最終更新日:2025/4/17

全国共済農業協同組合連合会 熊本県本部(JA共済連熊本)

  • 正社員

業種

  • 共済
  • 損害保険
  • 生命保険
  • 農業協同組合(JA金融機関含む)

基本情報

本社
熊本県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

「相互扶助」の事業理念のもと、地域やJAから必要とされる職員をめざし続ける

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普及推進部門で活躍中の先輩社員が仕事への熱意を語り合う

「ひと・いえ・くるま」に関する生命共済事業、損害共済事業を手掛けるJA共済連熊本県本部の普及推進部門で活躍中の職員によるクロストーク。やりがいや目標、モチベーションの源などを語ってもらった。

■前川 優一(写真右)
JA支援・研修部(普及推進部門)
2009年入会/熊本学園大学商学部卒業(熊本県熊本市出身)

■福元 彩夏(写真左)
JA支援・研修部(普及推進部門)
2017年入会/香川大学経済学部卒業(熊本県益城町出身)

■松永 直己(写真中央)
JA支援・研修部(普及推進部門)
2018年入会/西南学院大学経済学部卒業(熊本県合志市出身)

仕事をする際の心掛け

「世の中の変化に伴い組合員・利用者が必要とする保障も変わってきます。前例を踏襲することなく、その時に必要とされていることが何かを考えるようにしています」(前川)
「日々、組合員・利用者を訪問して提案を行うライフアドバイザーは多忙です。研修内容や説明資料をコンパクトに、分かりやすく作成するように知恵を絞っています」(福元)
「仕事で関わるのはライフアドバイザーですが、その先には地域で暮らす組合員・利用者がいるということを意識して、ライフアドバイザーと密に連携しています」(松永)

ライフアドバイザーの共済提案活動をサポートし、結果につながることがやりがいに

――現在の仕事内容は?

前川:熊本県内の各JAで組合員・利用者の皆様に共済の提案活動を行うライフアドバイザーのサポートや指導を行うのが私たちが所属している普及推進部門です。それぞれ担当のJAをもって、そのJAに所属するライフアドバイザーとコミュニケーションを図りながら、いかに仕事がしやすくなるかを考えて対策を練っています。

福元:ライフアドバイザーの提案活動に同行して気付いたことをアドバイスしたり、ライフアドバイザーを統括する部署の管理者と協議して、キャンペーンの企画を考えたりと、仕事内容はさまざまです。前川さんが言った通り、直接組合員・利用者の方に接するライフアドバイザーにとって仕事がしやすい環境をいかに整えるかが、私たちの腕の見せ所です。

松永:私が担当するJAのライフアドバイザーを合わせると100名以上になります。同じことを伝えても人によって受け止め方は違うので、一人ひとりの性格や特性を理解した上で適切なアドバイスをすることが大切です。そのためにも、私はライフアドバイザーとの雑談を重視しています。何気ない話でお互いの距離を縮めて、何でも相談しやすいような関係性づくりを心掛けていますね。

――仕事でやりがいを感じる瞬間は?

松永:ライフアドバイザーの提案に同行すると、日々たくさんの組合員・利用者を訪問して共済を提案する仕事の大変さがよく分かります。だからこそ、私の働きかけによってライフアドバイザーが契約を獲得でき、一緒に喜び合えるたびにやりがいを感じています。

前川:松永君が感じているやりがいは、よく分かります。ライフアドバイザーが100人いればサポートには100通りのやり方があって、それが結果につながれば達成感を得られるものです。「あの時の研修が勉強になって契約がとれました」などと言葉をかけてもらえると、研修を企画して良かったなと喜びを噛みしめますね。

福元:共済という仕組み(商品)は全国のJAで共通していますが、組合員・利用者もライフアドバイザーも、そして私たちも「人」なので、それぞれ違って、決してマニュアル通りにやればいい仕事ではありません。機械操作が苦手なライフアドバイザー向けに、提案用端末の操作をレクチャーする研修を企画して「次から使ってみようかな」と言ってもらえたとか、そんな日々の小さな喜びの積み重ねが私たちの仕事のやりがいなのだと思います。

自然災害を通じて実感した自らの存在意義

――思い出深いエピソードは?

松永:この部門に移ってきた当初は、ライフアドバイザーから頼ってもらえず、ふがいなさを感じていました。共済の専門知識を高めるための勉強はもちろんですが、それに加えて、一人ひとりのライフアドバイザーを理解しようと、会話で得た情報をメモに残すなど地道な努力を重ねました。徐々に信頼されるようになり、「松永さんが言うなら」とアドバイスに耳を傾けてくれるようになったときは本当に嬉しかったですね。以前はライフアドバイザーからの要望に受け身で対応するだけでしたが、今では自分の考えを施策に反映できるようになりました。

前川:私も最初は待ちの姿勢で仕事をする期間が数年あったから、松永君のキャリアでそれができるのはすごいと思う。

松永:ありがとうございます!担当するJAごとに特徴があるので、前川さんや福元さんに自分が担当していないJAの話を聞かせてもらって、成功事例を参考にしています。

福元:私はこの部門に異動する前に「いえ」に関する共済の引き受け審査を担う部門にいました。松永君と同じように、私も最初は知識不足を痛感していたので、異動当初は必死に勉強しましたね。いつからか、各JAからの問い合わせの電話が、私を指名でかかってくるようになり、自身の成長を実感できたことを覚えています。その時に培った知識は、ライフアドバイザーへの指導、サポートを行う際にも、かなり役立っています。

前川:自動車共済損害調査部門にいた頃に、令和2年7月豪雨が発生し、大きな被害の出た人吉エリアを担当していました。報道では「いえ」の被害が大きく取り上げられていましたが、実際には「くるま」の被害も大きく、水に浸かって車が使えなくなった組合員・利用者からの共済金請求申請が後を絶ちませんでした。想定外の件数で、かつ対応すべきJA自体も被災していたので厳しい局面でしたが、職員同士が協力し、組合員・利用者に円滑に共済金を支払うために必死になったことが印象深いです。

松永:私も人吉の水害時には、当時の担当業務とは異なる査定を経験しました。

福元:私は大きな地震のあった他県のJAへ応援に行ったことがあります。何かあった時には、部門や都道府県の垣根をこえて助け合える「相互扶助」の精神がJA共済の強みですね。

「熊本県の役に立ちたい」その純粋な思いが、仕事のエネルギーになる

――これからの目標は?

福元:まだ今の部門に移って2年目なので、まずはライフアドバイザーと密に関わり合うこの仕事を突き詰めて、より必要とされる存在になりたいです。その先で、まだ経験したことのない部門にもチャレンジしてみたいですね。他部門の仕事を経験することで、いろんな角度から共済事業を理解したいと考えています。

松永:私もまずは、今の普及推進部門で熊本県内のいろんなJAを担当してみたいです。さまざまなJAを担当し、現場経験を積むことで広い視野を養いたいと思っています。その後に他部門を含めた次のキャリアステップを考えていきたいですね。

前川:私が入会してからだけでも、熊本地震や令和2年7月豪雨など、熊本県では自然災害が多発しています。何かあった時のために共済の必要性を組合員・利用者の皆様に理解してもらえるように、その最前線に立つライフアドバイザーをサポートしていきたいと考えています。また、後輩も増えてきたので、周囲を引っ張っていく存在になりたいですね。若いうちから責任のある仕事を任せてもらえるというのはJA共済連の魅力です。若手職員が壁に立ち向かった時には、それを乗り越えられるようにサポートしていきます。

――必要としている人材について

前川:ライフアドバイザーと組合員・利用者の交流を見るたびに、地域のために汗をかくJAっていいなと、自分たちの存在意義を再確認しています。熊本県のために働きたいと考えている人にとっては、存分にやりがいを感じながら働ける仕事だと思いますね。

松永:私は大学時代を過ごした福岡と地元の熊本、どちらで働くかを迷って、最終的にUターン就職を決めました。帰ってきて感じるのは、地域への愛着が仕事をする上でのエネルギーになっているということです。「相互扶助」の精神のもとでチームワークを発揮できる仲間と一緒に働きたいですね。

福元:私たちの仕事は常に「人」と関わり合っています。ライフアドバイザーをはじめとした各JAで働く方々、熊本県本部内の職員同士など、地域のために共に働く相手の立場に立って物事を考え、行動できる人がどの部門においても求められていると思います。

学生の方へメッセージ

アットホームで温かな社風は部門を問わず熊本県本部全体に共通しており、働きやすい環境が魅力です。各職員が「相互扶助」の事業理念に共感して入会しているからこそ、互いに助け合い、支え合うことが、ごく自然に行われています。

困った時に助け合う団結力が私たちの強みではありますが、人に頼りきりになるのとは違います。激しく変化する時代の中で組織として生き残り、組合員・利用者の皆様に変わらぬ安心と満足を提供し続けるためには、自ら考え、課題を見つけ、それを解決していく行動力が欠かせません。一人ひとりが主体性をもって課題に向き合いながら、互いに支え合うことで、課題解決への道筋が拓けていきます。

理念に共感してチームワークを大切にする、視野を広くもって周囲に気を配る、そんな人としての温かな心は、熊本県本部で活躍する上で欠かせない要素です。加えて、従来のやり方に疑問をもち、試行錯誤して課題を解決していくようなたくましさをもった方を、私たちは必要としています。(管理部 総務課/真田 百合菜)

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普及推進部門に所属する前川さん、福元さん、松永さんは、自分が担当するJAでの事例や、それぞれ異なる他部門でのキャリアから得た情報を伝え合って仕事に活かしている。

マイナビ編集部から

取材した普及推進部門の3名の職員に自身の就職活動を振り返ってもらいながら、JA共済連熊本県本部に入会したきっかけを聞いたところ、共通して語られたのが就職活動中に接した職員から感じられた雰囲気の良さだった。そして、その魅力は入会後も変わらず、「相互扶助」を事業理念としているからこそ、助け合いが当たり前の温かな職場環境であることを三者三様に話してくれた。

それぞれが県内の複数のJAを担当し、数十名から100名を超えるような多数のライフアドバイザーのサポート、指導を担う普及推進部門の皆様。話題が仕事内容や、やりがいに及んだ際には、3人の話から多くの人を動かす立場にある難しさと、やり応えを同時に感じている様子が伝わってきた。

熊本県の地域に貢献できる仕事がしたいと考える人にとってJA共済連熊本県本部は、居心地の良い温かな雰囲気の中で、やりがいある仕事にチャレンジできる組織といえるのではないだろうか。

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熊本県内の14JAの共済事業をサポートする専門組織として多様な部門を有し、キャリアを重ねる中でジョブローテーションが行われ、多くの経験を積むことができる。

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