最終更新日:2025/4/15

瀬戸内スチール(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 金属製品
  • 鉄鋼
  • 建材・エクステリア
  • 物流・倉庫

基本情報

本社
広島県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

仕事も、部活も、家庭も。すべてを大事にできる瀬戸内スタイル。

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仕事と競技に燃える先輩、ものづくりに励む先輩にインタビュー。

鋼材物流会社として日本のものづくりを支えながら、社員の働きやすさにも力を注ぐ「瀬戸内スチール(株)」。それぞれ異なる仕事や競技の場面で活躍する3名の先輩社員に、仕事のやりがいや今後の目標などを伺った。

写真中:鉄鋼事業部 製造部 後迫 辰哉
(生命環境学部卒 2020年入社)
写真右:鉄鋼事業部 営業部 尾泉 大樹
(経済学部卒 2018年入社)
写真左:鉄鋼事業部 製造部 村上 莉羽
(経営学部卒 2022年入社)

仕事や競技を継続できる理由・秘訣

ものづくりへの向上心に満ちた後迫さん。「部活には入っていませんが、定期的なイベントなどで社員同士のコミュニケーションが取れるところが当社の魅力です」
2023年からサッカー部の監督を務めている尾泉さん。「監督として練習内容などを考えていますが、私は選手も兼ねているので、教えるというよりは一緒に練習していますね」
日本卓球リーグ選手の村上さん。「平日は、終業後に社内の卓球場で2時間ほど練習しています。毎日練習があるので、休みをうまく取って体をケアしつつ継続しています」

自分の技術力を高め、より生産に貢献できる人へ。

私は大学院卒業後、地元の福山市で仕事を探す中で同市の主要産業が鉄鋼業であることを知り、その業種に興味を抱き始めました。大学では動植物の細胞研究や環境保全について学んでおり、まったく異なる分野ではありましたが、当社への入社を決意したのは働き方や給料面、客観的な会社の評価など、さまざまな面で良い印象を受けたからです。

今は、製造部で主に大きな鋼鉄のバウムクーヘンのような形をしている製品の梱包作業に励んでいます。お客様のご要望のサイズに合わせて高精度で剪断加工し、オペレーターが機械操作で軸に巻き取っていきます。そうして出来上がった製品を手作業で梱包するのが、私のメインの仕事です。機械操作を行う場合は、事故や怪我につながることのないよう常に細心の注意を払って取り組んでいます。鋼鉄をいくつもカットするためには、製造部全体で生産ライン内の優先順位を共有し、効率良く機械を動かし続ける必要があります。個人的には、全体の流れを見ながら梱包以外の作業のフォローにも入ることで、稼働を止めないよう心がけています。
梱包した製品は、大手自動車メーカーの自動車部品など、さまざまな製品の材料になります。事故やリコールにつながる部分に関わっているため、高品質な製品をお届けできるよう気を引き締めながら取り組んでいます。責任は重いですが、その分やりがいがありますね。

また、社内には接しやすい方が多く、集中する時は集中して、少し緩む時は緩むというように、メリハリがあり働きやすい人間関係が出来上がっています。また、先にお話しした生産ライン内の優先順位の共有化は、残業の削減にもつながっています。予定より早く作業が終わった時は、翌日の加工を前倒しする場合もありますが、そのような時も時間内に収める計画を立ててみんなで取り組んでいるので、達成感もありますね。

今、私のいるライン内の課題の一つが、オペレーターを増やすこと。これから教育が行われる計画があるので、いずれ自分がオペレーターになれたらと思っています。そのほかの工程もフォローできるよう、さらに技術を向上させて生産に貢献できる人になっていきたいです。
(後迫 辰哉)

みんなからの応援を力に、サッカーと仕事をうまく両立。

私の入社の経緯は少し特殊です。大阪の会社に勤めていた時に、大学時代の同期から当社のサッカー部に誘われたことがきっかけで、2年間ほど試合に出場するようになりました。そのうち、当時の監督から「一緒に働こう」とお声がけいただいたのを機に、正社員として入社したのです。
小学1年生からサッカーを続け、大学卒業後はプロサッカー選手として活動していましたが、先の会社で働いていた頃は引退していました。しかし、監督の言葉で「もう1回仕事をしながらサッカーがしたい」と思ったのが入社の決め手でしたね。

入社後は製造職を約5年間務め、営業職に就いたのは2023年11月から。今は既存・新規のお客様を訪問し、お困りごとなどをヒアリングし、受注につなげています。新規の案件では材料についてのご相談を受けることが多く、その場合には現場に確認をした上で、規格やサイズなどをご提案しています。お客様のご要望にすばやく対応することが大事なので、日頃から製造部の方々と密にコミュニケーションを取るようにしています。
お客様との信頼関係の構築は、営業部の目標の一つ。他社と相見積もりを取られたお客様から「対応の良い貴社に注文するよ」と言われた時にやりがいを感じますね。また、個人と営業部の売上目標を達成できた時も嬉しい瞬間です。
会社の目標の一つとして、年間加工量10万tがあります。営業職が受注できなければ、その数字を達成することができません。これからも信頼関係の強固と利益の向上を目指していきます。そして、いずれは仕入れの部分にも携わりたいと思っています。

そして、営業職は自分で労働時間を調整できるなど裁量の大きさも魅力。子どもの急な発熱時などには、午後から半休を取れます。社内には「家族第一」という空気があり、社員の方から「家族のところへ早く行ってあげな」と言っていただける温かい環境です。サッカー部に対しても温かく、11~2月くらいのオフシーズン以外はほぼ毎週試合がありますが、社員の方々が試合に応援に来てくれることもあります。試合結果が全社員にメールで送られるので、労いの言葉などもいただきますね。また、会社全体が応援してくれているので、仕事と両立しやすいです。この環境を力に変え、広島県の1部リーグでの優勝を目指しています。
(尾泉 大樹)

卓球とものづくり、どちらも頑張れる恵まれた環境。

卓球のクラブコーチを務めていた祖父の影響で3歳から卓球を始め、小・中・高・大学と続けてきました。当社を選んだのは、卓球部がアマチュアトップの日本リーグに加盟していることに加え、かつて同部に所属していた先輩から卓球と仕事が両立できる環境であること、また選手の方々が全国大会に向けて真面目に取り組まれていることを聞いたことが、入社の最大の決め手です。実際に工場見学で訪れた際、社員の方々の円滑なコミュニケーションに惹かれたことも、入社理由の一つです。

私のメインの仕事は、加工を終えた製品を載せるゲタのセットと梱包。20~30キロという重いゲタを1個ずつセットして紙を敷き、その上に製品を載せてバンドで落下を防ぎ、クレーンに吊って運び、梱包をしています。ゲタは、運搬時に製品への傷や錆などを防ぐために欠かせません。さまざまな材種や大きさがあるため、製品一つひとつの厚みやサイズなどに適したものを使用しています。セットする作業そのものは難しくありませんが、タイミングが遅れると製品を載せられません。できるだけ早く次のゲタ、その次のゲタを確認してセットし、ラインの流れを止めないように努めています。きれいにセットでき、ラインがスムーズに動いている時にやりがいを感じますね。また、製品が最終的に自動車に使われていることも、仕事のモチベーションになっています。
今、私のいる生産ラインでは、一人ひとりの体への負担を少しでも軽減でき、作業がスムーズに進められるよう、効率の向上を目指しています。また、今後後輩ができたら、細部まで具体的に作業内容を分かりやすく教えられる先輩になりたいとも思っています。

日中は仕事に集中していますが、終業後はほぼ毎日卓球の練習に励んでいます。日本リーグに出場する際は1週間くらい仕事を抜けなければならず、作業人員が減ってしまいますが、それでも会長や社長をはじめ社員の方々が応援してくださるので、頑張ろうと思えます。卓球と仕事をうまく両立できているのは、周りの方々のおかげですね。日本リーグに加盟している卓球部を有する会社は、かなり希少。この恵まれた環境を生かして、1部に昇格できるよう力を尽くしています。
(村上 莉羽)

学生の方へメッセージ

私の場合は、給与面をもっとも重視し、ほかにも働き方や客観的な会社の評価などの総合力で当社を選びました。当時は、有給取得率や残業時間についてはあまり意識していませんでしたが、実際に働いてみると休みが多く取れるのはとても良いですね。仕事のモチベーションアップに比例すると感じています。そのポイントもぜひチェックしてみてください。
(後迫さん)

自分がやりたいことを最優先に考えましょう。次に給与や社内の雰囲気、残業時間、有給取得率など、さまざまな要素のバランスがうまく取れているかをチェックするのがおすすめです。実際に働いている先輩や周りの友人など、いろいろな人たちの話を聞いた方が良いと思いますね。その上で、自分の仕事の軸を決めていくと良いと思いますよ。
(尾泉さん)

有給取得率や残業時間なども大事ですが、個人的には社員の方々の雰囲気が大事だと思っているので、実際に会社に足を運んで自分の目でしっかりと見て、雰囲気を体感した上で判断することをおすすめします。待遇や条件が良くても、実際の雰囲気が自分の想像とかけ離れていると、働きづらくなっていくかもしれません。企業研究ではぜひ「長く続けられそうな環境」に注目してみてくださいね。
(村上さん)

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有給取得率の高さや残業時間の少なさは、学生時代には想像しにくい部分かもしれませんが、企業選定の際のポイントの一つとしてチェックするのもおすすめです。

マイナビ編集部から

1945年に紳士服テーラーとして創業した「瀬戸内スチール(株)」は、いくつもの課題や困難を乗り越えてきた。そのチャレンジ精神は事業のみならず、有給取得率の向上や残業時間の削減など、社員の働き方にも及んでいる。
その代表格と言えるのが、2025年から118日に増加する年間休日数だ。「仕事も部活もプライベートもON」というモットーに基づいた決定なのだろう。今回、取材させていただいた3名が「素直に嬉しい」と喜んでいたように、そのモットーからは社員一人ひとりを大切に思う心が伝わってくる。

会社が社員を大切にするからこそ、社員もお互いを大切にする社風が生まれる。社員が試合会場へ出向いて応援したり、試合後の部員を労ったりと、部活動に励む社員を応援する心が社内に浸透。練習や試合などで仕事を離れる時にも、必要以上の気遣いは無用だ。サッカー部と卓球部に所属している2名が、「仕事と部活をうまく両立できるのはみんなのおかげ」と口にした感謝は表面的なものではなかった。

休みが多く取れる職場環境は、一人ひとりの精神面や肉体面に余裕を生み、より良い人間関係を育む。一人ひとりが仕事や部活に力を発揮でき、お客様との強固な信頼関係や会社の発展につながっていく。より良い循環を構築している同社は、大好きな競技を続けながらものづくりで社会に貢献したいと考えている学生の方にとって、この上なく素晴らしい場所であると感じた。

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ハガネの街として発展する福山市に位置する本社工場。母材コイルを加工するコイルセンターのほか、社会人スポーツチームが練習に励むことができる体育館も完備されている。

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