最終更新日:2025/4/15

(株)上和電機

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 重電・産業用電気機器
  • 設備工事・設備設計
  • 金属製品
  • その他電子・電気関連
  • 受託開発

基本情報

本社
山形県

取材情報

事業について伝えたい

山形県置賜地域から全国へ。未来に向かって進化する、ものづくり企業「上和電機」

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3名の先輩たちが語る、上和電機の仕事と魅力

1988年の創立以来、山形県置賜地域に拠点を構えながら配電盤、制御盤、分電盤などの電気設備製造および販売、改修工事を幅広く手がける上和電機。県外にも意欲的に進出して事業領域を拡大しつづけている。

そこで今回、同社の推進力として活躍する先輩社員3名に、それぞれの仕事内容、やりがい、会社の魅力、今後の目標などについて話を伺った。

●布施 和樹さん(写真左)
本社 製造部/2015年入社/米沢市出身

●布施 萌々香(ももか)さん(写真右)
本社 積算部/2021年入社/茨城県出身

●小笠原 惠子さん(写真中)
本社 総務部/2020年入社/南陽市出身

取材メンバーの紹介

学生時代は居酒屋のホールでアルバイトをしていました。休日は早朝ウォーキングの後、家族(萌々香さんと娘さん)と買物やドライブを楽しんでいます。(布施 和樹さん)
野球部のマネージャーと飲食店のアルバイトに明け暮れた大学時代。休日は家族と過ごすほか、主人に娘を託してジムや水泳でリフレッシュしています。(布施 萌々香さん)
製造業や観光業の事務で培ったPCスキルを活かそうと思い入社しました。休日は家族とドライブに出かけたり、友人たちとショッピングを満喫しています。(小笠原 惠子さん)

若手社員が中心となって、誰もがより働きやすい環境を実現する活動を行っています

▼建物に欠かせない受配電盤などの電気設備を製造
学生時代に学んできた電気の知識やスキルを活かして働きたいと考えて上和電機に入社しました。選考時の社内見学で、社員の皆さんが和気あいあいとした雰囲気の中で仕事をしている様子を見て「自分もここで働きたいな」と思いましたね。そんな私も今では製造部組立課に所属。共に働く仲間たちの中心となって職場を盛り上げています。
当社が製造するのは、商業施設や公共施設、ビル、マンション、工場といった建物に必要不可欠な配電盤、制御盤、分電盤などの電気設備です。当然こうした設備はオーダーメイド製品のため筐体の設計から加工・組立に至るまですべて自社で行っているんですよ。

▼働き方改革推進委員会メンバーとして意欲的に活動
その中で組立課は、完成した筐体に器具や部品の組付け、配線を施して、最終的に製品として仕上げていく責任重大なポジション。でも、仲間と力を合わせて設備を組み上げた瞬間、これまで抱えていたプレッシャーや苦労は一気に吹き飛んでしまいますね。
また当社ではSDGsへの取り組みの一環として「働き方改革推進委員会」を発足。自分を含む部署が異なる若手社員12名がメンバーとなって、より働きやすい環境を整えていく活動を月一回のペースで行っています。例えば、1日の休憩時間を調整して年休日数を96日から117日に増やすことでワークライフバランスの向上を実現。他にも退職金制度の見直しや作業施設内に大型エアコンを導入するなど、社員自らが主導して働き方改革を意欲的に進めています。

▼互いの成長を喜び合う文化が息づく理想的な職場環境
当社の魅力は何といっても「人」。誰もが目的意識と当事者意識を持って仕事に打ち込んでいるので、自然とモチベーションが上がりますね。そして、互いの成長を喜び合う文化がしっかりと息づいているのも当社ならでは。『上和電機の「和」は人間同士の調和を表しているんだよ』といつも社長がお話くださるのですが、本当にその通りだよなと関心することしきりです。
今後は、一緒に頑張っている後輩社員たちはもちろん、これから入社される新人の方々に知識や技術を継承しながら共に成長を図ることで、上和電機の未来を描いていく推進力として活躍していきたいと思っています。
(布施 和樹さん/製造部)

仕事と家庭・子育てを両立しながら、能力を存分に発揮して活躍できる会社です

▼前提知識がゼロの状態からスタートした積算の仕事
「上和電機は、地元である山形県の置賜地域を大切にしながら全国に事業を展開していく」という社長の想いに共感。選考に進みました。製造業、とりわけ電機業界は女性が少ないと思い込んでいましたが、社内見学の際、多くの女性社員が活躍されていることを知り入社を決意したのです。
入社後、配属となったのが積算部です。積算とは、図面や仕様書を読み解いて設備製造に必要な費用を割り出し、見積を作成する仕事。私自身、まったく前提知識がない状態からのスタートでしたが、先輩方の指導やアドバイスをはじめ、製造部の方々からのフォローもあって着実に知識やスキルを積み上げることができました。

▼事業の根幹を自分が担っているという誇りと責任感
積算はお客さまと直接お会いしてやり取りする仕事ではないのですが、私が作成した見積が受注に結びつき、やがて製品としてカタチになった時は、何ものにも代えがたいやりがいを実感します。見えないところで事業の根幹を担っているんだという誇りと責任感を大切にしながら、よりいっそう頑張っていきたいです。
当社の特徴として教育に積極的であることが挙げられます。「リーダーシップ研修」や「コミュニケーション研修」など、社員のスキル向上や人としての成長を促すことを目的に行っているのですが、参加者全員が会議室に集まって講義を受けるので、部署の垣根を超えて親しく交流を図れるのも大きな魅力のひとつになっています。

▼後輩から慕われるような頼もしい先輩社員をめざして
冒頭で「女性が多く活躍している」と話しましたが、実際に結婚・出産後も継続して働かれている方ばかりです。実は私自身も結婚後、産休と育休を取得。仕事と家庭を両立しながら元気に働いているんですよ。例えば保育園から急に呼び出しがあった場合でも、周囲の方々が快く「いってらっしゃい!」と言ってくださるのでとても助かっていますし、安心して働くことができます。
これから当社では採用活動に力を入れていく方針です。そこで今後は、かつての自分がそうしたように、入社したばかりの後輩の皆さんからどんなことでも気軽に相談してもらえるような頼りがいのある先輩社員をめざしていきたいですね。
(布施 萌々香さん/積算部)

業務効率化のみならず、社員の意識改革に貢献する一括管理システムを担当しています

▼自社開発した一括管理システムの管理業務に従事
総務部で主に文書管理に携わっています。一般的に総務の仕事といえば、備品の発注や施設管理、経理、給与計算など、会社運営に欠かせないさまざまな業務を通じ、社員の皆さんが気持ちよく快適に働けるよう環境を整備していくものですが、私が担当しているのは、当社が独自に開発・運用している「一括管理システム」の文書管理業務です。
一括管理システムとは、業務メールや各種書類などの物件情報を一元管理。クラウド化されたページから社員が自由に閲覧できる仕組みのこと。もっと分かりやすくいえば、社員みんなで情報を共有して業務効率を飛躍的に向上させる社内システムのことなんですよ。

▼システム導入により社員の仕事に対する意識が向上
具体的に文書管理の仕事は、メールや業務関連の各種書類をPDFに変換。日付や物件ごとに振り分けて電子ファイルに保存していきます。こうした作業を通じ、営業担当とお客さまとのやり取りから物件の受注、納期といった一連の業務フローを俯瞰できることにやりがいを感じます。さらに、私の頑張り次第で情報伝達が速くなるので、これからもスピーディな作業を日々心がけていきたいですね。
一括管理システムは業務効率化が目的ですが、物件情報を社員全員で共有しているので、一人ひとりの仕事に対する主体的な姿勢と責任感が以前よりも増して強くなったように感じます。私が携わる仕事が意識改革の一端を担っているのだと思うと、何だか誇らしい気持ちになりますね。

▼モチベーションと生産性を高めるための福利厚生制度
当社は福利厚生の充実にも力を入れています。ユニークなものとしては、週に一度、マッサージ師さんが出張訪問して45分間じっくり施術を受けられる制度。ローテーション制ではありますが、社員の皆さんは自分の順番がくるのを心待ちにしている人気の制度です。また最近では、子育てや介護などでフルタイム勤務が難しくなった社員をサポートするために時短勤務制度も導入するなど、働きやすい環境づくりに積極的なのもうれしいですね。
今後は先ほども触れましたが、よりスピーディな作業を心がけながら、1日に100件近く発生する物件情報をひとつひとつミスなく確実に管理していくことを目標に努力を重ねていきたいと考えています。
(小笠原 惠子さん/総務部)

学生時代の今、ぜひ意識して取り組んでほしいこと

仕事に関する知識や技術的なものは、会社に入社後いくらでも習得することができます。もちろん、学校での学びも大切ですが、それ以前に人として誠実で素直なマインドをしっかり養っていただくことをお奨めします。このマインドを土台にしながら、勉強や趣味など、目の前の事柄に興味と意欲を持ってチャレンジする姿勢を身につけておくと、社会人になってからきっと役に立つと思いますよ。(布施 和樹さん)

アルバイトや地域活動などで社会人の方々と積極的に関わっていただきたいですね。言葉遣いをはじめ、人と接する際の基本的な礼儀や所作などを身につけることができると思いますよ。私自身も野球部のマネージャーや外食チェーン店でのアルバイトを通して、社会人の方々と関わり合いながら多くのことを学んできたので、入社後は自然と職場に溶け込むことができました。(布施 萌々香さん)

萌々香さんがおっしゃる通り、学生時代からアルバイトなどで社会人の方と関わることは勉強になると思いますね。たとえ失敗したとしても、社会人になってから「あの時こんなことがあったから、今度はこういう対応をしよう」という気づきにつながると思うので。私からのアドバイスとしては、コミュニケーションの基本である「笑顔で元気にあいさつ」を習慣にしていただくこと。ぜひ今日から実践してみてくださいね。(小笠原 惠子さん)

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休憩時間にコーヒーを楽しみながら談笑する皆さん。同社には、世代や部門、役職などの垣根を超えて気軽に集い語り合えるコミュニケーション文化がしっかりと根づいている。

マイナビ編集部から

上和電機。その社名には「技術や品質の向上」「社会や人との調和」というふたつの意味が込められている。また、前回取材にご対応いただいた村上秀樹社長からも『常に上を見据え、和の心を育み、人と人とをつなぎ、電気をつなげ、暮らしを豊かに結んでいく会社をめざす』という熱いメッセージを頂戴した。このことからも社名に刻まれた並々ならぬ想いは、どんなに時代が移り変わろうとも決して揺らぐものではないと理解できよう。

こうした普遍的な想いを携え、未来に向かって進化をつづける同社は、今回の取材でご紹介した小笠原さんが管理業務を担当する「一括管理システム」に加えて、瞬時に顧客からの製作指示を各工程に伝達し、一気に生産準備態勢を整える「一気通貫生産システム」を独自開発。東北経済産業局主催の「TOHOKU DX大賞2022」業務プロセス部門において優秀賞を獲得したこれらふたつのシステムを柱に事業を進めることで、業務効率化と収益拡大、さらには仕事に対する社員の意識向上という相乗効果を生み出している。

実際に取材を通して肌で感じられたのは、取材対象の皆さんはもちろんのこと、撮影時にご協力いただいた社員の方々が放つ笑顔の素晴らしさ。自身が当事者であるという強い意識を持って笑顔で取材や撮影に臨まれる様子から、高い人間力を備えたビジネスパーソンの姿を垣間見れたことがとても印象的だった。

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業務のデジタル化と人間力の向上をテーマに未来へと歩みを進める同社。スマートフォン対応のクラウド型ビジネスチャットツールを導入して事業と社員のさらなる成長を図る。

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