最終更新日:2025/6/10

(株)大洋

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 住宅(リフォーム)
  • 建設
  • 設備工事・設備設計
  • 建築設計

基本情報

本社
千葉県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

ものづくりを通じて自分自身を成長させていきたい。その想いがかなう環境があった

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自分らしく働き、成果をしっかり評価される社風の中で挑戦できる

建築物の施工管理を事業の中心とする大洋。取材を受けてくれた村山さんは建築分野は未経験ながら、社内の雰囲気に惹かれ入社を決めたそうだ。今回はそんな先輩に就職活動中の悩みや試行錯誤、挑戦について伺った。

■村山 伶大さん
施工管理職
経済学部 経済学科卒業/2023年入社

大洋の魅力

現場での裁量権の大きさ、自由度の高さが魅力だという村山さん。「状況を自分で判断しながら資材の注文などもできるので、現場をスムーズにまわしていくことができます」。
「忙しい中でも質問をすればすぐに答えてくれる頼もしい先輩たちがいます」。先輩たちから学びつつ、自らも調べ、考え、実行していくことで、スキルを定着させていく。
建築に関わる業界は休みが取りにくいというイメージがあったという村山さん。「忙しい時期もありますが、代休や連休の制度もあるのでバランスを考えながら調整できます」。

公務員志望から民間企業へと方向転換。幅広く企業を見ながら、自分の深層心理を探り目標を見つけた

明確な夢がなく、将来へのイメージがつかなかったこともあり、幅広く社会のことを学ぶことで自分のやりたいことに気づけるのではないかと経済学部に入学しました。今振り返ると学生時代は、勉強よりもスポーツバイクのサークル活動に力を入れていたように思います。
両親が公務員だったこともあり、漠然と公務員として働くことを考えていましたが、体を動かすことが好きだということもあり、消防士への道を目指して勉強を始めました。しかし実際に消防士として働く人たちの話を聞いてみると、厳しいルールの中で仕事をしていくことが求められると知り、もう少し視野を広げて自分のやりたいことを探してみようと思うようになったのです。
大学の友人たちはインターンシップに参加するなど、就職活動を本格化している。その様子を大変そうだと思いながら見ていましたが、民間企業で働くなら今が方向転換をするタイミングだと心を決め、大学3年の夏、思い切って公務員を諦めることにしたのです。

まずは自分が興味のある分野の企業に幅広くエントリー。その中で自分はものづくりに関する仕事を無意識に選んでいることに気づきました。特に建築の現場に携わることができる企業、体を動かす仕事が自分のやりたい分野なのだと自覚していったように思います。
少しずつ方向性を絞っていく過程で、最低限の労働環境や福利厚生が守られているかを確認しつつ、建築分野でどのような仕事を担っている企業なのか、どんな雰囲気の社風なのかを比較していくようにしました。
企業ごとに施工事例や取引会社に特徴があるので、それぞれをしっかりチェック。さらに社員一人ひとりに裁量権があるような働きかたができるかも見ていきました。ホームページにある情報だけで判断するのではなく、可能な限り会社見学にも参加することも大切にしていましたね。
実際に働く現場を見てみると、似たような仕事をしている会社でも明らかに雰囲気が違う。自分と会社の相性を見るには、会社を訪問し、社員のみなさんの声を聞き、仕事の現場も見学させてもらうことの大切さを実感しました。
その中で大洋に出会ったのは、大学4年の春。就職活動が本格化して少し焦りを感じていた時期のことでした。

自分がどんな考えを持っているか、会社はどんなことを大切にしているか。お互いを知ることが面接だと思う

建物の施工管理を担う企業はたくさんありますが、大洋と出会ったときに「ほかとは違う」と直感しました。社員一人ひとりに判断を任される場面が多く責任が伴いますが、その分自由度が高く自分の考えで仕事を進めることができる。やることも幅広い分、スキルも身につきますし、自分の成果が明確になるので評価されやすい環境だと思いました。厳しい挑戦が求められるかもしれないけれど、ここでしかできない経験を得られるはずだと感じたのも、大洋を志望した理由のひとつです。
また、多くの企業はオフィスを構えるエリアを中心に事業を展開しているのに比べ、大洋は事業エリアを限定せず全国で仕事をしていることも魅力に感じました。一つの地域にとどまらず、さまざまな地域の人や文化と関わりながら建物を造ることに携われる面白さに惹かれたのです。

大学では経済学部で学んでいたので、建築に関する知識はゼロでしたが、未経験ということに対する不安はありませんでした。学生と社会人では求められることはまったく違います。大学で学んだことがダイレクトに仕事に活きるという分野は少ないはず。社会人という新しいフィールドに立つのであれば、どんなことでもチャレンジし、経験をしながら学んでいくしかないと思いました。

当社の選考は面接が中心。現場見学や社長との面談、数回の面接では、これまでの経験の中から、自分が決めたことを最後までやり遂げたエピソード、課題を乗り越えたときの考え方などを伝えてきました。面接といってもフランクな会話が多く、自分の強みをアピールするというよりは、会社の理念と自分の考え方をすり合わせるような時間だったと思います。
社長ともいろいろな話をしましたが、そこでも「大洋なら人一倍多くの経験ができる。裁量権も大きく、成長できる」といわれたことが、最終的に入社の決め手になりました。

若手でもどんどん仕事を任せ、チャレンジさせてくれる。だからもっと期待に応えていきたい

入社後は先輩の現場に同行しながら、仕事の基礎を学んでいきました。今のところ私が経験しているのは、店舗の内装施工を管理することが中心です。実際に施工を行う大工さん、壁紙屋さん、仕上げ屋さん、床材屋さんなどさまざまな分野の専門家と関わりながら、設計図通りに、そして納期に合わせて安全に施工を進めていけるように現場を管理していくことが役割です。
実際の仕事はやることも多く、限られた工期の中で忙しく動く先輩たちを間近に見てきました。どんな現場でもピリピリすることなく、作業を行う職人さんや協力会社のみなさんが気持ちよく仕事ができるようにと明るくその場をまとめていく気遣い、自らムードメーカーとなって関わる、そんな先輩たちが私にとっての目標となっています。
現場で作業をしてくださる職人さん、協力会社の方々はそれぞれ個性的ですし、これまでプロフェッショナルとして作業をしてきた誇りを持っている。そのみなさんとコミュニケーションを取りつつ、現場がうまく回るようにとしっかり段取りをしていくことの大切さを実感する日々です。

実は入社して一ヶ月になったころ、先輩に同行した現場で突然先輩にトラブルが発生し、私が一人で現場を管理しなければならなくなったことがあるんです。未熟な自分を周りの方々もサポートしてくださり、何とかその日を乗り越えることができたときは「ここからしっかり学んで、一人で仕事を任されるようにならなくては」と気持ちを新たにすることができました。
尊敬する先輩たちを見習い、明るい対応で関わる人みんなが仕事をしやすいように段取りをすることを大切に、少しずつ経験を重ねています。いい雰囲気の現場にしたい、それが私の一番の思いです。
その日にやるべきことを明確にし、しっかり事前にスケジュールを組む。そうすれば必要な資材の情報もクリアになり、みんなの作業がスムーズに進むはずですから。
入社1年目の冬には任される領域も増え、自分の成長も実感できるようになってきました。今はまだ現場の管理がメインですが、今後は予算やクライアント企業の方々とのやりとりができる知識を身につけ、早く“一人前の施工管理”と認めてもらえるように、未知の業務にも積極的に挑戦しながら知見を積み重ねていきたいです。

学生の方へメッセージ

企業にはさまざまな業種、職種があります。大手企業は職種ごとに縦割りの働きかたが多いでしょうし、私たちのような中小企業の部類に入る企業は一人でさまざまな職種の業務を兼任していくことが多いと思います。当社が担う建築業界における施工管理であれば、社員一人で営業から現場の人員やスケジュールの管理、予算の検討、資材の発注など多様な仕事に関わっていきます。大変な働きかただと感じる人もいるでしょう。しかしこの業界における自分のスキルを幅広く、そして早く身につけることができる環境でもあるのです。

当社は大手ゼネコンなどからの下請けとなる業務は少なく、クライアントと直接の取引で仕事が進んでいるという特徴があります。主に大手企業の店舗、建物の内装を中心に、こだわりの施設、個人の住宅など幅広い建築物の内装の施工管理も担ってきました。元請けとして仕事と受けることがほとんどです。中小企業だからこその小回りの利く対応、細部にまで気を配ったケアなどが、クライアント企業から評価されてきたと自負しています。

一言で建築業界、施工管理といっても企業によってその役割や事業範囲は多様です。自分がどんな働きかたをしたいか、どんな部門でプロフェッショナルになっていきたいかをしっかり考えながら企業研究を進めていきましょう。
【代表取締役 斉藤潤一さん】

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クライアントのニーズに応え、拠点を構える千葉県や関東エリアだけでなく全国規模で事業を展開する同社。幅広い建物に携わりながら、キャリアを構築していくことができる。

マイナビ編集部から

1975年の創業以来、店舗、オフィス、医療機関をはじめとするさまざまな施設から一般住宅まで、幅広い建築物の内装、外装、リノベーションなどの施工管理を担ってきた株式会社大洋。クライアントの空間づくりに対する想いを具現化すること、そして柔軟な対応力と技術力で確かな信頼を築き上げてきた。

この多くの実績も社員たちが磨き続けてきた技術、クライアントの期待を上回る施工アイデア、そしてフットワーク軽く現場を管理していく力によるものだろう。
従業員数20名ほどという事業規模だからこそできる、社員同士の深いコミュニケーション、若手社員一人ひとりに合わせた教育も、同社の事業を支える根幹となっている。今回取材に登場した村山さんも言っているように、社員一人ひとりが責任を持って自由度高く担当する案件に向き合っている姿も同社の特徴だ。任される仕事は多いが、社員同士横の繋がりも強いことから、スキル不足の部分は先輩たちがサポートし、コミュニケーションを取りながら互いが成長し合えるような関係性も魅力。スキルが向上すれば、その成長をしっかり評価し、給与にも反映されるというわかりやすさも、社員が自主的にキャリアアップしていくための刺激になっている。
自分の意志をしっかり持ち、未知の分野でも学び、成長していくことに面白さを感じられる人が活躍できる環境だ。

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出身学部を問わず、知識ゼロから基礎を学び、実務を通じて育てていく社風。挑戦していこうという前向きな意欲や行動力を活かし、さまざまな現場、役割を経験できる。

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