最終更新日:2025/4/8

イズミヤ・阪急オアシス(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • スーパーマーケット
  • 食品
  • 商社(食品・農林・水産)
  • 給食・デリカ・フードビジネス

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

イズミヤと阪急オアシスが1つに!食品スーパーとしての新たな歴史がスタート

PHOTO

「一流のスーパーマーケット」へ!飛躍を目指す先輩たちが登場

これまで培った経験を糧に、イズミヤ・阪急オアシスという新たな会社でチャレンジを続ける3人の先輩たち。困難に立ち向かい、乗り越え、成長を掴むアグレッシブな仕事ぶりを、ぜひご覧ください。

■内田 和代さん
2006年入社
顧客インサイトグループ 会員化推進ディヴィジョン/ディヴィジョンマネジャー(取材当時)

■竪 健太郎さん
2006年入社
畜産グループ 牛肉ディヴィジョン/バイヤー(取材当時)

■森本 和希さん
2012年入社
阪急OASIS野江店/店長(取材当時)

今後の目標を教えてください

自分の成長もそうですが、目指しているのは一緒に働く部下のスキルアップ。課題抽出力や解決力を伸ばし、一連の流れを一人で担えるよう支えていきたいと思います。(内田)
牛肉バイヤーとして今手掛けていることを、もう一段階レベルアップするのが目標です。仕入力、目利き力、商品開発力のすべてを磨き、成長したいと思っています。(竪)
POP制作の名手や魚も捌けるレジ係など野江店は人材の宝庫。今後はさらに個々の能力を引き出し、誰もが「この店で働いてよかった」と思える店づくりを究めます!(森本)

女性管理職として育児と仕事を両立!会員化推進にも働くママの視点を活かしたい

入社後6年間レジ部門で勤務した後、レジトレーナーとしてスタッフの育成に携わりました。2016年ごろからはポイントカード推進部門(現在の会員化推進ディヴィジョン)に異動し、会員獲得を目指すためのキャンペーン企画の立案や実施を行うほか、スタッフ向けになぜ会員獲得が必要なのかの指導を行ったり、入会案内マニュアルを作成したり、幅広い業務に携わっています。

当社は現在「ヒナタス」と「クラブ・エフ」2つのポイントカードを展開しているのですが、店舗の売上の約80%がカード会員様の購入によるもの。つまり、店舗の売上増を図るためには会員増が不可欠で、会員になっていただくことで当社のファンになってもらうことを目指しています。また、会員化推進は一定数をクリアすれば終わり、という活動ではなく、転勤やお引越しなどで減ってしまう利用者数を補うために継続的な働きかけが必須。趣向を凝らしたキャンペーンの実施や、お客様とスタッフ双方が分かりやすく、伝えやすい入会案内の立案が欠かせないと感じています。やりがいを感じるのは、試行錯誤してつくり上げたマニュアルをスタッフから褒めてもらった時ですね。つい最近も「分かりやすいから、いつも活用しています」と声を掛けられ、ちょっと感激してしまいました。

また、私は現在、女性管理職として育児と仕事を両立している真っ最中。時短勤務なので時間に限りはありますが、だからこそ人に任せられることは任せながら円滑な業務遂行を目指しています。意外だったのは、働くママとしての視点が仕事でも結構役立つこと。ベビーカーや抱っこ紐でレジに並ぶお子さん連れのお客様に「かごをお運びしましょうか?」とお声掛けすると、とても喜んでもらえるという発見がありました。私自身も買い物中に困ったことがあったので、その経験が活かせることにやりがいを感じています。今は一日も早く仕事の勘を取り戻し、管理職としての発信力や業務促進力を高めることで会社に貢献するのが目下の目標です。(内田)

よりおいしい牛肉を、より安く!統合後も取引先、店舗との変わらぬ連携をリードしたい

入社後の6年間は店舗での畜産販売に携わり、その経験を活かして商品部の畜産バイヤーへ。鶏肉や豚肉、加工品の買い付けを経て牛肉の担当になり、現在7年目を迎えます。バイヤーとして担っているのは、仕入先からの買い付け・製造工場(食肉加工工場)および各店への配送手配など。会社の販売計画に基づいて仕入計画を練り、高品質かつおいしい牛肉を提供してくれる仕入先、加工技術に優れた製造工場を吟味して、より良い牛肉を店舗に届けるのがバイヤーのミッションです。鶏肉や豚肉に比べると牛肉は頻繁に食卓に上る食材ではないかもしれませんが、焼肉やハレの日のごちそうメニューなど、ここ一番の主役にふさわしい品質・味わいを追求するのが私のこだわりとなっています。

これまでで最も印象に残っているのはイズミヤと阪急オアシスの仕入・商品の統一化を成し遂げたことです。長くバイヤーをしていますが、2023年4月の統合は私にとっても大きな転機になりました。というのも、これまでは各社の各ブランドがそれぞれ仕入・商品化を行っていましたが、統合を機にすべてを一本化する必要がありました。そのために複数のバイヤーが綿密な情報共有を行い、時間をかけ、これまで以上にベストな仕入・商品化の仕組みを模索。お互いの長所を再認識するきっかけとなり、試行錯誤の末に各ブランドや顧客の特性・嗜好などを踏まえた最善策を確立することができました。

仕事のやりがいは、お買い物をされているお客様の「当たり前」を守れたと感じた時です。「いつもの商品を、違和感なくいつものように手に取っていただく」。こうしたお客様の当たり前を守るためには、その裏で取引先である仕入先や製造工場、各店の畜産部門の連携が不可欠。私ひとりだけではなく、牛肉に関わる関係各所のチームプレーがうまくいったからこそ、統一後も好調な売れ行きが実現できたのだと自負しています。今後もより良い牛肉、よりおいしい牛肉をより安く仕入れるのはもちろん、お客様から「このお肉をまた買おう」と思っていただき、店舗スタッフからは「竪さんが売れると言ったら売れる!」と思ってもらえるような、そんなバイイングを目指したいと思っています。(竪)

部門を超えたチームワークを大切に、スタッフ一人ひとりが輝く店づくりを実現したい

農産部門の部門長を8年務め、9年目から本部に異動。イズミヤと阪急オアシスの統合に伴うプロジェクトチーム、構造改革部の一員として約2年活動した後、阪急オアシス野江店の店長に就任しました。これまで様々な経験をしてきましたが、農産部門長として学んだのは商売のおもしろさ。仕入れた青果をどう売るかを自ら考える仕事は実に手ごたえがあり、やりがいがありました。一方、構造改革部では店舗とは異なる役割を担い、経営者と実務者双方の意を汲みながら従来のやり方を改善する縁の下の力持ちを担当。人を介して物事を進める難しさと、それをやり遂げる喜びを知ることができました。

そして現在は青果や畜産、水産、惣菜など7つの部門から成る店舗の長として、数値管理や労務管理、コンプライアンス遵守などの最終責任者を担っています…というと小難しいですが、私が考える店長のミッションは店舗のメンバーみんなが楽しく働ける環境を作ること。一体感のある店づくりを行うため、例えばレジスタッフが他部門の品出しを手伝うなど、所属を超えた業務連携やコミュニケーションの推進を図っています。

私が店長に着任してまだ数カ月ですが、つい最近、店舗一丸となるある出来事がありました。事の発端は日配部門スタッフの決意表明です。「シュークリームの売上で全店1位を狙いたいとスタッフが言っているのですが」と部門長から聞かされた私は、「よし、やろう。責任は私が取る」と後押し。売上1位を狙うには相応の仕入が必要になるためリスクが高く、しかも野江店は飛び抜けて規模が大きい店舗ではないという不安もありました。しかし、スタッフ・部門長の気持ちに応えたいという思いが勝り、シュークリームの大量仕入を敢行。完売に向けてスタッフ向けの事前試食会も開催し、準備万端で当日へ。部門を超え、店内のあちこちで販促を行うスタッフの声に押されるようにシュークリームは売れ、野江店は見事売上ナンバーワンを獲得したのです。目標達成の喜びもさることながら、スタッフ同士が「売れ残ったら私が買うから!」「安心して」と声を掛け合う姿を見て、自分が理想とする店舗像に一歩近づいたと実感できたのがとても嬉しかったですね。(森本)

学生の方へメッセージ

【内田】企業研究で注目してほしいのは、その会社で働くことで人生が豊かになるかどうか。私自身、子どもが生まれたことで人生は仕事のためだけにあるのではないと実感しました。これからの時代は仕事も人生も楽しむことがあたり前になると思いますし、きっと楽しめる人材が求められるはず。企業選びでは、ぜひ生活や人生を楽しめる環境、ゆとりがある組織かどうかも指標の一つにしてください。

【竪】やりたいことがあるならそこに的を絞って活動し、やりたいことがまだ決まっていないならあまり興味がないことでも前向きに情報収集するのがいいと思います。視野を広げると新たな自分の可能性を見つけられるかもしれませんし、例えば気軽に始めたアルバイトが将来の仕事につながることもあるかもしれません。仕事を選ぶ際に最も大切なのは、楽しく働けるかどうか。楽しく働ける仕事、職場なら入社後もグングン成長できると思います。

【森本】クチコミサイトやSNSなどネットには情報があふれていますが、時にはこれらを疑ってみることも大切です。ネットの情報は受け止めながらも、企業研究ではできるだけ現場に足を運んで人と向き合い、自分自身の目や耳で気になる会社の雰囲気や働く人の様子を感じ取ることをお勧めします。

PHOTO
一人ひとりが輝く職場づくり、仕事はもちろん人生も楽しめる働き方など、今の時代を反映するキーワードが飛び交うインタビューは先進的な同社らしさがあふれていました。

マイナビ編集部から

イズミヤ(株)、(株)阪急オアシスといえば関西ではおなじみのスーパーマーケットだが、2023年4月にこの2社が統合。イズミヤ・阪急オアシス(株)という1つの組織になった。今後は「一流のスーパーマーケット」を合言葉にさらなる成長を目指し、関西エリアに根ざす店づくりを展開していく。

経営統合、また、「一流のスーパーマーケット」を目指していく現場での紆余曲折は3人の先輩方も語っていたが、インタビューを通じて感じたのは苦労の先にある強固な絆の素晴らしさだ。仕事の進め方も、企業文化も、慣習も異なる会社が1つになるのはたやすいことではない。しかし、一つひとつの山を乗り越えたからこそ味わえるやりがい、達成感、成長があることを先輩たちは教えてくれた。

これまでもこれからも、小売業を核とするエイチ・ツー・オーリテイリンググループで食品スーパー事業を担い続ける同社なら、きっと他では味わえないダイナミックな仕事に携われるはず。関西になくてはならないスーパーマーケットを支え、伸ばす仕事に携わる醍醐味をぜひ味わってもらいたい。

PHOTO
イズミヤ・阪急オアシス(株)として新たな一歩を踏み出した同社。それぞれのブランドで培った経験を糧に、これからどんな進化が起こるのか。業界の注目も集まっている。

トップへ

  1. トップ
  2. イズミヤ・阪急オアシス(株)の取材情報