最終更新日:2025/4/23

(株)クボタ建機ジャパン【クボタグループ】

  • 正社員

業種

  • 商社(機械・プラント・環境)
  • 専門店(その他小売)
  • 機械
  • 検査・整備・メンテナンス

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

世界各地で活躍する「クボタ」の建設機械を、地域に密着して提案・販売する

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学生から見れば馴染みの薄い建設機械の企業に入社した理由とは?

道路工事などの現場でよく目にする掘削用小型建機(ミニバックホー)をはじめ、多様な建設機械を販売する(株)クボタ建機ジャパン。若手社員2人が、入社の理由や、自社の魅力について語る。

(写真右から)
■木城 祥太郎/関西第一営業所
関西大学商学部卒業(2019年入社)※兵庫県出身

■中西 翔/関西第一営業所
関西大学商学部卒業(2021年入社)※大阪府出身

先輩社員の仕事風景

「営業先で建機の不具合について相談を受けることは少なくありません。アフターサービスの担当はいますが、営業でも対応できるように知識や技術を磨いています」(木城)
「嘘をつかない、すぐに対応する、そんな当たり前のことの継続がお客様からの信頼につながります。心の距離が縮まったと感じた瞬間の嬉しさが営業の醍醐味ですね」(中西)
中西さんにとって木城さんは2年先輩。年齢の近さもあって相談することは多く、木城さんの持ち味であるお客様の懐に入り込むうまさを、中西さんは参考にしているそうだ。

就職活動でクボタ建機ジャパンに出合ったきっかけや、入社を決めた理由

【木城】
就職活動を始めるにあたって、まず、自分が好きなものを考えた時に、車や機械といったジャンルが思い浮かびました。また、父が内装工事の仕事をしていることもあって、幼い頃から建設関係にも興味がありました。車、機械、建設といったキーワードから検索して、気になった企業のインターンシップや説明会に参加。ポンプメーカー、魚群探知機のメーカー、ゴミ収集車の製造会社など、ニッチなジャンルの企業も検討するなかで、建設機械は一番好きなことに合致する業界でした。
私は文系出身なので、機械をつくる側の仕事に就くには専門知識が足りないと考え、また学生時代のコンビニでのアルバイト経験から、人と話をする仕事が向いていると思って営業職を志望。建設機械の営業で企業を探すと、すぐにクボタ建機ジャパンに行き当たりました。別の企業からも内定をいただきましたが、建設機械の業界では誰もが知っている「クボタ」の建機を販売する企業であったことが、当社への入社の決め手です。全国に拠点を構える企業の規模にも魅力を感じました。

【中西】
私は大学在籍中に子供が生まれたことで、将来についてリアルに考えるようになりました。家族を支えるために稼がなければならない、その一方で、子育てに参加したり、家族との時間をとるためのワークライフバランスも大切にしたいというのが、就職先に希望する条件。また、どんな業界で働きたいかをイメージする際には、自分の子供が将来住みやすい世の中になってほしいという想いがあり、インフラなど社会を支える分野に関わる仕事に就きたいと考えました。
このような条件に合致したのが当社であったことが入社のきっかけ。建設機械の販売を通して社会を支えることに貢献できますし、クボタグループであることによる安定した経営、福利厚生などにも惹かれるものがありました。加えて、面接で感じた柔らかな雰囲気が入社を後押ししました。会長や社長との面接でも気さくにコミュニケーションを図ることができ、リラックスして面接に臨めました。トップがこのように柔和であれば、働きやすい会社なのだろうと直感しましたね。

働いてみて感じた自社の魅力、特殊な建設機械を扱うことでの苦労

【木城】
やりたかった建設機械の営業ですが、いざ仕事となると思った以上に大変でした。それまでの人生で建設機械に関わったことがないので、特に入社1年目は知識のなさを痛感。知識不足が自信のなさにつながり、お客様に与える印象も悪くなって結果につながらない。そんな悪循環が続き、苦しい状況のなかで支えになったのが上司の存在です。事前に私のミスに気付いて指摘してくれたり、本来私がやるべき作業を一緒に手伝ってくれたり、私の知らないところでお客様との仲を取りもち、サポートしてくれたこともありました。また、基本的に既存の取引先へのルート営業になるので、私自身が未熟でも、クボタの建設機械に対する信頼や、先輩方が築き上げてきた企業同士の関係性をベースに営業ができる安心感がありました。
建設機械の仕組みを理解するうえでは、アフターサービスを担当する部署の皆さんにもお世話になりっぱなしです。営業所の前に整備工場があるので、気になることがあるたびに足を運んで、実際の建設機械を見ながら説明してもらいました。部署を問わずに若手に対するフォローが手厚い社風は当社の魅力です。

【中西】
建設機械の構造も操作方法も分からなかったので、最初はどうやって提案すればいいのか戸惑いの連続でした。そのため、商談前、商談後に社内で質問を繰り返すことになりますが、新人は知らなくても当たり前という共通理解があるので、分かるまで遠慮なく質問できました。「なぜこんなことも分からないんだ」と叱るのではなく、分からない人を放置しない温かさは新人にとっては心強い環境といえるでしょうね。振り返ってみれば、入社時の面接で会長や社長から感じられた気さくで温かい雰囲気は、今の職場にも通じるものがあります。
ワークライフバランスが整った働き方ができる点も当社の特長です。展示会などがなければ規則正しく土日に休めますし、残業も多くありません。先輩や上司の顔色をうかがって、先に帰りにくいといった雰囲気もないので、定時の17時15分で退社することも多いですね。家に帰って、家族でご飯を食べて、子どもとお風呂に入ってといった時間が何よりのリフレッシュになり、また仕事を頑張ろうというモチベーションがわいてきます。

学生へのメッセージ

【木城】
私は就職活動中、一次面接で落ちたことはほとんどありませんでした。それは、エントリーの段階で行きたい業界を絞り込めていたので、なぜこの会社で働きたいのかという熱意を伝えやすかったからだと思います。業界を絞り込むまでには、まず、自分の好きなこと、興味のあることを掘り下げました。そして、合同企業説明会の機会を活用して、あえて志望する業界とは別の企業の話も聞いてみました。別の業界の話にピンとこなかったことから、やっぱり自分は建設や機械関連の仕事がしたいのだという決意を強くもつことができましたね。興味のない業界の話から新たな道が広がるかもしれませんし、例えそうならなくても私のように行きたい業界への気持ちを固めることができるので、最初はいろんな業界の話を聞いてみるのもいいのではないでしょうか。
最後に学生さんに伝えたいのは、どんな仕事であっても大変なことはあります。同じ大変な思いをするなら「自分の好きなことで楽しく働きませんか」ということです。

【中西】
仕事をするにあたって何に重きを置くかは人それぞれの価値観があるので、譲れない軸を定めることがファーストステップになると思います。個人的な経験談から言うならば、アルバイトの延長線で仕事をとらえない方がいいでしょうね。社会人としての責任が伴う仕事は、アルバイトの何倍も疲れるものです。ワークライフバランスが整った当社で働いていることで、その有難さを実感しています。実は私自身、子供が生まれるまでは、休みはそんなになくてもいいからバリバリ働いてたくさん稼ぎたいと考えていました。その価値観自体は今でも理解できますし、その人次第だと思いますが、ワークライフバランスより収入を重視した働き方を続けるには、相当な覚悟がいるのだと社会人になって分かりました。
就職活動中の反省材料からアドバイスするなら、丸暗記して取り繕った言葉は相手に見抜かれるということです。緊張して頭が真っ白になり、何も出てこないこともありました。家族や友人などを面接相手にして、客観的な意見をもらうことも有効だと思います。

学生の方へメッセージ

■総務部人事担当

さまざまな企業の説明会、選考に数多く参加できるのは、新卒ならではの特権です。興味のある業界・職種を深堀りしていくのもひとつの方法ですが、学生がそれまで歩んできた人生経験からイメージできる仕事や業界は限られたものになりがちです。そのため、今まで関わりのなかった業界・職種に広く触れていくことで、新たな興味・発見が生まれると思います。

また、就職活動は自分自身の内面と向き合う良い機会です。自己分析を初めて経験するという方がほとんどでしょう。社会に出てどんなことをしたいのか、どこで働きたいのか、休日や給与の優先順位はどうなのかなど、企業研究はまず自分を深く知ることから始まります。「どんな仕事をしたいのですか」「なぜ、この会社に入りたいのですか」という質問に対する答えで、自己分析をしっかりしている学生さんなのかはすぐに分かるものです。

入社したものの、その企業が合わないとなってしまうのは、学生さんにとっても企業にとっても不幸なことです。納得できるまで自己分析を行ったうえで、自分が思い描いた仕事との対比を、企業研究を通して確認してください。

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「誰と働くか」も企業研究の重要なポイント。クボタ建機ジャパンの場合、個人ではなく営業所ごとに目標が定められるため、協力して目標に向かう一体感が生まれている。

マイナビ編集部から

若手の営業社員への取材中、「企業やブランドとしての知名度があるので、お客様からの信頼を得やすい」という話を聞くことができた。欧州、北米、アジア、豪州といった世界各国でシェアを獲得し、東証プライムにも上場する産業機械メーカー大手「クボタ」のグループ会社であることがクボタ建機ジャパンの強みであり、就職先として考えた際の安心感にもつながっている。

また、建設機械という入社するまで接点がない特殊な製品を販売することから、同社では研修に力を注いでいる。大阪の本社で2~3カ月程度行われる新人研修では、社内での座学によるプログラムに加えて、建設機械の製造工場での研修や、営業所での仕事体験も行い、実践的なスキルが養える。さらに、それだけで営業できる単純な製品ではないので、各拠点に配属されてからも半年程度は上司や先輩と一緒に取引先を回ることになるという。

丁寧な研修内容に加えて、個人ではなく拠点単位で営業目標が課せられること、新規開拓ではなく既存の取引先を相手にしたルート営業が中心であることも、新人にとっては心強いポイントだ。

「分からないことを、そのままにして不安な気持ちでいることがありません。新人を放置しておかない面倒見のいい会社です」と取材した若手社員が語る温かな社風も、クボタ建機ジャパンの魅力といえるだろう。

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本社での新人研修期間中には、工場で建設機械の現物を見ながらの研修も実施。座学による知識の詰め込みだけではなく、実践的なプログラムを交えて知識の定着を図っている。

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