最終更新日:2024/6/1

(株)マイナビ(データサイエンティストコース)

業種

  • 広告
  • インターネット関連
  • 人材派遣・人材紹介
  • 専門コンサルティング

基本情報

本社
東京都

取材情報

学生時代の学び・経験、どう活かせている?

データ分析の分野で、大学時代に身に付けた論理的な思考や学びが存分に活かせる仕事

  • 数学・情報系 専攻の先輩

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若手社員が新たなビジネス改革を生み出していく社風を探る

データ分析を通じてマイナビの多彩なサービスを支えるデータサイエンティスト。新しい技術に取り組む2人の若手社員に、大学時代の学びが現在の仕事にどう活かされているのかを語っていただいた。

■S.K.さん
デジタルテクノロジー戦略本部
データソリューション統括部AIシステム部
2022年新卒入社

■O.T.さん
デジタルテクノロジー戦略本部
データソリューション統括部AIシステム部
2022年新卒入社

※取材当時の部署名になります

インタビューに応えてくれた先輩たち

「いつかは自分でAIを開発し、マイナビのさまざまなシステムに実装するところまで経験してみたいですね」(Sさん)
「『マイナビは若手が活躍する会社』と聞いていましたが、実際に入社してもその通りでした。私が1年目から重要な仕事を任されているのが何よりの証拠です」(Oさん)
インタビューに応えてくれた2人の先輩社員。統計学や自然言語処理などデータサイエンティスト向けの研修も用意され、高度な基礎を身に付けることができる。

大学時代に培った論理的な思考プロセスは仕事でも大きく活かされている【S.K.さん】

大学では、数学の知識や理論を元にプログラミング言語やデータ解析などコンピュータの応用を研究する情報科学を専攻。これがとても奥が深く面白い学問だったため、大学院へと進み、コンピュータが苦手とする計算をいかに効率的に処理させるかという研究や、量子コンピュータの特徴を活かすアルゴリズムの研究など、数理論理学の観点から情報科学の知識を深めました。

私はそれまで学んできたコンピュータアルゴリズムの知識を活かしつつ、新しい技術領域にチャレンジしたいとの思いを強く持っており、それを企業選びのポイントにしたところ、マイナビと出会いました。マイナビにはデータサイエンスの専門チームがあり、これまで大学で培った知見を武器に新たな技術領域への挑戦を目指していた私にとっては魅力的な環境がありました。また、「『わたし』の日常に、当たり前に寄り添うということ」という当時の企業理念に共感したことも入社の決め手の一つ。一人ひとりに寄り添い向き合っていく企業としての在り方に惹かれ、入社を決めました。

現在はAIシステム部に所属し、データ分析やシステムの設計などの業務を担当しています。自社で運用する各サイトのデータ分析が主な仕事で、自然言語処理を用いた検索ワード分析やサイトに来訪したユーザーの回遊分析などを通じてさまざまな傾向を調査したり、チームで構築した分析モデルを社内のシステムに実装したりといった業務を手掛けています。こうした取り組みによって、マイナビのサイトを訪れたユーザーに最適なレコメンド情報を高精度で提供していけるようになるのです。

大学、大学院時代と情報科学を学んできたことで、そこで培った専門知識を活かせる場面が多いことはもちろん、何かに取り組むにあたり、筋道と仮説を立てて考える思考プロセスや、何かを人に伝える際、論理的に説明するスキルは、仕事で大きく活きています。日々の仕事では事業部側に分析結果を報告する場面が頻繁にあるのですが、そうした数理的なデータは、見せるだけでは伝わりません。そこに資料を添え、それにもとづき論理的な説明を行うことで、技術的な知識がない相手であっても確実に要点を捉えてもらうことができるようになるのです。こうしたコミュニケーションが行えることは、私の一つの武器だと思っています。

大学時代にデータ分析のコンペに参加し、その面白さや魅力に触れたことが入社の動機【O.T.さん】

大学では情報系学部にて、プログラミング技術、データ解析などを幅広く学びました。
4年次の研究では、SNS上で生じるネット炎上やフェイクニュースによる実社会の分断化など、これらの現象における「ネットワーク構造」と「SNSを介したユーザの振る舞い」の因果関係を記述した数理モデルの知見を深めていきました。

大学でプログラミングを授業で学んだことをきっかけに、趣味でも自作のWebサービスやゲームを作ることにハマっていきました。そうした趣味の延長でデータ分析に関するコンペに参加。これを通じて、予測精度を向上させるために、仮説検証を繰り返して、初めは考えつかなかった仮説が予測精度に大きく寄与していることが分かった時に「データ分析って面白いな」と感じるようになりました。このコンペにはマイナビが協賛企業の一社として名を連ねており、データサイエンス戦略に力を入れている企業だということを知りました。さらにマイナビは幅広いサービスを展開しているので、データも豊富でありながら、データサイエンティストとして活動できる業務範囲が広く、下流工程だけでなく、要件定義を考える上流工程を担える環境がある点に魅力を感じ、入社を決めました。

現在はAIシステム部に所属し、求職者と企業のマッチングの精度を高めるといった機械学習プロジェクトの開発/構築を主に担当しています。その中でも、クラウドサービス(AWS、GCPなど)を用いてサーバーレス方式で機械学習のワークフローを自動化するといったことを手掛けています。こうした取り組みによって、マッチングの精度を高めるための試行を迅速に行えるようになるのです。

大学での勉強やコンペに参加した経験が、現在の機械学習業務にそのまま活かすことができています。社内の業務を見回してみると、まだまだ機械学習やRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)などを用いて効率化できる業務がたくさんあります。
それを実現するための具体的な手法などの目星を付けることができます。これらは今までの経験があったからこその発想や視点だと思っています。

データサイエンティストとしての、これからの目標について

先日IT職と合同で、あるシステムのテストを行ったのですが、その際、実際にシステムを使う事業部の方々に対し事前情報として「操作方法によって発生し得る不具合」に関する説明を行わせていただいたところ、それがしっかりと伝わり、留意事項を踏まえた操作を行ってくださいました。エンジニア同士だからこそ、技術的な通達事項だけで済みましたが、ユーザーへの説明では、操作レベルにまで落とし込まなければ伝わりません。あらためてユーザー本位の視点を持った説明ができるようになりたいと思いました。
そしてこの様な場面では、まだまだ周囲の先輩の助けを必要とする場面も多いので、まずは少しでも経験を積み、チームの戦力となることが私の目標です。
また、マイナビのサービスのなかで、これまでよりも高い満足を生み出すためのAI活用を行うことも目標の一つ。マイナビのサイトを利用したユーザーが、「こんな仕事を探していたんだ!」「こんなものが欲しかったんだ」と、心から満足を感じるようなユーザー体験へとつながるAI活用を実現していきたいですね。
(Sさん)

私は直接的にユーザーと接するフロントエンド部分ではなく、機械学習モデルが動くインフラ部分の担当ということで、「自分がインフラを支えているから、マイナビのサービスが安定的に稼働している」という気概をもって仕事に取り組んでいます。
一方で、まだ入社2年目で知識が浅く、先輩のアドバイスを必要とする場面が多々あることも事実。そんな中、一つの案件全てを一人で担えるようになることを目標に仕事に取り組んでいます。また、データサイエンティストとしてのスキルの幅を拡げるべく、今後は分析モデル自体の設計・構築も手掛け、データ分析を包括的に担えるようになりたいですね。同時に、これまでは下流側の工程がメインだったので、今後は事業部側の担当者と直接やり取りを行って、課題抽出や要件定義など上流工程を少しでも多く経験し、より高いレベルでデータサイエンスをリードできるようになることも私の目標です。
(Oさん)

企業研究のポイント

企業研究では、最初から自分で範囲を絞ってしまわず、さまざまな分野の企業に興味を向け、見聞を深めてほしいと思います。その上で大切にしてほしいのは、「自分にとって本当に大切なものとはなにか」ということを明確にすること。私の場合は「社会や人への貢献」が根底にあったことで、社会や人々の利益となるようなサービスを提供するマイナビの事業展開に共感し、「こうした価値観を持つ会社で働きたい」という気持ちが芽生えました。そんな「自分にとって大切なもの」と照らし合わせ、さまざまな分野の企業を研究してみるのも一つの手です。
(Sさん)

私が企業研究のポイントとしたのは「データサイエンティストという独立したチームや部門があるか」ということと、その上で「分析データを自社で管理・運用しているか」という点。これらは他社のインターンシップで実際にデータサイエンティストを体験することで見えてきたポイントです。自社でデータ管理を行う会社ならば、スピード感をもってデータ成形~分析モデル構築・運用という流れを実現することができ、より高いレベルでデータ分析をビジネスに反映させることができるのです。そうした深い部分まで理解できるのがインターンシップの魅力なので、データサイエンティストを体験できるプログラムがあれば、ぜひ、参加してみることをお勧めします。
(Oさん)

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マイナビの多彩な事業をデータ分析から支え、新たなビジネス改革へとつなげていくのがデータサイエンティストの仕事。そこから得られるやりがいは大きい。

マイナビ編集部から

企業が蓄積した膨大な量のデータを成形・分析し、そこからさまざまな情報を浮き彫りにすることで新規ビジネス創出やビジネス・経営改革などに結びつけていくデータサイエンティスト。マイナビでは、データサイエンティストの採用に大きく力を入れている。多彩な事業を展開する会社だけに、各事業ドメインで蓄積した膨大なデータがある。それらを分析することで事業課題を解決へと導き、更には新たなサービス創出へと繋げてきた。データサイエンティストは、同社にとって非常に大きな期待を担う職種となっている。

今回は、早い段階からデータ分析の中核部分や上流工程など重要な役割を任されている2人の若きデータサイエンティストからお話を伺うなかで、データサイエンスという新しい技術に取り組むよろこびが伝わってくるとともに、マイナビという会社のチャレンジ文化を感じることができた。

同社には、一般的な新入社員研修に加え、統計学や自然言語処理などデータサイエンティスト向けの研修も用意されており、データ分析の知識がなくても高度な技術を身に付けることができる教育環境がある。早くから重要な仕事を担えるチャレンジ文化や、マイナビならではの多彩なサービスをデータ面から支える仕事と相まって、データサイエンティストという仕事のやりがいを存分に味わえる環境がある会社だと感じた。

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社員たちが異口同音に「マイナビは若手が活躍できる会社」と評するように、同社には、先輩のサポートのもと、早くから責任ある役割を任され、活躍できる文化がある。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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