部を卒業した吉村さんをはじめ、大前さんも坂東さんも建築関連の学科出身とはいえ、土木学科ではない。そんな彼らが着実に成長し、活躍できているのは、今回のインタビューで3名が口を揃えた“何でも聞ける環境”があるからだろう。先輩との距離が近く、年次や経験に関わらず、意見を言い合い、わからないことがあれば一緒に考え、寄り添ってくれる先輩たち。適材適所で得意を伸ばしてくれる環境のもと、日々新たな課題に真剣に向き合い、のびのびと、そしてたくましく成長していく姿を感じることができた。毎日同じ仕事ではなく、常に新たなことを吸収し、知識も経験も広がる仕事をしたい、そんな人に向いていると感じた。

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設計と積算の部門を超えた交流も盛んで意見を言い合える環境。国家の一大プロジェクトなどスケールが大きく、「家族や友人に自慢できる」仕事に携われるチャンスもある。

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