私は人を豊かにできるのは、お金やモノではなく人だと思っています。取るに足らない些細なことも、それを誰かと一緒にすることで途端に楽しく、おもしろくなる。障害者支援という仕事はまさにこれで、利用者さんが何かをできるようになると自分もうれしくなりますし、職員同士が連携して利用者さんを支援すること、それがうまくいくことがとても楽しい。そんな喜びが施設内でどんどん広がり、利用者さんのご家族や自分の家族にも連鎖していくと感じています。
今、私たちが蒲生野会や「あかね」で実践していることは小さなことかもしれません。でも、この小さな積み重ねが地域を変え、国を変え、世界を変えるきっかけになるかもしれないと私は固く信じています。人やその人生、ひいては自分自身の人生も豊かにできる障害者支援という仕事の魅力に気付いてほしいですね。そして、そんな魅力ある仕事を蒲生野会で一緒に取り組みましょう。
(障害者支援施設あかね/生活支援員 岡崎 立教)