最終更新日:2025/4/18

ユピテルグループ[グループ募集]

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 家電・AV機器
  • 半導体・電子・電気機器
  • その他電子・電気関連

基本情報

本社
東京都、鹿児島県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

まだ世の中にない製品を生み出し、便利で、楽しく、安全な社会の実現をめざす

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若手エンジニアとマネージャーが語るユピテルで働くことの面白さ

ドライブレコーダーをはじめ多様な製品を展開するユピテルのなかで、最新テクノロジーを融合したモノづくりの中核拠点となっているのが鹿児島技術センター。若手が中心となって活躍していることも特徴といえる。

■村田 詩音/2020年入社(写真右)
株式会社ユピテル 鹿児島技術センター 開発部 機構設計課

■萩原 未流/2022年入社(写真左)
株式会社ユピテル 鹿児島技術センター 開発部 回路設計課

■今重 善宏/2013年入社
株式会社ユピテル 鹿児島技術センター 開発部 ゼネラルマネージャー

ユピテルの魅力って?

「鹿児島技術センターは20代が主力として活躍しておりメンバーの若さが特徴です。先輩や後輩と仕事が終わってから飲みに行くなどの交流も盛んです」(村田さん)
「今は、愛知県にある開発拠点のメンバーと連携して仕事を行っています。複数の開発拠点があり、製品が多様であることが魅力です」(萩原さん)
「開発の先で『もっと便利に』、『もっと安全に』といったテーマに取り組むことで、人の役に立つ、世の中に貢献できるといったやりがいを感じやすい仕事です」(今重さん)

【村田】苦労して完成させた製品へのユーザー評価が何よりのやりがいになる

機構の設計者が担っているのは、製品の「形」を決める仕事です。目に見える外側部分のみならず、プリント基板以外の様々なパーツや構造の設計を行っています。入社2年目に、初めてメイン担当者として機構設計を任された時のことは印象深く思い出に残っています。回路設計を担当する同期の仲間と2人で、レーダー探知機のオプション品の開発を行いました。設計図の通りに試作品が出来上がらないとか、コロナ禍の影響で部材調達がスムーズにいかないとか、さまざまな困難、トラブルを乗り越え約半年間かけてなんとか完成させました。SNSなどでユーザーの声を目にすると、楽しく使っていただけているという実感がわき、ゼロから製品を完成させるモノづくりの面白さを改めて感じました。

入社1、2年目を振り返ると、上司にとにかく質問していたように思います。それができる関係性が当社の魅力ではありますが、最近は、すぐ人には聞かずに自分で調べてから質問することを意識しています。調べる過程で学びが深まり、安直に質問するよりも知識の定着が図られていると思うからです。また、ユーザーの声が開発者にとっては何よりの励みになるので、お客様あっての商品であるというプロ意識も年々高まっています。ユーザーの期待を裏切らず、その期待を上回るクオリティの製品を世に送り出すため、設計の仕事に向き合っています。今担当している設計は、これまでにない新しいタイプのレーダー探知機を開発するというものです。1年以上の開発プロジェクトとなり、私にとって最高難度の設計に苦労していますが、試行錯誤しながら機構設計の仕事を楽しむこともできています。

私はこれまでレーダー探知機の設計を中心に行ってきましたが、鹿児島技術センターではドライブレコーダーやロボット、当社オリジナルキャラクターである「霧島レイ」「富士サクラ」を用いた製品など、いろいろな種類の製品を手掛けています。それが当社の特徴でもあるので、チャンスがあればレーダー探知機以外の設計にもチャレンジして、技術者としての幅を広げていきたいと考えています。

【萩原】1人で製品を完成させるモノづくり研修の経験がその後の仕事に役立つ

学生時代に電気工学について学んでいたので、そのスキルを生かしつつモノづくりができる企業を探していました。鹿児島出身の私にとって、地元で希望に合致する企業としてすぐに思い浮かんだのがユピテルでした。入社して3か月は、新人研修を行いました。研修では、センサとマイコンを使い、自分で仕様を考え、設計・製作・評価まで行う技術研修があります。センサの評価、製品の設計など、完成まで一連の工程をすべて1人でやり遂げることで、開発から生産までの流れが把握でき、配属後に実際の仕事をする上でもベースとなる知識を養うことができました。

回路設計課では製品の回路と基板の設計と製品評価を担当しています。今は主に製品評価を任されており、「ゴルフスイングトレーナー」を開発しています。試作などを重ねて、問題があれば設計担当者や工場の担当者と連携しながら仕様の修正を実施。細かなスペックの確認だけではなく、ユーザー目線での使用感を意識しながら、仕事をしています。スポーツが好きなので、ゴルフ関連の製品に携われていること自体が面白いですし、評価によって課題を見つけ、試行錯誤しながら改善することでやりがいを感じています。

まだ経験が浅いため、自分だけで不具合の原因を突き止め、改善できないことも少なくありません。鹿児島技術センターは歳の近い先輩方がたくさんいるので、つまずいた時には相談しやすく、その都度アドバイスをもらっています。その一方で、上から指示されるだけではなく、自分の意見が反映される場面も多く、やりたいことにトライできる環境のもとで成長できています。今は製品評価が仕事の中心ですが、回路設計についても学んでいる最中。評価だけではなく、回路設計業務においても力を発揮できるようになることが近い将来の目標です。

【今重】「モノづくりが好き」「チャレンジ精神」「粘り強さ」この3つが活躍のカギ

ユピテルはモノづくりの会社です。開発工程のなかでは多様な専門知識、技術が必要となりますが、それ以前にモノづくりが「好き」という気持ちが欠かせません。学生の皆さんに求める第一条件も、まずはモノづくりが好きであるかがポイントになります。製品やサービスを世の中に送り出し、その反響を聞けることは開発者にとって大きなやりがいです。駐車場で目にした車にユピテルのドライブレコーダーが搭載されていた、ユピテルオリジナルキャラクターを使った製品のレビューが高評価だったなど、開発者ならではの喜びを感じながら、それを成功体験として成長していってほしいと考えています。

モノづくりが好きという気持ちの次に大切になってくる要素が、さまざまなことに挑み続ける心意気です。当社は新しい技術、これまでにないアイデアを製品やサービスに組み込んで、世の中を驚かせる、人々に喜んでもらう、ということに重きをおいた開発を行っています。未体験の技術にチャレンジすることがモチベーションになっているエンジニアが当社では多く活躍しています。新しいことに臆することなくトライしようとする気持ちが、この仕事には求められます。

そして最後にもう一つ、何といっても粘り強さです。新しいことへのチャレンジは試行錯誤の連続です。はっきりとした答えが無いなかで、自分たちが満足のいく答えを求めてもがくことになります。また、開発者にとっての武器である技術力は、一朝一夕に身に付くものでもありません。コツコツと努力を重ねた先で実るものといえます。簡単に諦めず、粘り強く追求する姿勢が、皆さんの考える「いい」製品やサービスを生み出すのです。

鹿児島技術センターはユピテルのなかでも、やったことのない技術を率先して行う拠点です。私が入社してからの約10年の歴史を振り返っても、鹿児島技術センターは常に新たなことに挑み続けてきました。業界の型にはまっていない若いエンジニアだからこそ、できる仕事があります。粘り強くチャレンジできる方にとっては、やり応え満点の仕事が待っていると思います。

学生の方へメッセージ

【村田】大学で機械工学を学んでいましたが、就職してその道のプロとしてやっていけるのか不安に感じながら就職活動をしていました。私と同じように今の知識や技術に自信が持てないでいる学生さんには、皆スタートラインは同じだと伝えたいです。モノづくりの最前線は、大学で学んだことだけで通用するものではありません。しかし、やりながら分からないことを教われば、着実に技術を身に付けることができるので、「自分にはできないかもしれない」と最初からハードルを上げずにチャレンジしてほしいです。

【萩原】私は電気電子工学科出身で、そのスキルをモノづくりに役立てたいと考えていましたが、一言でモノづくり企業とくくっても、各企業がモノづくりやシステム開発のどの工程を担っているのかは大きく異なります。分業制なのか、1人の技術者が一貫して担当するのかという企業ごとの開発スタイルも注目すべきポイントです。また、自分の就職活動を振り返って、やっておいて良かったと思うのはインターンシップへの参加です。社内の雰囲気や働く人の様子を直接感じることで、その企業のイメージを掴みやすくなりました。

【今重】エンジニアがゼロからその道のプロとして活躍できるまでの基礎体力を養うには、それなりの期間を必要とします。そのため、インターンシップなど活用して、自分が成長できる職場なのかを念頭に、自分がそこで働く姿をイメージしてほしいと思います。

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自分が開発に関わっていない製品について意見を求められるなど、部署ごとの壁がなくオープンな関係性で働けることは、若手社員が多い鹿児島技術センターの魅力といえる。

マイナビ編集部から

ユピテルが有するコア技術のうち、大容量の映像を安定的に記録する映像技術を活用して生まれたヒット商品がドライブレコーダーだ。720°全天球映像記録を実現した画期的な製品をはじめ、「ドラレコといえばユピテル」というイメージは一般消費者の間にも既に浸透しているが、今回の取材では、その先を行くユピテルの取り組みが明らかになった。同社が現在、ドライブレコーダー分野で注力しているのは業務用製品の開発。トラックやフォークリフト、さらには船舶用のレコーダーを発表し、様々な業界における作業の安心や安全をサポートしている。

また同社では、エッジAIと呼ばれる新技術の活用についても製品開発が進められている。従来のサーバ側で処理されるAIではなく、各端末にAIを搭載することで即時処理を実現。端末が常時インターネットに接続されていなくてもAIによる迅速な解析が可能となり、多様な業界での活用を視野に入れているという。

今回取材した鹿児島技術センターは、ユピテルの各拠点の中でも先端テクノロジーの導入を推進する開発拠点。鹿児島で開発者としてモノづくりに携わりたいと考えた時に、希望に合致する企業だったという入社理由を若手社員から聞くことができた。「こんな面白い会社が鹿児島にあったんだ」というインタビュー中に語られた新鮮な驚きを、多くの学生にも味わってほしいと感じられた取材になった。

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鹿児島技術センターではホームロボットや自社オリジナルキャラクターを活用した製品開発を手掛け、さらに新たな市場開拓をめざして先進的な取り組みが進められている。

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