最終更新日:2024/6/1

東北紙工(株)

業種

  • 印刷・印刷関連

基本情報

本社
宮城県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

多彩な印刷技術を有するのが強み!企画デザインから納品までワンストップで対応!

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充実した研修とOJTで無理なくスキルアップできる環境を実現

早坂 惣太さん
商印事業部営業部/2021年入社(写真右)

柴田 菜々瀬さん
営業企画室(デザイナー)/2022年入社(写真中央)

辻田 慎一郎さん
商印事業部営業部/2023年入社(写真左)

オフセット印刷やパッケージ印刷、オンデマンド印刷、グラビア印刷まで幅広く対応し、大規模印刷はもちろん、パッケージの制作・印刷、加工まで自社一貫生産で行っている東北紙工(株)。若手社員3名に、同社の魅力をはじめ、学生時代の学びがどのように生かせているか、仕事のやりがいなどについて語ってもらった。

当社のアピールポイントはココ!

「オフセット印刷やパッケージ印刷、オンデマンド印刷、グラビア印刷までと商材が豊富。企画デザインから納品までワンストップで対応できることが強みです」(早坂さん)
「若手社員が新しいことにチャレンジできる社風と、それを後押ししてくれる上司や、仲間がいること。部署間の関係性も良好でチームワークも抜群です」(柴田さん)
「社内の人間関係が良いこと。優しくて人柄が良い方が多く、ピンチの時もフォローし合えるので、すごく働きやすい環境です」(辻田さん)

社内のコミュニケーションが図られ、いざという時はチーム一丸となってサポートし合える関係性が魅力!

大学時代は、幅広い分野のデザインを学び、2年生の後半からはグラフィックデザインを専攻していました。卒業後は、地元でモノづくりに関する仕事がしたいと思い、印刷業界を中心に企業研究をしていました。会社見学会では、インクの匂いが漂う工場内を回りながら、さまざまな印刷機械について説明を受けたり、印刷物が刷り上がる様子を見てワクワクしたのを覚えています。なかでも大学で学んだグラフィックデザインの知識を生かしながら働いてみたいと感じ、当社への入社を決意しました。

入社後は、3カ月間の新人研修が行われました。工場内で印刷機械や紙・インクの種類など印刷技術の基礎を学んだり、原価計算や見積書の作成方法など、営業職に必要なスキルを学びました。その後は、上司に同行してお客さまの会社や官公庁を回りながら仕事を覚え、現在は独り立ちして宮城県の県北エリアのお客さまを担当しています。

仕事をするうえで心がけているのは、お客さまとのコミュニケーションを取りながらニーズを探り、より良いカタチで提案をすること。たとえば、高級感のあるギフトパッケージを求めているお客さまに対しては、それに適した印刷用素材のセレクトやデザインが必要になってきます。お客さまの要望を社内のデザイナーに的確に伝えるとともに、時には、潜在的なニーズを汲み取り、こちらから新たな印刷物の企画をお客さまへ提案することもあります。このような場面では、大学時代に学んだデザインの基礎知識が生かされていると感じますね。

以前、新規のお客さまから受注した商品パッケージの色が、想定通りの色に仕上がらないアクシデントが発生したことがありました。印刷機械を止め、工場長をはじめ、デザイナーやDTP課など社内一丸となって対策を講じた結果、お客さまの想定通りの色に仕上がり、無事、納期内に納品することができました。完成品を手にしたお客さまは非常に喜んでくださり、ホッと胸をなでおろしたのを覚えています。

このようにいざという時に、チーム一丸となって力を発揮できるのも、日頃からコミュニケーションを取っているからだと感じました。この仕事の面白さは、お客さまが喜ぶ姿を直接目にすることができること。今後も、お客さまのニーズに応えられるよう、スキルを磨いていきたいと思っています。
(早坂さん)

パッケージのデザインやキャッチコピーを考案するデザイナーとして活躍!エンドユーザーが喜ぶ姿が励みに!

私は美術系の専門学校で学んでいたことから、将来は大好きな地元でデザイン制作に関わる仕事がしたいと思っていました。印刷業界にも興味があったため、当社の会社見学に参加し、本社と食品の包装フィルムなどのグラビア印刷を手がける事業所を見学しました。社員の皆さんは、優しくていねいに対応してくださり、時折、冗談を交えながら会話する和やかな雰囲気も好印象で、自分もこんな会社で働きたいと思い入社を志望しました。

入社後は、新入社員研修を経て営業部に配属になりました。もともとデザイナー職志望でしたが、そのためには、業務全体の流れを覚えるとともに、お客さまとのやり取りを通じてヒアリングスキルを身につけることも必要です。ある時、事業部長から、「名刺のデザイン案を考えてみて」と、課題をいただいたことがありました。提出した課題に対してOKをいただき、翌年から営業職とデザインの業務を兼任することになりました。そして、2024年4月に正式に営業企画室に異動し、現在はデザイナーとして、パッケージデザインとキャッチコピーの考案を担当しています。

お客さまとの打ち合わせでは、営業担当と一緒にお客さまの会社へ訪問することもあります。フィルム印刷は、紙と違ってインクの色によっては再現しにくい特性があるので、打ち合わせの際にタブレットを持参し、文字の色を変えながら説明したことがありました。そうすると、お客さまから「完成イメージがわかりやすい」とのお言葉をいただき、学生時代の学びや入社後に身につけた印刷の知識が生かされたことに、私自身も喜びを感じました。営業職とデザイナーという両者の視点を生かし、お客さまに提案することができるのもそれぞれの部署で指導してくれた先輩方や上司のおかげだと感謝しています。

以前、お菓子のパッケージのコンペで私のデザインが採用されたことがあるのですが、工場から刷り上がったばかりのフィルムが届いた時は、感激で涙がこぼれました。お客さまからも「売り場でもパッケージが目立っていて販売数も伸びている」と聞き、さらにうれしくなりました。“売れる商品づくり”のお手伝いができることやお客様のビジネスをサポートできることは私にとってのやりがいです。今後は私の手がけた製品がもっと世に出回り、多くの方に喜んでいただけるよう努力していきたいです。
(柴田さん)

多彩な印刷技術を有し、時代の変化やニーズに対応できる企業の安定性が入社の決め手に!

大学では3DCG映像を専門に学んでおり、グラフィックデザインやプロダクトデザイン、イラストレーション、Webデザイン、デザイン経営などをひと通り習得。企業研究をしているなかで、地元で働きたいことと、印刷業界で働くことを軸に考えており、調べるうちに当社に出会いました。

さまざまな印刷会社を調べるなかで、入社の決め手となったのは、当社の多彩な印刷技術でした。当社には、グラビア事業部と商印事業部の2つの事業部がありますが、世の中の動向やニーズに合わせて両者が互いにフォローし合えると考えました。たとえば、コロナ禍では、巣ごもり生活で食品の売り上げが伸び、グラビア事業部が手がける食品の包装フィルムの印刷の注文が相次ぎました。このように、2つの事業部を有することでリスクヘッジができることが強みであり、安定性を感じたことから入社を決意しました。

入社後は、新入社員研修を経て、営業部に配属になりました。現在、先輩に同行しながら山形県内の企業や官公庁を担当しています。お客さまのニーズをヒアリングした後、それを社内に持ち帰りデザイナーと共有し、完成したデザイン案をお客さまへ提案します。両者の仲介役として、どうすれば相手にわかりやすく伝えられるかということに配慮し、相手がイメージしやすい適切な言葉選びや、確認事項に漏れがないように注意して作業に取り組んでいます。

以前、とあるお客さまから、既存の複数のパンフレットをミックスさせ、新たな広告媒体を作ってほしいという依頼をいただいたことがありました。ターゲット層に向け、より効果的なデザインに仕上げるためには、情報を詰め込み過ぎてしまっては逆効果になりかねません。お客さまからていねいにヒアリングを行いながら、方向性を提案したところご納得いただき、大学時代に学んだデザインの基礎が役立っていると感じました。お客さまや当社のデザイナーと協力をしながらモノづくりを行う過程は苦労もありますが、やはり完成時の喜びはひとしおです。今後は、いち早く独り立ちをし、先輩の同行なしで商談ができるよう勉強を重ねていきたいです。
(辻田さん)

企業研究のポイント

企業研究を行う際は、業界のなかでその企業がどのような部分に強みを持っているかに着目してみてください。たとえば、印刷業界の場合、大型印刷機械やそれらを収容できる大規模施設、敷地を要するため、印刷のひとつの分野だけを担う会社が多いと思います。

それに対して、当社は、チラシやパンフレットに代表されるオフセット印刷をはじめ、食品などの包装フィルムに印刷するグラビア印刷までの多様なマーケットニーズにお応えしています。最近では、少子高齢化やライフスタイルの変化によって食品フィルムのグラビア印刷の需要が伸びるなど、当社ならではの強みを発揮しています。ですので、企業研究を行う際は、業界の動向を含め、企業の強みにも目を向けながら調べてみることでより深い部分まで理解が深まると思います。

昨今は、コロナ禍やSNSなどのコミュニケーションツールの普及により、人と人との距離が遠くなり、コミュニケーションが希薄になっているような印象を受けます。社会に出ると、対面で人と会って話をする場面も多いので、学生時代はバイトやサークル、ボランティア活動など人と関わる機会を積極的に増やし、コミュニケーションスキルを磨いてほしいと思います。
(人事担当 佐々木俊博)

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「コンビニの普及などで食品を包装するフィルム印刷は、この先も需要が伸びてくると予想される分野。グラビア印刷ができる当社の強みをフルに生かしていきたい」と話す。

マイナビ編集部から

1910年に創業して以来、東北有数の印刷のエキスパートとして事業を展開してきた東北紙工(株)。紙から特殊フィルムまで多岐に渡る印刷技術を有し、企画提案から商品開発まで自社一貫体制でお客さまのニーズに応えている。今回、取材した若手社員3名の言葉からは、お客さまに寄り添いながら一緒にビジネスを盛り上げ、新しい価値を創造していきたいという意気込みと情熱が感じられた。

パッケージデザインは、まさに商品の顔。「パケ買い」という言葉があるように、消費者の心をとらえるパッケージは購買意欲を駆り立て、そこからヒット商品へと結びつくケースも少なくない。ブランドイメージを構築する過程に携わりながら、完成した商品を手にしたエンドユーザーが喜ぶ姿が見られるのは、モノづくりの醍醐味といえるだろう。

今回の取材で、当社の高い印刷技術と提案力を支えているのは、部署を超えた連携力とコミュニケーションにあると感じた。充実した新入社員研修のおかげで、段階を踏みながらスキルを身につけられるのも当社の魅力だ。

優れた商品や地域の観光資源。既存のモノ・コトを、印刷という技術によってさらにブラッシュアップし、新たな価値を生み出せることが仕事の喜びにつながっていく。デザインや制作を通じて、人々に想いを伝えたい、企業や地域を支えていきたいという人に、ぜひ注目してほしい。

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仙台本社・工場。まだ印刷業そのものが珍しかった1910年に創業して以来、東北エリア有数の印刷会社として発展。企業に根付いたフロンティア精神で次の時代に挑む!

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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