最終更新日:2025/3/25

アルプスアルパイン(株)【東証プライム上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • 半導体・電子・電気機器
  • 自動車・自動車部品
  • 機械
  • コンピュータ・通信機器
  • ソフトウエア

基本情報

本社
宮城県、東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

最先端の電子部品の開発を通じて、世界のエレクトロニクス製品をリードしています。

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グローバルな環境のもと、大きな成長を続ける若手社員たち。

最先端の製品開発を行う電子部品メーカーとしてグローバルなビジネスを展開するアルプスアルパイン。そんな同社で活躍する3人の先輩社員から、それぞれの仕事内容ややりがいについてお話をうかがいました。

橋本 真琴さん
(精密加工技術部 金型製造2G 2011年入社/工学研究科材料システム工学専攻修了)

福岡 周平さん
(第1ソフト技術部 第2G 2018年中途入社/電気電子工学科卒)

竹中 彩恵さん
(経理部 経理1課 2020年入社/経営学部卒)

左の写真はアルプスアルパインが開発を進める「デジタルキャビン」。次世代自動車の車内空間に関する提案で、車外の映像を表示する電子ミラー、インプット&アウトプットデバイスを統合したドアトリム、大型の天井ディスプレイなどから構成される。

先輩からのメッセージ

「朝が苦手な私は、自分が社会人になれるか不安でした。でも、飛び込んでしまえばなんとかなるもの。気になる会社があれば恐がらずに挑戦してください」(橋本さん)
「“自分はこんな仕事がやりたい”という希望を実現することができる、可能性の大きな会社です。興味のある分野で技術力を伸ばしていくことができます」(福岡さん)
「“人柄の良い社員の多い会社”という入社前の印象は今も変わりません。社内の雰囲気がとても和やかで、伸び伸びと働くことのできる環境です」(竹中さん)

金型設計は職人との共同作業。チームとしての達成感が仕事のやりがいに(橋本さん)

私は新潟県出身で、大学は宮城県。どちらにも当社の拠点があります。なじみのある土地で働けることとグローバル展開している点に魅力を感じ、入社を決めました。職場は宮城県の古川第2工場。精密加工技術部では私たち技術者と工場作業員が、総勢200人近くも働いています。部署というよりは一つの町工場のような感じですね。

金型製造グループはその中の一部門で、私は製品づくりの要になる金型の設計を担当。配属職種でいえば生産技術にあたります。当社が手掛けている製品は、センサー、ボリューム、スイッチ、カメラのアクチュエーターなど、小さく精密な電子製品が中心。どの製品も金型からプラスチック部品や金属部品を成形して作ります。金型を外部に依頼している会社も多いのですが、当社は収益基盤といわれる製品の多くの金型が自社設計・自社製作。そのため、妥協のない精密な金型を生み出すことができるのです。

私が担当しているのは、プラスチック材料に熱を加えて溶かし、加圧注入する「射出成形」用の金型。CADを使った設計では精度や品質はもちろん、生産スピード、量産時の耐久性、コストなど、いくつもの条件を満たさなければなりません。設計部門や製造部門と話し合いながら落としどころを決め、お客さまの要求仕様を満たしていきます。

プラスチックは収縮しますから、設計時は変形を前提に寸法を考えなくてはなりません。予測した数値がぴったり合ったときは大きな達成感が得られます。とはいえ、設計がうまくできても製作までスムーズにいくとは限りません。金型を組み上げ、磨き、射出条件に適合させるのは金型製作のチーム。職人の勘どころが決め手になるのです。難易度の高い金型が仕上がったときの達成感は大きいです。さらに、設計は職人とのチーム仕事なので、この達成感を共有できることもうれしいですね。

当社には企業文化、社風を表すものとして、「人に賭ける」という言葉があります。今の職場はそれを体現しているような環境。難題にも失敗を恐れずに挑戦し、個人でもチームでも成長できます。風通しは本当にいいですよ。この良さを発展させ、今後は部門を超えて専門知識を共有できるようにすることが目標です。そのため、今は他部署を見学して知見を深めているところ。より良い金型を作るためにも、技術や知識の見える化を推進していくつもりです。

入社後に回路設計からソフト開発にキャリアチェンジ。車載用電子部品の開発を担当しています(福岡さん)

私は大学卒業後に家電メーカーに就職し、約4年間、エアコンの制御基板の設計に携わっていました。アルプスアルパインに転職してからも、当初は回路設計のエンジニアとして電力変換モジュールの設計を担当していました。しかし1年ほど経った頃に新しい開発プロジェクトに加わることになり、制御ソフトの改良にチャレンジすることに。プログラミングは初めての経験だったので、最初は苦労したのですが、やっているうちにソフト開発の面白さに気づき、上司に「もっとこの分野を学びたい」と希望を伝えました。

そんな願いをかなえていただく形で現在の部署に異動することができました。当社は研修カリキュラムが整っているため、異動に際してはC言語を使ったプログラミングからしっかりと学ぶことができ、ソフトエンジニアとしての基礎を身に付けることができました。

現在、私が所属しているのは、車載用の様々なモジュールを制御するためのソフトの開発のほか、将来に向けた要素技術の検討も行っているグループ。私自身が直近まで手掛けていたのはクルマのパワーウィンドウを操作するためのコントローラーの開発です。パワーウィンドウの操作といっても、これは単に窓ガラスを上げ下げするだけでなく、サイドミラーの角度も調整できるなど、複合的な機能を持ったもの。ユーザーインターフェイスには静電パネルが採用されています。

開発ではお客さまのニーズを引き出し、製品に落とし込むことを大切にしているので、私たちが要件定義を行いながら、お客さまのご要望を確認していくといったプロセスで進めました。ソフト開発で苦労したのは、ユーザーの動作を機器の制御にどのように反映させるかを決めること。「静電パネルのどこからどこまでを中央部分とするのか」とか「パネルの端のほうを触った時には何がやりたいと判断するのか」といった機能の分析に時間がかかりましたね。

プロジェクトには10名ほどのソフトエンジニアが関わっていましたが、当社には開発のルールを全社で統一した「モデルベース開発」というフレームワークが存在するため、混乱を生じることなくスムーズに進められたと思います。まだ少し先になりますが、自分が開発したコントローラーが搭載されたクルマが発売されるのを楽しみにしています。

世界の現地法人とやりとりしながら、グループ全体の財務諸表の取りまとめを担当しています(竹中さん)

私は学生時代に経営学部で会計学を学び、就職活動ではIT企業と電子部品メーカーの二つの業界に注目して企業研究を行っていました。電子部品業界に関心を持ったのは、ITだけでなく、それを制御するデバイスやモジュールにも、この先、大きな発展の可能性があるのではないかと考えたからです。

当初、アルプスアルパインのことは社名も知らなかったのですが、企業研究を進める中で、実は業界大手のグローバル企業であること、数多くのエレクトロニクス製品や自動車に部品が採用されていることを知り、魅力を感じるようになりました。入社の決め手になったのは、説明会や面接でお会いする先輩たちの誰もが人柄がよく、親しみを感じることができたからです。

入社後は約1カ月の集合研修でビジネスマナーを身に付けた後、工場研修に参加しました。これは当社が持つ工場に赴き、製造ラインに実際に立ちながらものづくりを体験しながら製品を学ぶというもの。私は長岡開発センターの地磁気センサーを製造するラインで、実際の製品を手にするという貴重な経験をしました。

その後、私が正式配属されたのは、アルプスアルパイン本体の経費管理や棚卸などの業務を担当している財務部。ここで2年ほどの経験を積んだ後、現在所属している経理部に異動してきました。経理部が担当しているのは、四半期ごとに作成しているグループ全体の財務諸表を取りまとめる業務が中心。日本国内だけでなく、海外にも23の国と地域に現地法人や拠点があるため、数字を取りまとめるだけでもかなりの労力がかかります。国によって法律が異なるため、採用している会計基準が異なるなど、アルプスアルパイン・グループの基準に合わせて修正してもらわなければならないこともしばしば。「担当者と直接、話したい」という海外現地法人のスタッフの要望を受け、Web会議ツールを使ってミーティングを行うこともあります。

私の今後の目標は、財務諸表の作成で培った経験を活かし、グループ全体の業績を管理するような仕事にも挑戦すること。数字を扱うプロとして、経営の中枢に近いところで働くことを目指しています。

学生の皆さんへのメッセージ

当社ではアルパインブランドのもと、自社製品としてカーナビなどの製品も展開していますが、製造・開発しているものの多くは、エレクトロニクス機器や自動車の内部に部品などとして搭載されているもの。そのため、当社の社名を知っている方は決して多くはないはずです。

しかし、グローバルな事業展開やこれまでの実績を知っていただくと「そんな会社があったのか」と驚かれる方も少なくありません。事実、当社の内定者の約半数はインターンシップに参加してくれた方たちです。まずはアルプスアルパインという会社の存在を知り、事業内容や製品について興味を持っていただけるとうれしいです。

私たちが部品を供給しているエレクトロニクス製品や自動車などは、この先、どのような進化を遂げていくかが予測不能ともいえるもの。言い換えるなら、一つひとつの部品の進化が、製品の未来を大きく左右するのです。世界最先端の電子部品メーカーとも言える私たちの製品は、世界の市場に対しても大きな影響力を持っています。自分の仕事を通じて新たな機能や価値を生み出し、世の中を変えていきたいという意欲を持った方とお会いできることを、楽しみにしています。
(人事部 人財開発課 小平 ともみ)

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最先端の電子部品メーカーとして高い技術力を有するアルプスアルパイン。様々な分野のスペシャリストが情報を共有することで新たなイノベーションを生み出している。

マイナビ編集部から

アルプスアルパインは、電子部品メーカーとして世界に優れた製品を供給してきた「アルプス電気」と、その子会社としてカーナビやカーステレオを製造・販売していた「アルパイン」が2019年に経営統合し、誕生した企業だ。同社が手掛ける電子部品はデバイスやモジュールといった形で様々なエレクトロニクス機器、自動車などに搭載されており、私たちの身近でも使用されている。また、世界23の国と地域186拠点を展開するグローバル企業であることも、同社の大きな特徴だ。

今回お話をうかがった3人の先輩社員は、金型設計、制御ソフト開発、経理という異なる分野で活躍しながらも、最先端の電子部品を世界に発信するという同社ならではの環境にある人たち。若いうちから責任とやりがいのある仕事を任せて人材を育成するという方針のもと、重要なポジションを務めている。

国産ブランドの影響力が世界市場から薄れつつある現在においても、デバイスやモジュールなどの電子部品の分野においては、日本製品の先進性や品質は高く評価し続けられている。アルプスアルパインは高い技術力で世界のエレクトロニクス製品や自動車の開発を支え続けている企業。多くの人に注目してほしいと感じた。

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仙台開発センター(古川)の敷地内に建設されたR&D新棟。社員のイノベーションや人材交流を促す施設デザイン、最先端の設備、ニューノーマルを意識した空間設計が特徴だ。
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