最終更新日:2025/3/15

(株)いたがき

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 食品
  • 商社(食品・農林・水産)
  • 専門店(食品・日用品)

基本情報

本社
宮城県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

創業127年の青果専門店。若手のアイディアを積極的に採用し、さらなる未来へ!

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果物を通じ、それぞれの部門で地域に貢献する先輩たち

明治30年から続く老舗の青果専門店として、宮城県仙台市で高い知名度と人気を誇る(株)いたがき。今回は各部門で活躍中の3名の先輩社員に、仕事に向かう姿勢や当社の魅力、今後の目標などを伺った。

■藤谷 亮汰さん (写真中央)
経営学部卒/2019年入社
いたがきララガーデン店 果物部門責任者

■岡田 ひなたさん(写真左)
芸術学部卒/2024年入社
いたがきSELVA店 ジュース部門

■渡邊 瑛里夏さん (写真右)
人間学部卒/2022年入社
仙台三越いたがきフルーツボックス店 ケーキ部門責任者

当社の魅力はココ!

「指示されたことだけをこなすのではなく、工夫を凝らし裁量権を持って働けるところ。店舗経営やお店づくりに興味のある方は大いに活躍できる環境です。」(藤谷さん)
「入社前は、接客の経験がなかったので最初はとても不安でしたが、先輩たちが優しくサポートしてくれるので、段階を踏みながら成長できるところです。」(岡田さん)
「職場の仲間に恵まれていること。何か困ったことがあってもすぐに相談でき、みんなでフォローし合う体制があるので、安心して働くことができます。」(渡邊さん)

果物のセレクト、価格設定、売り場づくり。店舗責任者として、裁量権を持って働けるやりがい!

私は大学時代、経営学について学びながら、当社の野菜部門でアルバイトをしていました。当社では、野菜売り場の店長が市場での動向を注視しつつ自ら野菜を仕入れたり、販売価格を決めるなど、店舗運営を行っています。経営を学んでいた私にとって、社員が裁量権を持ち、経営者の視点で仕事を進めていける環境はとても魅力的で、自分が成長できる会社だと思い入社を志望しました。

入社後は、仙台三越店の果物部門に配属になり、その後、朝市店、三井アウトレットパーク仙台港店の果物部門を経て、2年前からいたがきララガーデン店果物部門の責任者を務めています。当社が販売する果物は、社長自ら全国の産地で買い付けたり、地元や東京の市場で仕入れた高品質なものばかり。各店舗の果物部門の責任者は、そのなかから店舗の特徴、地域特性、客層に合わせてベストな果物をセレクトします。そのほかにも価格設定や売り場づくりなどすべて任されているので、非常に経営センスが問われる仕事です。単品販売以外にも旬の果物の詰め合わせや、多品種のりんごの食べ比べセットなど、お客さまにいろいろな果物に関心を持っていただけるよう工夫を凝らしています。トレンドや消費者ニーズを見すえ、自分で立てた販売戦略が見事に的中し、売り上げに反映された時は大きなやりがいを感じます。思うように結果が出ないこともありますが、そういう時こそ反省点を次に活かせるので自分の成長につながるチャンスだと感じています。

責任者という立場になってからは、売り場全体を広い視野でみる一方、一人ひとりにきめ細かく気を配るように心がけています。そのうえで、社員がどうしたら高いモチベーションを持って働けるか、ということを大切にしています。売り場ではお客さまから毎日のように「果物は、いたがきさんで買うと間違いない」といううれしいお言葉をかけていただきます。そうした信頼に応えるべく、自分の仕事に誇りと責任を持って働けることがこの仕事の醍醐味です。今後の目標は、果物部門のトップであるエリアマネージャーになること。幅広いスキルを身につけ、経営的なセンスを磨きながら成長していきたいと思います。
(藤谷さん) 

100年以上紡いできた地域との関わり。美術大学での学びを活かし、ジュースの商品開発にも挑戦してみたい!

大学では、芸術学部に在籍し日本画を専攻していました。大学3年の時、グループ展示を行う場所を地域のなかから探し、アポ取り、会場の空間づくり、企画運営まですべて自分たちで行うという授業がありました。その時の地域のみなさんとの交流がとても印象的だったこと、さらに、オープンキャンパスのスタッフとして活動するなかで、将来は人や地域と関わる仕事に就きたいと思うようになりました。企業研究中に、当社は明治時代からこの地に根ざしてきた老舗で、地域との関わりを大切にしながら127年もの歴史を紡いできたことを知り、自分もそんな仲間に加わりたいと思って、当社を志望しました。

入社後の現在は、ジュース部門に配属され、ジュースの製造・販売を担当しています。旬の果物をぜいたくに絞ったジュースは、果物専門店だからこそ提供できるクオリティが自慢。果物本来の味が際立つフレッシュなジュースは、お客さまからも大変好評です。「うわ、このジュースおいしい!」と、目の前で喜んでくださるお客さまの姿を見られるのがうれしくて、その笑顔が励みになっています。果物は決して主食ではありませんが、毎日の暮らしに彩りを与えてくれるものです。人々に豊かな気持ちをもたらしてくれるという意味では、私が学んできた美術とも共通点があるように感じているため、お客さまに少しでも幸せな気持ちになっていただけるように努めています。

その一方で、高品質な果物を原材料にしているジュースは、回転率を上げないと利益につながらないという側面もあります。効率の良いオペレーションを心がけながらも、一人ひとりのお客さまと丁寧に接すること。この両立に悩むこともありますが、商品知識が豊富な先輩たちの、的確でスムーズな対応を見ながら一生懸命勉強中です。今後は、果物の知識や接客スキルを高め、お客さまはもちろん、先輩からも信頼されるような社員になることを目標に、美術や色彩の知識を活かして、ジュースの商品開発にも携わってみたいと思っています。
(岡田さん)

ケーキの背景にあるそれぞれの物語。お客さまの大切な時間に寄り添える仕事が誇り!

大学卒業後、前職を経て2022年に入社し、現在はケーキ部門の責任者を務めています。私の家族が大のいたがきファンだったこともあり、私がお給料をもらうようになってからは、誕生日など特別な日に当社のケーキを買って帰り、家族でいただくのが楽しみでした。そうした個人的な思い出もあることから、ケーキ部門に配属になってからは、お客さまそれぞれの物語に想いを馳せながら、大切な日に華を添えられるよう心がけています。

私が勤務している店舗では、催事やイベントに合わせて期間限定のオリジナルケーキをご提供しています。毎回、楽しみに来店されるお客さまも多いので、当社の製造企画担当者と打ち合わせを重ね、果物専門店だからこそできる強みを活かして、お客さまにご満足いただけるケーキを提供しています。また、ケーキ部門の責任者になってからは、仲間の存在の大きさに改めて気づかされました。これまで売り場で一緒に働いてきたスタッフが一丸となってサポートしてくれたりと、みんなで支え合える関係性がモチベーションにつながっています。

当社のケーキの1番人気はフルーツロール。メロン、マンゴー、イチゴをはじめとした7種類のフレッシュフルーツを、こだわりの卵や小麦粉を使用した細やかなスフレ生地で包んだ定番商品です。このほかにも、果物をふんだんに使ったフルーツタルトなどたくさんの種類があり、お客さまはアニバーサリーや、がんばった自分へのごほうびなど、さまざまな用途でケーキを買いにいらっしゃいます。ケーキの背景にあるそれぞれの物語やドラマ。お客さまのそうした大切な時間に寄り添える仕事にやりがいを感じています。仕事をするうえで大切にしているのは、商品の外観とおいしさが損なわれないよう丁寧な仕事をすること。箱を開けた時のお客さまの笑顔や歓声を想像しながら、一つひとつ心を込めて仕事にあたっています。今後もスタッフとコミュニケーションを深めながら、ここで働くことが楽しいと思える環境づくりに努め、お客さまにとっても、社員にとっても心地好い店舗をつくっていきたいと思っています。
(渡邊さん)

学生の方へメッセージ

企業研究の際は、その企業がどんな理念を掲げ、何を大切にして経営を行っているか、また、自社が扱う商品に対して、どれだけ自信と責任を持って提供しているかに着目してみることをおすすめします。当社では、社長が全国の産地に足を運び、高品質な果物を仕入れており、お客さまに対して胸を張っておすすめできるものだけを扱っているのが強みです。どんな業界においても、やはり自社の商品が好きであること、仕事に誇りを持って働けることが大切なので、ぜひそうした視点を大切にしてください。

また、入社後に自分の能力をどのように活かせるのか、どれだけ裁量権を持って活躍できるのかということも重要です。当社では、果物や野菜を販売する青果店に加え、時代のニーズに合わせて、新鮮なフルーツをふんだんに使ったパフェやデザートなどを提供するカフェ、ジューススタンドの運営、さらに洋菓子店や学校給食への納品など、当社の強みを活かした業務を幅広く展開しています。当社でも仕事体験を行っていますが、少しでも興味のある企業があれば、積極的に企業に足を運んでみることをおすすめします。実際に社内の雰囲気にふれ、働いている社員の様子をみることで、企業のことがより深く理解できるのではないでしょうか。
(板垣 亜紀子 取締役)

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果物店の強みを活かしたジュースやケーキなどラインナップも豊富。手前は看板商品の「フルーツロール」。商品開発も自社によるもので社員のアイディアが生きている。

マイナビ編集部から

明治30年、仙台市内で青果の専門店として創業した(株)いたがき。企業理念として掲げる「果物でみんなを元気に」という言葉には、果物を通じてお客さまも社員も生産者も、みんなが笑顔になれる会社でありたい、という意味が込められているという。

今回の取材で印象的だったのは、同社こだわりの仕入れ法。社長自ら全国の生産地を訪ね、生産者との信頼関係を築きながら直接取引も手がけているという。自社で販売する商品への徹底したこだわりと、お客さまの信頼に応えるためのブレない姿勢。そうした積み重ねが、この地で127年愛されてきた「いたがきブランド」を揺るぎないものにしていると感じた。

また、若手のアイディアや意見を積極的に採用し、商品開発や店舗づくりに活かしているのも同社の特徴だ。意欲のある人は、店舗責任者などの役職に就き裁量権を持った働き方ができるため、成長したい人には最適な環境である。今回、取材した3人の先輩たちが口々に語っていたのは、自社商品に対する誇りと、仲間と協力しながら自己成長できる職場環境の良さだ。食に興味のある人、新商品を開発したい人、店舗運営に挑戦してみたい人には多くの可能性が広がっているため、ぜひ当社の企業研究を深めてもらいたい。

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地元の人にも観光客にも人気のカフェ。店舗によっては、果物を使ったデザートのほか、野菜をたっぷり使ったヘルシーなランチも提供している。

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