最終更新日:2025/4/28

オオノ開發(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 環境・リサイクル
  • 化学
  • 農林・水産
  • 建設
  • ホテル・旅館

基本情報

本社
愛媛県

取材情報

事業について伝えたい

技術・ノウハウ・研究力で社会に貢献!リサイクラー「オオノ開發(株)」の現在地

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各部門の最前線で活躍する先輩3名にインタビュー

解体・土木工事、廃棄物処理・リサイクル・化学分析など多彩な環境事業に加え、2020年からはリチウムイオンバッテリー処理事業をスタートしたオオノ開發(株)。同社の最前線で活躍する先輩たちに仕事の魅力を伺った。

◆松永 佳祐さん(2018年入社)
第二営業部 サステナブル事業課 課長(営業職)

◆芝 亮太さん(2014年入社)
環境科学研究センター 次長(分析研究職)

◆正田 有希登さん(2022年入社)
工務部(施工管理職)

先輩からのひと言

「愛媛の企業に籍を置きながら、さまざまな企業とひざを突き合わせ、ときに海外で地球の未来に思いを馳せる。当社なら、意欲次第でいくらでも活躍の舞台を広げられます!」
「残業が少なく有休も非常に取りやすい当社ですが、充実した福利厚生も見逃せません。休日は社員優待制度を存分に活用し家族と温泉やレジャーを楽しんでいます。」(芝さん)
「この仕事は理系出身者の独壇場と思われるかもしれませんが、実際は大半が非専門分野出身者。手厚い成長支援があるので興味があればぜひ挑戦してください!」(正田さん)

カーボンニュートラルミッションに向けた“うねり”の中枢に立つダイナミズムを体感!(松永さん)

当社の営業は3部門あり、第一営業部が解体工事、第二営業部がPCB(ポリ塩化ビフェニル)やリチウムイオンバッテリーなどの廃棄物処理提案、そして第三営業部が「フレップとうおん(東温事業所)」内で処分可能なあらゆる廃棄物の営業を担当しています。私自身は入社後、各部署のローテーション研修を経て1年目の夏に第三営業部に配属。以来、約5年間にわたって環境に配慮した廃棄物処理などの営業を行ってきました。第二営業部に移ったのは1年半ほど前。現在は、カーボンニュートラルや脱炭素化、クリーンエネルギーなどに取り組むサステナブル事業課で、主にリチウムイオンバッテリーなどのリサイクル事業に取り組んでいます。

配属当初は、廃棄物を適正処理の流れに乗せることで環境負荷低減に寄与するのがリサイクラーの務めと考えていました。もちろんそれもそうなのですが、世界全体がカーボンニュートラルミッションに向かう今、想像以上に大きなうねりの渦中にいることを日々感じています。というのも、リチウムイオンバッテリーのリサイクル事業では、メーカーや販売店、自治体などに対し、当社のリサイクルプロセスをご提案するのを基本としつつ、業界団体の会議に出席したり海外視察に赴く機会が急増。製品のライフサイクルにおいては対極の存在であるメーカー側とひざを突き合わせ、ものづくりのフェーズから循環型サプライチェーンの実現に向け意見を交わすこともあります。当社は消費後の製品が行き着く最終地点ではなく、次なるものづくりの始点にもなっていることをあらためて実感しているところです。

特に、リチウムイオンバッテリーの持続可能なサプライチェーンの構築は、世界の未来を見据えた壮大なプロジェクト。当社の代表として、その前線に立つプレッシャーは当然小さくありません。ですが、深く踏み込めば踏み込むほど当社が積み上げてきた技術や実績が未来につながる確信は強まり、私自身の視野も加速度的に広がっていくのを感じています。何より、自分の仕事の一つひとつが廃棄物を資源に変え、再資源という財産をもたらし未来への大きな力となれる喜びは、私が背負う重圧や苦労をはるかに凌駕。この秋で入社丸6年となりましたが、この短期間でここまで自分のキャリアが広がるとは思いもしませんでした。今後もこの無限に広がる可能性の舞台で、自分らしくのびのびと挑戦し続けたいと思っています。

充実した研究環境と、科学の知識・技術を存分に生かし、世界の環境問題に立ち向かう!(芝さん)

環境科学研究センター(オオノ・ラボ)では、大気や水、土壌などに含まれる有害物質の分析業務を中心に、試料のサンプリングや報告書の作成などを行っています。私自身は部門責任者として分析部門やサンプリング部門の管理を行うほか、研究開発業務にも従事。4年ほど前からラボのメンバーとともに地元の大学と二酸化炭素の回収・貯蔵・再利用に関する共同研究に取り組んでいます。また、それとは別に当社からの全面的な支援を受けて、社会人ドクターとして地元の大学に在籍。博士号の取得も視野に、日々研究に励んでいます。

当社がこれだけ研究投資に積極的な理由は大きく2つあります。1つ目は、当社事業の2本柱である解体・産廃事業がいずれも極めて好調であること。解体事業は地元・愛媛県内のみならず、県外にも商圏が拡大。売り上げも右肩上がりに伸び続けています。また産廃事業では分析から最終処分まで、一貫処理体制を確立するPCB処理技術で強みを発揮。2事業ではPCBやアスベストなど有害物質の含有量を示す分析研究職の役割も大きく、今後のさらなる受注拡大にも大きく貢献できると考えています。

2つ目は、ラボは「オオノ開發(株)」の“顔”そのものであること。上記で松永さんのインタビューにもあった通り、カーボンニュートラルや脱炭素化など環境負荷低減に向けた社会の潮流が大きくなるにつれ、リサイクル技術開発へのニーズは高まり続けています。豊富な研究実績とノウハウを備えたラボが果たすべき役割は大きく、当社のブランディングにおいても欠かせない存在となっているのです。

そんな当社では「この研究がしたい」と声を上げれば、学術機関との共同研究や廃棄物に関連する研究など、自由に発案・挑戦することができます。また、電子顕微鏡をはじめ、さまざまな分析に対応できる、高性能の機材が整っていることも当ラボの大きな魅力の1つ。近々導入予定のPFAS(有機フッ素化合物)分析装置は、定価で数億円にもなる非常に高価で新しい性能を備えた機器を選定しました。

当社が担う環境事業は、今後ますます成長・発展を遂げていく分野。この恵まれた環境に報いるためにも、研究職としてたゆまず研鑽を図り、日本、さらには世界の環境問題に寄与したいと思っています。

人との出会いに導かれた天職。現場の第一線でまだまだ突き抜けたい!(正田さん)

私は今まで接客業や介護系の仕事などさまざまな経験をしてきました。福祉施設で働いているときに、当社の関係者と出会い会社見学へ行くことに。事業内容などもほぼ知らないままの訪問でしたが、その時対応してくださった副社長の人柄に触れ「この人のもとで働けば間違いない」と感じ入社を決めました。自分の可能性を開くも閉ざすも「人との出会い」が大切だと改めて実感した出来事です。

学生時代は日本文学を専門に学んでいたので、施工管理の知識や技術はゼロでした。知識がない中でも、当社には充実した新入社員研修やさまざまな専門研修が揃っていますし、わからないことがあれば、先輩方が優しく丁寧に教えてくれるので、必要なスキルは入社後に身に付けることが可能です。ですが「人との出会い」に勝る学びの場はないと考えてきた私は即現場に出たいと志願しました。「何を聞いても最初は理解できないのだから、とにかくカラダで覚えたい」と思ったのです。毎日現場で先輩の動きを見てスキルやノウハウを学び、帰社後には図面や書類を見ながら業務知識を詰め込む日々。最初は、用語の意味も分からずベテランの作業員さんに叱られることもありましたが、休憩時間に積極的にコミュニケーションを取ることを意識しました。自分を知ってもらうことで少しずついい関係性を築いていけると思います。コミュニケーションや見て学ぶことを繰り返していくと、次第に作業員さんがこれから何をするのか、どうしたいのかを汲み取れるようになっていきます。地道な努力を続け、半年ほど経つ頃には一通りの現場管理をできるまでに成長できました。初めて現場担当者として焼却炉の解体工事に携わったときは「ここまできたか!」と本当に嬉しかったですね。

そこからさまざまな経験を重ね、担当する案件の難易度も上がってきましたが、若い人材も増え続けている当社では現状に満足している暇はありません。一日も早く先輩方に追いつき、追い越し、そして後輩たちには追いつかれない”最強”の技術者を目指し、これからも挑戦を続けていきたいと思っています。

学生の方へメッセージ

みなさんは「解体工事」や「産業廃棄物処理事業」にどのような印象をお持ちでしょうか。真新しい建物や製品を生み出す“ものづくり”とは対照的な位置づけのため、どこかネガティブなイメージを抱いてしまう人もいるかもしれません。

ですが、高度経済成長期にかけて建てられた建造物の老朽化が進み、時代の要請に応じた新たな街づくりのベースを作る解体工事は、いわば“ものづくり”のはじまり。また、未来の子どもたちに美しい地球環境を残すために、適切な産廃処理・リサイクルを行うのは今を生きる私たちの重要な使命です。新たにものをつくり出す技術はさまざまありますが、環境負荷を最低限に抑えながら適切に処理して活かす技術は、今後一層ニーズが高まり続ける分野。当然、社会貢献度も高く、現場の社員たちは誰もが誇りとやりがいをもって日々スキルを研鑽し続けています。

地域、全国、さらには世界規模で考えても意義のある事業を展開。海外企業と連携し、リチウムイオンバッテリーのリサイクルも進めています。当社ではこれらの取り組みをより多くの人に知っていただくため積極的に情報発信を行ってきましたが、まだまだ十分ではありません。そのため、当社に少しでも興味を持ってくださった学生のみなさんには、説明会や企業訪問だけではなく、メールや電話での対応も行っていますので、些細なことでもお気軽にご連絡ください!
(人事部/中西さん)

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「2~3万円程度で利用できる単身者用借り上げ社宅のほか、入社後7年間、30歳まで毎月の返還額の3分の2を当社が負担する奨学金返還支援制度も完備しています。」(中西さん)

マイナビ編集部から

解体・土木工事から廃棄物処理、分析調査・研究事業など、幅広い事業を展開するオオノ開發(株)。業界区分では「産廃業」とひとくくりにされがちだが、同社は単なる廃棄物の適正処理を担っているわけではない。廃材や廃棄物の適正処理はその後、土地や事業を円滑に動かすためのスタートラインであり、災害発生時の崩れた土砂や工場跡地の汚染土壌の処分は、人々が安心して暮らし、事業を営む環境づくりでもある。

加えて、分析・研究やリサイクルに重きを置いた環境ビジネスを展開する同社では、上記で松永さんや芝さんが語ってくれたリチウムイオンバッテリーのリサイクル事業に加え、シップリサイクルの事業化に向けて、船舶業界最大手の日本郵船と共同検討中。これは廃船後の鉄の再資源化を目指す取り組みで、日本に置いては極めて有用な資源を守る挑戦のひとつだ。

同社は決して市井で消費されたものたちの“処分場”ではなく、“再生の地”。循環型社会の実現に向けた大きなうねりを起こし愛媛から、全国、そして世界へと広げるダイナミズムをここ「オオノ開發(株)」なら存分に味わえるに違いないと、取材を通して感じた。

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社会貢献度の高さはもとより、若いうちから業界を巻き込む大型プロジェクトに参画でき、結果を残せばどんどん上へ引き上げられる成果主義の公正な評価制度も同社の魅力。

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