最終更新日:2025/4/11

四国化工機(株)

  • 正社員

業種

  • 機械
  • 食品
  • 機械設計
  • 紙・パルプ
  • プラント・エンジニアリング

基本情報

本社
徳島県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

徳島から世界へ。各国の食品メーカーから選ばれるモノづくりに密着!

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営業と設計、2人の先輩に仕事や会社の魅力をインタビュー。

食の安全問題から働き手の不足や生産効率向上など、様々な課題を持つ食品製造業界。その中で、充填機に特化する機械メーカーとして高いシェアを誇り、海外でも評価を集める四国化工機(株)の魅力に迫る。

(写真左から)
■安村 泰輝さん
国際部 営業二課 / 2014年入社

■梶本 健太郎さん
技術三部 設計課 / 2015年入社

先輩の横顔拝見

「10月は韓国、11月はタイ、12月は出張なしとまちまち。世界を飛び回る仕事ですが日本にいる時は平日に代休を取り、家族との時間やゴルフを楽しんでいます。」と安村さん。
「社内は釣りが好きな人が多く、社員同士お互いに誘い合って船釣りを楽しむことも。子どもが生まれてからは、家族と一緒に旅行に出かけています。」と梶本さん。
先輩のインタビューから伝わってくるのは、“世界で選ばれるモノづくりメーカー”としての誇り。食品の安全や品質を守るハイスペックな充填機を提供できる会社だ。

「世界の食文化の発展に貢献する。その想いを実現できる仕事が誇り」/安村さん

私はもともとモノづくりに興味があり、高専で機械コースを専攻しました。就職活動では、当時の先生から「人の衣食住に携わる仕事がいい」とアドバイスを受け、地元・徳島県内で食文化の発展に貢献している当社を志望。世界に目を向けると食品業界の発展がこれからという国も多く、世界の食文化の発展に貢献するという企業姿勢に共感するとともに、自分自身も新しい経験を積みながら成長していくことができると感じました。

現在は国際部営業二課に所属し、主にアジア各国に向けた飲料・食品の充填機を提案しています。私たちが手掛けるのは、コンビニやスーパーで陳列されている様々な飲料や食品商品の製造ライン機器です。まずは、お客様がどのような機械を求めているのか詳しくヒアリングをしながら、お客様先を訪問。ソリューションをプレゼンした後は見積もりを提出し、最終的な納期の調整や価格交渉をします。受注が決まれば、充填機の製造から輸出までの管理、客先工場への搬入後は現地代理店やお客様と協力し、充填機が順調に稼働するまでをフォロー。0から100までプロジェクトリーダーとなり、マネジメントしていきます。各国には現地法人や現地代理店もありますが、重要なプロジェクトが動く時にはその国を訪ね、代理店のメンバーと一緒に営業活動をします。ほかにも展示会に出展したり、出張先で新規獲得のための営業活動をしたりと、各国の食品メーカーに向けて海外シェアをさらに伸ばしていくため、積極的に営業を展開しているところです。

0から100まで、営業がプロジェクトの中心となりアレンジしていく役割を持つのですが、0から10、10から20とプロジェクトを進行していく中で、想定外のトラブルが起こることもあります。苦労を乗り越え、機械を納品できてから1、2年後に再び出張でその国を訪れた時、当社が手掛けた充填機で生産された商品が立ち寄ったスーパーなどに並んでいるのを見ると、あの時に頑張ってよかったと改めて感じます。「世界の食文化の発展に貢献する」という想いを実現できていると誇らしくなりますね。そんな私が目標にしているのは、日々の仕事を一つずつ確実にこなしていくこと。その積み重ねから社内外での信頼が生まれ、様々な情報をいち早く入手できるようになり、機械設備の受注につながると考えています。そのためにも、人と人の信頼関係を大切に育むことに今後も尽力していきます。

「海外仕様の設計ができるおもしろみ、世界で評価される喜びがここに」/梶本さん

徳島県出身の私は、県内で働きたいと考えていました。また、機械工学科で学んでいたことからモノづくりがしたいと当社を希望。人事の方から、当社の充填機が国内でも高いシェアを誇ることや海外でも需要が高まっていることを聞き、世界に対して技術力で勝負できるところに魅力を感じました。とはいえ、世界シェアはこれからさらに拡大できるチャンスもあります。そのうえ、日本国内はもちろん、世界各国からの評価を集めているのも当社の強み。いろいろな開発に携わりながら、国内外で求められるモノづくりができるやりがいを実感しています。

私が担当するのは、屋根型の紙容器成型充填機の設計です。いわゆる「牛乳パック」といわれる容器となり、牛乳やジュースを充填し、封をする機械の設計に携わっています。入社からずっと海外向けの機械を担当しており、CADソフトを用いて機械の図面を描くのがメインの仕事です。また、機械を出荷する際には国ごとに必要な書類を作成しています。難しいのは、日本と常識や文化が異なることに加え、安全に関する意識も異なる点です。予想もしない使い方やトラブルになることを回避するため、海外仕様に合わせた設計や安全の基準を意識しながら設計に取り組んでいます。そんな中でもおもしろいと感じるのは、現地のお客様を訪問した際にリアルな声を聞けること。外国の方は感情豊かに大きく表現することも多く、いい仕事をしたら「Good job!」と笑顔で伝えていただけます。開発設計に携わった機械や充填機に対し「これまでよりいい機械ができたね」と社内で評価してもらえるのも嬉しい瞬間。さらに、その製品が海外に渡って評価が広がっていくことは大きなやりがいですね。

海外の案件では日本にはないオーダーを受けることも多く、牛乳パックの容器に卵黄やチョコレートソースを詰めることもありました。また、日本の牛乳パックは1リットルが主流ですが、アメリカでは通常2リットルのサイズにもなります。市場や規模、規格も異なるため、オーダーメイドの設計をしていくことが難しくもあり、おもしろみです。今後の目標は、海外のシェア率をさらに高めていくこと。技術者としてもよりよいモノづくりをしていくために、新しいアイデアや提案を生み出せるよう経験を積みながら、多くの人とのコミュニケーションを大切にしたいと考えています。

「当社の製品力、対応力で世界へ」/安村さん、「温かい企業風土の中、チャレンジできる」/梶本さん

【安村さん】
お客様の要望に対し、食品や包装資材に関してのノウハウを蓄積している当社では、社内の経験やそのノウハウからお客様に新しい提案やソリューションを提供できることが大きな強みです。製品自体のスペックやメーカーから選ばれ続ける製品力と、私たち営業の対応力には自信を持ってお客様と向き合うことができます。
さらに、当社の魅力は誰でも平等にチャレンジできる企業風土があること。その一例として、年次に関わらず頑張りたいという若手にもプロジェクトを任せてもらえます。当社に入社したからこそ、自分自身も成長することができたと感じていますし、成長の機会はたくさん転がっています。
一方、働きやすさの面で子育てを支援する企業として「くるみん」認定を受ける当社では、育休の活用も盛んです。また、普段から有給休暇が使いやすく、出張中の土日の代休として平日に休みを取ることも可能です。リフレッシュ休暇もあり、今度も家族旅行に出かける予定です。

【梶本さん】
当社は、社員から出たアイデアに対し「まずはやってみよう」と図面に起こして実際に試してみるなど、チャレンジできる傾向があり、投資をしてもらえることは当社の魅力ですね。若手の提案が実際の機械に採用され、評価してもらえることもあります。もちろん失敗することもありますが、前向きな挑戦に対して失敗をとがめられることはありません。
また、社内にはのんびり、ゆったりした人が多い印象があり、堅苦しい雰囲気ではなく人間関係でも温かみを感じます。仕事で行き詰った時にはいろいろなアドバイスをいただけるなど、良好な関係を築くことができていますね。思えば、私の新入社員時代はすこし扱いにくいタイプだったかもしれませんが、2・3つ年上の先輩が温かく見守ってくれたことで今の私がありますので、私も後輩には丁寧に接することを心掛けています。
社内環境に関してもここ5年ほどで大きく変化し、毎週金曜日をノー残業デーに設定するなど、メリハリをつけて仕事することができています。子どもが生まれた時も1か月ほど育児休暇を取得しましたし、有給も取りやすいなどワークライフバランスを叶えられる会社です。

学生の方へメッセージ

【安村さん】
営業の場合、まずは上司指導の下、機械・包材・市場の勉強をしつつ、営業経験を積みながら焦らずしっかり身につけてほしいと思います。他部署の諸先輩方・同僚からもサポートしてもらえるなど、キャリアを磨くよい環境です。当社の強みは機械、食品、包装資材と3つの事業を展開しているため、相乗効果(シナジー効果)が生まれ、あらゆる角度からアプローチできる点ですね。常に新しい発見や幅広い勉強ができるなど、食品業界に貢献できるおもしろみを実感できると思います。「食文化の発展に貢献したい」という思いをぜひ一緒に実現しましょう!

【梶本さん】
会社の知名度や規模感、待遇や福利厚生も大切だと思いますが、まずは自分がやってみたいこと、興味があることを中心に企業選びをしてほしいと思います。10年、20年と長く続けるにはやりがいを感じられるかどうかが大きいと思うので、自分のいちばんやりたいことに挑戦してほしいですね。海外担当の私としては、世界に向けてさらにシェア率を伸ばしたいという目標に向けて、世界に挑戦したい人を求めています。食品の充填機を製造するというコアな事業ですが、少しでも興味があれば会社に足を運んでみてください。実際に動く機械を見ることもできますし、営業や設計以外にも様々な仕事がありますよ。

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社内では社員たちの要望に応え、専門知識や技術を持つ社員が講師となり、ノウハウや技術を継承する勉強会がスタート。次世代を担う人財育成に注力している。

マイナビ編集部から

四国化工機(株)は食品機械メーカーとして、牛乳・ジュースなどの飲料やデザートなどの食品に対応した充填機を製造・販売。飲料をパックに詰める紙容器成形充填機は国内でも高いシェアを誇る。さらに、食品用の包装資材と食品分野で事業を展開する同社の強みは、3つの事業から生まれるシナジー効果を存分に発揮し、現場や経営者目線を的確にキャッチしたモノづくりができることだ。

充填機に加え、包装資材や食品を自社で製造することで食の安全はもとより省人化や効率化など、課題の本質を捉えたソリューションは多くの食品メーカーから支持されており、冷蔵保存が必要だったものを常温での保存を可能にすることで輸送コストを大幅に削減できるほか、冷蔵設備が整っていない地域にも安全に食を届けることができるなど、様々な製品開発を手掛けてきた。直近でも次々とソリューションを提案し、新たなカテゴリーの商品づくりに貢献し、業界紙などのメディアで話題になる製品を提供している。

「必要な知識は入社後に身につけることができます。海外をめざす人も社内で英語を学ぶプログラムがあるので安心。一つひとつ日々の仕事を大切に積み重ねていくことで、気がつけば大きな事業を動かせるまでに成長できると思いますよ」と世界を相手に営業をする安村さん。仕事のおもしろみややりがい、働きやすさも欲張りになれる企業に違いないと取材を通して感じた。

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徳島から日本全国、世界を相手に仕事できるおもしろみ、各国の食品メーカーから選ばれる誇りを感じながら、仕事に取り組むことができる環境がここにある。

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