【村田】大学で機械工学を学んでいましたが、就職してその道のプロとしてやっていけるのか不安に感じながら就職活動をしていました。私と同じように今の知識や技術に自信が持てないでいる学生さんには、皆スタートラインは同じだと伝えたいです。モノづくりの最前線は、大学で学んだことだけで通用するものではありません。しかし、やりながら分からないことを教われば、着実に技術を身に付けることができるので、「自分にはできないかもしれない」と最初からハードルを上げずにチャレンジしてほしいです。
【萩原】私は電気電子工学科出身で、そのスキルをモノづくりに役立てたいと考えていましたが、一言でモノづくり企業とくくっても、各企業がモノづくりやシステム開発のどの工程を担っているのかは大きく異なります。分業制なのか、1人の技術者が一貫して担当するのかという企業ごとの開発スタイルも注目すべきポイントです。また、自分の就職活動を振り返って、やっておいて良かったと思うのはインターンシップへの参加です。社内の雰囲気や働く人の様子を直接感じることで、その企業のイメージを掴みやすくなりました。
【今重】エンジニアがゼロからその道のプロとして活躍できるまでの基礎体力を養うには、それなりの期間を必要とします。そのため、インターンシップなど活用して、自分が成長できる職場なのかを念頭に、自分がそこで働く姿をイメージしてほしいと思います。