最終更新日:2025/4/16

(株)せんどう

  • 正社員

業種

  • スーパーマーケット

基本情報

本社
千葉県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

自分たちの理想の店舗を自分たちの手で作り上げる!

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店舗運営を主導する3名にインタビュー

千葉県にて地域密着型のスーパーを展開している(株)せんどう。各店舗に仕入れや商品展開の権限を与えることでお客様のニーズに応える現場主義を採用している。主体的に店舗運営に取り組む3名の社員に話を聞いた。

石井 将光さん(写真右)
新茂原店 精肉部門 チーフ/2002年入社

小林 真由美さん(写真中央)
長沼店 レジチェッカー リーダー/2007年入社

菱木 拓馬さん(写真左)
新茂原店 店長/2006年入社

仕事の魅力

どんな商品がお客様に喜んでもらえるかを自分たちで考え、提供していきます。それがお客様の人気商品になったりすると、大きなやりがいが得られます。(石井さん)
自分がイメージする店舗づくりをしやすいです。また、接客を通じてお客様に顔を覚えてもらったり、会話できるのもこの仕事の魅力だと思います。(小林さん)
スーパーの食に携わる仕事なので、食についての知識を深められ、自分で食べるのも楽しくなります。食の知識をお客様に教え、喜んでもらえるのも嬉しいです。(菱木さん)

自ら仕入れて加工したこだわりの肉をお客様へ(石井さん)

入社以来、精肉部門に所属し、9年目からはチーフを務めています。牛・豚・鶏肉を仕入れ、スライスやステーキ用に加工し、店頭に陳列するのが精肉部門の仕事。当社では各店舗の判断で仕入れができるので、私も業社と直接やり取りしながら、こだわった肉を仕入れています。また、部下の教育やパートスタッフへの指示出しもチーフの役割です。売り場づくりはチーフ主導で行いますが、誰もが適切にできるよう、自分の知識をメンバーに積極的に伝えるようにしています。

在庫管理についてはフードロスにならないように気をつけています。肉は切ってしまうと劣化が早いので、店頭の商品残数や過去のデータを考慮しながら、数量を予測して提供しています。一方、新人の指導では、最初に「自分で切った肉を買ってもらう」というところから挑戦してもらいます。というのも、そこがこの仕事の一番面白いところだからです。まずは仕事を面白いと感じてもらうことが大事かなと思っており、そうすることで、前段階の地味な作業にも自然と興味が湧いてきます。

楽しいのは商品の加工を自分なりに工夫できることです。例えば、牛タンは薄いスライスで売られることが多いですが、細かい隠し包丁を入れることで、分厚く切っても柔らかくできる。そういう商品を出してみて、お客様から「美味しかった」といってもらえることがやりがいになります。また、チーフとしては「前年の売上実績をどうやって超えるか」と考えるのも楽しいところ。そのためにさまざまな工夫をこらし、実際に前年数値を上回ることができると大きな達成感を得られます。

部門を越え、チームワークを発揮しながら働けるのも当社の良いところでしょう。例えば、寒い日には「鍋物を売り出していこう」と精肉部門で鍋用に肉をカットし、他の部門で鍋用の野菜やタレなどを関連販売することができます。お客様はもちろん従業員同士でもコミュニケーションが取れるので、人と関わりながら働きたい方は向いていると思います。お客様と会話しながらこだわりの食材を提供する、そういったことを楽しめる方は活躍していけるでしょう。

より良い接客・店舗環境を自分たちで作り上げていく(小林さん)

私が所属しているのはレジ部門で、主な仕事はレジ打ちをはじめ、サービスカウンター業務(包装、宅急便の受付など)、ギフト・商品券の販売など。私は新店のオープニングメンバーとしてレジオペレーションや店舗環境の整備に携わったことがあり、そのときの経験を活かし、現在は店舗環境改善についてみんなの意見を取りまとめる役割も任されています。みんなの意見は定期的に「研修会」を開いて吸い上げています。みんなが困っている問題を聞き取り、働きやすい環境づくりをするのが研修会の目的です。研修会のテーマはさまざまで、店舗間でルールが運用される中、店舗独自のルールになってしまっていることを話し合い、一番良い方法を見つけて全店統一するようにしております。

研修会から出てきた実際の取り組みとして、チェッカーコンテストを実施したことがあります。これはレジでの「いらっしゃいませ」から、商品登録、金銭授受、お見送りまでの一連の対応を競うコンテストです。やろうと思ったのは、コンテストをきっかけに接客の向上につながれば、と考えたから。コンテスト実施後はクレームの数が減り、逆にお客様からお褒めの言葉をいただくようになるなどの成果も出てきました。事前の準備などで苦労もありましたが、やって良かったなと感じています。

現場の社員たちが「こういう風にしていきたい」ということを実現しやすいのが、当社の良いところ。自ら声を上げれば、チャレンジさせてもらえます。そのため、指示待ちではなく、周囲に目配り・気配りができると同時に、自分から能動的にいろいろなことに取り組める人は向いていると思います。一方で従業員同士がわきあいあいと楽しく働ける職場でもあります。地域のお客様たちとも知り合えるので、ちょっとした世間話も仕事の楽しみになる。いろいろなやりがいを感じられる会社です。

各部門の専門性を最大限発揮し、選ばれる店舗へ(菱木さん)

私は入社して鮮魚部門に配属となり、3年目からはチーフとして働いていました。複数の店舗でチーフを経験後、2018年に店長に昇格し、その後3店舗の店長を務めました。2023年には新規オープンした新茂原店の店長になり、現在に至ります。店長は店舗全体を管理する立場です。チーフのときは鮮魚部門のみ見ていましたが、現在はすべての部門を見ています。とはいえ、各部門のことはチーフのほうが詳しいので、それぞれの部門がうまく連携できるよう、売上実績などを踏まえて助言しています。

鮮魚部門にいた頃は、魚の知識や捌く技術で誰にも負けない魚屋を目指していました。対面販売もしていたので、食べ方を教えながらファンを増やせるように努力していました。店長になってからはお客様目線を心がけるようになり、自分がお客様だったらどういう店を選ぶかという観点で、「どこに何があるとわかりやすいか」などを考えるようにしています。魚の知識はありますが、肉や野菜については私も素人。疑問に思ったことは、お客様目線で担当チーフに質問し学んでいます。

当社は、各店の社員に店舗運営の大きな裁量を任せる現場主義を採っています。私の場合、「とにかく担当者のモチベーションを上げる」という運営方針です。店長が大きな戦略を考えるより、各部門の専門家たちが自発的に工夫したほうが、店舗が良くなると思うからです。ですから、毎月何度もミーティングし、それぞれの知見を共有しています。また、実行した取り組みは必ず検証して次に活かします。過去に店長を務めた店舗では、こうしたやり方で着実に前年の売上実績を超えています。

現場主義の魅力として、「何を仕入れてどう売るか」を各店舗で決められるということがあります。他店舗で扱っていなくても、自分たちで探して取り扱いたいものは仕入れることができる。店舗改善のアイデアなども現場で考えて現場で実施できるので、早いサイクルでさまざまな挑戦ができます。また、いろいろな部門があるので必ず自分に合う部門が見つかるでしょう。少しでも興味を持ったなら実際に店舗に足を運んでみてほしいです。私がいれば質問にもお答えするので気軽に話しかけてください。

学生の方へメッセージ

当社では「現場主義」を採用しています。これは各店舗の店舗運営を、現場の従業員が主体となって行う体制です。スーパーの運営は地域差が出やすいからこそ、本部からのトップダウンではなく、各地域の特性に詳しい現場の従業員の「こういう品揃えがお客様に選ばれる」という判断を尊重しています。品質の良いものを妥協せずにお客様に提供する、それを実現できるのが現場主義なのです。何より、スーパーの主役は現場の従業員ですから。もちろん、商品展開や店舗づくりに関しては、本部もしっかりとバックアップしていきます。

また、当社のキャリアステップとしては、一般社員からスタートし、まずは店舗内の部門のチーフを目指していただきます。チーフは部門の責任者のような立ち位置なので、裁量が一気に広がります。チーフ以降のキャリアとしては店長としてマネジメントに携わったり、部門のことをさらに追及してバイヤーとして商品の買い付けをしたり、スーパーバイザーとして複数店舗の同部門チーフを指導したりアドバイスする道もあります。また、本部のバックオフィス(人事・総務・経理)で店舗をバックアップする道や、さらにその上が部長・副部長となり、幅広いキャリアを積める環境があります。

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やる気次第でスピーディーにチーフや店長への昇格も可能。チーフ以上になれば任される裁量が広がり、仕事の面白さ・店舗運営の面白さを存分に感じていけるだろう。

マイナビ編集部から

(株)せんどうは千葉県市原市を中心にスーパー24店舗・ドラッグストア1店舗を展開している企業。各地域に根付いた店舗運営により、地域の人々に親しまれている。設立から半世紀以上が過ぎ、「せんどうで育った」という地元住民も多い。インタビューに答えてくれた小林さんのご家族も小さい頃から同社に親しみがあり、今ではベーカリー部門で働いているという。

今回、インタビューを通じて印象的だったのは、答えてくれた皆さんが主体的に自分の仕事をコントロールしている点だ。ただ単に会社から与えられた仕事をこなすのではなく、一人ひとりが主体的に考え、自分がやってみたいと思ったことを実現している。だからこそ、仕事を「面白い」と感じることができ、モチベーション高く取り組んでいけるのだろう。

また、精肉部門、鮮魚部門など、さまざまな部門があるのも特徴の一つ。各部門ごとにチーフが仕入れなどの判断も行っており、食に関する専門性を高めていける仕事でもある。一方、レジ部門は接客によってお客様の声を拾い、店舗環境の改善を主導していく役割も担っている。いろいろな仕事があるからこそ、誰もが自分に合った仕事を見つけられるに違いない。

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同社は現場主義を掲げ、各部門に精通した社員がお客様第一に店舗運営を行っている。本部からのフォローもありつつ、年次に関わらず活躍し成長できる環境が整っている。

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