最終更新日:2025/4/18

(株)カーネルエレクトロニクス

  • 正社員

業種

  • ソフトウエア
  • 自動車・自動車部品
  • その他電子・電気関連

基本情報

本社
愛知県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

新体制のもと、"ハードウェアの専門集団だからできること"を追求していきます。

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チームでの活動が、個々のスキルアップをサポート!

2022年に分社化し、設立されたカーネルエレクトロニクス。車載ハードウェア開発のエキスパートとして、幅広い開発領域で貢献しています。

(左から)
★M.Yさん/電子事業部 リーダー/2023年入社
学生時代の専攻は電気電子。ハードとソフトの両方に興味があり、説明会で出会った社長や社員の人柄に惹かれて入社を決めた。前身の会社からの社歴は6年目。
★S.Tさん/電子事業部 マネージャー/2023年入社
前身の会社に2002年入社。現在はマネージャーとして管理業務全般を行っている。
★T.Tさん/電子事業部/2023年入社
群馬県出身。子どもの頃からクルマが好きで、学生時代に学んだ電気電子の知識を活かし、自動車業界に貢献したいと新卒で入社した。

仕事で大切にしていること

品質が第一。プロセスが決まっている中、やるべきことを確実にこなすことに加え、コストや納期なども順守する意識で仕事に取り組んできました。(S.Tさん)
お客様のソフトや検査、製造の部署など、私たちの仕事は多くの人と連携して進めていきます。問い合わせなどがあれば、早く回答するよう努めています。(M.Yさん)
私の工程の段階で不備が発生すると、後工程にも迷惑をかけることになります。不明点はしっかりと解決し、任されたことは確実にやり切るようにしています。(T.Tさん)

自社チームで完結するから、スキルに応じた工程を任せられます。

私が前身の会社に入った頃は、ハードとソフトの垣根がなく、どちらも任される環境でした。私の場合は、入社後の5年ほどはエアコンECUのソフト開発に携わり、その後、プロジェクトリーダーに。最初は4~5名のチームだったものが、10名前後となり、最終的には1つの課にまで成長させました。
そこから、会社の拡大に向けた目標を設定し、実現してきた結果、5年前からはマネージャー職についています。

現在、当社は大きくエアコン、エアバッグ、EPS(ハンドル操作の電動アシスト)の制御開発を請負っており、私は各プロジェクトの進捗状況の管理のほか、会社全体の目標設定と、月次や年次における達成度の確認等を任されています。
当社は、100%自社チームで完結する請負での仕事で、上流工程から下流工程まで一貫してお仕事をいただいています。それが可能なのは、お客様に信頼していただいているからこそ。自社チームのため、新卒を始めとする若手社員が気軽に相談ができますし、全ての工程を請負っているため、スキルに応じた工程へと上司や先輩が引き上げてくれる体制を作ることができています。
ハードウェアに携わる醍醐味は、完成までの経過がわかり、最終的に製品として世に出る点。
ECUの中身自体は、なかなか目にする機会はないものの、私たちが回路を組むことでできあがる基板は、自動車だけでなくパソコンやスマートフォンにも入っていて、エレクトロニクスの世界における重要性がわかるはずです。

エンジニアの時は、品質を上げるためにはどこにポイントを置いて開発をするのかを考えて計画立て、それを計画通りに進めていくことがやりがいでした。マネージャーの立場としては、そうしたことを楽しいと思う人材を育てていくことがやりがいです。
私が当社で長く勤めてきたのは、仕事の魅力に加え、社員思いの社風が気に入っているからです。資格取得のサポートがある、親睦会や同好会、懇親会など、社員同士が関われる場がある、ワークライフバランスに関する取り組みがある、社員の意見を聞き、取り入れてくれる環境があるなど、常に人を大切にしてくれる会社だからこそ、安心して勤められています。
この先は、更に上をめざしていきたいと思っていますが、どんな立場になっても、社員たちのことを知りたい、会社を良くしたいという思いは変わりません。(S.Tさん)

立場やスキルが向上するごとに、次への成長意欲が湧いてきます。

私は入社以来、エンジンECUの開発に携わっています。入社後の1年間は、試作から量産に移る際の図面作成に向けた指示出し、確認業務を中心に行い、そこで全体の流れを学んでいきました。
2年目には試作フェーズにおける簡単な回路設計を担当。その後、回路図をもとに、基板上の部品や配線を決めていくアートワーク設計を習得しました。新規性の高い案件に携わることができた上、お客様との直接のやり取りを経験し、これを機にスキル的にも人間的にも大きく成長できた気がしています。

現在もアクセルやブレーキ、排気ガス等の制御を行うエンジンECUに携わっており、リーダーとしてメンバーへの指示、成果物のチェック、お客様へのレビューなどを任されています。
私がエンジニアとしてこだわってきたのは、少しでも疑問に感じたことがあれば、“そもそも、この開発は必要なのか”など、原点に立ち戻って考えることです。そうすることで、“こちらの方が良いのでは”といった最適な方法を見つけることができます。

特に当社の場合、請負業務のため仕様検討から納品まで自社チームで完結します。そのため、リーダーは任された製品に対し、言われたことだけをしていては務まりません。ただその分、自分の考えを活かした製品がクルマに搭載される楽しみを味わうことができます!
クルマ好きの私にとっては、エンジンの仕組みが理解できるようになったのも、大きなメリット。エンジンは、海外需要も高く、また長い歴史がある製品のため、開発プロセスがしっかりしていて、高い技術力も必要になります。そのため、どのような製品にも対応できる力を身に付けられるのも、ありがたいと思っています。
今後の目標は、まずは後輩育成をしっかりと行うこと。現在、2名に指導をしていて、よく言っているのは「疑問はすべてなくしてから、次の工程へ進もう」「他部署への連絡のレスポンスを早くしよう」ということです。
また、自分の力で新たな領域の業務も獲得していきたいと思っています。(M.Yさん)

充実した研修制度や手厚いフォローがあり、安心して業務に取り組めます。

当社における人材へのフォローは、入社前から始まっています。内定後には先輩や同期との交流会や食事会があり、内定承諾後には回路の基礎の課題に取り組んでいきます。
入社後はマナーや回路の知識の研修が半年間ほどあり、基礎から学べるので文系出身でも安心。自動車の中に、回路がどのように使われているかを知ることもできます。
その後、私はエンジンECUのプロジェクトに配属となり、最初は図面の見方を学ぶことからスタートしました。入社前、ハードウェア開発の仕事には“実験室に閉じこもり、黙々と仕事をする”イメージを持っていたのですが、実際は開発に関わるさまざまなドキュメント整備などの業務もあり、覚えることもたくさん。学んだことをノートにまとめて、それを見返しては自分のものにしていきました。先輩たちもいつ質問しても嫌な顔せず答えてくれ、私が悩んだ顔をしていれば「調子はどう?」など声をかけてくれるので、とてもうれしかったです。

今は完成させた図面のレビューから始まり、お客様に確認をとりながら、最終的に品質管理部に納品するまでの一連の業務を任されています。また1年目にはECUの検査も経験させてもらいました。ただ、この時は操作を誤り、失敗してしまった経験があります。先輩のフォローを受け事なきを得ましたが、それを教訓に、手順に沿って1つ1つ確実に進めることの大切さを学びました。
今のプロジェクトは改良案件が多いものの、クルマ好きの私にとっては、これからクルマに搭載され、人の役に立つことができるモノづくりに携わっていること自体が、大きなやりがいです。
“こんなパーツを使っているんだ”など、一般の人では知ることのできない情報を得られる点も魅力です。

学びの機会も、とても豊富です。年に1度行われる「ハード実習」では、基礎知識の振り返りができます。また年次の近い先輩と一緒に、1年の目標を設定。月に1度の振り返りを行うとともに、2ヶ月に1度は教育担当への発表もします。
まだ1年目ということもあり、仕事で自分が主体で動くことはできないものの、目標を達成するためにPDCAサイクルを自身で進めていくことで、とても勉強になります。
今後、2年目に向けては、任された業務を後輩に教えられるレベルにすることが目標。将来的には上流工程から一貫して担当できるエンジニアをめざしています。(T.Tさん)

学生の方へメッセージ

当社は2022年設立の若い企業ではあるものの、前身の会社からの安定した基盤があり、人を育てるノウハウも豊富です。今後の事業拡大に向けて新卒採用も文理問わず、積極的に行っています。

理系で電気電子を学んだ方であれば、その知識を活かす場面は多くあります。また、文系の方にとっては、ハードや回路と聞くと難しく感じるかもしれませんが、私たちの会社では文系出身の先輩もたくさん活躍しています。学ぶこと、覚えることに抵抗がなければ、必ず手に職を付けることができます。
文系分野の学びや部活、アルバイトなどで培った、人と協調する資質など仕事に役立つ部分も多いと思っています。

開発の仕事といっても、決してパソコンに向かってばかりの日々ではありません。モノづくりである以上、打ち合わせなど人と接する機会も頻繁に出てきます。残りの学生生活を満喫するとともに、人とコミュニケーションを取る機会も持てると良いと思います。
(人事戦略室 採用グループ)

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ハードがなければ、ソフトも動かず、製品として成り立たない。そうしたモノづくりの醍醐味を存分に味わうことができる環境。身近な自動車関連の仕事である点も魅力だ。

マイナビ編集部から

前身の会社から培ってきた教育制度や、フォロー体制には絶対の自信を持つというカーネルエレクトロニクス。入社時の半年間に及ぶ新入社員研修を始め、自社でカリキュラムを組み、自社の社員が教育を行っている点が特徴だ。また200名ほどの収容能力を持つ刈谷TTC(テクニカルトレーニングセンター)、教育専門部門の存在、さらには田中さんの話に出てきたように「目標管理制度」などもあり、全社で若手を育てようとしている。まさに恵まれた環境だなと記者は感じた。

加えて人間関係の良さにも着目してほしい。今回の取材対象の方たちからも「コミュニケーションが活発で、休日に社員同士で遊びに行くことも。福利厚生を使って映画やレジャー施設など、さまざまな特典も受けられます(S.Tさん)」「上下も横も垣根無く、誰にでも気軽に相談できます。また有給なども取得しやすく、私は趣味のクルマいじりや旅行に使っています(M.Yさん)」「私は実家も大学も遠方で、新しい土地・環境でのスタートとなりましたが、職場に行けばやさしい仲間がいるおかげで、寂しさは感じません(T.Tさん)」とのこと。こうした環境だからこそ、定着率も高いのだろう。

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親睦会を始め、コロナ禍で中断していた社員旅行も再開予定。軽音楽やフットサル、野球、グルメなどの同好会活動も活発で、参加をすることで人脈を広げることもできる。

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