(株)トヨタエンタプライズ【トヨタ博物館　TAMキャスト】

私たちの仕事は、博物館に来館されたお客様をご案内する仕事です。接遇面に配慮し、おもてなしの心を大切に展示車両のご説明やガイドツアーをしています。ロボットやAIが活躍するこの時代に私たち人間でしかできないことは何かを考えながら、お客様により良い時間を過ごしていただけるよう日々試行錯誤しています。例えば、車両知識を深めることで車に詳しくない方にもわかりやすく説明をすることができます。私たちがご案内することで、すごいと思っていただけたり、面白いと興味を持っていただけたりすることが、自身のやりがいにも通じています。ただ車両を説明するだけでなく、お客様のクルマにまつわるエピソードをお聞きしながら、お客様に寄り添えるキャストを目指しています。

フロアでお客様からご質問をいただいた際、その場ですぐにお答えすることができませんでした。お調べし、お客様にお伝えしたところ、驚きとともにとても喜んでくださった顔が今でも忘れられません。またそれだけでなく、私のことを他のキャストに嬉しそうに話してくださったことや「伊佐地さんにありがとうとお伝えください」とお帰りになる際におっしゃっていたことを聞き、そこまで喜んでくださったことに私まで嬉しくなりました。知識を増やすことや、臨機応変に対応しなければならないことなど大変なことは数多くありますが、このようなお客様の温かいお言葉をいただけることがこの仕事のやりがいであり、大好きなところです。

それは、自分を成長させられる環境です。
私はやりたいことが定まっていたわけではないですが、お客様と関われる仕事がしたいと思っていました。初めは先輩方のように綺麗な日本語が使えなかったり、洗練されたキャストになれるのか不安でした。しかしここの会社では一人前のキャストになるための研修がいくつもあり、徐々にステップアップすることが可能できます。接遇には終わりがないため、常により良いものを目指すことで、自分自身のスキルアップへも繋がっていきます。また接遇面だけでなく、車両への知識もない私でしたが、車両研修やお客様からいただいたご質問を調べていくうちに徐々に知識が身についていきました。接遇面においても、車両知識の面においても、終わりがなく日々成長できる環境に魅力を感じました。