最終更新日:2025/4/18

東芝ユニファイドテクノロジーズ(株)【旧社名:東芝ITコントロールシステム(株)】

  • 正社員

業種

  • 半導体・電子・電気機器
  • 精密機器
  • 重電・産業用電気機器

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

東芝グループだからこその技術力で社会の期待に応えるモノづくりを――。

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高度な技術と知識を受け継ぎ自身の成長を加速させる

X線CT検査装置や蓄電池、設備・施設の制御システムなどの開発を通じて社会を支える東芝ITコントロールシステム。3名の先輩社員から同社ならではの仕事や得られた経験について語っていただきました。

社会インフラ統括部 検査システム営業部 検査システム営業第一担当
井口 脩さん/理学部 応用数学科卒 2018年入社

社会インフラ統括部 産業システム部 産業システム技術担当
細田 秀希さん/工学部 情報システム工学科卒 2019年入社

府中事業所 メカトロ・エレクトリックシステム部 メカトロシステムエンジニアリング設計担当
坂本 浩太郎さん/工学部 電気電子情報工学科卒 2019年入社

東芝ITコントロールシステムはこんな会社です!

蓄電池、検査装置、産業システムなど幅広い技術分野を持つ会社だけに、それぞれの分野で高度な知識と技術力を持つ、スペシャリストが活躍しています(井口さん)
東芝グループが蓄積してきた豊富な教育のナレッジがあるので、基礎から段階を踏むような形で、高度な知識を持ったエンジニアを目指すことができます(細田さん)
社内に幅広い分野のスペシャリストが在籍しているため、何か課題が発生した時には部署を超えて識者の意見を聞き、解決策を探ることができます(坂本さん)

幅広い業種のお客さまからのご要望にお応えし、高性能なX線CT検査装置の開発に携わっています/井口さん

X線CT検査装置に興味を持ったことがきっかけで国内に数社しかないメーカーの企業研究を進める中、東芝グループならではの技術力の高さや実績の大きさに魅力を感じ当社を志望するようになりました。入社後、私が配属されたのは府中事業所にあるX線CT検査装置の設計部門。最初の1年間は部門のサポート役として、見積を作成するなどの仕事を通じて製品に関する知識を習得。2年目に入ってからは装置を制御するソフトの開発を担当するようになりました。

当社のX線CT検査装置は標準品として出荷する既成のものだけでなく、お客さまのオーダーを受けてカスタマイズを加える製品や、特注で設計するオーダーメイドの製品もあります。私が主に担当していたのは、カスタマイズやオーダーメイドで作られる製品のソフト開発。「工場の製造ライン内に組み込むため1分以内で検査できるようにしてほしい」というオーダーを受け、精度と使い勝手を考慮しながら制御ソフトを開発しました。その後は製品の購入を検討されるお客さまへ性能を提示するためのサンプルテストを行うチームに異動。パラメーターの設定を工夫しながら、撮像の難しい対象物のサンプルデータを取得するという仕事も経験しました。

入社6年目には本社の営業部門に異動し、現在は営業職としてお客さまへのプレゼンテーションや折衝などの業務に携わっています。X線CT検査装置は専門性が非常に高い製品だけに、お客さまより多くのご質問や要件が寄せられますし、他社製品と比較され購入を決定いただくためには、性能も価格も共に優位性のある提案が求められます。お客さまのご要望や課題をクリアするためにはどのような性能が必要か回答したり、求められる性能をどのようにすれば発揮できるか設計部門と話し合ったりすることもしばしば。こうした場面では、設計部門で培ってきた製品知識や経験が大いに生かせていると思います。
また職種柄、大学や研究機関、メーカーなどさまざまな業界の方と関わることができるのは、この仕事の面白い点だと思います。加えて、普段の生活では触れることがないような製品や、最新の研究に関わることができるのも、魅力の一つです。

この先の目標は営業として何年かの経験を積んだ後、設計部門に戻ること。今はまだ見ることの難しい対象物を正確に分析できるような装置の開発に携わりたいですね。

機械や設備を制御するシステムの開発を通じて、様々な産業や社会を支えています/細田さん

私は大学でソフトウェア開発について学び、就職活動でもソフトウェア関連の仕事に就くことを目指していました。入社を決めたのは実家が府中事業所の近隣だったことがきっかけの一つ。東芝グループの広大な工場は地元ではランドマークのような存在であり、子どもの頃からとても思い入れが深かったのです。

入社後、私が配属されたのは工場などの設備や施設を制御するソフトウェアの開発を行う部署でした。最初に担当することになったのは、ある劇場の舞台装置を制御するシステム開発。劇場の舞台には“セリ”と呼ばれる可動式の床や照明機器、緞帳など、システムで制御されている設備が数多くあり、当社はこの分野でも長い歴史を持っています。先輩のアシスタントとして参加したプロジェクトでしたが、社内環境で動作確認したシステムをお客さま先に持ち込んだところ、うまく作動してくれなかったなど苦労があったのも事実。しかし、パソコン内で完結していた学生時代のソフトウェア開発と異なり、自分が書いたプログラムでモノが動くのを目にした時には達成した喜びを心から感じました。

その後は工場内で蓄電池を充放電するシステムなどの開発も経験。センサーやコントローラーなど、設備や施設の制御に必要となる機器の開発までも自社や東芝グループから調達することができる環境の中、ソフトウェアだけでなく、ハードウェアについての知識も身に付けてきました。そして入社5年目に本社の営業技術部門に異動。当社の営業担当と共にお客さまとの打ち合わせに参加し、仕様検討や要件定義など、ソフトウェア開発の上流工程に携わっています。現在、私が担当しているのはデータセンターで使用される電源監視システムの開発。これはサーバーラックに流れる電流を監視することで、サーバーに不具合が起きていないかを確認するもの。当社ではハードウェアも含めたパッケージとしてお客さまに提供しており、ユーザー数も確実に増えています。データセンターはこれからのIT社会に欠かすことのできない存在だけに、市場も大きく広がっていきそうです。

当社は産業や社会インフラの分野で大きな実績を持ち、世の中に大きな貢献を果たしてきた企業。東芝というブランドを背負いながら社会の役に立てることに、日々、大きな充実感を得られています。

鉄道車輛の開発に参加。大きな誇りを感じながら、日々の仕事に取り組んでいます/坂本さん

私は学生時代、パワーエレクトロニクス関連の学科でスイッチングの研究を行っていました。東芝ITコントロールシステムに興味を持ったのも、当社がパワーエレクトロニクスの分野で数多くの実績を持っていたことがきっかけ。この先もニーズが絶えることのない公共系のシステム開発を手掛けていることにも魅力を感じて入社を決めました。

私が最初に配属されたのは、工場の製造設備の制御や非常用電源の開発など、機械とエレクトロニクスを組み合わせた製品の開発を行っている部署。担当することになったのは鉄道車輛の下に設置されている様々な機器を開発する仕事です。車輛の下にはモーターやインバーター、冷却装置など、非常に多くの機器が設置されており、開発を担当する各社が場所の取り合いをしているような状態。安全性と性能を第一に考えながら、限られたスペースにいかにして機器を設置するかを考えることが非常に重要であり、私自身は、車輛に搭載される冷暖房設備の設計開発を中心に経験を積んできました。

入社以来、私が担当してきたのは、車輛が走行することによって起こる振動が機器にどのような影響を与えるかを分析する業務。まずはコンピュータでシミュレーションを行うのですが、私が大切にしていることは入社当時に先輩から言われた「たかがシミュレーション」という言葉です。シミュレーションのプロだからこそ、それが絶対だと思ってはいけない。実際の走行時にどんなことが起こるか、予測が不可能なこともあるからです。そのため機器が完成に近づくと、事業所内にある装置に取り付け、あらゆる事態を想定した振動の実験を行っています。

日本の鉄道車輛は、精密な設計、信頼性の高い運行、そして快適な乗り心地など、その卓越した技術力により、世界中で高く評価されています。ごく一部とはいえ、その開発に携わることができたのは、やはり東芝グループ企業という技術力の高さや実績、信頼があるからこそ。自分がこんな仕事に携わらせてもらえるようになるとは入社前には想像もしていませんでしたが、エンジニアとしての大きな誇りを感じながら、日々の仕事に取り組んでいます。

学生の方へメッセージ

井口さん/私が就職活動の時に重視していたのは、どんな人と、どんな環境で働くことになるのかを確認すること。そのため、人事の方や先輩社員とじっくりと話す機会を設けてもらっていました。入社後のギャップやストレスをなくすためにも、職場環境について知ることは重要だと思います。できる限り多くの企業にアプローチして、理想の会社を見つけてください。

細田さん/私は就職活動の時、大学で学んだ知識を生かせる仕事だけでなく、趣味である音楽関係の会社にもアプローチしていました。就職活動では仕事内容や待遇を重視してしまいがちですが、見聞を広めるためにも「好きなこと」や「興味のあること」にも対象を広げてみることをお勧めします。多くの企業を訪問することのできるチャンスをご自身のために十分に活用してください。

坂本さん/私も含め、理系の分野で学ばれていた方は、ご自身の専攻分野を中心に企業や仕事を探される傾向があるかもしれません。しかし、それが本当に自分のやりたい仕事と結びつくとは限りません。最初から業種や仕事を絞り込まず、様々なことに興味を持ってみると良いと思います。就職活動の時に得た情報や知識が、社会に出てから役に立つことも少なくありませんよ。

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社内の人間関係がとても良好で、働きやすい仕事環境があるのも東芝ITコントロールシステムの魅力。技術力を身に付けながら、長く安心して働き続けることができる。

マイナビ編集部から

東芝ITコントロールシステムは「リチウムイオン蓄電システム」「非破壊検査システム」「監視・制御・情報・セキュリティ」を中心に、産業インフラや社会インフラに関わる技術開発を幅広く展開する。東芝グループだからこその高度な技術力と実績を活かし、社会に対する影響力の大きなモノづくりをおこなっている。

今回、お話をうかがった3名の先輩社員からも、自分が担当する仕事への情熱や愛情を感じることができた。BtoBの製品開発を主力とする企業だけに、同社の技術が結集された製品を私たちが直接、目にすることこそ多くはないものの、様々な産業や私たちの暮らしを支えるうえで、重要な役割を果たし続けている。

また、安定した経営基盤を持つ企業だけに、充実した教育・研修制度や、福利厚生制度が整っていることも特筆すべき点であろう。残業が少なく、有給休暇などの取得しやすい環境も、長く安心して働き続けるためには重要な要素になるはずだ。学生時代に学んだ専門知識を生かし、仕事を通じて社会に貢献したいと考える方にとっては、大きな魅力を持った企業と言えるだろう。

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産業・社会インフラを支えるため、幅広い技術領域での技術開発を手掛けている。部署を超えた情報交換から、最先端のモノづくりが実現される。

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