最終更新日:2025/4/25

中部食品(株)

  • 正社員

業種

  • 食品
  • 物流・倉庫
  • 給食・デリカ・フードビジネス
  • 商社(食品・農林・水産)

基本情報

本社
山梨県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

安全でおいしい「食」を地域の人々へ!人間力を発揮し、共に健康社会を創造しよう

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物流・製造・販売を担う社員3名が登場!仕事を熱く語る。

中部食品が有する3つの機能、物流・製造・販売それぞれから若手・中堅社員が登場。仕事のやりがいやキャリアパスについて語ってもらった。バラエティに富む仕事があり、適職を得てイキイキ働く姿が印象的だ。

◎森元友貴さん(写真左)
共配センター/2022年新卒入社
◎望月良真さん(写真右)
中食フーズ第2工場/2015年新卒入社
◎雨宮良太さん(写真中央)
第二営業部/2016年キャリア入社

事業・仕事紹介とオフの姿を紹介

森元さんは物流機能を担う共配センターで、大手コンビニとベンダーの架け橋となる発注業務を担当。趣味は街歩きで、コンビニ店舗を覗くことも楽しみの一つ。
望月さんは製造部門である中食フーズ第2工場で、加熱調理を担当。中学生からもらう「おいしかった」の手紙は感動もの。休日は家で過ごすことが多いそう。
雨宮さんは第二営業部で、大手スーパーから個人商店までを相手に日配品の営業を担当。商談を通して信頼関係を築く日々だ。趣味は釣りで、休日は子どもと一緒に湖に向かう。

コンビニ向けに商品の保管と配送準備を担う。フォークリフト操作、日々の商品の流れが面白い(森元さん)

愛着のある山梨県内で就職先を考えたときに、会社として100年に及ぶ歴史があり、地域に根差した基盤のある中部食品はとても魅力的に感じました。食文化にも深く関わって、地域社会に寄り添って仕事ができたら、という思いで志望した次第です。入社後は管理部で約1年、経理の仕事を担当。業務用食品や水産物などのカテゴリー別に売上や買掛金の計算業務などを行い、不明点は営業に確認してお金がどう動いているかの理解を深めました。

2年目からは共配センターで、物流職として働いています。当センターは大手コンビニの飲料・加工食品・ドリンク・酒類・菓子を配送するための保管機能を有し、県内のコンビニへ迅速に商品をお届けできるよう、チーム体制で入出荷・保管作業をしています。商品の入荷から適切な位置への保管、ピッキングとそれらの指示出し、ドライバーさんとの連携まで、仕事は幅広くあります。特に商品の発注という、重要な仕事を私は任されています。食品メーカーを束ねる地域のベンダーさんに適切に商品発注をかけるため、日頃からメールやコミュニケーションを密にすることを心掛けています。その結果、正確かつタイミングの良い仕入れをすることができ、そのやりとりをもとにパート従業員への作業指示に落とし込んでいます。また、番号通りに商品をラックに積み上げることで、出荷後の在庫整理もスムーズに行うことができます。当センター配属にあたってはフォークリフトの免許も取得しました。運転操作にも慣れ、安全かつスムーズにドリンク類など重量物もパレットに載せてテキパキと操作し、思ったところに運べると楽しくなってきました。

毎月新規商品もあれば、取消商品もあり、商品の動きを見るとトレンドがわかるのも面白さ。実際にコンビニで商品レイアウトを見たときに小売戦略が見えてくるのも興味深く、生活に身近なところへの貢献実感が大きなやりがいです。従業員に適切な情報を伝えるコミュニケーション力、ピッキングを適切にアドバイスできる指導力もついてきた点では自分の成長も感じています。今後はより商品知識を増やすとともに、会社全体のビジネスの流れやシステムを把握することが目標。その中でも「共配センターのことなら任せて」と言える存在になりたいです。

お弁当作りで、多くの人の毎日に貢献。大量加熱調理の先に「おいしかった」の反響があると感動(望月さん)

地元山梨県で「食」に関わる仕事がしたいと考えたときに、部活の先輩が当社に就職しており「良い会社」との評判を聞いたことから中部食品を迷わず志望しました。最初は大里センターに配属となり、5年間は物流の仕事からスタート。大里センターは外食企業の常温品、冷蔵・冷凍品の入荷、保管、仕分け、配送を行っている拠点。私は大手弁当チェーンをお客様に、唐揚げ用生肉やハンバーグ用ミンチ肉などの冷凍品と、弁当箱となるプラスチック容器の保管・仕分けを担当しており、パート従業員へリストをもとに指示をしながら、自分でも仕分け・箱詰め作業を行いました。毎日トラック6台分(6コース分)を担っていたので大変でしたが、多くの人が口にする食品を安全に供給している手応えがやりがいで、担当する弁当チェーン店の前を通るたびに少し誇らしい気持ちになりました。

その経験を糧に現在は製造拠点である中食フーズ第2工場で、加熱調理を担当しています。中学生向けの給食や一般の方向けのお弁当をメインに、時にイベント用におにぎりなども調理します。焼き物や揚げ物を社員とパート従業員が役割分担しながら、レシピ通りに調理。ジェットオーブンや回転式蒸気釜など大型調理器を使うため、その大きさに驚きと不安もありましたが、先輩から丁寧に指導していただき、今は一人で調理ができるように。以前、食品衛生シートが破れてしまい、食材に紛れかねない失敗もありましたが、しっかり皆で目を凝らしてチェックして無事に出荷できたときは安堵に包まれました。異物混入は絶対にあってはならないので、安全第一に衛生面は最も注意して調理しています。時に「味が薄かった、もっと濃い味付けに」などのご要望を受けることもありますが、その原因を探って味にムラが出ないよう注意を払います。その一方で、配送ドライバー経由で中学生から手紙をもらったことも。その文面は「いつも給食をありがとう。今日は特別おいしかったです」といった内容で、そのときは感動しました。自分の仕事の先に、多くの人の笑顔があることが仕事をする上で大きな誇りとやりがいになっています。

今後も多くの人においしく、栄養価の高いお弁当を提供していきたいですし、同僚や多くのスタッフたちと一緒に調理を極めていけたらと思っています。

メーカーと小売店との間で日々着実に実績を積み上げ、人間を買ってもらえる手応えがやりがいに(雨宮さん)

前職で営業経験があった私ですが、地元で知られる企業で安定的に仕事がしたい思いで当社に転職しました。食品に携わるのは初めてということもあり、最初はチルドセンターで日配品、チーズ・バターなどの乳製品、水産品などの保管・配送準備を行うことで商品知識を高め、パート従業員への指示を通してリーダーシップも養うことができました。その知識・経験を糧に営業部へ異動し、現在は第二営業部で日配品の営業担当をしています。

山梨県をメインに、地域に根差した地方食品メーカーから食材を仕入れ、大手スーパーやドラッグストア、個人商店まで様々なお客様に卸し販売する役割です。価格競争も激しいなか両者の間に立ち、高く仕入れて安く販売することで利益を出すことが使命といえますが、時に両者の要望も聞いてうまく価格調整をし、納得してもらえる取引を大切にしています。取引先とは信頼関係が大切ですが、価格や納期などの面で無理難題を持ちかけられることも。「今回は頑張らせてもらいますが、次回からの取引もお願いします」など、継続的関係を築くことを大切に商談しています。その結果、商品というよりも自分という人間を買ってもらえている手応えがやりがいになりました。売上も計量的に出るのでわかりやすく、一回の取引で一喜一憂するのではなく日々の頑張りを積み重ねていけるのも当社ならでは。自分が手掛けた商品がスーパーなどに陳列され、日常的にお客様が手に取っている姿を見られるのも励みになります。

県内のメーカーに限らず、「北海道フェア」などの展示会を企画提案し、北海道からも海産物や菓子類を調達。逆にお客様から「フェアをやるから」と依頼され、マーケットリサーチの末に売れそうな商品を探し出すことも。山梨県は海産物ニーズが高いので、好評のうちに終わり「またお願いしたい」と言われると、大きな充実感が得られます。

当社は物流・製造・販売3つの機能を持っている点が最大の強みで、お客様の要望に対してどの面からも応えられますし、組み合わせて提案ができるのもメリットです。もともと上司や先輩との距離も近く、フランクな関係が浸透している社風も仕事のやりやすさにつながっています。今後はメーカーと取引先との間で情報を構築し、臨機応変に付加価値の高い提案ができる存在に成長していきたいと思います。

学生の方へメッセージ

【森元さん】業界業種や職種は最初にあまり絞りすぎず、広い視野からいろいろな会社を見た方がいいと思います。その中で自分が少しでも魅力を感じた、ちょっと気になる、という会社があれば調べたうえで選考に挑戦してみるといいでしょう。当社は山梨県内にありつつも全国的なチェーン店をお客様にできるので、食文化に興味があり身近な場所に貢献したいという人にはぜひお勧めしたいです。

【望月さん】当社は「食」に興味がある人は、楽しく仕事ができると思います。特に製造部での調理やメニュー開発などには、食の知識や調理技術、調理師や栄養士の資格を活かすことができます。また、一人で何かをするというより仲間と協力しながらの仕事がメインになるので、人と協調できるタイプの方は活躍できると思います。

【雨宮さん】今の時代はどこでも営業のなり手が少ない、という話を聞きます。確かに成果が出ないときは辛いときもありますが、目に見えて成果が出る場合は頑張ってきた甲斐があったと感じて大きなやりがいになります。就活では興味がある会社は納得いくまで深く調べてみることで、ミスマッチを防げるでしょう。チャンスがあれば、説明会やインターンシップで人事の方や先輩社員に何でも聞いてみることをお勧めします。

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3人は部署もキャリアも異なるが、打ち解けて語り合う姿が印象的。上司や先輩もフランクで、和やかな社風。ワークライフバランスも充実し、休日は趣味に打ち込める環境だ。

マイナビ編集部から

中部食品は「食」を通じて、健康的な食生活、食文化の創造に寄与することを経営理念に、物流・製造・販売の3機能すべてを完備。山梨県を代表する、稀有な100年企業だ。3機能を有しているからこその情報網を活かすことができる企業風土に努め、商品開発や販売企画から、商品の保管・包装などの流通加工、冷凍・冷蔵食品の保管、お弁当・総菜、学校用給食づくりまで、食に関して総合サービスを提供できる点が強みだ。

今回取材させていただいた3名は入社年や経験も異なるが、山梨県という地域への愛着を持ち、全国を視野に商材・食材を集めながら、あるいは自ら作りながら地域貢献ができる点にやりがいを感じていた。同社は今後、製造機能を強化する方向にあり、オリジナル商品の製造や商品管理に力を注いでいく予定で、調理に興味のある人や栄養士資格を持つ人にもチャンスがある。とはいえ、物流機能を担う人材も必要である。またメーカーと小売との間でコミュニケーション力を活かし、橋渡しする卸し営業の人材も不可欠。

採用担当の市井さんは入社前に資質や適性を考慮した配属、希望のヒアリングにも努めているという。いくらAIによる省力化が進んだとしても、同社の仕事は「人」がいてこそ成り立つものばかり。一から自分の力や個性を発揮し、食分野を担う意義は大きいだろう。

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採用担当の市井さん。「社員の力の結集こそが会社を支え、社員と共に発展していくと考えています。社員も会社も共に豊かになれるよう、一緒に力を発揮してみませんか?」

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