不動産会社の営業というと、賃貸物件や売買物件をご案内する仲介会社の姿を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、当社の営業は、建売分譲事業をするための土地を仕入れる仕事です。当社は土地付き新築一戸建てを分譲するデベロッパーであり、物件をお客さまにご案内し、販売する仲介業者の仕事とは異なります。同じ不動産業界でも、営業と呼ばれる仕事は会社や業態によって大きく内容が異なります。企業研究をする際は、業界や業種といったカテゴリーで会社を判断することなく、実際にどんな仕事をしているのか、その仕事が自分に向いているのかという視点を持ってほしいと思います。
また、仕事内容だけでなく社風にも注目し、自分にとって働きやすい会社を選んでください。当社の場合は、社長と社員の距離が近いことも特徴です。社長の思いに共感できるかどうかということもポイントにしてみると良いでしょう。私が心掛けていたのは、企業セミナーなどに出席している役員や部長クラスを、“将来の自分の姿”だと思って観察すること。ちょっとでも“違うな”と思ったら、その会社を選ぶのはやめた方がいいと思います。ポイントはできるだけ上の人をみることです。また、会社訪問の際にはどうしても受け身になりがちですが、フィフティ・フィフティ、あるいは、「こちらから企業を選ぶんだ」というくらいの強い気持ちをもって臨んでもいいのではないかと思います。
(永倉さん)